人狼議事


105 CLUB【_Ground】

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測量士 ティソは、メモを貼った。

2013/12/23(Mon) 08時頃


【見】 測量士 ティソ

─凍える夜(一週間前)─

[受け渡しの邪魔をしないよう、
チアキの部屋を離れた後、
ティーはシーシャの部屋でおサボり中だった。

ベッドの上で毛布を被って横になり、
子供用の辞書をめくる。]

(@19) 2013/12/23(Mon) 09時頃

【見】 測量士 ティソ

[あい(愛)
アイ(呉)(漢)

[訓]いとしい めでる かなしい おしむ

1 かわいがりいつくしむ。
  思いこがれる。いとおしいと思うきもち。
2 あるものを気に入って楽しむ。
3 大事なものをはなしたくないと思う。おしむ。]

(@20) 2013/12/23(Mon) 09時頃

【見】 測量士 ティソ

[あい。

文字を目で追いながら
唇で音をなぞってみる。

子供用の辞書に書かれたそれは
やけに簡潔で、シンプルだ。

もっと一途だったり、かけがえないものだったり
ふかい、思慕をあらわすものだと思っていたし、
きっと大人用の辞書にはそう書かれている。]

(@21) 2013/12/23(Mon) 09時頃

【見】 測量士 ティソ

[寝台の上でころころしているうちに、
いつの間にかイヤホンマイクは外れていて、
フーからの通信を聞き逃した。


たぶん、逃げたい、という気持ちがあったのだろう。
濡れていない毛布の海は
とろとろとした眠気を連れて来て、
抗うべきなのだろうが、ティーはそれに抗わなかった。]

(@22) 2013/12/23(Mon) 09時頃

【独】 測量士 ティソ

/*
英語の国語辞書(?)では
loveはどんな解説がされているのだ。

(-91) 2013/12/23(Mon) 09時頃

【見】 測量士 ティソ

[あいと愛。
簡素と複雑。
子供と大人。

シンプルだったものに
あれこれと余計な意味を足して
なんだか貴重で尊いもののように思わせるのは
そうあれかしと大人が望むからなのか。

あさい眠りにたゆたうティーの脳裏に
四文字のアルファベットがゆらゆらと揺れていた。]

(@23) 2013/12/23(Mon) 09時半頃

【見】 測量士 ティソ

[まどろみはじめていくらも経たないうちに、
ティーは目を覚ます。

社会人はそうそう逃避してばかりもいられないのだ。

まばたき二つのあと、ティーは飛び起きた。


やばい、減俸。]

(@24) 2013/12/23(Mon) 09時半頃

【見】 測量士 ティソ

[誰もいないと、という先入観で見れば、
動かない毛布の山はただの毛布の塊でしかない。

住人の去った部屋をモニターで見るフーに
ティーのサボりが気付かれなかったのはそういうことだろう。]

(@25) 2013/12/23(Mon) 09時半頃

【見】 測量士 ティソ

[端末を見れば、
客の帰宅を告げる店員からのメールが入っていた。

胸の奥でなにかがさらりと零れ落ちる音がする。
毛布の海から眼鏡を拾い上げ、かけた。

透明な硝子レンズは、
なにもかもを氷の下に閉じ込める。

虚(から)っぽだった場所が、
虚(から)っぽに戻っただけ。

ただ、それだけ。]

(@26) 2013/12/23(Mon) 10時頃

【見】 測量士 ティソ

[多分、サボった罰に掃除のひとつも命じられるだろう。
言われる前にやってしまおうと、
自分で乱した毛布をたたみ、
辞書や、他にも床に落ちているものがあれば、
それもきちんと棚に戻した。

ホレーショーの部屋へ向かうフーと
すれ違わなかったのは幸いか。

気は向かなかったけれど、
チアキの部屋へも向かう。
指先が扉に触れるのに、わずかだけ時間を要した。]

(@27) 2013/12/23(Mon) 10時頃

【見】 測量士 ティソ

─凍える夜─

[部屋の中央に、
一冊の画用紙と色鉛筆が並んで置いてある。
その横に、切り離された一枚の白。

入り口で、そこまでを認識して、足が止まった。]

 …──。

[踵を返して部屋を出ようかと迷う背を、
まだ記憶に新しいチアキの声が押した。

「あとで、見てね!」
かれはそう言っていた。
約束した、とも。

きっと一生懸命描いたんだろう。]

(@28) 2013/12/23(Mon) 10時頃

【見】 測量士 ティソ

[距離が近づくと、
真っ白な画用紙はやっぱり真っ白なままで

あれ?

と思ったけれど、
もっと近付いたら、二枚重なっているのに気づいた。


何も描かれていない真っ白な画用紙の下に、
チアキの尻尾の色と同じ色の
茶色い色鉛筆で書かれた、
ちいさな文字の、おおきな手紙。

拾い上げて、
一番上に書かれた自分の名前を読んで、眼鏡を外した。]

(@29) 2013/12/23(Mon) 10時半頃

【独】 測量士 ティソ

/*
はさまりまくっている。
すみませんすみません。

ちょっと書き溜めよう。

(-93) 2013/12/23(Mon) 10時半頃

【見】 測量士 ティソ

[いっぱい練習したのだろう文字は
拙さは残るもののとてもきれいで、読みやすい。

すんなりと頭に入って来て
まるでチアキが読んでいるように、
あの声で頭の中を流れてゆく。]

(@30) 2013/12/23(Mon) 11時頃

【見】 測量士 ティソ

[工場から出たことのないチアキにとって
低い天井の限られた生活フロアが、
かれの世界のすべてだったことは想像に容易い。
変わっていく不安に、よく耐えたと思う。

こわい、と零したちいさな声を、まだ覚えている。

自分が、ひとときでもその不安を
和らげられたことが嬉しかった。]

 困ってなんて──いなかったよ。

[目の前にいない相手に、ぽつりと呟く。

怖がらせたくない。
不安を取り除いてあげたい。
寒さから守ってあげたい。
傷つけたくない。

考えていたのはそればかり。]

(@31) 2013/12/23(Mon) 11時頃

【見】 測量士 ティソ

[だからあの時、
縋るようなかれの問いに、頷けなかったのだけれど。

それを今も、かれのためには、後悔していない。
あの時頷いていても、何も変わらなかったと、
サムの選択を知らないティーは思う。]

(@32) 2013/12/23(Mon) 11時頃

【見】 測量士 ティソ

[前とおなじに戻っただけのはず。

なのになぜか、
前より広くなってしまったように感じる胸の虚(うろ)を、
吐息ひとつで誤魔化して、ティーは先を読み進む。**]

(@33) 2013/12/23(Mon) 11時半頃

測量士 ティソは、メモを貼った。

2013/12/23(Mon) 14時半頃


【見】 測量士 ティソ

[たくさん練習して、考えて、
一生懸命紙に向かった、
その結果が、この白い画用紙なのだと、
雪のような白を指先でなでながら、思う。

あったかくて、やさしくて、ふわふわしたもの。
──毛布かな?

だけど、見たことがない、と。

もしかして
もしかして?

自惚れて、いいのかな。

ティーの目許が、やわらかに、
ゆがむ。]

(@40) 2013/12/23(Mon) 14時半頃

【見】 測量士 ティソ

[決意。
それから──]

 うん、

 ────…うん、 しあわせだよ。

[しあわせ。
しあわせ。

心の中で、何度も繰り返した。

だって、きみがしあわせになるんだもの。]

(@41) 2013/12/23(Mon) 14時半頃

【見】 測量士 ティソ

[最後の数行は、
うつむいて、手で口許を覆った。


まずい、と思って、
画用紙と色鉛筆を抱えて部屋から出たから、
廊下で、何度も
数行をなぞるように読むティーの表情を、様子を、
知るものはいない────**]

(@43) 2013/12/23(Mon) 15時頃

【見】 測量士 ティソ

[上司からの、短い謝罪受信したのは、
再びチアキの部屋で片付けをしていた時だったか。

突然の、謎の謝罪を訝りながら、
何のことか尋ねたティーは、“事故”の説明を聞いて]

 ────は?

[目を点にした。**]

(@49) 2013/12/23(Mon) 16時頃

測量士 ティソは、メモを貼った。

2013/12/23(Mon) 18時頃


【見】 測量士 ティソ

─現在─

 ちょっと!! 今度は何したの?!

[デスクに向かって入力作業を進めていたティーは
>>@34フーの叫びに戦々恐々振り返った。

あの日以来、研究室内の壊されたものは数知れず、
消えて行ったデータは数件、
スーツ(はさすがに普段は着ていないので、
主にシャツとかカーディガン)や白衣につけられた
シミの数は18

さすがにもう、フーのこの声を聞くだけで
何か起きたと察するようになっていた。]

(@56) 2013/12/23(Mon) 21時半頃

【見】 測量士 ティソ

 …──とぉ、 なんだ、フーのダンボールか。
 それ齧っておとなしくしててぇ。

[見れば肉の絵のついたダンボールを
齧っているだけだったので、
それでおとなしくなれば幸いと
ダンボール齧りを奨励した。

フーは注意しているのを、
はは、大変そうだなぁと他人事のように見る。

この一週間で、おおきな虎の子供を
仕事場に置き続けることの難しさを噛み締めたのか、
研究室が塒のようだった上司がなんと自宅を購入した。

驚くよりも、
(このおっさんそんなに金持ってたんだ)
ということの方に感心していたけれど、
そういえば今日は引っ越しの日だったか。]

(@58) 2013/12/23(Mon) 22時頃

【見】 測量士 ティソ

 立ち会いねぇ。 へいへいほー。

[>>@38運搬だの移送だのと
愛玩動物をあからさまに商品扱いしていた上司が
“立ち会い”という言葉を使ったのは
この一週間で、他にもすこしずつ目についていた
ちいさなちいさな変化のひとつ。

ティーはそれを、よいことだと感じてた。

サー・クロイツを意識してなんとなく使い始めた
妙な軍隊用語(をさらに妙ちきりんにした返答)が
口癖になっていたが、
要求には晴れやかに、快く了解する。]

(@61) 2013/12/23(Mon) 22時頃

【見】 測量士 ティソ

[反論>>@60は聞こえないふりをして
到着から一ヶ月経たずして瀕死に近くなった
空気清浄機のフィルターを交換しようと席を立った時、
割合おしゃれな着信音がどこからか流れだし、
ティーは首を傾げた。

それがフーの携帯と知って、
初めて聞いたかもしれない着メロのセンスに
またすこしだけ感心する──けれど。]

 シャワー。 あ、そう。 ふーん。
 ま、どーぞぉ。 いってらっしゃーい。

[じっと見つめる視線の先で、
画面を見て固まる姿や、
幼稚園児でも見抜けるようなあまりにも嘘くさい
(フーがちょっと汗をかいたくらいで
シャワーなどありえない!!)退席理由に、
思わず半眼になりながらフーを見送った。]

(@62) 2013/12/23(Mon) 22時半頃

測量士 ティソは、メモを貼った。

2013/12/23(Mon) 22時半頃


【見】 測量士 ティソ

[空気清浄機には、深くはない爪痕と
動物の毛らしきものが付着している。
烟草だけでも瀕死だったのに、
毎日ホレーショーの毛まで吸い込んでいては
寿命はそう遠くないだろう。

自分のサボり以上の大問題二件のおかげで
減俸は免れたけれど、
月一台ペースの空気清浄機さんは減俸以上に厳しかった。]

(@63) 2013/12/23(Mon) 22時半頃

【見】 測量士 ティソ

[フィルター交換を終え、
働き詰めの空気清浄機さんを撫でてやってから
ふ、と短い吐息を漏らして椅子に深く腰掛けた。

リラックス効果のあるハーブティーを飲みながら、
なんとなく慌ただしく過ぎた一週間を振り返る。

昨日。Hにふっ飛ばされたデータを上司が復旧する間、上司の研究データ入力作業がすべて回ってきた。
一昨日。一日中流れ続けるアニメ声に耳を塞いだ。
一昨昨日。パニックに陥ったHが零した淹れたての熱い珈琲を受け止めたのはティーの白いカーディガンだった。
四日前。Hが暴発させた消火器の後始末をさせられた。
五日前。虎のしっぽを吸い込んだ掃除機のスイッチを切り、フーに薬を飲ませた。
六日前。六日前のことは忘れられない。色々な意味で。]

(@65) 2013/12/23(Mon) 23時半頃

【見】 測量士 ティソ

[六日前のあの日、研究室に戻ったティーは
金褐色の目をした巨体の虎の子供と、
どことなく罰の悪そうな珍しい表情のフーを見て、
ふんわりと、花のような笑顔を浮かべた。]

 お め で と う ?

[その時の笑顔は多分、
永久凍土の氷よりも冷たい氷の花のようだったろう。]

 え、なぁに? どぉしたの?
 ひとにあれだけ注意しといて自分が?
 いやいやまさかね。
 フーに限って確認を怠ったなんてこと、
 なぁいよねぇ──……?

(@66) 2013/12/23(Mon) 23時半頃

【見】 測量士 ティソ

[ろくな反論も出来ずうなだれるフー
という貴重な光景を前に、
ティーの笑顔はますます冷え込んで行ったけれど、
サムのヤニク購入の件を聞くと一転、
アイスブルーをまんまるにして
言葉を忘れたように、ぽかんと口を開けた。

しばらくして、ティーはふいと目を逸らし、
フーへかけたのと同じ祝福の言葉を
そっぽを向いたままぽつりと零した。**]

(@67) 2013/12/23(Mon) 23時半頃

【秘】 測量士 ティソ → さすらい人 ヤニク

─六日前─

[ヤニクからの通信を聞いたのは
どのタイミングだったか。

研究室にいるホレーショーのことを
ヤニクにどう伝えるか上司に相談したら、
ヤニクのためにも少し待てと言われ]

 『Hはすこし違うところにいるけど、大丈夫』

[という短いメッセージを残すに留まった。

その後、ヤニクの元へ行くたびに
Hのことを聞かれただろうか。
そのたび誤魔化すのは、なかなか骨が折れた。]

(-158) 2013/12/23(Mon) 23時半頃

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ティソ
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