154 【R18】さよなら、ばいばい、またあした
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― 回想:間の世界・1年2組教室付近 ―
[早瀬と共に>>41鷹谷と向かい合った>>42後は、 大人しく二人の話に耳を傾けていた。
二人しか知らないやり取りには、 少し落ち着かなさそうに視線が揺れるが、 結局口を挟まずにただ何かの代わりみたいに 自分の右腕を左手で掴んで。
鷹谷の考えを伺う早瀬>>44に対しての 鷹谷の返答は、彼らしい優しいものだった>>46。]
(11) shiraha 2015/04/10(Fri) 00時頃
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………そう、だね。
(12) shiraha 2015/04/10(Fri) 00時頃
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[きっと彼は――成田は、病室の彼のままだから。 一つ、頷いて。
そして、二人と共に教室へと入った。
成田を 待つ為に。*]
(13) shiraha 2015/04/10(Fri) 00時頃
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/* 日替わり前回想間に合わないと思って 現状に追いつこうとしたけど 間に合わなかったよ……
皆、お疲れ様。 墓下楽しみ。 の、前に回想回収したい。
(-2) shiraha 2015/04/10(Fri) 00時頃
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/* >>-1 あらららら……お大事にね…?(なでもふ
(-4) shiraha 2015/04/10(Fri) 00時頃
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/* 墓下設定はやっぱり想像通りだったかな。 楽しそうだった……!!!
(-5) shiraha 2015/04/10(Fri) 00時頃
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/* 回想する前に寝落ちt
やなこまは、やなこまです。 で挨拶を終えたいと割と毎回思うほど 挨拶を考えるのが苦手です。
でも何か半数以上が知り合いっぽいので サボりたい気持ちもあtt
(-22) shiraha 2015/04/10(Fri) 08時頃
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/* あ。RP村はshiraha、ガチ村はkomayanagi にID変えようかなとか思ってる人です。 やなこまで参加してたりもします(ごちゃ
ガチ村参加しなさ過ぎてアレなので また参加したいなーと思いつつ ついRP村に入り浸ってしまってます。
でもそろそろ村入り自重しないと 体調管理がヤバイ気もしつつ
などと供述しており――
(-23) shiraha 2015/04/10(Fri) 08時頃
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/* 今回は 「わーい!久しぶりのろみこ村だー!!ヒャッハー!!!」 とか言いながら動いてたので 何か縁故、ヘイト祭りで暴れてました(当社比)が、 普段はただのゆるふわ様子見陣営なので、 他所で見てもいじめないでくださいまし(ぷるぷる
ざっくり挨拶。帰ったら僕、回想合流するんだ……**
(-24) shiraha 2015/04/10(Fri) 08時頃
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/* 斜め読みぃ。
そもそも村として話し合いの場を設ける程の問題があるとは 私は認識していません。 ですが、何か村として話し合うべきと思うことがあるなら 時間を取るのも良いかと思います。
ただ、個人の嗜好やただの愚痴になるようでしたら 止めた方がいいのではないでしょうか。
村として場を設けるならば、 多数の人間の時間を拘束するなら、 それ相応の意義を、価値を、話し合いの中から 感じるべきだと私が思うからです。
(-32) shiraha 2015/04/10(Fri) 16時半頃
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/* まあ、私が問題点、改善点を見付けてないだけかも知れません。
よくわかんないですが、 喧嘩するなら仲良く喧嘩してね、 割り切れない、互いにわかり会えないなら 無理に話さなくてもいいじゃない みんな大人なんだから ってことです。
と、偉そうに大人アピールして離脱です。にゃすにゃす。**
(-33) shiraha 2015/04/10(Fri) 16時半頃
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― 回想:間の世界・廊下→1年3組教室前 ―
[右手に手を重ねられ、優しく、 まるで愛おしむように撫でる手>>5:38に 「大丈夫」と言われたような気がして、 少しその手から力を抜いて。
照れ混じりに流す言葉、そして言い訳のような 何処か決まり悪そうな言葉が続く。
それにはつい、破顔して。]
それに罰が必要なら、僕も また罰を受けなきゃいけないのかな?
[距離を開けられたら、詰めればよかったのだ。 今のように。 それを、聞き分けが良い振りをして受け入れたのは 自ら部品を捨てるような行為だったのだろう。]
(39) shiraha 2015/04/10(Fri) 21時半頃
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[落ちた螺子、ずれた歯車が自分という存在を狂わせ、 全てを取り返しがつかないものにしようとしていた。
その部品を拾って、 自分の手の中に戻してくれた彼が
とても――――――――愛おしくて。]
(40) shiraha 2015/04/10(Fri) 21時半頃
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[ほんの少しの間漂った、 むず痒いような面映ゆいような空気に 笑う彼に、つられたように 笑う。
昔とはまた少し 違う気持ち。 それが良い物かどうかなんてまだ分からない。
けれどもう、 離れたくない。 そう 強く思って、 彼がもう、自分を忘れたりしないように 指先で彼の胸を押す。
心に痕を、残すみたいに。]
(41) shiraha 2015/04/10(Fri) 21時半頃
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[「君が人を殺せるわけがないか」>>5:39と 自分を評した彼には、ただ黙す。
本当は、きっと今でも『出来る』んだろう。 やらなかったのは、やらないのは、 ただ 『理由』がなかっただけで。
――――ただ。
どうでも良かった自分の命すら、今は惜しい。 死によって、今、目の前の彼が、 彼から貰った何かが損なわれてしまうのは とても悲しいと、思うから。]
(42) shiraha 2015/04/10(Fri) 21時半頃
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[そんな思いで、悩む彼の様子を眺めていた。 そんな想いで、彼の提案>>5:40に言葉なく頷いた。
歩き出す前に、ナイフを拾い上げた彼が 無人の教室の隅へ向けてそれを放る。 決意を表すみたいに。
ナイフの代わりに、胸の代わりに、 右手は彼の袖の裾を掴みたがって伸びる。
置いてかないでと、言葉の代わりに。
それも、視界に鷹谷の姿>>5:37が見えるまでの事。 そっと、気付かれないように指を離した。
そして、二人で鷹谷と向かい合い>>11――*]
(43) shiraha 2015/04/10(Fri) 21時半頃
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/* 僕も便乗なでなでするー
(-67) shiraha 2015/04/11(Sat) 17時半頃
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/* 僕、嘲いの表情で眺めてればいいのかな?(首傾げ
(-85) shiraha 2015/04/11(Sat) 19時頃
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― 回想:間の世界→桜の世界 ―
[自分の席に座る鷹谷>>5:51の後頭部を眺めた後、 早瀬を目で追った。
教室の一番後ろへ向かう様子>>14に 少し迷った後 自分も続いて左隣に並ぶ。
手を少し動かせば、直ぐに腕を掴める距離感。 言葉無く、静かに黒板を見ていた。]
(83) shiraha 2015/04/11(Sat) 19時頃
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[ ――その視界を、 淡い夜色と薄桃色の色彩が奪う>>0。]
(84) shiraha 2015/04/11(Sat) 19時頃
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[驚きで揺れた右手に、早瀬の袖口が掠める。 隣に居る存在に僅か安堵の息を漏らして 辺りを見渡せば、鷹谷の他にも 消えた筈の五人の姿、
そして 桜の樹に寄り添う成田の姿が 在った。
告げられるのは「ゲームの終わり」と、 そのゲームに自分と早瀬、鷹谷が勝ったという事。
乾いた拍手の音が、虚しく響いた。
「見覚えがあるかもしれない」という桜の樹。 それに目を凝らす。
脳裏を過ぎるのは白い病室の窓。]
(85) shiraha 2015/04/11(Sat) 19時頃
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[病室を訪れた時、扉を開けて瞳が捉える光景。
窓の外へ顔を向ける 成田の後ろ頭。 硝子越しに見える、 数枚の枯葉を残す 見事な桜の老木。
彼がどんな顔で――どんな想いで―― その樹を眺めていたのか。
此方に向けられる感情の薄い顔では 分からなかったけれど。
多分きっと、 始めに見た時>>0のように 愛おしむような目を向けていたんだろう。
そんな想像が 過ぎる。]
(86) shiraha 2015/04/11(Sat) 19時頃
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[記憶の水底から浮かび上がり 顔を出した先にあったのは、 様々な感情を綯い交ぜにした笑みだった>>3。
消えた者達に向けられた尖る言葉>>4。 そして、柔らかい伸びたばかりの 枝先みたいな言葉が 自分を、早瀬を引っ掻く>>6。 それに対する早瀬の苦言じみた小さな声>>15。
思わず、少し笑って。]
……ごめんね?
[話し続ける成田に向けるようで、独り言めいた音。
確かに自分よりも「可哀想」な彼は好きではなかった。 ぼんやりとしか此方を見ない瞳も、そう。]
(87) shiraha 2015/04/11(Sat) 19時頃
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[――――けれど。]
………あの病室の時間は、 そんなに嫌いじゃなかったよ。
[視界を埋め尽くすような桜吹雪>>9の中、呟く。
でも もう、一緒にいたい人を見つけたから。 だから。
……さよなら、 ばいばい。 また、どこかで。
そして 溺れそうな花弁の洪水の中、 右手を “彼” に伸ばして―――*]
(88) shiraha 2015/04/11(Sat) 19時頃
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― 201X年3月22日・17:00・白鵬高校図書室 ―
『――― みやく 、 ――― がみやくん、 ―――――――――加賀宮君?』
(92) shiraha 2015/04/11(Sat) 21時頃
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[ゆるり、水面に浮かび上がる感覚。 いつの間にか閉じていた目を開くと、 目の前には少し気遣わしげに覗き込んでくる顔。
確か、同じ学年の図書委員の子。
眼鏡越しに此方を見る瞳に心配という感情を 乗せて、口を開く。]
『声掛けても返事がなかったから。 疲れちゃったかな? 僕、先輩とか先生に言ってこようか?』
[椅子の背凭れに身体を預け直しながら 大丈夫だと伝えた後に薄く笑う。
手は図書室の返却机の上、 返却された『銀河鉄道の夜』の上へ乗っかっていた。]
(93) shiraha 2015/04/11(Sat) 21時頃
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『ごめんね、もうちょっとで閉まるから。』
[図書室の終了時間は十七時半。 時計を見てそれを確認し、声を掛けた図書委員の彼は まだ忙しそうな委員達の元へと戻っていった。
独りになって、 ようやく自らに向き直れるようになって。
初めからひとつひとつ、なぞるように思い出していく。
ナイフの重さ 律する事の出来なかった感情 血の臭い 泣き腫らした目元のひりつく熱さ
――――濡れた感触と温かさ。]
(94) shiraha 2015/04/11(Sat) 21時頃
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[かっと、頬が熱を持ったのが感覚で分かった。 耳まで熱くて、部屋の温度が上がったような錯覚を覚える。
運良く周りには誰もいなくて、 そんな不審な自分の様子を誰かの目に晒す不幸は 訪れずに済んだ。
……けれど、そんな時に唐突に震え出す携帯>>19に 思わず身体を跳ねさせて数冊重ねていた本を 手で崩してしまい、自分で人目を寄せる結果になって。
半ば涙目になりながら何でもないと、 ぶんぶんと首を振って本を積み直す。]
(95) shiraha 2015/04/11(Sat) 21時頃
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[メールに対して八つ当たり染みた怒りを持ちながら 画面を操作して、
差出人の名を見た瞬間 返却机の上に沈んだ。
数分程の葛藤の末に恐る恐る文面>>18を見て、
『責任』の文字に 積み上げた本が再び崩れた。
周囲の視線を感じながらも まともに其方を見れぬまま慌てて本を積み直して、思う。
――嗚呼、走って逃げ出してしまいたい。
片脚の不便を此れ程憎んだ事はなかった。]
(96) shiraha 2015/04/11(Sat) 21時頃
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[どうにかこうにか落ち着いて。 何だか窺うような視線で此方を見ながら本を 差し出してくる生徒に努めて平常心で応対して。
辺りが静かになった頃に、 ようやく画面に指を滑らせる。
二年ぶりに出す返信に、 手は強張って何度か文字を打ち間違えて。 直し直し、文章を綴っていく。]
(97) shiraha 2015/04/11(Sat) 21時頃
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