130 【身内村】保留の村
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ー自室・落書き帳ー
[キッチンのことを思い返して、まず描くのはしなやかな指。それらに林檎と包丁を握らせて、全身像を描きあげる。面倒見が良さそうに見えた彼女の横顔には、慈愛と僅かな寂寞が漂う。 林檎を塗る時に零してしまった朱墨は、飛び散った血のように滲んだけれど。白黒のみだった絵に妙にしっくり来たので、描き直さずそのままにしておくことにした。]
(=0) 2014/08/10(Sun) 10時半頃
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ー少し前・自室ー
…?
[落書きに没頭していた耳にも、彼の最後の挨拶は届いた>>94。 紙から顔を上げて、外に目をやる。先をゆく誰かと、後を追う明。二人の東洋人の姿を確認して、目を細めた。]
ーー再见(いつかまたね)、アキラ。
[結局、発明品を見せてもらうことも出来なかった。彼とは、いい友人になれると思ったのだけれど、ね。 ちくりと胸が痛んで、また落書き帳に目を落とす。いま描いているものだけ完成させたら、少し部屋の外へ出てみよう**。]
(2) 2014/08/10(Sun) 11時頃
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[描きかけだった軍服姿の男に視線を戻す。厳めしい格好とは裏腹に、遠くを見守るよう細められた目は優しい。 彼が戦場で何をして来たのかなんて、知る由もない。少なくともボクの目に映る彼は、ここに描いた通り、他の住人を大切に思う一人の男性でしかなかった。 薄墨で煙を数条描き足して、ページを開いたままベッドの上に置く。 ひとまず、今はこれで終わり。あとは道化師と機械人形ね…構図はどうしようか。]
(=1) 2014/08/10(Sun) 13時頃
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ー自室→廊下へー
[落書き帳をベッドの上に置いて、部屋を出た。 そういえば、他の家具を出さなきゃな、なんてぼんやり考えつつ、階段を軽い足取りで降りていく。 階段を登ってくるモナリザ>>5とすれ違ったなら、お帰り、お出かけかい?なんて声をかけたりしたか。]
あれ、メアリー…?
[一階に着いた時、外から帰って来たらしいメアリー>>3を見つけた。その歩みは何処かふわふわと、地に足がついていないようで。 彼女にとっては居て当たり前だった人間が、続々と此処を去って行く。それが彼女の心に影を落としていることは、ボクにも容易に想像がついた。]
…お帰り、メアリー。
[何と声をかけたらいいのか悩んで、結局言えたのは出迎える言葉だけ。 浮かべた微笑みは自然に見えるだろうか。出会って間もないボクにも、少しは彼女の気分を和らげることは出来るだろうか。]
(6) 2014/08/10(Sun) 13時半頃
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ー保留荘1階ー
[覇気のない笑顔と、ぽつりと落とされた疑問のようなもの>>11。咄嗟に答えに詰まって、口を閉ざしたところに、別の声>>15が飛び込んでくる。 彼女の言葉は余りに率直で、たぶん的確にメアリーの心境を表していて。この場所をよく知らない自分には、たぶんこんなことは言えなかった。]
…そうだねぇ、モナリザの言う通りだ。 まだ来たばかりのボクも、叶うなら永く此処に留まりたくなってしまうくらいだから。
[有る意味守られている環境を抜け出して、温かい記憶も全て捨てて、新たな命を生きる。 それがどれだけ不安なことか、ボクにはよくわかる。恐らくモナリザにも、他の住人にも、出て行った彼らにも。]
たぶん、怖いのは皆同じさ。 転生を望まない僕たちも、望んだ人たちも。
[近づいて、今にも泣き顔に変わりそうな笑み>>18を覗き込む。]
言いたいことは、言っちゃいな。 新参者でも機械でも、キミの話を聴くことは出来るんだから。
[ねぇ、モナリザ?と、目の代わりと思しきレンズに問いかけて、視線をまた戻した。]
(19) 2014/08/10(Sun) 17時半頃
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キミはさ、もう少しだけ周りに甘えるべきだよ。 弱っている時に人に頼ることがみっともないなんて、あるか。
[囁くように告げたのは、彼女がくれた言葉の受け売りだけれど。 あの時ボクの気を晴らしてくれた台詞が、メアリーの背を押してくれることを祈って。]
(-6) 2014/08/10(Sun) 17時半頃
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[モナリザの同意に満足して、ニヤリと口角をあげる。直後に突然登場したはんぺんには、ぽかんと口を開けてしばし固まり]
くくっ…だからって、何ではんぺん…っ!
[一瞬呆気に取られた後、殺し切れなかった笑いの発作に襲われた。 苦しげに息を詰まらせながら、メアリーの方を見やる。目が合ったなら、小さく頷いてみせて。]
キミがしたいようにすればいいさ。それを咎める人間は、いないんだから。 此処にいる間くらい、無理はしなくていいんじゃないかな。
[同じ境遇の仲間と共に心を休ませることくらい、許されるはずだ。先に死んだとか後に死んだとか、そんなことは関係ない。 ボクらの意図したことが、ちゃんとメアリーに伝わってればいいんだけど。確かめることは出来ないままで、部屋に戻って行く彼女を見送った。]
(39) 2014/08/11(Mon) 01時頃
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ー→保留荘外ー
[メアリーと別れ、用事があると去ったモナリザ>>42にも小さく手を振って、ひとりで保留荘の外へと出て行く。 明の声が聞こえたのがつい数分前のことのようで、探せばまだその辺りに居るような錯覚さえ覚える。ま、そんなの単なる思い違いなんだけど。]
…転生、ねぇ。
[そんな資格が、ボクにあるとは思えないけれどさ。それを言ったら、そもそも此処に送られたことさえ奇跡みたいなものだ。 そんなことを考えつつ、建物の外周を巡るように歩みを進める。まだボクが生きていた頃のことを、ぼんやり思い出して。]
(63) 2014/08/11(Mon) 22時半頃
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ー回想ー
[初めて殺めた人のことは、よく覚えている。
とある金持ちの戯れで、冥府などという見たことのないモノの依頼を受けた。当然の如く行き詰まって頭を抱えたボクの前に現れたのが、一人の浮浪者だった。 貧困に疲れ果て、抗う気力を失った彼は、この先に希望も未練もないのだと窪んだ目で嗤った。 あの時、生気が枯れかけた仄暗さに中てられて、内に燻る醜い願望が噴き出したのかも知れない。]
ーーもう要らないなら、さぁ? ーーその命、ボクにくれよ。
[ボクの提案に、彼はへらりと頷いて。 その笑顔は、彼の薄い腹が開いても、ボクの両手が紅に染まっても、変わらないまま。
ボクが追い求めた地獄は、埋めようと躍起になっていたナニカは。 確かに、彼の中にあったんだ。]
(70) 2014/08/12(Tue) 02時頃
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[その後は取り憑かれたように、モデルを探しては中を覗き続けた。 この世から1人の人が消えるたび、代わりに人物画は命を得た。 骨格の構造、頭蓋の裡、腹腔の生温さ、血潮の匂い。己の五感で得たものは、全て紙に叩き込んだ。 世間一般として考えれば、ボクの行為は悪逆非道以外の何事でもない。 けれどあの日、彼の目に冥府を垣間見たボクにとっては、あれらは全て必然で必要だった。 例え自分の作品と共に、水底に沈む結末を迎えたとしても。]
(71) 2014/08/12(Tue) 02時頃
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ー保留荘外→花壇ー
[ふらりふらりと宛てもなく彷徨う足が、不意に止まる。目についたのは、花壇。 たぶん、これも彼女の作品なのだろう。手入れが行き届いて居て、どの植物も生気に満ち満ちている。これを育てた人や、こうして眺めるボクは、既に死んでいるというのに、ね。]
それでも、綺麗だよなぁ…。
[呟きは風に消えて、きっと無かったことになる。こんな感傷も、一緒に消えてくれればいいのに。 苦笑して、くるりと踵を返す。さて、部屋に戻ったら残りの家具を出さなくちゃ。それと、落書きの続きも。**]
(72) 2014/08/12(Tue) 02時頃
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