人狼議事


237  それは午前2時の噺。 

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【人】 抜荷 錠

[ 珈琲を飲み終え、まだ店に残ると行った彼に、軽食を頼んでも足りる代金を置いてきた。情けない男の話を聞かせた故の賄賂でもある。取り留めのない話題がひと段落する頃には、彼の関心はスマホに戻っており、席を立つ先輩に目もくれず、片手だけ挙げる素っ気なさだった。これがゆとり世代か。可愛げのない奴だ。

黄昏時の田舎道に、一人分の影が長く伸びる。
晴れ晴れとした青天井の、底抜けの明るさは、時に無神経で、些細な事で思い悩む人をも否応無く照らすが、夕暮れ時の物悲しさも、夜の孤独を予感させるようで身に染みる。

遣る瀬無い思いの捌け口に後輩を選び、心の中で悪態を吐くが、足取りは重い。頭の中で、言葉達が反芻される。

「何でも良いって、どういう事?」
……分からない。

「何がダメなんすか?」
……分からない。

高給取りでもなく、女心を全て理解してやれるほど器用でもなく、おまけに酒癖は悪い上に、鼾が五月蝿い。ほら、列挙しただけで嫌になる、些細だが日々の積み重ねで愛を殺す劣悪な欠点達。

だが、「それでもいい」と言ってくれる人がいる ]

(2) 2018/03/25(Sun) 03時頃

【人】 抜荷 錠

[ 客観的に見ても幸福で、自分が今浸かっているのは、贅沢な憂鬱だ。当たり前を享受し過ぎて贅沢病を患っているのだ。半ば言い聞かせるように、意固地な男を説得するが──、あの日感じた息苦しさは、喧嘩して一週間経った今も続いている。

網膜に焼き付いた彼女の横顔を、掻き消そうと目を瞑った ]*

(3) 2018/03/25(Sun) 03時頃

抜荷 錠は、メモを貼った。

2018/03/25(Sun) 03時半頃


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