89 アウトブレイク〜WerewolfSyndrome〜
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─回想/5月8日夜 薬屋「三元道士」─
[揺れた彼の手>>66に訪れる痛みを予想しながらもその手を引く事も怯える事も無く。ただ覚悟していた痛みが杞憂に変わると共に手を包む震えた掌に目を細めて、それを支えに立ち上がり。
間近で落とされる意外な程弱々しい声に顔を上げれば、闇に慣れた瞳が彼の輪郭を捉える。半ば無意識にもう一方の手を彼の頬に伸ばせば指先に触れる雫に、少なからず驚いたように目を見開き。
立て続けに別れの言葉を切り出されれば、瞬間呼吸が止まる程の息苦しさを胸に覚えて]
……ッ、…、…待、って。
[空気に溺れたかのように呼吸を忘れる肺を叱咤して、どうにか吐き出した言葉はか細く。束の間強くなる力に、それが本当に最後なのだと悟れば、其れを拒むように固く握り締めて。
けれど、自分が篭めた力も、想いも、容易く振り払われて、もう一度捕まえようと伸ばした手が空を切る。滑るように夜の澱へと駆け出す姿を追おうにも身体はその場に縫い留められたように言う事を聞かず]
(4) 2013/08/04(Sun) 02時頃
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[彼の姿が夜に紛れて暫く。ヒュッと引き攣るような呼吸を、一つ]
――………置いてかない、で…
[随分昔から仕舞い込んでいた言葉に漸く気付いてみたところで、全てはきっと手遅れだろうと感覚が告げる。 それでも胸の痛みを吐き出すように、彼に届くように、何度も同じ言葉を繰り返す。
一向に軽くならない痛みに、言葉には次第に嗚咽が混じり、やがて意味を成さなくなる。
闇に落ちる店内、誰にも届かない箱の中。途方に暮れた子供のような泣き声だけが、響いていた]
(5) 2013/08/04(Sun) 02時頃
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―5月9日午前6時頃 役場前広場―
[一度直した化粧、違和感の残る目元を軽く指先で押さえながら着慣れた旗袍のまま静けさを保つ街路を歩く――気にする程の人の視線など、もう残ってはいないだろうから。
あまり気にも留めていなかった掲示板の一角、処刑者の告知に張られた見知った顔に、自分がまた置いていかれたのだという事実を突き付けられる。 眼の前が暗くなるような錯覚を覚えながら筆記台に向かい、持ってきた投票用紙にただ機械的に一人の名前を記す。
心は動かなかった。ただ、虚しさが募るばかり。
冷たく光を返す箱へと紙を飲み込ませると、そのまま踵を返しその場を立ち去った]
(31) 2013/08/05(Mon) 01時頃
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三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2013/08/05(Mon) 01時頃
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―5月9日午前8時過ぎ 薬屋「三元道士」―
[一度店に戻った後、洗濯をして綺麗に畳み直したスカートを袋に入れて再び店を出る。
習慣化している施錠をしようとして特に意味が無い事に気付くと取り出した鍵を仕舞い直し、そのまま店を離れた。誰かが訪れるなら、扉は誰であろうと受け入れるだろう]
(38) 2013/08/05(Mon) 02時半頃
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―5月9日午前9時 ミナカミ家―
[数日前に通った道を辿り、まだ真新しい記憶に残る家の前に辿り着けば軽く扉を叩く。
状況が状況なだけに、ほんの少しの警戒と共に扉を開けた老婦人に頭を下げる。以前訪れた時にほんの少し顔を合わせただけであったが、今と雰囲気が違うであろう自分を覚えていてくれたらしいナユタの祖母に表情を緩めて二、三会話を交わした後、持って来たスカートを入れた袋を手渡して]
――…とても、大事な物を貸して頂いて、有難う御座いました。 もう、大丈夫ですので……お返しします。
[もう一度深く頭を下げる。 一つ『枷』が無くなると、未だに重い胸が、ほんの僅かに軽くなるような錯覚を覚える。
用件を果たし別れの挨拶を述べて背中を向けた後、思い出したように再び婦人へ向き直り]
――…と、すいません、ナユタへ言伝を頼めますか? 「頼み事も、もう大丈夫。自分で片付ける」、と。
[それだけ告げれば、ゆっくりとした足取りで来た道を戻り始める。
空は何事も動じる事も無く、ただ暖かな日差しを落としていた]
(39) 2013/08/05(Mon) 02時半頃
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三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2013/08/05(Mon) 02時半頃
三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2013/08/05(Mon) 03時半頃
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―5月9日正午頃 薬屋「三元道士」―
[特に目的も見出せぬまま、本能に沿うように店へと戻る。 反射的に鍵を取り出そうとする自分の手を一度だけ握り直し、扉を押し開けた。
戻ってから二時間程、長椅子に寝そべり。特にする事も無くて天井の染みや作られたばかりの蜘蛛の巣を数えてみるが、直ぐに数え終わってしまった。
開けたままの扉は、誰の来訪も告げる事はない。一番見たい顔が自然と浮かびかけるが、どうしても彼の笑顔が思い描けなくて掌で顔を覆う。閉ざされた視界の中で、ぼんやりと泣き顔が見えた気がした]
………痛い。
[首を絞められていると錯覚する程の息苦しさと心臓を鷲掴む痛みに、言葉だけは冷静に傷みを訴える]
(42) 2013/08/05(Mon) 11時半頃
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[もっと簡単に割り切れるものだと思っていた。 全て忘れる為に訪れた地で、ただ二人の代わりとして彼を求めた。其処には彼自身に対する想いなど何も無かった筈で。
けれどどうだろう。今の自分は二人を置いて彼を想い、押し潰される衝動に喘いでいる。こんな状況になって気付く自分の鈍さに自然と口元は嘲笑うように、歪む。 ああ、自分はこんなにも――]
――……愛して、いたのか…
[言葉にして、初めてすとんと腑に落ちる。
彼の笑った顔が好ましかった。だから、ずっと彼が笑っていられるように彼の幸せを願った。彼を取り巻く世界が優しく在れば良いと、自然と人にも優しく出来た。彼が居るこの街が豊かになると思えば、仕事にも張り合いが出た。
自分の無意識にあっさりと理由が付いていく。知らず知らずのうちに喉を鳴らすように笑っていた。同時に、自分が既に手詰まりである事実に絶望感が滲む]
……君が居ないのに、私は、これからどうやって…生きていけばいい…?
[答える者の居ない問いは中空に解けて虚しさだけを残す。その現実を拒絶するように、考えを放棄するように、覆った手の下でひっそりと目を閉じた]
(43) 2013/08/05(Mon) 11時半頃
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―5月9日正午頃 薬局「三元道士」―
[投げ出した意識、まどろみにも似た無為な時間が少女の声>>44で破られる。つい最近聞いた声。けれどそれが昨日なのか一昨日なのか、酷く曖昧だった。 覆った手の隙間から覗き見れば、何処か戸惑うような少女の姿を視界に捉えて。緩慢な動作で半身を起こし、言葉の無い彼女に首を傾ける]
…こんにちは、クシャミ。……お買い物?
[常々の口上述べるだけの気力は無く、ただ促すように問う。何かをする気分でもないが、少しは気が紛れるだろうと。
彼女が請うならば、彼女が望む効果の薬を処方しただろう]
(45) 2013/08/05(Mon) 14時頃
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三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2013/08/05(Mon) 22時頃
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―5月9日正午頃 薬局「三元道士」―
[恩を返したいと言う彼女>>46にはただ律儀だね、と瞳を和ませた。ただの気まぐれじみた行為が彼女の心を救えたのなら喜ばしい事だとは思うが、それだけ。 寧ろ、限りの在る時間なのだから自分などに構わずもっと心を寄せる者へ時間を割けばいいのにとほんの少しばかり呆れもしてしまって。
続いた『幽霊』という荒唐無稽とも言える話には、表立って否定はしないもののやはり完全に信じる事も出来ず。ただ、話の真偽はさておき自分への厚意からの言葉というのは受け取れて、改めてどうするべきかと視線を伏せた。
その間、クシャミの視線が移ろっても>>60気付く事は出来ず]
(66) 2013/08/05(Mon) 23時頃
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………それじゃあ、伝言を一つだけ。伝えるだけで構わないから。 …感染は、いい。話すだけなら、今直ぐ毒でもあおった方が早そう。……冗談、だから。
[そう長くも無い間の後、まずはそれだけ告げて。つい漏らしてしまった本音を誤魔化すように添えて、また黙る。 死者への伝言。考えた事が無い訳では無いが、それは二人に対する話。 彼に伝えるべきこと、は……]
――……劉 炉飛(リュウ ルーフェイ)は、トレイル・トイの幸せを願う、と。
[随分久しい自分の名を口にする。頼めるだろうか、と改めて彼女の顔を見た]
(67) 2013/08/05(Mon) 23時頃
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………何か凄く恥ずかしいんだけど…
・w・)<奇遇だな、私もだ
……人生初の告白が死者相手で、しかもこんな少女に仲介を頼む…なんて…
・w・)<そだね。しかも確実に最初で最後だよね
……消えてなくなり、たい
(-39) 2013/08/05(Mon) 23時頃
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三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2013/08/05(Mon) 23時頃
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