248 冷たい校舎村6
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[階段を下りていく。 最中、足を止めて 鳴り響いたチャイム>>#0を見上げた。
その度に人が消えているということを 乃歌は知らない。 それでも、1時間おきでなく、 8時50分になるそれに、何となく不吉なものは感じていて。
自然と、階下に向う足は早まった。]
(38) 2018/08/28(Tue) 11時頃
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―1F・昇降口―
[最初に目に入ったのは、白いシーツだった。 血だまりとは違って、異質なものではない。 それでも、明らかに何かを隠すようにかけられた白に、 乃歌は震える手を伸ばして。
その姿>>3:620に叫び出したい気持ちになった。 あの日、自分を客観的に見ることが出来たとしたら、 似たような様だったろうから。
顔を背けて、シーツを元通りに被せる。 代わりに目に入った、傍らのスマートフォン―― ――正確には、ストラップの方に、目をぱちくりさせて。
あぁ、そういうことか、と 顔を俯かせた。]
(39) 2018/08/28(Tue) 11時頃
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[――“わたくしと一緒に、死にましょう?” 穏やかな誘いが瞼に浮かんだ。]
(40) 2018/08/28(Tue) 11時頃
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[桜のストラップの傍らの花>>1:640を、 乃歌も良く覚えている。 お揃いに>>2:605と買った自分のブレスレットを眺める。
豪奢とは程遠い、安っぽい腕飾りだった。 それでも、落花がその欠片を大切にしてくれていたことが 乃歌は嬉しくて、同時に、悲しくなった。
このマネキンは、つまり、彼女だということなのだから。]
(41) 2018/08/28(Tue) 11時頃
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[シーツがかけられたその姿を暫し見つめて。 乃歌は周囲を見回した。
そこで漸く、窓際に立っている人物>>31に気付いて ひ、と小さく喉を鳴らした。
逃げようとした足を諫めて、 視線をあちこち彷徨わせてから、 躊躇いがちに、彼の名を呼んだと思う。]
(42) 2018/08/28(Tue) 11時頃
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……日夏。 落花……このマネキン運ぶの、手伝ってくれない?
[エアコンも動いているとはいえ、 窓のすぐ外は雪景色だ。 彼女をこんな寒々しい場所に放り出しておきたくはない。 ただの、自己満足だとしても。
かといって、引きずって行くのは躊躇われて、 非力な乃歌は、助けを求めることしか出来なかった。
都合の良い願いだとは、分かっているけれど。**]
(43) 2018/08/28(Tue) 11時頃
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[たった、数時間前というところだ。
普段の彼に似つかわしくない、 苛立たし気な、責めるような声を そう簡単に忘れられるはずがない。 その苛立ちは、今も続いているらしい。多分。
自然と、乃歌の目線はシーツの方へ落とされる。 誰、という疑問>>52に答える声は、少し震えていた。]
(72) 2018/08/28(Tue) 13時半頃
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……多分、落花だと思う。 運ぶから、手伝って。
[シーツでマネキンの身体を包み直す。 魂の重さは21グラムとか言うけれど、 きっと、それがあったとしても、 そのマネキンの軽さは変わらなかっただろう。 それくらいは乃歌にも出来た。
あくまでもマネキンだからなのか、 元々の彼女がそうなのか。 どちらにせよ、非力な女に これを引きずらずに運ぶのは荷が重い。
マネキンを運ぼうとした手は遮られた。>>69 困ったように眉を下げて、暫し、考え込むように俯いて。 そうして漸く、こくりと頷いた。]
(73) 2018/08/28(Tue) 13時半頃
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……ありがとう。お願いします。
[下手に運んで、彼女を落とすようなことがあったら。 傷ついた彼女を、更に傷つけてしまいたくはなかった。 マネキンを運ぶのを二人に任せて、 乃歌は、その傍らに手を伸ばす。
そうして、画面の割れたスマートフォンを手に取って、 自分のハンドタオルを取り出した。 それを宝物のように包もうとした手が、 阿蘇の問い>>67で止まる。]
(74) 2018/08/28(Tue) 13時半頃
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夜子、? 見てない、けど。
[いや、まさか。そんな。 信じられない事象を人は笑って受け流そうとする。 乃歌の頬も、引き攣ったように吊り上がっていた。
壊れたスマートフォンをポケットに仕舞って、踵を返す。]
(75) 2018/08/28(Tue) 14時頃
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私、ちょっと見てくる。 ……ごめん、落花をお願い。
[よろよろと非常口へ向かう乃歌の足元は少し覚束ない。
阿蘇の口からは、確信はないらしいながら、 夜子の名前が真っ先に出てきた。 安藤のように、面影を残したマネキンであれば そう推測することも出来るだろう。
それでも、その仮定を信じたくないというのが一つ。]
(76) 2018/08/28(Tue) 14時頃
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[そして、一刻も早く、 この場所から立ち去りたかったのだ。
あの時の、扉の向こうからの怒声を思い出す度に、 全身から力が抜けて、へたり込んでしまいそうになる。 白い顔を俯いて隠すようにして、乃歌は踵を返す。
彼の苛立ちも一理ある。間違ってはいない。 逃げてはいけないと、自分でも分かっているのに。 足は勝手に、非常口を目指して走り出す。 確かめなきゃいけないから、と、言い訳をして。**]
(77) 2018/08/28(Tue) 14時頃
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/* 中身が多角が苦手ってのもあるんだけど、 乃歌ちゃんダッシュで逃走しすぎだし 多分また泣くからロルの引き出しがアレすぎてアレ(クソ語彙)
レンタロー優しい……しゅき あと空木はマジで怖い
(-10) 2018/08/28(Tue) 15時頃
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―非常口にて―
[扉の向こうに倒れているマネキンを見て、>>3:645 あ、夜子だ、と乃歌は思った。
落花のように、確証がある訳ではない。 それでも、身長とか、体型とか、 或いは制服の着こなし方といった背格好は 夜子のものとよく似ていた。
扉にぺたりと手を置く。 外の雪のせいもあるのか、それはとても冷たく 厚いように思えた。少し押したところでびくともしない。]
(148) 2018/08/28(Tue) 23時頃
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[恐らく、この場所に来たばかりの乃歌であれば、 彼女がいなくなったことに対して、 酷く狼狽したことだろう。 傷を知りつつも、触れない、信頼できる友人だと 少なくとも、乃歌の方は思っていた。
それでも、涙は出なかった。 悲しいことに変わりはなくとも、不思議と心細くはない。 置いて行かれたなんて被害妄想に浸ることもない。
ただ、ひとつだけ。 先客たちと同じように、乃歌はがたがたと扉を揺すって]
……開かないよね、この扉。
[深い、ため息を吐いた。 扉の向こうは、少し寒そうに思えた。]
(149) 2018/08/28(Tue) 23時頃
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[そうして、幼馴染がついてきているようなら、 そこで漸く振り返って ――多分、少しだけ身を強張らせたと思う。
ただ、逃げ出すようなことはせずに 乃歌は視線を廊下の床に落とす。 ぽつ、と口を開いた。]
あ……えぇっと、レンタローは、 空木のこと、どう思う?
[呼び名をどうするか少し迷って、 選んだのは、幼い頃のものだった。 彼の反応がどうあれ、乃歌は話を続ける。]
(150) 2018/08/28(Tue) 23時頃
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気分屋なだけならいいんだけど、 何となく、怖くて。ここに来てからは、特に。
[少なくとも、この校舎に来る前まで、 彼が怒鳴る声など聞いたことがなかった気がする。
彼は、何に対して苛立っていたのか。 乃歌にはどうも、それが掴みきれない。]
(151) 2018/08/28(Tue) 23時頃
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……ただ、私の態度が悪いせいかもしれないし その、あんまり気にしないで。
[他人を見ようともしていなかった自分が 他者を語る道理はない。 それでも聞いてしまったのは、 不安からか、或いは。まぁ、どちらでもいい。
夜子のマネキンに視線を向ける。 外は相変わらず、雪が降っていた。*]
(152) 2018/08/28(Tue) 23時頃
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[歯切れの悪い返答>>174に、 乃歌は些かの安堵を覚えて扉から視線を外す。
あくまで推測とはいえ、 感じていた違和を肯定されたことにも、 安堵したように息を吐いた。]
精神世界に閉じ込められた人は 殆ど無事に帰ってきてるって、夜子が。
だから、大丈夫だと思う。……多分。
[自信はない。実感などないのだから。 とはいえ、分からないことを考えたところで どうしようもない。]
(192) 2018/08/29(Wed) 01時頃
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[沈黙が落ちる。ふと、乃歌は顔を上げた。]
レンタローは。 ここから、早く帰りたいって思う?
[あぁ、ここが彼の世界だと疑っているわけじゃない。 彼のような甘い人が、死を体験させるような場に 皆を誘う筈がないと、乃歌は思っている。
ただ、少し前の彼の言葉が今も頭に残っていた。>>1:318 文化祭に戻りたい、と、そう話していた彼の気持ちが 今はどうなっているのか。気になった。
答えがどうあれ、乃歌は首筋を軽く搔いて、微笑む。 彼の顔を見ることはしない。いや、出来なかった。]
(193) 2018/08/29(Wed) 01時頃
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[幻滅してしまうかもしれない、と彼は言った。 それは有り得ない。話を聞いた今でもそう思う。
むしろ、幻滅されるべきは乃歌の方だ。 記憶の端に滲む赤から、目を逸らした。**]
(194) 2018/08/29(Wed) 01時頃
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[>>198優しいな、と乃歌は思う。 もし、同じ問いをかけられたら、 乃歌は迷わず是と答えただろう。
メールの主の事がどうでもいいとまでは言わない。 それでも、クラスメイトの死体のように思える マネキンを見せつけられて それでも助けたいなんて言う自信はなかった。
嫌なことから、逃げてしまいたい。 乃歌の根底にあるのは、いつだってそれだった。]
(207) 2018/08/29(Wed) 12時半頃
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[だから、あの時も 躊躇いなく―――突き刺したのだ。]
(208) 2018/08/29(Wed) 12時半頃
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[また話せて嬉しい、と屈託なく話す様子>>199に、 少しだけ頬が赤くなったのを、 咳をするふりで誤魔化した。
自分もそう思うとは、何となく言えなかった。
顔を上げる。 投げられた何か>>200を慌てて受け止めてから、 乃歌はしげしげとそれを見つめた。]
これって。
[見覚えはあった。 それこそ、文化祭の朝に使った 黒のヘアカラースプレーだった。]
(209) 2018/08/29(Wed) 12時半頃
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……いいよ。 でも、一つだけ、いい?
[彼の笑顔>>201と、寄越されたボトルを見比べて、 ややあって、乃歌はこくりと頷いただろう。
あの日と同じく、美術室の方へ足を向けかけて。 乃歌は阿蘇を振り返った。]
(210) 2018/08/29(Wed) 12時半頃
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染めてる間、絶対に席を立たないで。 レンタローは大丈夫だって分かってても、 その……手が震える、から。勝手に。
約束してくれたら、多分、大丈夫だから。
[疑っている訳じゃない。嫌なわけでもない。 むしろ、あの時の懐かしい姿に会えることは 嬉しいとさえ思う。
それでも、未だに足がすくむ。身体が強張る。 恐怖は簡単に拭い去れない。 触れることすら、恐ろしいと思ってしまう自分が 未だ、何処かにいる。
祈るように両手を握りしめながら、 乃歌は恐る恐る幼馴染を見上げた。*]
(211) 2018/08/29(Wed) 12時半頃
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―非常扉前―
[去り際、扉の向こうを振り返る。 マネキンは変わらず倒れていて、 けれど、乃歌に手を差し伸べる術はない。
勿体ないよ、といつか夜子は言った。 それはこちらの台詞だと乃歌は思う。 彼女に助けられたというのに、 乃歌は彼女を救うことも出来ない。ちっぽけな人間だ。
悲し気に目を伏せて、背を向ける。 ごめんなさい、という呟きは、校舎の外に届きはしない。*]
(217) 2018/08/29(Wed) 17時半頃
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―1F:美術準備室―
[そうして、辿り着いた小さな教室で、 乃歌は祈るように両手を組んでいた。 あの日と同じように、椅子に腰かけた彼の表情は 背後にいる乃歌には分からない。]
じゃあ、始めるね。
[小さな部屋>>216の真ん中に、 透明なごみ袋や新聞紙を広げた様は えらく安っぽくてシュールで 文化祭の朝は、乃歌自身も腹を抱えて笑ったと思う。]
(218) 2018/08/29(Wed) 17時半頃
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[とはいえ、今はそれを笑う気にすらなれない。 震えそうになる指先を叱咤して 乃歌は彼の髪に恐る恐る触れた。
大丈夫。何も起こらない。大丈夫。
何度もそう自分に言い聞かせながら、 真剣な面持ちで、金色を黒色で覆い隠していく。]
……こうやってると やっぱり、文化祭のこと思い出すね。
[窓の外は夜だ。古い蛍光灯がちかりと瞬く。 少し揺れた手元を誤魔化すように、 乃歌は努めて明るい調子で、阿蘇に話しかける。]
(219) 2018/08/29(Wed) 17時半頃
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[文化祭の思い出。 それが乃歌にとっての幸いか否か 口には出さなかったけれど、 少なくとも、準備や当日の喫茶店での出来事は 楽しかった。そう思う。
王子様対決や、調理班の奮闘ぶり。 忙しなく走り回っていた面々を思い出す。 肩の力はすっかり抜けていた。]
(220) 2018/08/29(Wed) 17時半頃
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