219 The wonderful world -7days of SAIGAWARA
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[───「希望」など。 この”せかい”に不似合いな花詞を持つ紫華を 血濡れた掌に掲げて、───……。]
( きみを帰す事を、最善と信じて止まない。 けれども、臆、怖くもあるのだ。 戻った先の”せかい”はそれこそ、 災厄の女の持つ匣のようじゃあないのかと。 )
[ 花弁を捥いだ。 ]
(3) 2017/06/21(Wed) 07時半頃
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─ ─
(きみの遺したことばこそが、 孤独華が自ら折れることを許さない鎖枷でした。
独りで無くなる機会があったのだとしても それを不意にし続けた僕は、気づけなかったのです。 ──独りと呼ぶには満たされていた日々を、 戻らない虚構で振り返り続けちまったもんですから。 その枷を嫉ましく、妬ましく思い続けて───…。)
[ ───光ある処に、影が濃くなるように。 きみは、きみたちは、眩し過ぎたんだ。 ]*
(4) 2017/06/21(Wed) 07時半頃
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─ 6th Day / スクランブル交差点 ─
[──着信音に意識を揺り起こされるのも、 これで六度目。]
( …詰まる処は、後一日。 )
……停止した円、ってこたァ。 何か乗り物かなにか、なのかねえ。 0時ってのは ─── ……。
(浮かぶのは時計盤。連なるのは円。 円形の乗り物、──と、ひとつ浮かぶもんはあるが。 何処かで見た気はするが、何処でやら──と首を捻る。 脇腹はもう痛まない事に、ほんとうに便利な軀だ、と。 風刺するように笑っちまったのだった。)
(5) 2017/06/21(Wed) 07時半頃
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[───ふ、と浮かべた眼差しが東を見る。 西や南には碌に近づいてないものだから、 確かにあちらだった気がする、と、交差点を超えて。
から、と下駄を鳴らす。 すれ違うひとびとの瞳鴉が>>#3──、 青い光に満たされていたように思えて ふい、と振り返る。]
(「幸福への導き手となりて、 すばらしきせかいへ誘い賜え」 「数え切れないこの世の歪みを正すために、 蒼き光の救済を」)
……? 何だ、今の。
(6) 2017/06/21(Wed) 07時半頃
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[はた、と。 握られた手に青いものが見えた気がした。 その虹彩のいろといい、手のそれと言い。 此処一週間近くで大分見慣れたバッジを思い出す、が。]
( ……まッさか、なァ? )
[杞憂だろう、と、鴉羽色の髪を撫でた。 その裏で、唱えられる呪いことばのようなそれの 気味悪さに、一抹の毒を零した。]
……何がなんだかわからねえが。 幸福なんてものは誰も、 導いちゃくれねえんじゃねえかね。
(神も、”死神”も。──そもそも歪みのない、 正しい世界なんてのは何ぞや、と思う訳で──。)
(7) 2017/06/21(Wed) 07時半頃
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[ 何うせ、誰の耳にも止まらないような呟きだ。 ───直きに、雑踏に紛れてゆくだけの。 ]*
(8) 2017/06/21(Wed) 07時半頃
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メモすり合わせや募集は本来したくねえんだが、 一応声かけた方がわかりいいのかなあ、とかでな
(-3) 2017/06/21(Wed) 08時頃
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陣、ひとつくらいはこわしたいなー
(-22) 2017/06/21(Wed) 19時頃
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─ → 東エリア ─
[中央から東へ。 その境界を踏み越えようとして、 からら、と音を立てた時であった。
>>#4────熊の唸りめいたものが聞こえた。 ふ、ッと混凝土に差す、影のようなものを見上げる。 何時かに追いかけて黒い熊に似ていたが、 佇まいは寧ろ、──…。] ( ……昨日のカエルのような。 ) …… ッと、 …こりゃあ。
[「拙いかねえ」と苦笑いをして、 地面に叩きつけられる腕の隙間を間一髪で抜ける。 その儘、向き直り拍子に閉じた扇を縦に振れば、 五の太刀が四肢と頭を射ぬかん、としたが──。]
(9) 2017/06/21(Wed) 19時頃
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[叶ったのは、その巨躯の手を地に繋ぐだけ。 さして深手を追ったふうでも無さそうな熊に、 袂を翻して、駆けるのは目的地の方角。]
(『グルル…』と凶暴に睨み据える瞳硝子も、 虚ろを増したこころってやつには 不思議と響かなくて、───……。
……臆、緊張感の欠けようと、 それでも手放せない命の矛盾に 何方が”ほんとう”なのか分からなくなる。 何方も”ほんとう”か、何方も”にせもの”か。 ……それすらも、分かんねえが。)
─── まともに取り合わねえほうがいいな。
[それでも、ちょいとでも足止めは出来たもんだから。 から、と返した足は殊更、東へと急ぐように歩を重ねた。]
(10) 2017/06/21(Wed) 19時頃
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[ よくよくと街を見渡せば、 闊歩する黒獣のすがたが昨日よりも 増えているような気がした。
───すがたも、種類も。 ]
(>>316 然ういや、バーサーカーみてえなの、と。 あの子が言ってたが、…死神も攻撃するってのは…。)
[「…何う言う事かね」と、口郭に手を添え、考える。 ふッ、と浮かぶのは、死を齎す立場である死神も亦。 参加者と同じように消える事もあるのだろうか、 なんて軌道に外れた事だったのだが───…。]
( 何うであれ、制御の外れたものは。 過ぎたる力でしかないだろう。ひとだろうと、 ──神のたぐいだろうと、なんだろうと。 )
(11) 2017/06/21(Wed) 19時半頃
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……態態、そんな危険を犯して ふつうそんなもん呼ぶのかね…?
( ……や、そもそも此奴らが。 何処から来てんのかは分からんが──。 何度かけしかけられもすれば、 死神が呼んでいるものだとも思うもんで。 )
[ 嗚呼、でも。 「ふつうじゃなさそうだよなァ…、」と。 かし、と髪を乱して─── ……。 ]
……まァ、でも、さ。 あと1日凌れりゃあ、……。
(12) 2017/06/21(Wed) 19時半頃
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(然うと青の深まる雑踏に零して、思う。 生き残ったとして、万が一、生き返れたとして。 ”僕”は─── …と。)
……、 絶対に、生き返らねえといけねえのかな。
[未来は黒箱に包まれた儘。 開ける迄は分からない災厄の匣に、 何処かで、とても触れたくないと思って仕舞うのだ。]
[視界の端で亦、雑音が跳ねた。 近くに見えるショッピング・モールの観覧車の影から 遠回るように、別の路地に下駄の音を転がして、──。
───……気がつけば、 (男が其処まで来たのは初めてであったが、) ”外”との境界線近く。]
(15) 2017/06/21(Wed) 20時頃
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(何方かと言えば、 落ち着いている印象のある東でも 取り分け静謐を携えている路地の奥。
雑音になるだけ出会わないように、 なんて意図はあったとは言え、裏でぼんやりと。 考え事をしちまっていた所為で、 こんなところ迄来ちまったのだろうか──と。
───思った、のだが。)
[道場や稽古場のある路地が近くにあるからこそ、 見慣れていた風景が、今日はやけにと騒がしい気がした。 けれども、それはひとの所為では無く、 けものたち、──黒いけものたちの所為。
微かな光が過ぎったかと思うと、 見回したせかいに一匹、黒が増えて───…。>>#4]
(16) 2017/06/21(Wed) 20時頃
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( ……増えた、ァ? )
………や、まさか、なァ。
[錯覚かと思いやしたが、 紛う事も無く駆けて行った黒い狼が一匹。
見つからんように、 側の家の壁に背を張り付かせたのは一寸。 狼のすがたが見えなくなってから、から、と、 急ぐように下駄の音を転がしたの為ら、 >>#4なにかを隠すように引ッ被せられた布地がある。
一瞬の逡巡のあと、 それを剥がせば、何処か─── 魔法陣めいたシンボルがあった。]
(18) 2017/06/21(Wed) 20時半頃
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……今。 確かにこの辺から出て来たよなあ…?
[ゲームだとかそんなものには疎い男でも、 悪魔や魔物、果てはあやかしや化生が召喚される 六芒星や五芒星、媒介なんてものは、知っていた。
だから、 剥がすのに逡巡したのと同じ時間だけ。 顎元を撫ぜるように手を当てて、屈むようにして──。
(それでも勝手に如何にかするのはどうなんだ? ……ってのは、あったんだが──。)
亦、ばち、と光を発しかけたものだから、 見開いた目で慌てて、手にした儘の扇子で 咄嗟に──陣の描かれた板に とん、と叩いた。]
(19) 2017/06/21(Wed) 20時半頃
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( 甲高い音を立てて、劔の華が咲く。 破られた金属板は発光を止めて、
───深、と。 )
…お、 おお……?
[ 是で良いのかは分からなかったが、 先刻の狼が出て来たのもまたひかりからだった ───ような気がするからこそ。
「……良かった、って事にしておこうかね。」
ぼやき一つを落として、 壊した精製陣を置き去りにして ───路を、来た道のほうへと戻ろうとした。 ]*
(20) 2017/06/21(Wed) 20時半頃
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── ──
「 ひとりであれば、自由が利きますから。 」
[>>25 其れを問われたのは、何時の事だったか。 自分よりふた回り以上も年下であるのに、 節度を弁えているのだろう。
滅多に踏み込まれない、 内側の部分を問われた数少ない時であった。 不思議そうに瞠った瞳は次の瞬間には弛んで、 ───はぐらかしていた。]
(35) 2017/06/21(Wed) 22時頃
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(寂しかった。 淋しかったけれど、 誰にも言えやしないだろう? ”もう、誰も居ない”んだから。)
[知らず知らずと伸ばされた鎖枷を、 別の絆糸なのだ、と気づいて掴む事も出来ない僕は、 妄執に曇り続けるのは 愚かだ、 と言う事に 気づけすらせずに、抱え落ちた。]*
(36) 2017/06/21(Wed) 22時頃
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/*
境界ってどっちの境界だろう?となってたんだが すごい誤解してたら申し訳なげ
(-36) 2017/06/21(Wed) 22時半頃
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─ 東エリア / 呉商堂書店付近 ─
[───其れでも。 路の片隅から時折顕れる黒い雑音達が見えるたび、 違う径を辿るように歩いていたものだから。
本来の目的地であったドゥームプラザからは 自然、外れて───…。]
『”0時の位置”を如何見るか、 ってのは、未だ分からねえが…。 僕のほうも天の輪は此処じゃねえか、と 思うところはあるな。
───今は、 』
(53) 2017/06/21(Wed) 22時半頃
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[かれの声が聞こえた意識下。>>43]
(昨日の疚しさが打って変わって、 明瞭に居場所を吐き出そうと視線を巡らせりゃあ 見えるのは 『呉商堂書店』 の文字。)
『東、だな。呉商堂書店が見える処だが、 ……きみが来てくれるってんなら、 そこで落ち合おうか。』
[遠回しのところを悟ると、 人目も無いのに頷くのは例に因って癖のようなもの。 からら、と返事を待たずに下駄を転がした先で >>@16見覚えのある金色が居たものだから、 はた、───と足を止めた。]
(55) 2017/06/21(Wed) 22時半頃
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『──臆。 それと、東のほうにあったんだが…。 変な魔法陣みてえなやつから、 あの黒いけものは出てる……のかもしれんな。 壊しはしたが、他にもあるか迄は分からんが。』
[>>@16 緩い笑みのむこうがわに”あったもの”を知らぬ儘、 彼に話しかけようとする前に、かれに然う、と。 見た儘を付け加えてから、
「 やあ、 」
藤色の袂を振るって、数日振りの死神に手を振った。]
(59) 2017/06/21(Wed) 23時頃
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─── 三ヶ峯君。 此処に立ってるってこたァ、 今日もサブミッションか何かかい?
(臆、斯くも死神に襲われた経験が少ないのは 以前の通りから変わらず。 だから、気さくな笑みを貼り付けて、 然う問いかけ調子で───ゆる、と首を傾げた。)*
(62) 2017/06/21(Wed) 23時頃
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/*
気圧にやられててぬあーってかんじ いきる
(-45) 2017/06/21(Wed) 23時頃
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/* >爆弾低気圧のせいだべ!
>>それな!<<
(-53) 2017/06/21(Wed) 23時半頃
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/*
いきなり妙なことをしていてごめんね!!!!!!!!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwする
(-54) 2017/06/21(Wed) 23時半頃
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/*
竜胆って「寂しい愛情」とか 日の出てる間だけ咲くとかあるのか!なるほど?
(-57) 2017/06/22(Thu) 00時頃
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/* めもの (・ω・)ノやあ がかわいい・・・・なごむ・・・・
(-59) 2017/06/22(Thu) 00時頃
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/*
あーーー、柘榴かと思ったんだが 椿のwikiみてたら榴はここからか となるほど
(-60) 2017/06/22(Thu) 00時頃
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