250 ─ 大病院の手紙村 ─
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
/* 畏れ多い顔(・x・)
(-2) 2018/09/27(Thu) 00時頃
|
|
[今日はおばーちゃんはおやすみ。 でも、私はもう、その理由を知っていた。
いつもより早くお店に来て。 準備が終わった開店前。 私はカウンターに座ってため息をつく。]
……どうしようかなぁ。
[昨日、おばーちゃんとゆっくり話をした。 ケーキの練習と聞いて、遠慮したのか 父親も母親もいなかったのをいいことに。 『そろそろ言わなきゃと思ってたの』 と、おばーちゃんは、全部話してくれた。]
(5) 2018/09/27(Thu) 08時頃
|
|
[…結論から言うと。 全部、私の予想通りだった。
おばーちゃんの病気は、治らないということ。 検査入院とかもこの先あるということ。 近い将来。お店を私に任せて おばーちゃんは引退するつもりということ。 その時は、代わりの店員さんを 探して欲しいということ。
わかっていたことだった。 でも、一気に先が真っ暗になった気がして 話を聞いた後の私は、すぐには何も言えなかった。]
(6) 2018/09/27(Thu) 08時半頃
|
|
『風香なら大丈夫よ。 あなたの笑顔がお客さんを笑顔にしてるの 私はよく知っているわ。』
[優しく微笑みケーキを一口。紅茶を飲んで。 紅茶によく合うケーキだと褒めてくれた。
けれど。ずっと、祖母とやって来たお店だ。 いなくなることを考えると寂しいし、 まだミスも多いわたしには自信もない。 私は、今はとても笑うことなどできなくて。 カップを両手で持って俯いてしまっていた。]
(7) 2018/09/27(Thu) 08時半頃
|
|
[そんな私を見て、おばーちゃんは言ったのだ。]
『なにも、すぐって話じゃないのよ。 風香が安心できるように…………
…………そうだわ!』
[ぱん、と。皺々の手を叩いて。]
『これから少しずつ、"テスト"をしましょ。』
[おばーちゃんだって、寂しいだろうに。 なんだか嬉しそうな笑顔を見て、 私はそこまでの沈んだ気持ちを すっかり吹き飛ばされてしまったんだ。]
(8) 2018/09/27(Thu) 08時半頃
|
|
[そうして、寝る前は。 昨日受け取った手紙を布団の中で見ていた。 私の作ったケーキを"店長として"見てくれる。 それはとても嬉しいけれど、緊張もあって。
でも…元々あまり無かった自信が、 最近になってついてきたのも事実だった。
店を利用してくれているお客さんの手紙。 手紙が届く魔法のような出来事は、 未だに、原理はわからないけれど。 不思議で奇跡のような日々をくれた リ・ジアン様に私はありがとうと言いたい気持ち。 最近のお店のケーキは全部私が焼いてるから 褒められれば、自信にもなるというものだ。]
(9) 2018/09/27(Thu) 08時半頃
|
|
[最後に書かれた利用客さんのお名前を 指先でなぞって、ふふ、と笑った。 どのお客さんが加賀さんなのかはわからない。 でも、それはわからなくてもいいんだ。 またきてくれるなら、美味しい蜂蜜の紅茶を味わってもらえますように。
……結局。明後日の閉店後と言われた、 おばーちゃんからのテストに出すための ケーキの案はなにも思い浮かばないまま。 昨日は、そのまま眠りについたのだった。]
(10) 2018/09/27(Thu) 08時半頃
|
|
[今日のケーキは洋ナシのタルトに、 スタンダードなチョコレートケーキ。 これから追加で焼きはするけれど、 最初からおばーちゃんがいないこともあって 準備の数は少なめだ。
お返事を仕舞いに引き出しを開けようとして、 最初のお客さんが店前に見えて、背筋を伸ばした。]
(11) 2018/09/27(Thu) 08時半頃
|
|
いらっしゃいませ!
[私の悩みも、お返事も、今は後回し。 可愛らしい男の子と母親の二人に 背をかがめて、ケーキを説明する。
おばーちゃんに出すケーキも考えなきゃだけど 今は、お店のお客さんに、 良い時を過ごしてもらうことが大切。 ───今日の喫茶店も、開店だ。]
(12) 2018/09/27(Thu) 08時半頃
|
|
[加賀さんへ宛てた手紙は、前と同じ薄黄色の封筒。 でも、中に入っている紙は黒猫ではなかった。 黄色い無地の紙に、定規とペンで線を引き、 両脇に蜜蜂や蜂蜜、花などのイラストを散りばめた 全て手書きの、お手製の便箋だった。]
(-28) 2018/09/27(Thu) 22時半頃
|
|
加賀 様 こちらこそ、ご丁寧にありがとうございます。 またいらしていただけて、嬉しいです。 ……はい。こんな風にお客様とお話しできるなんて リ・ジアン様の不思議のお陰なんでしょうね。 ケーキを完食して頂けたこと、本当に嬉しいです。 どのお客さんかなと思い返してみても お連れ様のいるお客様は多いもので。 加賀さんとお連れ様がどの方かはわかりませんが きっと、お店で、緩やかな時を過ごせたのだと そんな想像をするだけで、胸が温まる気持ちです。
(-29) 2018/09/27(Thu) 22時半頃
|
|
実は、お手紙に使用している封筒と便箋は リ・ジアン様の噂が出てきた頃に 気まぐれで、文房具屋で買ったものなんです。 本当は、便箋も、はちみつ色の封筒に合わせて 蜜蜂の可愛い便箋を買おうと思っていたのですが。 残念ながら、そういう便箋は置いてなかったので 目についた黒猫の便箋を買った次第です。 蜜蜂の絵を便箋に書いていたのも、 そのあたりの誤魔化しもありました。 ……指摘されたのは加賀さんが初めてです。 ちょっと悔しい気持ちを、便箋に込めました。
(-30) 2018/09/27(Thu) 22時半頃
|
|
店には甘い蜂蜜、優しい味の蜂蜜、 いろんな蜂蜜入りの紅茶がありますので、 甘いのが得意でないお客さんにも、 美味しいと思ってもらえればと思っています。
もし、もうお飲みになった後でしたら。 お連れさんも、加賀さんも。 蜂蜜と紅茶の美味しさを、 少しでも感じて貰えたことを願います。 珈琲も美味しいですが、たまには紅茶もいいものですよ。 蜜蜂店員 九 風香
(-31) 2018/09/27(Thu) 23時頃
|
|
[薄黄色の封筒に入っていたのは黒猫の便箋。 便箋は前と同じ綺麗な三つ折りで入れられていたが 封筒には小さく、苺のケーキの絵が描かれていた。]
(-42) 2018/09/27(Thu) 23時半頃
|
|
お医者様へ
きっと、私の手紙はお医者様に届いたのでしょう お返事を受け取って、そう思いました。 店にお医者様のお手紙が残されていたのは、 片づけをしていた祖母が見つけてくれました。 苺がとても美味しそうだったので、 私からは、苺のケーキを描いて送ります。 ご丁寧なお返事、ありがとうございました。 私は、今まで、わかりきっていることから 逃げたかっただけだったのかもしれません。 祖母だって、私だって、いつかは死にます。 そのぐらいわかっているはずなのに、 祖母が私より先に旅立ってしまうことから いつか、喫茶店から祖母の姿が消えてしまうことから ずっと、目を背けていました。
(-43) 2018/09/27(Thu) 23時半頃
|
|
一番、見なきゃいけないことを見ていないのに 何も知らないまま、悩みを抱えたまま、 私が祖母にできることが知りたい、だなんて。 それは、無理というものですよね。 お医者様のお話を重く受け止めたあと、 お客様が唐突に来なくなってしまったとき、 そして、その理由に察しがついてしまったとき。 いつも考えることを、思い出しました。 『私は、あのお客さんが亡くなるまでの記憶に ひとつでも、美味しい思い出を、優しい時間を 増やしてあげることができただろうか』……と。 お客さんに喫茶店で美味しいものを食べて 思い思いの時間を過ごしてもらうこと。 それが、喫茶店で働く私の仕事です。 私の仕事は、今まで祖母と共に在りましたが もし祖母が居なくなっても、 喫茶店は続けていきたいと思っています。
(-44) 2018/09/27(Thu) 23時半頃
|
|
お手紙を頂いたあと、祖母と話をしました。 病について、正直に打ち明けてくれまして、 そして今後、店に出すケーキのテストを 今まで以上に厳しくしてくれるそうです。 そう言った時の祖母の笑顔は、 祖母がお店から居なくなるためのテストなのに なんだか、とても嬉しそうでした。 まだ、祖母に見せるケーキは決めていませんが おかげ様で、私が何をするべきか、 見えてきたように思います。 失う前に、できることを、 一つでも多く、出来たらと思います。 今一度、お礼を言わせてください。 本当に、本当に。ありがとうございました。
(-45) 2018/09/27(Thu) 23時半頃
|
|
追伸 蜜蜂、上手ですし、可愛いと思います。 院内のどこかに書いてあるなら見に行きたいぐらい。 蜜蜂店員 九 風香
[一枚に収まりきらず、二枚に及んだ便箋の最後には お医者様の書いた蜜蜂を真似した、 デフォルメされた蜜蜂が何匹か、描かれていた。 でも、いつも書いている書き方ではないからか きっと。元々の、お医者様の書いたもののほうが 可愛く描けていたことだろう。]
(-46) 2018/09/27(Thu) 23時半頃
|
|
[……気づけば、もう夕暮れ時。 そんなに、大繁盛!って程でもなかったのに 時が経つのが早いのは、暇な時間は全部、 明日おばーちゃんに食べてもらうケーキについて ずっと考えていたからだった。]
……ううん。どうしよう。 [あまりに私が悩んでいるものだから、 そんなに重く考えなくていいって、 おばーちゃんに笑われちゃったりもして。
悩みすぎて余計に疲れた体を、 カウンターの中の椅子に深く預けた。 一日悩んだものを、深いため息とともに吐き出せば 視界に見えたのはレジに、カウンターの引き出し。]
(70) 2018/09/28(Fri) 00時頃
|
|
……そうだ。お返事、置いておかないと。 昨日私が書いたお手紙も、確かめないとね。 ["お返事を入れておけばまた勝手に届けてくれる" もう、すっかりそう思っていた私は、 なんの疑いもなく、引き出しを開けた。
引き出しの中には当たり前のように 私の書いた二通は無くなっていて。 代わりにまた二つ。 淡い色をした封筒が一つと、 星空の絵柄が可愛い封筒が一つ。]
(71) 2018/09/28(Fri) 00時頃
|
|
[私は、昨日書いてきたお返事を二通入れれば、 引き出しの中の二通を取り出して。]
思い詰めるのも、よくないよね。 休憩もしたいし……きっとまた、 私へのお返事って思うと、楽しみだな。 [これから読むお手紙の内容を思えば、 自然と笑みが零れて、一人笑って。 封筒を開けようとして、何かに気づいてしまう。]
(72) 2018/09/28(Fri) 00時頃
|
|
……あれ? そう言えば、私。 昨日は、おばーちゃんにお話しするので すっかりわすれちゃってたけれど。 店で配るアンケートの原案が確かポケットに…… [届いたお手紙と封筒はテーブルの上に置いて ポケットをまさぐるも、あるはずのものはない。 何度探しても、ひっくり返してもなくて。 少しの沈黙の後……思い至るのは。 リ・ジアン様が噂になった直後に いつの間にかなくなっていたメモ書きの件。]
(74) 2018/09/28(Fri) 00時頃
|
|
リ・ジアン様だ………… …あああ、どうしよう。 またあの紙、私の恥ずかしい文字が…… [うだうだと悩みながら吐き出した言葉が 裏にそっくりそのまま残ったままの、小さな紙。
少しの間、恥ずかしさでテーブルに突っ伏して。 やがて、届いた手紙を読み始めるのだった。]
(75) 2018/09/28(Fri) 00時頃
|
|
/* うおお。お返事をもう一通ぐらい…と思っていたらもうあと10分! 昨日来たお手紙お返事したかった……! もうあと数分なので昨日今日で貰ったお手紙についてにこにこしたことを。
メイちゃんはほんととても可愛くて。今回のお手紙は「こんにちは」で始まるのが、いいよね……!是非お返事で、昨日来てくれた時のことを書きたい。ハートと蜜蜂、絶対可愛いんだろうな…!
(-66) 2018/09/28(Fri) 00時頃
|
|
/* 伊政さんの、「ストーカーと間違われてないか」っていうのはとても笑いましたw毎日病院に居るっていう話をしてくれたのも嬉しかったなあ。そして文面から、今まで結構食べに来てくれてるってのがわかるのも素敵。ナッツについては諸々の理由で真剣に検討したい。
あと、今日貰った祝宮さんのお返事。めっちゃかわいくないですか。リラックスできる場所について、喫茶店の中の場所を書いてくれるあたり、風香ちゃん的には滅茶苦茶嬉しい。今までの表のロルでちょくちょく思ってたけど可愛い。いちじくは真剣に検討したい(にかいめ)
あと、っと、もう時間!!!本編おつかれさまでした!
(-67) 2018/09/28(Fri) 00時頃
|
|
/* 海堂君……!!!
(-68) 2018/09/28(Fri) 00時頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る