36 なんて素敵にピカレスク
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──孤児院、修道士の私室──
[蝋燭の燭台に照らされる室内。石の壁に囲われた部屋の中は、埃は無くとも、どこか湿った空気を漂わせる。部屋の主人である修道士は、木製のテーブルの上で、とんとん。と、届けられた手紙を整理していた。手元にあるうちの一通はエブラスカ邸から先ほど届けられたもの>>25。
もう一通は孤児院の入り口に挟まっていたものだ。]
…ふーむ。
[投函されてあった方の手紙を、摘み上げて表裏に灯りに翳す。]
(46) 2011/09/07(Wed) 22時頃
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……。無害な人間を狙うとは、 この街も物騒になったものですねえ。
それとも、上乗せ希望か。
[投函されてあった手紙は、もっと情報を得たいなら金をよこせ。とも読めなくも無い──そう思うのは修道士の男の頭の作り故か。手紙の文面に視線を落とし、眉を寄せる。掃除の件が書いていなければ、悪意めいた悪戯かと思っただろう。]
……、心当たりって、ないんですけどねえ。
[ほんの僅か皮肉げに、修道士の男は片方の唇を釣り上げた。]
(47) 2011/09/07(Wed) 22時頃
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/*
へクター時間に会わせるのにさくっと 子どもを卿のところへお届けしておいた方がいいんでしょうかね。
オスカーさんのところがあまり動いてない気もするので さて、どうしようかなと悩みつつ。
もさもさ。
(-22) 2011/09/07(Wed) 22時頃
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──孤児院、修道士の私室──
[心当たりがない、とぼやく男に、実際、どれだ。と思える顔などない。──利益をもたらさない人間に、さしたる興味がない。恨まれる覚えと言えば、子どもを置いていった親が裏に気づいたのか。 "勘のいい子ども"を、遠出のついでに冬の川に流したことか──けれど、あれは浮かんでは来なかった。]
うーん。
[思考を声には出さずに、丸い頬をさする。]
(54) 2011/09/07(Wed) 23時頃
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[暫く手紙を眺めていたが、ふう。と溜息を吐くと、男は壁際においてある棚へ向かった。ふっくらした指が懐から真鍮の鍵を取り出し、鍵穴に差し込む。かちり、と音をさせた。手紙はまとめて抽斗に入っていた紙束の上に乗せられた。鍵は、元通りに懐へと戻される。]
トニー!
アリスを連れてきてくれますか。 [そのまま廊下に顔を出すした修道士は、子どもを呼び集めるように声を張り上げた。考え事はあれども、男にとっては"顧客"の依頼の方が*優先だった*。]
(55) 2011/09/07(Wed) 23時頃
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─→孤児院──
[そうして、エブラスカ邸に"招待"された子どもらを集める事にさしたる時間はかからない。
──子らが旅立つ為の準備の整った入り口に面した広間に、 鼻声でぐずる子供の声が響く。]
ほら、ほら。
そんなに泣くものではありませんよ。 [修道士の男は膝に縋りつく子供の頭を撫でてあやす。置いていかれる子どもは「だってえ」と、涙声でぐずった。]
…はぁあ、困りましたね。 善き門出だというのに。
[困りきった表情で、修道士は明るい茶色の頭を掻く。]
(56) 2011/09/07(Wed) 23時半頃
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[レティ。と、ぐずる女の子の肩を、それより年長の少年が叩く。その様子に、ほっとしたように修道士は少年の顔を見た。]
ロビン。私は皆を見送りに行ってきますから、 レティーシャを頼みますね。
[こくり、と少年が頷くのを見届けて、 ムパムピスは膝を伸ばす。]
(57) 2011/09/07(Wed) 23時半頃
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──孤児院、裏門前──
[馬車の前には、先に院を出た子供ら6人が其々の様子で、並んで待っていた。過日とは違い、ひっそりと、裏門の前に馬車が止まる。きょろきょろとあたりを見回す赤銅色の肌の子ども。──怯えた様子のアリス。嫉妬を露にしていた子どもの一人はどこか誇らしげに胸を張り、もう一人は、アリスへと棘のある視線を向けていた。
残りは、彼らより少し年上の、浮かぬ顔をするものと、 ──表情を殺したように、黙りこくっているもの。
それらの様子を目におさめながら歩きよると、ぴくりとアリスの耳が跳ねた。足音に、反応したか、真っ先にアリスが向けてくる視線に、修道士は、ゆるやかに微笑みを返した。]
旅立ちの日に、そんな風に 不安そうにするものではありませんよ、アリス。
[──その方が、面白がられる可能性がありますし。感想は口にせずに、貰われていく亜人の娘に、修道士は忠告するように言った。嗜めたところで、少女の様子が変わるわけでもない。]
(58) 2011/09/07(Wed) 23時半頃
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貴方がこれから行く先は、 慈善家として名高い御方のところです。
きっとよくしてくださいますよ。
[並ぶ子どもの姿に、笑むように目を細め、 首を傾けて怯えた様子を見る。]
(──尤も、怯えた様が好くて買われたなら、)
…きっと、貴方の個性を認めて下さったと言う事なのでしょう。
アリス。それは誇るべきことですよ。 私も嬉しく想います。とても。
[すらすらと、にこやかに告げて、その後ろに控える使者に、修道士はぺこりと頭を下げる。アリスへ向けた言葉向けてだろう。──小さく舌うちが聞こえて、修道士は顔を伏せたまま片方の眉を上げた。]
(59) 2011/09/07(Wed) 23時半頃
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こら。
[気がついている、と言うように舌内をした子を嗜める。舌打ちをした子へ向ける面。寄せた眉
が苦笑に似るのは、ただしくは困っての事ではない。]
…──貴族の邸での暮らしなど、どの子も慣れておりませんで。 ご迷惑をおかけするかもしれませんが──
どうか
"今後"、よろしくお願いいたします。
[使者へ向きなおりゆるい微笑みを向けた。 使者が胸に手を宛てて頷き返す。]
(60) 2011/09/07(Wed) 23時半頃
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[使者が馬車のドアを開ける。アリスを先頭にして、子どもらが馬車のステップに足をかけて乗り込む。それをにこやかな笑顔で見送り、]
───カルヴィン。
[最後尾で、馬車に乗り込もうとしていた、表情の薄い子どもの名前を呼ぶ。馬車に乗りかけた少年が振り返るのを見て、そっと男は、目を細めた。]
(61) 2011/09/07(Wed) 23時半頃
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あちらに行っても、 あなたは、此処の子です。
ですから。
たまには、私にも──連絡をくださいね?
[カルヴィンと呼ばれた表情の無い少年は、それが返事のように数度だけ瞬きする。人の良い孤児院のあるじが別れ際にかける定型句のように、少年に声をかけた男は、にっこりと微笑んで、馬車の扉が閉められるのを*見送った*。]
(62) 2011/09/07(Wed) 23時半頃
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