197 冥桜絵巻
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[男の喉元にあてた錆びた小刀が、その皮を裂いたところで]
――む。
[ふっと、狂骨は手を止めた。
古今から、京の各所で果てた骸の耳。
それらが集めた情報が、いま届いたからだ]
(1) 2016/09/20(Tue) 00時頃
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[――集まった"声"の限りでは、ただの行きずり。野合のようでもある あるいは、騙されたという男の訴え>>2:227を否定もできないかもしれない]
――鐘、鐘。 主水は、骸の耳を借りた。 恨まれた輩の、霊どもが疎む輩の、声を集めた。
聖、錠、それと猫がいるようだ。
この男は、聖ではない。 錠か、猫か、でなければなんだろうか。
[頭蓋が空では、刀を浴びても致命にならないが。 新たな情報が一挙、押し寄せてきた、こういうときには隙が生ずる。
死霊こそ荒れ狂うままであったろうが、狂骨による物理的な拘束は緩んだだろう]
(2) 2016/09/20(Tue) 00時半頃
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革命家 モンドは、メモを貼った。
2016/09/20(Tue) 00時半頃
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/* どこもかしこも仕切りなおし出来るのかコレって勢い。
(-6) 2016/09/20(Tue) 00時半頃
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――む。
[問うた視線の先で、鐘が倒れれば]
……主水は考える。 この男はいまは脅威でない。 ならば、いまは鐘を看るべきである。
[錆びた小刀を、死霊に苛まれる男の、適当な場所に突きたてた。
そこには殺意も害意もなく、縫い針を針山に刺すかのようなもの。
狂骨はただ、鐘を介抱するために、手を空けようとして。 手近なものに、手にしていた小刀を突き刺しただけではあった。 その手近なものが、人間だったことは、ただの偶然に過ぎない]
(5) 2016/09/20(Tue) 00時半頃
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/* どうするかな……
錠は死ぬと思って放っといて、旅館へ連れてくコースが一番自然か?
(-8) 2016/09/20(Tue) 00時半頃
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錠、あれは錠か。
[ひとつ頷いて]
主水が看るに、鐘の疲労は少しではない。 休める場所があるのなら、主水は連れていくが。
[さて、鐘の返事はあったろうか。 なければ、寺院の伽藍、その奥にでも寝かせるしかないが。
いずれにせよ、鐘を介抱するあいだ、錠への警戒は途切れている。
ほとんど憑り殺される寸前と、そう思っていたのもあるのだが――]
(6) 2016/09/20(Tue) 00時半頃
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革命家 モンドは、メモを貼った。
2016/09/20(Tue) 01時頃
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/* 旅館いこうず≒宿はいろうず、とはいったが、違うそうじゃない!!
(-12) 2016/09/20(Tue) 01時頃
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髑髏よりは見目はいいとは、主水は思うが。
主水は寝所が要らぬから、主水の寝所には連れられない。 いずれ菩提を弔われれば、主水も寝所で休めるのだろうが。
[律儀に応じて、さてと]
此処は閉じたる冥府の門、緋桜のもとである。 主水は、ここで休むは危ないという、鐘に同意する。
[ひとつ、頷いて]
(12) 2016/09/20(Tue) 01時半頃
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[そうして、続く言葉を聞けば]
――旅籠、三槌屋。 それが休める場所ならば、主水は鐘を送り届ける。
[俵のように、鐘を肩に担いで。伝えられた旅籠へと、運ぶだろう]
大事無い。 死体と怨念を欲するなら、主水がそれである。
[道中、狂骨はそう嗤う――とはいえ、彼は気付いていない。 目覚めた直後、ただの屍、ただの怨恨の塊であった頃から比べれば。 徐々にではあるけれど、それが弱くなりつつあることには、まだ**]
(13) 2016/09/20(Tue) 01時半頃
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革命家 モンドは、メモを貼った。
2016/09/20(Tue) 01時半頃
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―道中>>25―
……死と怨念。
[狂骨は、返事をするでもなく、呟いた]
主水は、主命を果たせず殺され、打ち棄てられた。 それを怨んで冥府に落ち、冥府でずっと怨み続けた。
[そうして、烈しい怨みによって狂骨と化したが]
死したあとも、主命のために働ける。 鐘や、夕顔や、聖とも新たに知り合えた。
主水が死したのは――或いは悪いことばかりではないのかと。
[小さく呟いた、それは。怨念によって生じる狂骨を弱くする、情ではあった]
(35) 2016/09/20(Tue) 21時頃
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―旅籠・三槌屋>>26―
[下働きの妖が蒼褪めた理由のひとつには。 あるいは、狂骨の存在もあったかもしれない。 血塗れた抜き身を片手に、やはり血塗れた怪鳥を担いで、血塗れた姿。 狂骨にしてみれば、よもやに備えて錆び刀を握ったままで。 そのままで怪鳥を運ぶために、それを選択しただけではあったのだが]
……主水が斬ったわけではない。 鐘は休むべきで、鐘はここで休めるといったので、主水が連れてきた。
[そう、説明して。妖の娘が、主水の負傷も尋ねたなら]
主水は骸骨であるから、血は流さない。 主水のこれは、錠の返り血と鐘の血である。
[応じながら、大丈夫だという鐘を下ろして、ふむりと腕を組む]
(36) 2016/09/20(Tue) 21時頃
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――主水は、門を開かねばならぬ。 門を開くには、聖と、錠と、猫の血が必要である。
であれば、主水は聖と猫を探さねばならぬ。
[それに、そうだ。捜して斃すだけでなく]
――主水は大事を忘れていた。 門を開くには、錠の血を緋桜に注がねばならぬ。
であれば、主水は六道珍皇寺に戻らねばならぬ。 憑かれて死んだ錠の首を斬り落とし、緋桜に血を吸わせねばならぬ。
[と、鐘に応じて]
――ともあれ、鐘は大事にするといい。 主水は卑怯であるが、手傷を負ったおなごに助けを求めるつもりもない。
[そう言い残せば、下働きの娘に鐘を預けて、三槌屋を後にした]
(37) 2016/09/20(Tue) 21時頃
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革命家 モンドは、メモを貼った。
2016/09/20(Tue) 21時頃
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―六道珍皇寺―
――む。
[緋桜のもとへ、戻ってみれば。 そこに、あの男、錠の屍は存在しなかった。
あるいは、屍を喰らう妖の仕業であろうか。 いや、主水が築かせた屍の城は、喰われていない]
……主水は困惑している。
錠は現世に生きるものである。 その錠が、死霊に喰われず、死霊を喰らったのか。
[虫の息に思えたが――或いは、あのとき呼んでいた仲間に助けられたか]
まあ、いい――なんであれ、どうであれ。 錠の血を、聖の血を、猫の血を、緋桜に与えねばならぬ。
(39) 2016/09/20(Tue) 21時半頃
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――主水は考える。 門を開くを欲するは、鐘のほかには、あの夕顔である。
[とりあえずの、狂骨が判っている範囲では]
ならば主水は、夕顔を探して、錠と猫のことを伝えるべきである。 夕顔は聖を追っていった。であれば、主水も聖を追うべきである。
[との論理を組み立てて、狂骨は京を往く]
(41) 2016/09/20(Tue) 21時半頃
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――燃えている。燃えている。なにかが燃えている。
[羅城門、との名は知らねども。 赤い空と煙を見遣れば、何事かあらんと]
主水は骨である……炎は好まぬ。 されど、主水は探らねばならぬ。捜さねばならぬ。
[気は進まぬながら、燃える門の方角へ]
(48) 2016/09/20(Tue) 22時半頃
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革命家 モンドは、メモを貼った。
2016/09/21(Wed) 00時頃
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――主水は同意する。
[その闇のなか>>70から、髑髏が浮いた]
鐘が曰く。 主水の使命は、難儀であるらしい。
[気配を完全に消せるわけではない。紛れたというだけだ。 狂骨を成す死と怨念が、いまの京には満ち過ぎているから]
(71) 2016/09/21(Wed) 19時半頃
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革命家 モンドは、メモを貼った。
2016/09/21(Wed) 19時半頃
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主水は火事を探りにきた。 たまたま、そこに聖がいたのである。
[三度目の遭遇も、偶然である]
よって、主水は聖を殺しに来たわけではない。 聖には、京を教えてもらった恩がある。 聖を殺すを欲するなら、先に夕顔と共に聖を追っただろう。
[と、先の交戦の幕切れに言及して、首を振り]
(74) 2016/09/21(Wed) 20時半頃
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[しかしと、前おいて]
――主水は門を開くを欲する。 門を開くには、聖と、錠と、猫の血が要るようである。
主水は考えた。 ならば、聖の血を死なぬ程度にとればよいのではないか。
しかし、主水は更に考えた。 聖は門を閉じるを欲している。 ならば、門が再び開けど、聖は再び門を閉じるだろう。
[であるならば、やはり]
(75) 2016/09/21(Wed) 20時半頃
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――主水は結論した。
聖のいったよう、戦う定めにあるのだろう。 然るに主水は、聖を殺すしかないようである。
[錆びた刀を、ぞろりと抜いた]
(76) 2016/09/21(Wed) 20時半頃
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無論。
[得物の差は歴然である、が]
たとえ徒手でも。 腕がなければ、噛みついてでも。
[それが主命ならば]
――主水は役目を果たさねばならぬ。
(79) 2016/09/21(Wed) 20時半頃
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いざ――この主水は、聖と立ち合わん。
[あるいは、逆に意外であったかもしれない。
錆び刀を青眼に、狂骨はじりりと距離を詰めていく]
(80) 2016/09/21(Wed) 21時頃
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[聖の振る妖刀を迎え、一合、烈しく刃を打ち合てれば。 刃毀れどころか、打ち合わせた箇所より先が、あっさり斬り飛ばされる]
――む。
[ぱらり舞い散る錆びの雪と、刀の先端。 狂骨の頭でも、得物同士の打ち合いはまずいと理解して。 攻撃は受けるでなく避けて、打ち込む隙を狙う動きに切り替える]
(82) 2016/09/21(Wed) 21時頃
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……主水の差料は、高かったのだが。
[少し不満気に呟くが、仮に業物であったにしても。 持ち主と共に水に浸かって錆びていれば、脆くもなるだろうというものだ]
主水が思うに……、
[手練の聖に対して、狂骨のもとは密偵である。 正面切っての斬り合いなど、元々、得手ではない。
打ち合いを避ければ、自然、紙一重の場面も増えてくる。 正確にいえば、紙一重で避けるのでなく――紙一重で斬られる場面が]
……主水が骸骨でなければ、主水は既に斬り死にしているな。
[正体が隙間の多い骸骨であるから、大した損傷にはなっていないが。 それでも重なる斬撃は骨の表面を削り穿ち、深ければ断ち折り、混ぜ込まれる打撃に砕かれる]
(84) 2016/09/21(Wed) 21時半頃
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……主水はやはり、武士には向かぬようだ。
[肺の腑がないので、息を荒げるでもなかったが。心情としては、そのようである。 苦し紛れに錆び刀を振っても、先の錠のような相打ち上等の相手でもなければ、届かない]
卑怯卑劣――闇討ち、暗殺、主水の本領はそれであった。
[だが、と]
主水は卑怯である――だが、主水も男である。 こうして堂々、真っ向から白刃振るうは、止まって久しい、腐りて落ちた心の臓が躍った。
[ゆえに、と]
(86) 2016/09/21(Wed) 21時半頃
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――もはや退かぬ、後先も省みぬ。
[カタカタとではなく、にやりと笑い。
京の地に、古今の怨みが積もった千年京に、錆びた刀を突き立てた]
(88) 2016/09/21(Wed) 21時半頃
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――打ち捨てられし屍よ、骸よ。 渦巻く呪いと化した霊たちよ、主水に怨みを貸してくれ。
[おん、怨――おぉん、怨、おおおおおおおん。
冷たく暗い風が吹く。呪われた昏い風が吹く。 かたかたかた、がたがたがた――骨が鳴り、骨が揺れ、骨が軋む]
千の怨霊に呼びかけ、万骨の呪いを集める。
[ぱき、ばき、ぱききききき――。 骨鳴るは何故か、骨揺れるは何故か、骨軋むは何故か。 然り、然り、まさに然り。骨は伸び、骨は膨れ、骨は大なるを得る]
(91) 2016/09/21(Wed) 22時頃
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あるいは――主水は、主水でなくなるやもしれぬ。 だが、主水は役目を果たさねばならぬ。そのためならば。
[それは、平正門の娘、滝夜叉の伝説を描いた浮世絵――『相馬の古内裏』にある]
主水は――あの国芳が描いた、大髑髏とならん。
[――光の下では保っていた人の容貌も、最早なく。 額に刀で割られた痕のある大髑髏が、羅生門の燃える炎で浮かび上がる。 後世、餓者髑髏と呼ばれることになる人造の妖怪が、いまここに生まれんとしている]
(93) 2016/09/21(Wed) 22時頃
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/* ジェームズ・モンドの007と迷った(嘘
おもんさんと巨大化で被っちゃったので少し迷ったのだけど、まあ。
髑髏パワーメイクアップして変身したよ。
巨大化は浪漫。そして敗北フラグ。
(-38) 2016/09/21(Wed) 22時頃
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ここ、まで……トは、カ。 そレ、だけ。こノ、みヤコでは、無為な死がオおイ。
[――頭骨だけで、人の背丈ほどもある大髑髏が、そう応じる。 真っ直ぐに背を伸ばせば、三十尺から四十尺ほどにもなるだろうか]
もンどは、もンを開かねバ、ならヌ。 ほンいでは、なイが……ヒじリには、チに、なッてもらウ。
(96) 2016/09/21(Wed) 22時頃
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――ツぶれテ、はテロ! ヒジ、リィィ!!
[人が羽虫を叩くときのように、ぶぅんと。
大髑髏の巨大な五指が、見上げる聖に振り下ろされる]
(97) 2016/09/21(Wed) 22時頃
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