25 仮面舞踏会
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―別館・自室― [早朝、ようやく日課の修練をする機会を得、まだ薄暗い離宮の前庭で剣を振り、一頻り身体を動かした。
汗を流し、衣服を整えたところで、改めて昨夜届けられた見取り図の写しを広げた。 朝食に用意させた野菜と肉を挟んだパンなどを取りながら、熱心に図面を指でなぞる。 侍女は心得たもので、黙って広げられた紙面を避けて皿を並べていった。
ありがたいものだ、と感謝するが、この図面が正確な写しとは限らない。 見た限りではディーノが所持していたのと同じように見えるが、確信は持てない。 が、それでも、ディーノが最大限友誼を与えてくれたのは間違いない。
熱い茶を啜りながら、昨夜のやり取りを思い出す。*]
(17) 2011/02/10(Thu) 10時半頃
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[野心とも取れるディーノの言葉に、内心の驚きを示したのは、瞬きひとつ。 湧き上がった諸々のものを胸に収め、変わらぬ平静さを作って、ディーノの目を見る。]
ディンディア卿。 ヨーランダ殿下とは少しお話をしました。 あの方は――
あの方は、強い風に当ててはならぬ方、と思います。 このようなこと、後見としてお側近くにいらっしゃる卿の方が良くご存知でしょうけれども。
ユリシーズ殿下は良くも悪くもご気性の優しいお方です。臣下の心を良くお汲み下さる。 どうもそのあたりが、亡きヴェスパタイン殿下にお仕えしている方たちには、王者らしき覇気に欠けると思われているようですが。
しかし、殿下が姫のご境遇を詳しくお知りになれば、きっと相応しき取り計らいを受けられるようにお心を砕かれると思います。 少なくとも、道の妨げと切り捨てるような真似はなさらない筈です。
(-26) 2011/02/10(Thu) 10時半頃
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[旧守派貴族たちが第一王子を支持するのは、長年の敵国であった外国人の王妃への敵意ばかりではない。 王権を伸張させ、貴族たちの既得権益を奪い兼ねない、強い王を警戒する貴族たちの思惑が絡んでいる。 つまり、野心を持つ王より、有力貴族たちの意を汲む弱い王の方が望ましいと考えているのだ。]
私は。 卿とはまた、お話が出来ればと思っております。 出来ればその際には、同じ立場でありたいものと願っておりますよ。
それでは、また。
[今度は軽い会釈だけを返し、セシルは踵を返した。**]
(-27) 2011/02/10(Thu) 10時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/02/10(Thu) 16時頃
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―別館・自室― [しかし、と一頻りディーノとのやり取りを回想したところで、今度は早朝の一件に思考が飛ぶ。]
全く朝からとんでもないものを見てしまった。 あれでますます事態は予断を許さぬと分かった。 首までどっぷり泥沼に嵌まり込んでいるのに、証拠は皆無、果たしてこの道筋で正しいのか知る手立てもないときている。
[声音に皮肉の色滲ませ、傍らの腹心の侍女に話し掛け、茶のお替りを所望した。 差し出したカップに並々と熱い茶を注いで貰い、立ち上る仄かに甘い香りを楽しむ。 こうして何でもない日常会話のように話しているが、繊細な人間なら食事も喉に通らぬような惨状を見てきた後だ。]
(18) 2011/02/10(Thu) 16時半頃
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―回想/早朝― [それはセシルが修練を終え、部屋に戻ろうとした時のことだ。 剣を下げ、中庭に面した出入り口から別館に入ると、何やら召使達の動きが慌しく、しかも遠くから切れ切れに叫び声のようなものまで聞こえてきた。 丁度目の前を侍従がばたばたと大慌てで本館に向かって駆けて行くのを、捉まえて話を聞き出し、現場に案内させた。
騒ぎの中心は、厨房だった。 下働きの者達が入り口に遠巻きになって、恐怖と好奇の入り混じった囁きを交わしながら中を眺めている。 それを掻き分け退かせて厨房に入ると、廊下まで漂っていた異臭がいっそう強く鼻孔に飛び込んできた。]
(21) 2011/02/10(Thu) 17時頃
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[セシルはこの臭いを、これまでに何度か嗅いだことがある。 髪の毛の焼ける臭い、或いは。
人体の焼ける臭い。
果たせるかな、石窯の前の石床に、頭部を真っ黒に焼け焦げさせた女性の遺体が横たわっていた。]
(22) 2011/02/10(Thu) 17時頃
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[聞けば、発見時、女性は石窯に凭れるようにして頭を中に突っ込んでいたと言う。 朝食の準備のためにやってきた料理人たちが、驚きながらも慌てて窯から引き出したが、既に女性は死んでいた。
女性の顔だけでなく髪も焼け焦げているので、人相も髪色も分からない。体つきで判断するしかないと思われた。 身に着けていたドレスから見て、宿泊していた招待客の一人であるのは間違いない。 死体の傍らに膝をつき、慎重に身体を改めると、背中に深い刺し傷があった。 これが致命傷かどうかは定かではないが、ドレスの背はぐっしょりと血で濡れていた。 辺りに凶器らしきものが見当たらないのは、犯人が持ち去ったのだろうか?]
(24) 2011/02/10(Thu) 17時半頃
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[セシルは顔を顰め、長い溜息を吐いた。 背を見るために抱き起こした遺体を元通りに寝かし、白麻のハンカチを顔にかける。 戸口にたむろする召使達に涼しい場所に安置するように命じたところで、ふと気付いて片目眇めた。
……石窯から戸口まで血痕が点々と落ちている。]
(25) 2011/02/10(Thu) 18時頃
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[侍従に指示を出し、厨房を後にする。 血痕は厨房の戸口から更に廊下の先に続いていた。 間隔を開けて、ともすれば紛れそうになるほど少量の零れた血の軌跡を、セシルは猟犬のように追った。 時に敷き詰められた絨毯の上に跪き、時に四つん這いになって床に顔を近づけ。 とうとうセシルは別館に辿り着いた。
客室の並ぶ別館の廊下。 血痕はそこでふつりと途切れていた。*]
(27) 2011/02/10(Thu) 18時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/02/10(Thu) 18時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/02/10(Thu) 19時頃
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いなくなった方はいないか、滞在中のご婦人方の安否を尋ねて回るように。 それから、ディンディア卿にもお知らせしてくれ。 卿は真っ先にお知りになりたいだろうから。
[セシルが命じた通りに、侍従たちは招待客に事態を知らせに走り回る。 そのなか、泊まった客室に居なかった女性が一人。 そして、程なく寝台で冷たくなっているのが発見された女性が一人。]
(28) 2011/02/10(Thu) 19時頃
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―自室― [――と言う訳で、本館の厨房の石窯が一時使えなくなったので、朝食が温めた残り物のパンに冷肉と野菜を挟んだものという結果になったのだ。 幸い、料理にこだわりはない方だ。
全員の安否を確認し終えるまでの時間を無駄にしないよう、食事をしながら見取り図を調べていると、扉をノックする音。 額の汗をハンカチで拭き拭き侍従が報告したところによると、所在が不明なのはローズマリー・ディーリアス嬢。侍女が半狂乱になっているらしい。 次いで、もうひとつ死体が見つかった、との知らせももたらされる。]
……コーネリア殿下も、だと?
[流石に目を剥いて、身を乗り出した。**]
(35) 2011/02/10(Thu) 20時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/02/10(Thu) 21時頃
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―コーネリアの部屋― [食事を切り上げて駆けつけると、コーネリア王女の部屋の中からは話し声がする。 急ぎ部屋に足を踏み入れ見回し、ディーノと何故か女性たちの残り全員の顔を見出して、戸惑った表情を浮かべた。]
これは一体……。
(50) 2011/02/10(Thu) 21時頃
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[唇が声にならぬまま一連なりの音を紡ぐ。
――小紅、と。]
(-61) 2011/02/10(Thu) 21時頃
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[当惑は一瞬のこと、すぐに表情を引き締め、厳しい眼差しで奥を見遣る。]
コーネリア殿下がお亡くなりになったとは先程聞きましたが。 今度は一体どのような。
(54) 2011/02/10(Thu) 21時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2011/02/10(Thu) 21時半頃
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[呪いだ殺人だと殺伐としたやり取りを耳と目で追いながら、セシルもオスカレットの後に続いてコーネリアの屍骸の傍へ。 説明をしてくれたディーノに頷き、寝台を上から眺め降ろす。 捲られたシーツの下の遺体は、確かにディーノの簡素な描写の通りだったが、直に目にするとかなり酷いものだった。]
コーネリア 殿下
[左眼のないコーネリアの、意外に安らかな死に顔をじっと食い入るように見詰める。 奥の歯が、ぎり、と鳴り、白い貌がいや増しに白く冴える。]
(65) 2011/02/10(Thu) 22時頃
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[セシルは、オスカレット眼球に指を突っ込むのを見て取るや、低く短い咎める響きの声を上げた。]
(66) 2011/02/10(Thu) 22時頃
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小紅……!
[咎めるだけでなく、案じる響きも混じる声。]
(-75) 2011/02/10(Thu) 22時頃
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所在が確認できないのは、ローズマリー・ディーリアス嬢だけです。 私が既に見てきましたので、召使の死体ではないのは明らかです。 手が、違いますから。
[オスカレットに譲ってもらった寝台の場所で、コーネリアの屍骸の傷を改めながら、彼女達に朝の事件の次第を教えた。]
(69) 2011/02/10(Thu) 22時頃
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[返事はしないが、少し怒っているのが分かるだろう。]
(-78) 2011/02/10(Thu) 22時頃
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いえ。 他の場所に安置するように命じておきました。
[指でコーネリアの左眼窩を確かめるようになぞりながら伝える。 ついで、彼女の乱れた前髪もそっと整えた。]
(72) 2011/02/10(Thu) 22時頃
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[屈めていた背を伸ばし、その場に居る面々を思案顔で見回した。 ディーノに近付くと、女性達――というよりアイリスに聞こえないように、声を潜めて話しかける。]
(75) 2011/02/10(Thu) 22時半頃
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左眼の目蓋に傷がありません。 しゃ……ガティネ公爵夫人が指を突っ込んでしまったので、傷口がはっきりしなくなってしまいましたが…… 眼球を抉るのに刃物を使ったのではない可能性もありますね。
[わざわざ声を落としたのは、アイリスにこれ以上衝撃を与えないように、との配慮]
(-79) 2011/02/10(Thu) 22時半頃
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[ディーノとの話の途中で振り返り、]
……強いてあげれば、同一犯の犯行とも言えなくもない筋も考えてはおりますよ。
それでも、エインズワース卿とディーリアス嬢だけがイレギュラーになってしまう。 一体彼らが殺されなければならない理由は何だったのでしょうね? ディートリアス嬢が亡くなったのは、エインズワース卿の婚約者だったからでしょうか。それとも……
[片肘をもう片方の手で掴んで、考え込む仕草]
(77) 2011/02/10(Thu) 22時半頃
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[視線は扉に向かうオスカレットへ。
平静を装ってはいるが、想いの断片は伝わるだろうか。]
(-81) 2011/02/10(Thu) 22時半頃
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[コーネリア王女の死が、それまでの被害者にはついぞ見せなかった憤りを生んだのは、彼女に正の評価を持っていたから、 舞踏会でコーネリア王女の歌声を聴いたからであった。
憤怒の的であったヴェスパタイン王子や、政敵のエインズワース、ずっと付け狙っていたバーナバスは、場合によっては自ら手を下すこともあり得た人物たちである。 が、王女は武人ではなく、男でもなく、王族ということを除けばただの無力な女性に過ぎないのだ。
そしてそれは、『知り合ってしまった』ことで、顔も知らぬローズマリーの死よりも大きい怒りを生んだ。]
(-86) 2011/02/10(Thu) 23時頃
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[オスカレットの身振りはセシルには理解できないものだった。 紅い瞳に浮かぶ困惑の色は読み取ったものの、唇の動きだけでは、言葉の意味は推測できない。
が、こちらに向けられた手の平に何条もの赤い線が走っているのを見ると、軽い驚きとともに眉間に皺が刻まれた。]
(-88) 2011/02/10(Thu) 23時頃
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腕輪…ああ。
[呪いを感知するという腕輪。 少なくともコーネリアは身に着けておらず、部屋にもなさそうだ。]
それらしきものは見当たりませんね。 仮面もなし。
(86) 2011/02/10(Thu) 23時頃
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[扉側から掛けられた声にさっと振り返る。 ディーノの肩越し、黒髪の頭がちらりと覗いている。 ベネデット様という呼びかけで、それが第四王子と知った。
すっと冷ややかに目を細める――が、同時、腰を折る丁重な礼をした。]
(90) 2011/02/10(Thu) 23時半頃
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[王子とディーノの会話を静観する構えであったのだが、自分にもお鉢が回り、じっと王子の顔を見返す。]
……よろしいのですか?
[王子の命に確認が入るのは、こちらが彼を警戒しているからだろう。 それでも恭しく側に歩み寄った。]
(95) 2011/02/10(Thu) 23時半頃
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セシルは、ベネデット王子の様子に微かに眉をひそめた。
2011/02/10(Thu) 23時半頃
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[流石に一瞬何のことか理解できなかった。>>96]
……は?
[と間の抜けた声で思わず聞き返してしまった。]
(97) 2011/02/10(Thu) 23時半頃
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