219 The wonderful world -7days of SAIGAWARA
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─ 4th Day / 回想 ─
(偶々居合わせて、 それが丁度好い能力なのだったとしても。 かれが居なけりゃ時間に間に合ったかは 分からねえんだし、
──功労者、って事には 間違いねえとは思うんだ。)
[>>24 だからこそ。 傾げられる首>>25を知ったとしても 辞退を申し出るのは変わりなかったが、 >>26「渡して」と頼まれたらしい話を聞けば まぁ、玻璃を大きく、ぱちくりと転がすのであった。]
(31) 2017/06/19(Mon) 15時頃
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───参ったな。
昨日ってんのも、 僕の趣味みてえなもんなのに。
(「皆んな、ひとが良いもんだ。」)
[似たような事をしていてはしても、 自分より、──伝え聞いた事がほんとうなら、 自分より遥かに年下の少年までが譲ってくれたのを 知れば、申し訳無い気持ちになるのは致し方ない。]
( ……でも、そうだなァ。 きみでは無かったのに、命にも並ぶバッジを 使わせてくれたかれへの恩義も相まって。 )
(32) 2017/06/19(Mon) 15時頃
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───そう言う事なら、 昨日の追加報酬として受け取っとくよ。 くれるってんなら、態態返すのも失礼だろう。
[にがわらいを浮かべたのも一寸。 その一枚のバッジだけは大人しく頷いて、 矢張り、上面だけは能く似ている白銀の髪を── パートナーであるかれのほうをちら、と 一瞥してから受け取って、取り出した巾着袋に納めた。]
(……重ね合えば、小さく鳴く金属音。 そこにある小さな青は、他の二枚とおんなじだろうに ……妙に眩しく見えたのを、紐を閉じて隠した。)
(33) 2017/06/19(Mon) 15時頃
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(そこからの遣り取りを、 ぼんやり見ていたのも束の間。 ───また落ちる、 陽の高い日替わりに意識を閉ざした。)*
(34) 2017/06/19(Mon) 15時頃
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( きみが居る世界なら。 生き返ることは出来なくてもいいから、 少しでも長く消えたくないな、と思った。 )
[Q. きみのいない世界なら? (…その後の孤独を知っていたら。)
A. ──── 僕は、 ]
(35) 2017/06/19(Mon) 15時半頃
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( 欠けた記憶が”ないからこそ”、 諦められずに追い求めていた生の片鱗も 今や、巻き添えにしてしまったかれを 生かす為と成り代わって、───。 )
[ ほんとうのところ、を覚えていなかったのは。 きっと、幸福であった事を男は知らない。 ]
(……誰かの為に生きることに疲れたのだ と、 誰にも零せず、背負い込んだ本音を抱いた儘なら …最初の日にあっさりと権利を手放しただろうから。)*
(36) 2017/06/19(Mon) 15時半頃
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しかしニキと言えばおくればせながら 「コーデバトルで勝負よ!」がちらつくからダメ
(-17) 2017/06/19(Mon) 15時半頃
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─ 5th Day / 十王マルチシアター ─
(……ぱち、と意識を覚醒させるのも5度目。 今日は、静電気の奔るような掌の違和感が 先に来て、──見下ろせば、120から数が減る。)
……120分? 日増しに伸びてねえか?
[恒例のようにかれが居ないのに、ふ、ッと。 昨日聞けた事に、死に様、っては含まれて無かったな、と。 思い出したのは蟲の報せ、と言うやつだったんだろうか。
近くに居た、参加者めいた影の怯えた顔が見えた。 ゆる、と不思議そうな顔をして首を捻る。 >>#4それを追いかけてきたように、ぴょこんッ、と 跳ねたカエルが───舌を伸ばしたかと思えば、 甚振るように叩き潰されて、散っていった。]
(37) 2017/06/19(Mon) 16時頃
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[ 瞬く間の事だった。 ]
(随分と凶暴になっていたカエルに、 朧霞の晴れた玻璃は呆気を取られていた。)
[幸い、こっちには気付かなかったようで。 満足気に跳ねて去ってく黒い体躯の、益々異形さを 増した容貌に、悲嘆とも、悲痛とも違う色を─── すぅ、と落とした睫帳の中へと落とし込んだ。]
(……エントリー料が記憶と時に纏わるのなら、 誰とも知らぬ彼の、2度目の死を痛めるほどの ”優しさ”は元々欠けているのだろう と。
───寂寞を、嘲笑した。)
(38) 2017/06/19(Mon) 16時頃
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『なあ。……見たかい。 初日のカエルかと思えば、 随分凶暴そうな黒いノイズが居るんだが。』
(かれに伝えるのも、今しがた見たものの上面。)
[目の前から見えなくなったとしても、 何時”あれ”が帰って来るか分からないものだから。 早早とミッションの場所を確認して移動しちまおう、 と思って、───ふい、と、
其処に在った>>@26掲示板に、黒が留まる。]
(39) 2017/06/19(Mon) 16時頃
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サブミッション、 僕がやってもいいのかなーと悩みつつ・・! (殺意たかそうだし落ちトリガーになるのかね、とか悩む
(-18) 2017/06/19(Mon) 16時頃
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( ばら撒かれた紙の一枚。 『 WANTED! 』 なんて大仰に連ねられた横文字と ふたりの少女の、顔写真。 )
[>>@25 ひらりと踊る蝶の優美さに、 あの、初日に狐を連れた死神なんかを浮かべ。 「 ……この子らが、何かしたのかね? 」
と思うこころも、 滑らせた瞳のバッジ二個の重さから。 死神の「協力者」なんてのは知る由も無いとは言え。 ( ……サブミッションのようだが、なァ。 ) 今日も今日とて帯に差していた扇を摘んでから 手の内にぱ、と開きて、ひらめかせる。]
(40) 2017/06/19(Mon) 16時頃
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( ……ま、見つけりゃあ。 お話でもしてみればいいだろう、と >>@26双子の少女たちを知らねえからこそ 和装の親近感で軽く捉えながら、───… )
[>>#0 昨日のわかり易さに反した、 ミッションの分からなさにぱちくりと。 思わず画面の前で、頓狂に「…81ルート?」と ぼやいた男は、殊更深く、首を捻ったもので。]
8ってんなら44アイスクリーム…? 足し算なら九想屋なんだが…。
───なんにしても、北…かね?
(41) 2017/06/19(Mon) 16時頃
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[そもそも、だ。 「黄色い観衆」の意味でさえ 分かっても無かったもんだから、 分からぬものは分からぬ儘。 取り敢えず 北に行きもすれば何か分かるだろうか、と 計画性のなさで、榴斗の返事を待ちながら探す序で。
>>#4ちらほら、と伺える見慣れたバッジを つけた姿に「……参加者じゃねえよな?」と 疑問符を下駄の数だけ増やして往く。]
(唯の流行り物なら良いんだが。 街の片隅から聞こえる声と言う声が、まるで 何かに取り憑かれたか、洗脳されちまったかの如く、 気味の悪さなんてもんを感じてしまって───……。)
(42) 2017/06/19(Mon) 16時頃
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……何ぞ、凶事の前触れだとかでねえと良いんだが。
(ぽつ、と落とした呟きが 正鵠を射ていたかは、未だ雍、と知れぬこと。)
[ゆるりと登る下駄の音の進路は同じでも、 位置と言うものは大分下であったから───。 >>@26北上するうちに逃亡者を見つけられたかは、
…… 扨、微妙なところ。]*
(43) 2017/06/19(Mon) 16時半頃
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/* こうしてゆっくり落ちフラグ積んでけるのも あらかじめ落ち決まってたらできる事だから いいなーともそもそ考える・・・
しかし落ち日の夜ちょっと忙しいんで、早まきで考えてかねばね。
(-25) 2017/06/19(Mon) 18時半頃
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/*
これ、存外双子ちゃん殺しちゃうルートでも 楽しそうだなとか思うけど、成り行きでゆこうー
(-26) 2017/06/19(Mon) 18時半頃
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─ 5th Day / ミラーズロード道中 ─
『 嗚呼。随分凶悪ってか……。 強かになってたようにも見えたからなァ、 出逢ってねえなら良いんだけどよ。 きみも、気をつけてな。 』
( 其処に、きみが死んじまったら。 僕まで消えちまうから、─── と謂う意味は、一切と含んでもいない。 )
[ かれさえ生き残ればいい。 かれさえ生き残ればいいのにさ。
僕も散れねえってのが今更に、ずん、となぁ。 のし掛かる気がしてくるのは、
───何故なのやら。 ]
(57) 2017/06/19(Mon) 19時頃
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(>>48>>49 かれから帰ってきた返事に然う、と 応えていた向こう。
>>50掛けた言の葉と、 下手すりゃあ相反するようなものを 買っているのだと知れば辞めさせようとしたに 違いないが知らねば、叶わないこと。)
[灰色に鏤められていた とりどりの人影の色と謂うのも今や あんな小さな青いバッジに纏め上げられるように、 色が減ってゆくような感覚を、歩を進める事に覚えた。]
(───僕の識る”サイガワラ”では無いここが、 単一の彩で塗り直されてゆくたびに こころの中のうつろが広がってゆく感覚さえする。)
(58) 2017/06/19(Mon) 19時頃
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( ……窮屈な家で、 窮屈そうに閉じ籠められていた 兄さんを思い出したからこそ。 臆はなるまい、と思ったものだった。 )
[ 「それなのに」で続く未来を依然、知りやしない。 ]
(59) 2017/06/19(Mon) 19時頃
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[ …からん、 ]
[>>@30下駄を転がす音は、 獣を寄せる鈴にはならなくとも 少女らの気を惹くくらいは果たしたらしい。 (果たしてしまった、らしい。)
ぼう、と初日のような感動はとうと抜け落ちた、 無感動な硝子瞳でぐるりと見回す”せかい”に >>@31瓜二つの少女の赤衣が鮮やかに映った。]
(ぱち、と瞬いて、 写真ではなにも覚えなかったはずの ”同じ顔”になんだろうな。 得体の知れない靄みてえのが浮かんだのは…。)
[───映った色と、 ”目を併せて” 仕舞った。]
(60) 2017/06/19(Mon) 19時頃
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(>>@31 それでいて、のうのうと語った。 自白した。同じ彼岸のものだ と告げる、 其れに等しい言葉を、───問い掛けを。)
……お嬢ちゃんら、 張り紙にあった子だろう。 あれってのは、 「サブミッション」なんだよな? このサブミッションってのは、 お嬢ちゃんらに着いて来て貰っても。
──きみらに、問題はねえんだよな。
(61) 2017/06/19(Mon) 19時半頃
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( ──死神を未だ信用している癖、 "WANTED"の仰々しさが焼き付いて。 )
[>>@27 ゆる、とひと好きのする笑みを纏って、 緩やかに尋ねるのは、連れて行ったところで 「少女らに害にないものか」。
この日迄来ても、パートナーの他皆なすべて、 空座を争う敵だと認識が出来ていなかった男は。 胸の前で一度閉じた扇子を持つ手に、 殺意に対する何がしかを備えていた訳では無かった。]
(63) 2017/06/19(Mon) 19時半頃
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( ……それでも、何だろうなあ。 こちらを向いた左右対称のよっつの目に、 おぞましさだとか、怖気を覚えたのは───。 )
[僕も参っちまったのかね、と。 扇の柄を持つ手をほんの少しばかり、強めるだけ。]
( ………未だ、 。 )*
(65) 2017/06/19(Mon) 19時半頃
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雑踏にまぎれてるかも描写をわすれたぞ・・・
(-28) 2017/06/19(Mon) 19時半頃
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(─── ”ひとは見た目で判断するな。”) (>>@44然れを知っている子らどもでも。)
[綺麗な華には棘があるもの。 迂闊に触れれば、手出しをすれば怪我をするのだと、 ………臆、教えてくれる大人は居なかったのやら。]
(嗚呼、薔薇だとか王子様だとか、 そんな大層なもんではねえけれども─── >>@24”僕”の生きた過去には居なかった 見知らぬ子役が演者であるように、舞手も亦。)
[……演じ手だって事は忘れちゃあ、ならない。]
(96) 2017/06/19(Mon) 23時半頃
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( 今や。 澄ました一輪の顔をして、 ひとに望まれる儘に 手折られるだけの孤独華───。
……… では無いもんで。 )
[家名を”継がなければいけなくなった”未来の、 ひとの為だと、望まぬことに命を費やすほど 諦めの好い男──とは同じ貌をしているだけだ。]
(人の善さが”つくりもの”では無いとは限らない。)
(97) 2017/06/19(Mon) 23時半頃
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[>>@45 じ、と見上げるよっつのまなこ。 見透かすような少女らのまなざしに不思議そうに 丸まった黒玻璃は、少女らの読めない瞳硝子の奥。
沸沸と妬みめいた感情の澱の隠し事、 そのものには気づかずとも、その冷やかないろは 秘められ切れず、洩れ出していた。]
( ……こどもらしく、 演じ切れていないのだ。 )
[>>@46ぱち、と。 閉じた眼差しを、下らせる。 見下ろした少女の手には不似合いな赤いネイル擬き。 顔を伺えば、内緒話をしたい年頃なのか 手招きをするふたりに、おや、と首を傾げて。
─── から、と下駄を転がした。]
(98) 2017/06/19(Mon) 23時半頃
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……っと、 なんだい?
(……こんな小さい子から漂う、 錆の香りのようなものに蓋をして。 幼い子らの願いを聞いてあげよう、と 望み通りに片膝をついて、ふたつの貌を伺った。)
[ ─── 掌の中で叩いた扇子は、啼かない儘。 ]
(101) 2017/06/19(Mon) 23時半頃
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