173 冷たい校舎村 番外【突発R18 半身内】
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─ 岩動 越のはなし ─
[俺より少しだけ早く生まれたにーさんは、小学生のころ、凄く泣き虫でした。 痛いことがとっても嫌いで、転んで擦りむいたり、何処かにぶつかったり、辛いものを食べても、ぴーって、泣いていました。
その度に、俺は言ったんです。 「おとこのこは泣かないんだよ」って、 「おとこがすたる」んだよ!って、 言葉の意味も知らずに、がんばれって無責任に、言っていました。
俺たちは双子でしたけれど、にーさんの痛みまでは共感できません。俺はそーゆーとこ、強い子でした。肉体的に痛いものは、耐えられたんです。 だからきっと、にーさんは「男の矜持」ってものを、強く抱いたんだと思います。きっと、俺のせいです。]
(0) 2015/11/07(Sat) 00時頃
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[にーさんは、喧嘩に強くなりました。クラスのいじめっ子を、返り討ちにするくらい。 それに、にーさんは頭がよくて、けーかくを立てるのが上手でした。 子供ならではの残酷性で、にーさんのけーかくは凄いものになっていました。
きっと、これも俺のせいです。 俺が眼鏡をかけるようになって、良く弄られるようになったからです。 俺を守ってって、にーさんに頼んだからです。
だから、俺のせいなんです。みんな。
にーさんが中学生の間、ずっと喧嘩に明け暮れていたのも、 今、高校でにーさんが似合わない優等生をしているのも、 俺が悪いんです。 全部、俺が弱いからです。
守ってって頼んで、腕っぷしが強くなってしまったにーさん。 俺が、全部から逃げて飛び降りた時から、俺を嫌いになってしまったにーさん。
たぷんきっと、俺が──…]
(1) 2015/11/07(Sat) 00時頃
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[──だから、お願いです。]
[ 起きて、にーさん 。]
(2) 2015/11/07(Sat) 00時頃
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─ ちょっと前 ─
──面白い?
[くつくつ、喉奥での笑い声。 岩動 呉は眼鏡の向こう、目を丸くして、藤舎の顔をみた。 ゆーとーせーな、岩動 呉。 本当は眼鏡だって要らない、岩動 呉。 自分を騙し、人を騙して、 高校生活、謳歌してきました。 別に、其れでよかった、筈なのに。 友達もいるし、先生受けもいいです。なんの問題も起こしてきませんでした。たぶん、バレンタインの日にチョコレートを配ったくらいです。 其れで、良かったのになあ。 切欠で、少し剥がれた鍍金、これって、直したほーがいいやつ、でしょーか。
ゆら、と黒瞳が揺れ、]
面白い、かなあ。
[もう一度、呟き。濡れタオルとか、さがそうかな、って、"綺麗"になった指をふら、と揺らしながら。]
(7) 2015/11/07(Sat) 00時半頃
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[世界 の 様相。 岩動 呉は血を流したマネキンを知りませんから、 教室の位置も、変わっていないし、 ただ人が居ないだけの、文化祭の景色は、 真っ直ぐに、見えるんです。 そう、藤舎明夜の模範解答のように、純粋に、皆と、最期の思い出に、 文化祭を楽しみたいのかと。思うんです。
真っ当に、わきまえているように、見えるんです。
そうは、藤舎には語らなかったけれど。
岩動 呉の姿以外に、何かを映すブラウン。 彼女にも、なにか。 触れられたくないことが、あるのかも。 岩動 呉が、生徒会室に入っていった檜山に感じたように、 拒否感のような、ものが。]
(9) 2015/11/07(Sat) 00時半頃
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そーゆーもんかな。
[あんまり、掘り下げませんでした。 何か、地雷踏むのも、やじゃないですか。それに、 犯人探し、したいわけでもないので。
屋上に、大切な記憶、置いてきてたりしませんか?って、そんなの。 聞けない、なあ。]
(10) 2015/11/07(Sat) 00時半頃
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[外に降り続く、雪。 いや、もう、雪かどうかもわからないけれど、 外界を拒否、しているみたいだ。 岩動 呉を、皆を、隔離すると言うよりは。
星のない夜。 明るい夜の女の子は、好きじゃないと、重く重く。 天文部、だったっけ、藤舎。 こんなんじゃあ、星どころか月も見えないし、なあ。]
晴れると、良いな。
[何処かの副委員長の顔が、浮かぶ。 ひまわり、太陽の花。 そうして晴れた夜には、星空が広がるんだ。 窓のそとを、ぼーっと。]
(12) 2015/11/07(Sat) 00時半頃
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[濡れタオルですが。 欲しいなあ、って見回していたら二人分、何時のまにやらカウンターに現れていました。 何処かの誰かさん、気を使わせてすみません。ありがとうございます。 立ち上がって、濡れタオルを回収。一つは藤舎の前に置いて。 手を拭こう。流石に何処にも触れない様相だから。
と、>>#0 先程の時計は、8時頃を示していました。 じゃあ、このチャイムは、8時50分なのかも。]
(13) 2015/11/07(Sat) 01時頃
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[──チャイムが鳴った朝、遠野雛子は冷たいマネキンと入れ替わっていた。 帰った、と、そう言うらしい、その様子。 チャイムは、もしかして。
人がマネキンに入れ替わるときの、効果音、とか。 誰かが現実に戻る、そんな印。 そーゆーの、でしょうか。]
──皆、探すか。
[ちょっと、不安になって、藤舎に聞いてみよう。 行動指針は、なくてもいいです。 只、嫌な予感みたいなものに動かない身体の、背 を 押してって、そう。思うだけ。**]
(14) 2015/11/07(Sat) 01時頃
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[晴れると、良い。 ひよこも、ひまわりの花も、小さなお姫様も、 そうしてきっと、明るい夜の子、も。
雪に埋もれた真白の、隔絶された世界よりは、 太陽も、月も、星も美しくかがやく世界が、一番似合う。 岩動 呉は、雪に拘りは、無いけれど。 景色が寒いよりは、暖かい方が、いいかな。]
(66) 2015/11/07(Sat) 18時頃
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[──8時50分を知らせるチャイム。 濡れタオルを置いた岩動 呉は竦む足を進めよう、と、藤舎明夜を見る。 藤舎 は、 白い顔をしていた>>35 レンズの向こう、黒瞳が見開く。 頭痛、だろうか。藤舎って、偏頭痛とか、持ってたっけ。
否、そう言えば。 先ほどの屋上へ繋がる踊り場でも、こうやって、頭 を、抑えて。
岩動 呉は、毎月痛みに悩まされる女子みたいに、鎮痛薬を持ち歩いてなんか、無いので。 具体的な対処法は、必勝法は、持ち合わせていないけれど。 今度こそ、"スマート"に、手を差し出せたでしょうか。 包帯のない左手で、取り繕わない素の矜持で。]
(67) 2015/11/07(Sat) 18時頃
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[さて、手は取られたか、どうか。 前を進んでいく藤舎の小さな背中を眺めながら、付き従う。 派手で、静かな廊下だった。二人分の、上履きとスリッパの足音がぺたぺた、ずるずるって、
そうして岩動 呉は3-3の教室、その前の窓で、 嗚呼、そう、高い身長のために、覗き込めてしまった。 とおいとおい、真白の地面。その先にぱっと赤の華が咲いている。 砕けた何か、は あれ。 人型だったんでしょうか。
すっと、また。 腹が冷えた。
高所への恐怖のためなのか、それとも──]
(68) 2015/11/07(Sat) 18時半頃
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[岩動 呉は、目撃者でした。 だって、双子ですから、何か嫌な予感だって、ぴんと来るものです。 その日は、とても嫌な予感がしました。 だから、人の姿も疎らに成った頃、二つ隣の教室に、 「一緒に帰ろう」って、久しぶりに。
岩動 越を、迎えにいったのでした。 ただ、それだって、岩動 呉も、越も帰宅部でしたから、別に遅くまで残っている必要はなかったんです。 呉の、勝手な"矜持"でした。 弟と連れだって帰るのを、見られたく無いって。
だから少し、遅かったんです。]
(69) 2015/11/07(Sat) 18時半頃
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[───岩動 越は目の前で、飛び降りてしまいました。]
(70) 2015/11/07(Sat) 18時半頃
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[ほんのすこし、遅かったんです。
伸ばした手は届かず、慌てて駆け寄った二階の窓枠。 身を乗り出して覗き込んで、
血の気が引く思いでした。 もう、あんなの、見たくないと思います。
煉瓦に脚を打ち付けて、堅い地面に頭を打って、 まるで死んでしまったかのように、ぴくりとも動かない、 "俺" の 姿は ]
(71) 2015/11/07(Sat) 18時半頃
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[今真白に横たわる"誰か"ほど、粉々でも、酷い出血も、無かったけれど、 まるでこの世界から、其処だけ拒絶されてしまったかのように、 ひとりぼっちで、 寂しそう、でした。
雪に、赤は、良く映えます。けれど、 紛れもなく、"異物" でした。]
(73) 2015/11/07(Sat) 18時半頃
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[数歩後ずさって、窓から離れる。 あの、粉々なマネキンは、一体、何だっけ。 誰、 だっけ。 マネキンの傍にぽつんと一輪、枯れていた彼の花、は、
──ひまわりだ、って。 岩動 呉がつぶやいたのは、藤舎の其と同時だったかもしれない。 人も、花も、きっと。 ひまわり、だっただろう。
暫く、立ち竦んでしまった。 彼女は、いつもそう、大輪のひまわりの花のように、 微笑んだり、していた、彼女は。 自分で飛び降りたり、したのでしょうか。 そんなにも、"帰りたかった"の、かなあ。]
(76) 2015/11/07(Sat) 19時頃
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[岩動 呉だって、どちらかと言えば帰りたい、人種です。 弟が、待ってますから。 待たれてますから。帰らなくちゃあ、いけません。
けれど岩動 呉は、 飛び降りという手段は、とらないでしょう。 痛いことは、嫌いです。 飛び降りは、痛いって、岩動 呉は、知っていますから。*]
(77) 2015/11/07(Sat) 19時頃
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──教室に戻ってようか、藤舎。 誰か、戻ってるかもしれないし、 きっと、"戻ってくる"から。
[闇雲に探されるより、探し回るより、 分かりやすい定点にいた方が、良いだろう。 岩動 呉は窓の前、普段の3-3の教室に踏み入れよう。 空の寝袋が転がる教室は、 災害時の避難所みたいだ。 カップ麺とか、欲しくなる。
甘いもので埋めた腹は、未だ冷えたまま、 鈍く痛む鳩尾を抑えて、ふーっ、と、息をついた。]
(78) 2015/11/07(Sat) 19時頃
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/* 、と。が間違ってるところが多々ある(ころんごろん)
(-16) 2015/11/07(Sat) 19時頃
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─ 3-3教室 ─
[だから、一撃食らったの、大分前なんだってば。 じんわり痛む鳩尾。 彼のあと、そういえば、確認してないな。 もしかしたら、痣になってるかもしれない。 激しい兄弟喧嘩だなあ、全く。
冷えた腹と、痛む鳩尾。 邪魔 だなあ、って。 にどめのため息。
藤舎に勧められるまま、岩動 呉は適当な席に座った。 此処、誰の席だっけ。 黒板に刻まれる内容は、かわいげ、無いし。 藤舎の字も、何処かの誰かとは違って、読みやすい細い文字だった。 ──嗚呼、此処、遠野の定位置 だ。]
(90) 2015/11/07(Sat) 22時半頃
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──飛び降りるってさ、 怖い、よな。 高いとこまず、怖いし、 此れから"俺"がどうなるかって、分かるじゃん。 そーぞーできるだろ。
[あのマネキンみたいに、粉々になってくれるなら、寧ろ、 良い方なんじゃ、ないかなあ。 振り向いた藤舎の、その後ろ。 生徒会室、細い文字の其に、眼鏡越しの黒瞳は焦点を合わせて、 やっぱり無責任に、けれど何処か──憧れ?みたいな。 不思議な感情を滲ませて、岩動 呉は、言う。 弟は物凄く、痛かったらしくて、 目撃してしまった兄も、何処か が 痛くて。
逸そ、地面がもっと遠かったなら、弟は。 ハンデを負ってまで糞忌々しい現実を、生きることはなかった、から。 たぶんきっと、弟が彼のとき死んでいたなら、 兄だって、生きていなかったとは思うけれど。]
(92) 2015/11/07(Sat) 23時頃
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──"俺"は飛び降りたこと、無いけど。 きっと痛いし、きっと寂しいし、 きっと──さむいよ。
[ぽつ、ぽつ。 言葉を選ぶように、緩慢に。 けして、実体験だと、あくまで客観だと、語るように]
(93) 2015/11/07(Sat) 23時頃
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[暫く、弟と同じように、 身体の 何処か が 痛かった。 双子だから、共感してしまったのでしょうか。 弟は、 名前を書かれなかった兄の、心の傷みは、知らなかったみたい、ですけど。]
(94) 2015/11/07(Sat) 23時頃
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[ただいまって、声がして>>86 何か、久しぶりにあったような気がする、委員長の姿を認める。 いや、少なくとも朝、 遠野のマネキンを見付けるときまで、一緒だったんだけれど。
それから、大分経ちました し、 色々 ありました。 偶然ですね。おかえりなさい。
黒板に並べられるマネキンの居場所。 もう、半分。]
(95) 2015/11/07(Sat) 23時頃
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御崎、そういえば──
[見てない、と、接ごうとしたところで>>89]
…おかえり、御崎。 何処行ってたん?
[委員長も、古屋も、 勿論俺も、藤舎も、御崎の居場所を知らなかったわけで。 かるぅい口調で、聞いてみます。]
(98) 2015/11/07(Sat) 23時頃
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[藤舎と委員長の会話は、何処かで聞き流しながら、 岩動 呉は椅子を回して、御崎の方に向いた。 真っ直ぐ、自分の席に辿り着いた御崎は、 鞄から飴玉を取り出して、ぱくり。 遠野の席にどっかり座って、その手元を眺める。]
図書室、何。本借りにでもいったのか?
[元素の本、だっけ。 御崎かがりが開いていた、あの本。 あれに学校指定の印とか、あったっけ、って、 返したの、ではなくて、借りたの?って、聞いてみた。 らしいっちゃあ、らしいです。どちらでも。]
──俺? 保健室、と、新しい3組。行った? 文化祭のフレンチトーストってマジで美味かったんだなって思った。
[感想未満。語彙が足りません。]
(109) 2015/11/08(Sun) 00時頃
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[返しに行ったらしい。>>112 ふうん、って、鼻をならして、其所で新事実に気が付いた。 左腕の時計、細かい日付表示に漸く気が付いて、 あ、進んでねえんだ。今更。見なかった振りをしていたっぽい。]
──アナログ時計の日付が変わらないってどーゆーことよ。
[常識を求めるのも違うけれど。 時計の文字盤を見詰めて、不思議そーに。
フレンチトーストについての話題は、どんぴしゃだったらしい。 珍しく少しだけ饒舌に語る御崎に、ふ、と、笑い。 俺もパンの耳しか食ってなかったわって、挟んだ。]
(153) 2015/11/08(Sun) 21時頃
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[そうして、御崎との会話の途中。 残る とか 残らない とか、 そういう話が聞こえてきて。
岩動 呉は小狡く、聞き流した。 戻らなければいけない、理由があるんです。 自分が出られれば、どうでもいいとか ではなくて、 ──寧ろ欲を言うならば、全員出られればそれで良いんですけれど、 何となくそれって、 都合の良い願いなんだろうなって、思うから。 残れない人が、割って入ったって何の解決にもならないでしょう?
言い訳 です。
一度目を閉じて、緩慢に瞬き。 最後の選択に、岩動 呉が残ったなら。 きっと、もう剥がれてきているゆーとーせーの殻なんでかなぐり捨てて、 窓に身を、投げるでしょう。
勿論 二階から。]
(154) 2015/11/08(Sun) 21時半頃
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[そうして、深呼吸。 聞こえない振りは万全。 本の少し、足は震えるけれど、きっと気のせいだ。
御崎に聞かれた内容>>143は、其のとき岩動 呉が揺らいだ何か、を 付くものではあったけれど、黒瞳を細めて、]
──俺 は、帰るよ。 かわいい弟が待ってる。
[その 表情は、 笑顔だったでしょうか。]
(155) 2015/11/08(Sun) 21時半頃
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