162 冷たい校舎村3-1
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ん、任された。
[万理のことを七尾と織部に頼まれれば、短くそう言って頷いた。そのまま、去っていく二人の背中を見送る。
二人が階段を下りていく音が聞こえなくなれば、辺りは静寂に包まれる。一人きりの廊下に座りこんで、考えてしまうのはやはり万里のことで。
どうして、万里のことがこんなに気になるのだろう。こんなの、俺のキャラじゃない筈なのに。ちょっと懐いてくるクラスメイト。それだけだったのに。
きっと、羨ましかったんだ。兄のことが大好きだと話す万里と、その万里に懐かれている兄が。そして、たとえ偽りの兄としてでも、その好意が自分に向いているのが嬉しかった。 今まで愛されてこなかった俺が、初めて誰かに愛された、みたいで。あくまでそれは兄に対する好意で、きっと偽物なのに。]
(5) 2015/06/26(Fri) 00時半頃
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[それでも、頼ってもらえるのが、懐いてくれるのが嬉しかった。そうしてくれる万里を、出来る限り、大切にしてやりたいと思った。 でも、いつの間にか…この世界の校舎に来てから、"おにいちゃん"としては嫌だ、と。そう思うようになってしまった。 その方が、万里にとってもいいはずだ、と。そう思い込んで。その結果が、さっきの拒絶なんだろう。]
…何、やってんだかな…。
[そう言って溜息を吐いたけれど、先ほど言ったことを後悔する気には、なれなかった。]
(6) 2015/06/26(Fri) 00時半頃
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[――しばらくの間、ずっとお化け屋敷の入口で待っていたが、いつまで経っても万里は出てこない。 もう既に、外はすっかり暗くなっている。 いい加減中に入って探した方がいいだろうか。もしかしたら、出口を探しているけど、見つからなくて震えてるとか。そう思ったらいてもたってもいられなくて、立ち上がった。その時、]
……万里…?
[周りには誰も居ないはずなのに。それなのに、風のようなかすかな囁き声が聞こえた。 それは、彼女からの別れの言葉。それをしっかりと聞き届けてから、微かに口角を上げて、微笑んだ。 彼女には聞こえないかもしれないけど、そっと口を開く。]
…馬鹿、当たり前だろ。こちらこそ、だっつの。
[良かった。万里は…しずくはもう、大丈夫だ。 ああ、でも、帰らなきゃいけない理由が出来てしまった。 今はもう、この世界を対して楽しいとも思えないから、別にいいんだけど。]
(7) 2015/06/26(Fri) 00時半頃
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/* 万里のマネキン見つけたらSAN値直葬になるかなー?とか考えてた時期もあったけどそんなことはなかった。
でも…これいいのかな…マネキンになる=現実に戻るってほとんど分かってしまった(そう思ってるだけともいう)けど…まあその代りホスト云々は知らないし…
(-11) 2015/06/26(Fri) 00時半頃
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……帰る、か……
[現時点で少なくとも3人は居なくなっている筈だ。相馬と、万里が見た人物と、万里。もしかしたら他にも居るかもしれないが。 そして、万里は現実世界に帰るつもりのようだった。ならば、消えてマネキンが現れる=現実世界に帰る、と考えるのが自然だろうか。自分も(彼女らが死んだとは思いたくなかっただけだが)、きっと帰ったのだろうとは思っていたし。]
俺も、いつかは帰るのか。
[無表情でそう呟きつつ、4階の窓から外を眺める。 帰りたくない、というほどでもないが。帰ったら帰ったで、憂鬱なことはある。 『文化祭が終わったら考える』と、そう約束していたことがあった。]
(17) 2015/06/26(Fri) 02時半頃
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―回想:文化祭準備期間中―
――はい、もしもし。父なら居ませんけど。 あ、セールスは結構です。
[文化祭の準備が始まってすぐの頃。家に帰ってしばらくして、滅多に鳴らない家の電話が鳴った。 父に用があるならそっちの携帯にかけるだろうし、多分何かのセールスだろう。そう当たりをつけて受話器を取り、淡々と対応した。が、なかなか電話先の相手は言葉を返してこない。 悪戯電話だろうかと訝しげに思ったとき、ようやく相手が、恐る恐ると言った風に言葉を発した。]
「…桂一?」
…は?
[なんだ。誰だこれは。セールスじゃない。誰だ、この声。中年くらいの、女の人。先生じゃない。クラスメイトじゃない、それ以外で、知り合い、なんて、そんなの、]
(18) 2015/06/26(Fri) 02時半頃
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「私、よ。……貴方の、母親」
……っ!
[息を呑んだ。 母親とは、両親が離婚して以来連絡を取ったことがなかった。それなのに、どうして、今更。 何も言葉を返さずにいると、相手――母は、やはり少し恐る恐ると言った風に言葉を続けた。]
「ねえ、桂一…その、私の思い過ごしだったら良いんだけど…貴方、何か酷いことされたりしていない?彼――貴方の父親に…」
[その言葉を聞いた瞬間、戸惑いが一気に怒りへと変わった。今まで抑え込んでいたものが一気に爆発したような、そんな怒り。]
(19) 2015/06/26(Fri) 02時半頃
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…酷いこと?酷いことねえ。ああ、まあ時々ナイフ片手に犯されるくらいはされてるかなあ。ひどいよなあ、中学入ってからずうっと続いてるんだ。痛いし気持ち悪くて吐き気するし散々さ。 でもやっぱりナイフで切られるの怖いし?受け入れなきゃ衣食住も約束してくれないんじゃあそのまま受け入れるしかないよな?もう嫌になるよ正直さあ。
[堰き止めてた何かが溢れるように言葉を紡ぐ。 怒鳴ったりはしなかった。その代わりに、お前のせいだ、お前が捨てたからだ、と責めるように、わざとらしく。 今度は、母親が息を呑む番だった。]
(20) 2015/06/26(Fri) 02時半頃
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「ご…ごめん、なさい。貴方を、あの人の元に置いていってしまって…本当に、ごめんなさい。謝っても、許してもらえないかもしれないけれど…」
[そう答える母の声は、情けなく震えていた。そのせいで、一緒に暮らしていた頃、どこか怯えた様子で父と接する母の姿を思い出してしまって、少し頭が冷える。 分かっていた、この人もきっと被害者だ。父のことが怖くて、逃げただけ。 もしかしたら、俺を置いていくのが、逃げる――離婚する時の交換条件だったのかもしれない。 自分の身を守ることは、当然のこと。でも、それでも。こうなると分かっていて置いていったことは、簡単に許せることではなかった。]
「だから、ね。一つ、提案があるの。」
[黙り込んでいれば、表情は見えないけど、でも、ちょっと決意が籠ってるんだろうな、って。そう思わせるような声色で、そう切り出された。]
(21) 2015/06/26(Fri) 02時半頃
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「もう一度…家族を、やり直させてほしい。 桂一、その家から出て…私たちの家に来ない?」
[「え、」って。間抜けにも、そんな声しか零せなかった。 呆然としている間に、母は次々と説明をしていった。
あれから、ずっと後悔していた。桂一のことがずっと気がかりだった。 良い人に出会えて再婚したのだけど、彼に桂一とあの人のことを話したら、彼が望むならこの家で引き取ろうって言ってくれた。 今妊娠していて、その子は貴方の弟になる。 私と、再婚相手の彼と、その子と、貴方とで、もう一度、"家族"になりたい。]
(22) 2015/06/26(Fri) 02時半頃
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[ぎり、と、唇を噛みしめる。]
…どうして、
[「もっと、早く言ってくれなかったんだよ。」 そう返した声は、震えていた。]
そんなの、無理。俺、もう高3で、来年には大学だって通うつもりなのに。理工系の大学行きたいけどさ、学費、払ってくれんの?払えんの? 第一、そんな、再婚相手とか弟とか言われたって。 本当に俺を受け入れてくれるって保障できんの?
…俺が、アンタ達を信じられると、思ってんの? 一度俺を捨てたくせに。今更、そんなこと言われたって…
[今はもう、母を責めたいわけじゃない。ただ、不安だった。その提案に乗って全部上手くいくなんて、到底思えなかった。 俺みたいな異物が紛れ込んだって、上手く馴染めなくてまた捨てられるだけだろう。 そうなるくらいなら、今のままでいい。 このままで、いい。]
(23) 2015/06/26(Fri) 02時半頃
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[母は、学費はなんとかする、とか、きっと受け入れてくれる、とか、色々と言ってくれたけど。どうしても不安は拭えなかった。信じることなど出来そうになかった。
現実世界の人なんて、ゲームと違って、汚くて自分勝手な奴ばっかりなんだ。母だってきっとそうだ。一度俺を捨てたんだから。会ったことのない再婚相手なんて顔を見たことすらないんだから、信じられるはずがない。
でも、「貴方をあの人の元に置いておきたくない」、「どうか、考えてみてほしい」ってあまりにも熱心に言ってくる、から。]
…今は、文化祭の準備で忙しいから。 文化祭終わってから、考える。
[そう告げて、電話を切った。]
(24) 2015/06/26(Fri) 02時半頃
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―現在・4階廊下―
[この世界から出て現実へと帰ったら、そのことも考えないといけない。 心身共に傷つけてくる父を取るか。一度自分を捨てた母とその家族を取るか。 父はきっと、今の家を出ると言っても引き止めようとはしないだろう。玩具とか、ペットとか。アイツにとっての俺は、そんな存在だろうから。 でもだからと言って、母のところで新しく"家族"を作って、上手くいくとも思えない。]
…はぁー…。
[重くため息を吐きだして、ゆっくり階段を下る。 確か織部が、一度教室に集まる、とかそんなことを言ってたはずだ**]
(25) 2015/06/26(Fri) 02時半頃
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―1階―
[階段を下りて、1階へと辿りつく。 そのまま教室に向かおうとその方向へと足を向けて、昇降口のところに織部と七尾がいるのが見えた、が。気づかれないように気を付けながら、すぐに身体を引っ込める。 や、だって、なんか。遠目だけど、七尾の顔が、泣いたからなのか赤くなってた、っぽかったし。織部がその七尾に寄り添ってるように見えて、なんとなく近くに行きづらかった。
それに、さっき、二人に万里のこと頼まれたのに、その期待には応えられなかったから。 やっぱり、なんとなく会い辛かった。どちらにせよすぐ教室で会うことになるだろうから、今避けても対して意味はないだろうけど。]
(73) 2015/06/26(Fri) 23時頃
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/* 「あ、4階で織部達が俺と万里に関わらず後ろで話してたのもこんな感じの理由か。いや、あの時の俺は今の二人以上のことをやらかしてたけど。」
ってロルに入れるか迷ったけどなんかお前と一緒にするなとツッコミを受けそうなのでそっと消した
(-54) 2015/06/26(Fri) 23時頃
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[二人がそこを立ち去るまでの少しの間待ってから、教室に行かないと、と、改めて歩き出す。 先程まで織部達が居た昇降口を通り過ぎる時、視界の隅に、ふと、赤が掠めた。どこか見覚えのある赤。 何かに導かれるように昇降口の扉の前へと足を進める。 そこには、ガラス扉に寄りかかるようにして、1体のマネキンがあった>>3:292。纏うカーディガンやリボンは、万里がつけていたのと同じもの。]
…此処に、あったのか。
[彼女はこの校舎から出ていったんだろうとは思っていたから、戸惑いはしない。それどころか、赤を纏ってはいても、そこに血の赤は混じっていないことにひどく安心して、僅かに微笑んだ。]
(74) 2015/06/26(Fri) 23時頃
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[最初に目についたのは、そのマネキンだったけど。 ふと視線をずらせば、もう1体、別のマネキンが倒れている>>2:329ことにも気づく。]
…誰の、だ?
[近づけるだけ近づいて確かめる。女子の制服に、黒い髪。 ここに居る生徒の中だと――藤堂、だろう。そのマネキンの近くの扉には、僅かにだが血が付着していた>>3:6。誰かが、無理やりこじ開けようとしたのだろうか。
もし、校舎から消えた彼女たちが、無事に現実へと帰っていなかったら。そう考えると不安になるが、でも、きっと、大丈夫だ。 姿は見えなかったし、本当に微かな声だったけど、万里の声は確かに――さきに帰ってる、と、そう言っていたから。その言葉を、信じたかった。
それから扉に背を向けると、教室のある方へと歩き出す。一度集まると言っていたが、教室には何人居るだろう。最初は11人居たが…今の校舎には、果たして何人が残っているんだろうか。*]
(77) 2015/06/26(Fri) 23時頃
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―教室―
[遅れて悪い、と苦笑しつつ教室に入り、書かれた文章が増えている黒板を見る。寺田と、駒鳥。その二人も、どうやら居なくなってしまったようだ。 今教室にいるのは――まだこの校舎にいるのは、たった6人だけ。]
ああ。あいつ…万理、4階のお化け屋敷入ってって。それからチャイム鳴るまでずっとお化け屋敷の前で待ってたけど、あいつは出てこなかった。
[秋野が話し出し>>108、七尾に目配せされれば>>110頷きを返した。 そこで一旦口を噤んでから、もう一度口を開く。 万里との秘密、みたいにしておきたい気持ちはあったし、信じてもらえるかは分からないが、この状況だ。言っておいた方がいいだろう。]
…でも、チャイム鳴る直前に…微かにだけど、声は聞こえた。「私はもう大丈夫、さきに帰ってる」って。 だから…消えた奴らのこと、あんま心配しなくても大丈夫、だとは思う。
[心配しなくても、なんて言ったら、薄情に聞こえるだろうか。でも、またマネキンが現れて、それを見て誰かが泣く、なんてのは嫌だと。そう思ったから。]
(126) 2015/06/27(Sat) 01時半頃
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…んー…それは、さ。考え方によるんじゃね?
[秋野が皆で一緒に居ることを提案し、七尾と水瀬がそれに同意するような声を上げたけど、それに完全に賛成することは出来ず、渋るような言葉をかける。]
それ、誰かが消えるのを防ぐにはいい案かもしれないけどさ、それでいいのか? 誰も居なくならない、ってことは、このままこの6人でずっとこの校舎に居る、ってことになると思うんだけど。
[以前ならそれでもいいと思えたかもしれないが、今はそうは思えない。それとも、消えてマネキンが現れるのを防ぎつつ、全員で脱出するような案でもあるのだろうか。]
(127) 2015/06/27(Sat) 02時頃
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ああ…大変だったけど、楽しかった。
[帆北から文化祭の話が振られれば>>109、水瀬や秋野に同調するように頷き、文化祭のことを思い出して笑みを浮かべる。クラス委員に立候補したのは気まぐれだったし、文化祭だって、最初は面倒くさい気持ちもあった。でも、準備を進めれば進めるほど楽しくなっていって、当日は、今まで経験した中でも一番楽しい文化祭になった。
…でも、]
…それって、この世界と関係あんの?
[帆北の、「だからこの校舎が生まれたんだろう」という発言に素直に首を傾げる。
――神楽桂一は未だに、ここが誰かの精神世界で、この中に"ホスト"がいるのではないか、という話を知らなかった。 疑問の声を上げれば、誰かが気づいて簡単にそのことについて説明をしてくれるだろうか**]
(128) 2015/06/27(Sat) 02時半頃
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…え?
[「あるんだよね?」なんて聞かれても>>129何も思い当たらず、疑問符を浮かべながら秋野に視線を向ける。秋野は俺の知らない何かを知っているのだろうか。 その後文化祭の話になり、先程の疑問>>128を発すれば、秋野はとある単語を出してきた。"ホスト"って何だ。咄嗟に思いつくのは夜にイケメンがご婦人方を接待するアレだが。]
…さっきから何の話だ?"ホスト"って?
[訝しげな表情を浮かべつつも素直に聞き返せば、秋野と織部から説明をしてくれたのでふんふんと頷きながら聞いた。 織部が視線を向けていた>>132水瀬からも何か説明があれば、その内容も頭に入れるだろう。 成程、"ホスト"というのはこの世界の主、という意味か。 しかしこの話、自分以外の全員知ってるのだろうか。もっと早く話してくれてもよかったのに、と思ってしまう。まあ、色々と慌ただしかったから仕方ない部分もあるのかもしれないが。]
(136) 2015/06/27(Sat) 19時半頃
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うん、まあなんとなく分かった、ありがと。 そーいうことなら、さっきのチャイム鳴る時は全員集まるって案、賛成にしとく。 あのマネキン、そう何度も見たいもんじゃねえし。
[説明してくれた秋野達に礼を言って、先ほど言った意見をさくっと変更した。 万里や藤堂のは血は流れていなかったが、相馬のマネキンのような死体染みたものを何度も見たくはないし、いつの間にかいなくなってしまうのも出来れば避けたい。]
しっかし、"ホスト"ねえ…そいつが抱えてるのをなんとかするにしても、誰が"ホスト"か分かんなけりゃどうしようもねえよな…
[悩むような表情を浮かべつつそう言って、周囲を見渡す。自分を含めたこの6人の中に"ホスト"とやらが居るということになるのだろうが、一体誰なのか、全く見当がつかなかった*]
(137) 2015/06/27(Sat) 19時半頃
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/* よーし落ちロル一通り書けたからとりあえず安心だぜえ… 出来はいいか悪いか微妙かもしれないけど、まあ、こんなエンディングもありだよねっていうかんじでひとつ。うん。
(-84) 2015/06/27(Sat) 20時半頃
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そうだな…思い出したくないかもしれないし…思い出したとしても、他の奴らには話したくないかもしれない。その原因にもよるだろうけど。
[秋野の言葉>>139を聞きつつ、ぼそりと呟く。 少なくとも俺は一から十まで話したいとは思わない。 もし自分がホストなら、原因は間違いなく両親とのことが原因だろう。だが、父にされていることは絶対他の人には話したくない。]
(157) 2015/06/27(Sat) 23時半頃
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うん、いいんじゃね?4階行くの。他にいい手段思いつかねえし、ちょっと入ってみたかったし。 俺も見たけど入ってはいないんだよなあ。
[水瀬の提案>>144には同意を示した。帆北>>142の言う通り、この世界は"ホスト"の心を反映しているんだとしたら、それは有効な手段だろう。 もしかしたら、文化祭で作ったお化け屋敷と違う点があって、それが"ホスト"への手がかりになるかもしれないし。]
…そっか。なんか、嬉しいな、そう言われんの。
[帆北の言葉>>146>>147を聞いて、最初に出てきたのは、そんな言葉だった。 「お前らとなら大丈夫」と、そう言ってもらえたのが、信頼されてる証のように感じて嬉しかったのだ。 それと同時に、秋野や水瀬の言うように、抱えている悩みや葛藤を言葉にして口に出せるのが、純粋にすごいとも思った。]
(158) 2015/06/27(Sat) 23時半頃
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だな、もう遅いし、そろそろ寝るか…
[水瀬の言葉>>155を聞いて教室の時計に目を向ければ、もう随分と遅い時間になっていた。 明日のこともあるし、早めに寝るに越したことはないだろう。
寝るという話がまとまれば、適当な場所に寝袋を運び、その中に入る。 「おやすみー」と軽く声をかけつつ、目を閉じた。 その日は、一日目のように悪夢を見ることもなく、穏やかに眠りについただろう。]
(160) 2015/06/27(Sat) 23時半頃
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―翌朝―
「――…桂一…」
………。
[小さな声で誰かが自分を呼ぶ声が聞こえて、目を覚ます。寝起きはどちらかというと悪い方だから、普段はこんな小さな声で目を覚ますことはないのだが。
寝ぼけているかのような、どこか虚ろな目で教室の扉の方へと視線を向けた。 寝袋を抜け出すと、操られているかのようなふらふらとした足取りで教室を出て、上階へと向かう。 チャイム鳴る時は必ず集まる、なんて約束は、この時の頭に無かった。
目的地に向かうまでの間も、ずっと"誰か"の声は聞こえ続けている。いや、誰か、じゃない。何度も何度も聞いた、聞き慣れたこの声は――]
(165) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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―3階・コンピューター室―
…ああ、やっぱ、アンタか。
[一クラス分のコンピュータが並ぶ、特別教室の一室。 その後ろの扉から入って室内を見渡せば、黒板代わりのホワイトボードの前に、一人の男性の姿を見つけて、僅かに口角を上げる。 部屋に入るまではどこか頭がぼんやりとしていたが、今ははっきりと意識があるどころか、妙に冷静だった。 俺にも"お迎え"が来たのか、なんて思える程度には。
男性――父親はこちらを見てふっと笑うと、口を開いた。 その右手には、銀色に輝くナイフが握られている。]
(173) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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「…おいで、桂一。」
…わざわざこんなトコまで、ご苦労なことだな。
[呼びかけには頷かないものの、父親の方へと向けてゆっくりと歩みを進める。 父の持っているナイフにちらりと視線を向けた。ああ、あれに刺されて終わり、か。 それはそれは、全くもって俺らしいエンディングだ。 マネキンは血を流した無残な姿で現れるだろうし、アイツらが見つけないでいてくれるといいんだけど。 諦観したような気持ちで歩き、教室の真ん中へと来た辺りで――]
「…桂一…!」
[――さっき入ってきた後ろの扉の辺りから、父とは別の声が聞こえて、足を止める。]
(177) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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…おいおい、アンタまで来たのかよ。
[そこには、悲痛そうな表情で立っている母親の姿があった。離婚して最後に別れた時と、全く同じ姿で。 その隣には、母よりも背の高い、黒い靄でできた人影も見える。なんだアレ。 ああ、あの人の再婚相手か。コレ、俺が作った幻みたいなものなんだろうし、会ったことないんだから靄の姿なのも頷ける。]
「桂一、こっちに…!私たちと一緒に、いきましょう…?」
[そう言って、手を伸ばす母に向けて苦笑する。 ここで母の手を取って、家族となって幸せに暮らしました、で、ハッピーエンド? ――そんなの、信じられるか。笑わせるな。 此処は、ゲームの世界じゃないんだから。正しいルートにいったって、ハッピーエンドとは限らない。]
(179) 2015/06/28(Sun) 00時頃
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