250 ─ 大病院の手紙村 ─
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[ここで働いていると、色んな人に出会う。 とても元気なお客さんもいれば、 病気や怪我のせいか、憂鬱げな人もいる。
私は、喫茶店に来る人の細やかな事情なんて 常連さんの事くらいしか、知ることはない。 ちょっと気になるときはあるけれど、 そこに深入りするのは私の役目じゃない。
そのかわり…と言ってはなんだけれど。 様々な理由で喫茶店に来る人たちに。 何を抱えているかは、関係なく。 お客さんには良い時を過ごしてもらいたい。 そのために、私は今日も準備をする。]
(24) 2018/09/26(Wed) 12時半頃
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[喫茶店は今日も営業日。 …この日常に残された時間には限りがある。 そうなんだろうなとはわかっていても、 何をすればいいかはわからなくて。
私は元気だよ。何も悩んでないよって。 おばーちゃんに、笑顔を向けた。]
───よしっ! 準備できたよ、おばーちゃん。
[私のちっぽけな悩みに蓋をして。 ショーケースに並べるタルトケーキは、 洋ナシのタルトに、葡萄のタルト、 林檎のタルトも並べて、今日はこの三種類。]
(25) 2018/09/26(Wed) 12時半頃
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[朝食を摂りにくる人のため。 パンやスープの準備を済ませれば。 店の札を『OPEN』にひっくり返す。
朝の慌ただしい時間の中で。 すっかり、お手紙のことは頭から抜けていた。 何か届いてるかもしれないということも。 …これから届けられるかもしれないことも。
ぴらりと、エプロンから紙が舞い落ちる。 試し刷りをしたらしい、色鮮やかな紙は 風に舞い上がり、どこかへと消えていった。]
(26) 2018/09/26(Wed) 12時半頃
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[二つ折りの薄黄色の小さい紙を開けば それは、アンケート用紙のようなものだった。 紙の周りは丁寧に赤色の花が描かれていて。 一番上には、橙色の色で、蜂蜜と、 羽の生えた小さな可愛らしい蜜蜂が数匹。 それらに囲まれるようにして、 『ご来店アンケート』と書かれていた。
それらはすべて、少し色が薄い。 どうやら、原本のアンケート用紙を コピーしたもののようだった。]
(-27) 2018/09/26(Wed) 13時頃
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〜喫茶 蜜蜂 ご来店アンケート〜
好きな果物や飲み物はありますか? リクエストがあれば、是非、ご記入下さい! アンケートのお礼に、心ばかりですが、 蜂蜜入り紅茶の試飲をご馳走します。
・食べたい果物:( ) ・好きな飲み物:( ) (茶葉などの好みもあればお書きください)
・当店では、紅茶や珈琲、ケーキをお供に 心安らぐ空間を目指しています。 参考までに、普段貴方がリラックスできる 場所があれば、お教えください。 :( )
(-28) 2018/09/26(Wed) 13時頃
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[アンケート用紙を裏返せば、 そこには直接ボールペンで書かれた文字。
「アンケート、これでいいかなぁ。 喫茶店の感想とかも聞きたいけれど、 答えにくくなっちゃうかな… ……やっぱり、配らない方がいいかな」
試しに刷ってみたはいいものの アンケートの項目はまだ考え中で。 書き主は、配るべきかも悩んでいるらしく 悩んだ証に。最後に黒いボールペンで、 ぐるぐると意味のない線が走っていた。]
(-29) 2018/09/26(Wed) 13時頃
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/* めっっちゃ!めっちゃ!お返ししたいけど!! 残念ながら表はソロルなのよね…! 今日はきてくれたな、ふふふ。って、閉店後に思い返してちょっと笑ったりとかまでかな。でもほんと和む…!
(-33) 2018/09/26(Wed) 21時頃
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/* >出勤が無理です とても可愛いメールだ
(-42) 2018/09/26(Wed) 21時半頃
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[今日も色々なお客さんが来てくれた。 毎日来てくれるお客さんもいれば、 久しぶりな人もいたりして。]
……ふふっ。
[手紙が届いたかどうかはわからないけれど 今日も来てくれた彼女と、いつも以上に楽しく話せて 私はとても嬉しい気持ちだった。 ……なんで、いつも以上に、心が温かいのか。 それに気が付くのは、もう少し時間が経ってから。
カウンターの中の椅子に座って、 お店でも出している、蜂蜜の紅茶を一口。
暖かな息をついて、店を見れば。 客の少なくなった店にはお客さんは数人。 うたたねをしているおじーちゃん先生や、 診察が終わって暇になったらしく、 ホットミルクをお供に読書をしている少女が一人。]
(50) 2018/09/26(Wed) 22時頃
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[店内も落ち着いてきたところで、 やっと、目の前の引き出しの中身を思い出す。]
……そういえば。 今日はまだ開けていなかったけど、どうかな。
[不思議なことなんて、そう毎日続くものじゃない。 そう思いながら、そっと引き出しを開ければ ……ある意味、思った通り。
私が書いて仕舞っておいた二通は無くなっていて 代わりに、白い封筒に入った若草色の便箋と、 もう一つ。便箋も封筒も白い、丁寧な手紙。 二つの白が、引き出しの中から出てくれば。 もう慣れてきたもので、 なんだか、この不思議な現象が楽しくもなってきて 私は封筒から手紙を取り出せば、 紅茶を飲みながら、ゆっくり読み始める。]
(58) 2018/09/26(Wed) 22時半頃
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[おばーちゃんも、こういう落ち着いた時間は 表を私に任せて、ゆっくりしていることが多い。 今だって、喫茶店の店長でもあるのに 店の空いた椅子に座って編み物をしている。
少し前までお客さんが沢山来て忙しかったのに 急にぽっかりできた、酷く、のんびりとした時間。 店員も少なく、店もこじんまりとしているからか 今まで、空いた時間に自由にしていても 誰かに文句を言われたことはなかったりする。
私は、店内が賑わっているのも、 お客さんと楽しくお話するのも大好きだけれど。 たまに訪れる緩やかな時間も、お気に入り。]
(59) 2018/09/26(Wed) 22時半頃
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[一通目のお手紙は、読み始めたらすぐにわかった。 私が書いたお返事のお返事。 誰かもわからない人との手紙のやり取りだけれど 前回も、自然と、手紙を返そうと思ったのは、 メモの柄や、丁寧に書かれた文章の柔らかさから。 書いた人はとても優しい人だろうなって思ったから。]
……あぁ。あの子だったのね。
[最後に書かれていた、彼女の名前。 それを見て、優しい人物像が腑に落ちた気がした。 喫茶店に来てくれたときの話を、 何度も何度も、ゆっくり読み返す。
暖かな紅茶を飲めば、手紙の内容と一緒になって 体の中から暖まるような気持ちになった。]
(64) 2018/09/26(Wed) 22時半頃
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最初はわからなかった名前が急に分かったとたん ちょっと恥ずかしくなっちゃうなんて、不思議。
[W君が誰だか予想がつきつつも 上手く隠して(隠せてはいないのだが) お手紙を書いた時と、少し似ているような感覚。
誰だか分かった今。 彼女に、言ってあげたいことがあったから。 私は一枚、黒猫の便箋を手に取って。 相手の顔を思い浮かべながら、手紙を書き始めた。]
(65) 2018/09/26(Wed) 22時半頃
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/* いやほんとね、皆がお名前書いてお返事してくれるの嬉しくてしょうがないよね…
(-51) 2018/09/26(Wed) 23時頃
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[貴女に届いた手紙は、前回と同じ薄黄色の封筒。 はちみつ色のその封筒の中に入っているのは、 こちらも前と同じ、黒猫の絵柄の便箋だ。
封筒の表面には、どの手紙のお返事かわかるように 貰った白い封筒に書かれていた花の模様に似た、 赤い花の絵が、赤のペンで描かれていた。]
(-53) 2018/09/26(Wed) 23時頃
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逃矢 メル様
お返事、ありがとうございます。 やっぱり、色んな所で起きていることなんですね。 リ・ジアン様にお願い事を叶えてもらえるかもと そういう話も、ぽつぽつと耳にしました。 ほんとうに叶ったら、すごく素敵ですよね。
……ブロッコリーでしたか。 やっぱり材料に抜けがあったことがわかって 残念ですが、もやもやが晴れてすっきりしました。 作ってくれたことが嬉しい。…そうですね。 きっと私の祖母もそう思ってくれたのでしょう。 おかげで、ちょっと、元気がでました。 私も毎日、食べてばかりなので。一緒ですね。 (文末に、美味しそうなケーキの絵が描いてある)
(-54) 2018/09/26(Wed) 23時頃
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ええ。絵の包帯の可愛い女の子ですね。 来た日のことはちゃんと、覚えていますよ。 ちょっと心配しすぎちゃったかなってぐらい、 美味しそうにケーキを食べてくれたことや。 前来てくれた時に、包帯の落書きの隙間に 蜜蜂の絵を描かせてもらったことだって。
リハビリの休憩時や。…ひょっとしたら、 少しサボりたいと思った時があった時にでも。 また、喫茶店にいらしてください。 スープを注文の際は、食べやすいように。 持ちやすい器に入れてお出ししますね。
おばあちゃんと二人で。 いつでも、メルちゃんが来るのを待ってます。
蜜蜂店員 九 風香
(-55) 2018/09/26(Wed) 23時頃
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[お返事をひとつ書き終えて。 新しく来たお客さんから受けた注文のケーキを 運んで、戻ってきた後のことだった。
空になった自分のティーカップに、 いれたての紅茶を注ぎ終わったとき。 カウンターのテーブルに、一通の。 シンプルなヤギの柄の封筒が置かれていた。
その上に重ねるようにして、 祖母の字のメモ書きがあった。
『昨日、片づけをしていたら見つけました。 最近、よくお手紙を受け取っているようですから このお手紙は、きっと風香にでしょう。』 ]
(72) 2018/09/26(Wed) 23時半頃
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[表の宛名には、私の苗字が書かれている。 なんだろう、と。なんの気なしにひっくり返せば 裏に書かれた苺の絵に、無意識に頬が緩んだ。]
絵を描く人に悪い人はいない、と。
[封を開けて手紙を開いた時こそ、 少しの緊張はあっても、そのぐらいだった。
だがーーーその後。 私は暫く、その手紙に読み耽ることとなる。 私がよくわかっていた事実を突き付ける一方で この手紙には、私が一番欲しかった答えが。 ずっと悩んでばかりで勇気を出せなかった私の背を 強く(それでいて優しく)押してくれるような そんなものが、沢山込められていた。]
(83) 2018/09/26(Wed) 23時半頃
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…………ぅ。
[あまりにも優しい手紙に、 読み終わった後は泣きそうになっていた。
喫茶店によく来ていた常連の患者さんが いきなり来なくなってしまう経験は良くあった。 その理由が、退院が理由かそうでないかぐらい 察することができる程度は、私は長く働いていた。
人はいつか死ぬ。 そのことがわかっているからこそ。 私は親にもおばーちゃんにも、何も聞けなかった。
……きっとこの人は、私よりも全然多く、 色んな人の死を身近に感じてきたのだろう。 それを思うと、全部の言葉に重みを感じて。 最後の数文を読んだ頃には、 指先は、強く、その手紙を握っていた。]
(84) 2018/09/26(Wed) 23時半頃
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[あぁ、お返事を書かなきゃ。
でも、その前に。 私は、やらなければいけないことができてしまった。]
……うん。 そうだよね。簡単なことだった。
[手紙を丁寧に畳んで、 まだ読んでいない一通と一緒に鞄に仕舞う。
ぐし、と。ちょっとだけ、目元を指先で拭って。 そこで丁度、最後のお客さんがお店を出ていった。]
またのご来店を、お待ちしておりますー!
[カウンターのレジ奥で立ちあがり、 ぺこりとお辞儀をして見送って。 大きく一度、深呼吸をすれば、 奥で編み物をしていたおばーちゃんの方へ行く。]
(85) 2018/09/27(Thu) 00時頃
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『あぁ、閉店の片づけをしないとねぇ。』
[私に気づいたおばーちゃんは 座ったまま私を見上げて、のんびりとそう言った。 テーブルの上には、空のピルケース。 今まで、何の薬か聞いても大したものじゃないって はぐらかされて終わることしかなかったもの。
私はそれをちらとだけ見ると、 いつもの笑顔を、おばーちゃんに見せた。]
(92) 2018/09/27(Thu) 00時頃
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うん。もう、閉店の時間だよ! [おばーちゃんの背に手を伸ばして、 立つのを手伝ってあげながら。 少し、どう言おうか、言葉を選んで。 私は、おずおずと口を開いた。]
……それでね、おばーちゃん。 今日、閉店して、帰って夜ご飯食べた後に。 私のケーキの練習に付き合ってほしいんだ。 おばーちゃんには、美味しい紅茶を淹れるのと、 味見と感想を頼みたいの。
[勇気を出して口にした言葉に、 おばーちゃんは、いいよ、って頷いてくれた。 私は心の中で、(やった!)って思う傍ら、 これからのことで、頭がいっぱい。]
(94) 2018/09/27(Thu) 00時頃
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[頼みたいのは、味見と感想だけじゃない。 過ごしたいのは、少しのお茶の時間。 私が今まで聞きたくても聞けなかった、 私が聞かされていないことを、聞く時間が欲しかった。]
(96) 2018/09/27(Thu) 00時頃
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