228 吸血鬼の宴
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/10/05(Thu) 23時半頃
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─ 庭園 ─ [男は駆ける。夜闇の中を。 ぼんやりと足元を照らす光は心強くも、満月が此の宴を開かせたと云うのであれば、憎らしさすら含むだろう。 硝子片を払い乍ら、耳は風切り音に傾ける。
先、敷地外へ逃亡を図ろうとしたが、叶う事も無かった。 宵よりも濃い霧が、城を包んでは贄を捕らえ離さない。]
ッチ、……
[鼓膜を揺らすのは、獣の遠吠。>>317 近く遠く響く狗の声は、男の自由を更に狭めていた。]
(3) 2017/10/05(Thu) 23時半頃
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[先程の様に撃ち抜いてしまっても良いが、弾数にも限りが有る。 ナイフで相手をするには些か血を流す必要の有りそうな相手でもあった。
足を向け、忍ばせ、撒く為不規則に進ませても、聞こえてくる狗の存在。 明らかに自分を追うものである、と思うと同時、男は考える。
──誘導されている。
書斎で見た跳躍を考えれば、追い付いても良いものの、其の気配は無い。 然し狗に如何様な知能が有るかは知れない、あくまで可能性の話に過ぎない。 熱を孕んだ男の思考は止まりかけ、足は只管進む儘。]
(4) 2017/10/05(Thu) 23時半頃
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[……そうして男は、彼女を見つけた。>>318
死体か、或いは負傷者か。 其の姿は人間の様に見えたが、出血もせず唯倒れている状況に眉を顰める。
だが、其れも一瞬。 指を滑らせれば、 袖口の中ナイフを留めていたボタンをぱちりと外しておく。 望めば何時でも銀の刃が掌の中、収まる様に。]
ぁの……、 大丈夫、ですか……?
[不安気な声が溢れたのは、男の唇から。 恐る怖ると云った様子で、眠り姫へと近付いた。*]
(5) 2017/10/05(Thu) 23時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/10/06(Fri) 00時頃
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/* というか今更やけど本気バトル #とは ニコラスも屠られる気しかないぞ〜どんどん殺してくれ〜血の気多そうだし飲んでやってくれ〜
(-2) 2017/10/06(Fri) 00時頃
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─ 庭園 ─ [ひとつ、男の足はまた、彼女へと近づく。 背を風が撫で、押すように導くように。 金糸が舞い上がり、きら、きらと視界を彩っていた。]
……、あの、──ッ
[ひとつ、其れは確かにひとで在るよう。 ひとつ、其れは長い髪を持っている。 ひとつ、其れは如何やら女であるらしい。 ひとつ、……。
歩を進めれば明らかになること幾つか。 そうして、淡い光に照らされ見えた、彼女の顔に男は息を呑む。]
(26) 2017/10/06(Fri) 01時半頃
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……マジかよ、
[其の顔を、忘れはしない。 勿論捜索願の下に付いていた、零の数も。
吸血鬼。 城へ迷い込み、異様さを異常さを、男は体験したが未だ何処か夢心地で在った。 其れが今過去の城外での記憶と結び付き、現実で在ると突き付ける。
男が驚きを露わにしたは大金の種を発見したこともあるが、偏に女の顔が“変わっていなかった”からだ。 明らかに、若い。 本来ならば、失われていた筈の其の容貌。 絵の中佇む令嬢と、歳変わらずに生きている。]
(27) 2017/10/06(Fri) 01時半頃
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[──否、生きてなぞいなかった。
男が呼吸のしない躰を勘付いたのは何時であったか。 一度思考は止まり、再び動き出すときは慌ただしく。 脈の無いことを確かめながら、混乱を含んだ雑音を頭中で掻き混ぜる。 老いない身体、恐らくは吸血鬼。死んでいる?何故。何時死んだ。少なくとも近刻。
そも、……本当に死んでいるのか?
死体であっても多少ならず金は得られるだろうが、本当であれば生きてる方がずっと良い。 男は躯へ手を伸ばす。銀の鎖で手首を縛り。]
(28) 2017/10/06(Fri) 01時半頃
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[手中、転がすのは刃。 未だ眠りについた儘の吸血鬼は、穏やかな寝顔をしていただろうか。 月光が銀を煌かせ、血を求める様に耀かせる。
冷たい其れを、男は肌に滑らせて──]
ッ……
[“自分の”肌に、腕へと滑らせて、ぷつりと赤い珠を浮かばせた。 吸血鬼にとっては、甘く、強く、芳る匂い。 新鮮な其れを、息を吐かない女の唇の上へ落とし、彩った。
生命力を失ったのなら、生命力を与えれば良い。 実に簡易な考えであったが、尤も血で酔った吸血鬼を血で起こそうとするなぞ、荒治療には違いない。*]
(29) 2017/10/06(Fri) 01時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/10/06(Fri) 01時半頃
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─ 庭園 ─ [伝う滴はあたたかい。] [生きるものの証。] [鉄の香。] [熱を逃がしてしまう様に。] [ぽたり] [と、落ちる。]
[男は実験動物でも眺めるが如く落ち着いた眸で、血液が失われる様を見ていた。
薄い目蓋に覆われた瞳は、軈て夜風へと触れる。 湖底から空を眺めた淡い色が、男へと向いた。]
……おはよう? 良い夢でも見てたかよ。
[男は一度、何方の口で話すべきか言い淀んでは、破落戸として葉を吐いた。]
(62) 2017/10/06(Fri) 22時頃
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[拘束の役立たぬ事を危懼していたが、如何やら杞憂に終わったよう。 冷えた感覚を唯与える筈の銀は、其の肌を溶かし腐らせる。 明らか、ひとの様では無い。]
生憎死体とヤる気も 死体を殺る気も起き無いモンでね。 寝坊助を起こしただけに過ぎねェが。
[小首を傾げ、片眉を上げて。 掌の刃を道化師染みた動作で弄ぶ。 拍子、吸血鬼が目を覚まし疾うに離していた腕から、赤い一筋が流れた。 破れど白を保っていたシャツは、滲み、霞み、染められて往く。]
(63) 2017/10/06(Fri) 22時頃
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[だが痛みなど、今の男には過ぎたことでしか無い。 瞬きひとつ、男は刻む。 ゆると、濁った藤鼠を女へと流し。]
さて、起こした意味についてだが。
──オレに攫われる気は無いか? ご令嬢。
[男の唇は弧を描く。 逃げ惑う贄として浮かべたものとは、違う形の。 其れは鏡の国へ迷い込んだ、少女を誘う、猫の笑み。]
(64) 2017/10/06(Fri) 22時頃
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[実に古い依頼では在った。 然し、確かに払われる確信が在った。
男は値の魅力に負け慥かさを棄てることはしない。 諦観と、想望と。見たのだからこそ受け取ったのだ。]
その実アンタは死んじゃいねえ。 ひととしてのアンタは、生きてる。
まだ会いたがってる人間が居る。 帰りを待ってる人間が居る。
[刃を振り銀を煌かせては、蕩ける様な笑みを浮かべる。 其れは、血よりも甘い誘惑か。 或いは、銀よりも強い束縛か。
死体であろうと、生かしてみせよう。 そう、謳う様に。*]
(67) 2017/10/06(Fri) 22時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/10/06(Fri) 23時頃
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/* るなてぃっくされたい…。楽しそう。回復イベント飛びつけなかったし、遭遇したい…。
(-14) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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─ 庭園 ─ [吸血鬼の言葉に、男は肩を竦ませた。 共に築いた思い出が在れば成り立つ打算も、無ければ意味を見出せない。]
記憶がねえっつうなら仕方ねエ。 ホンモノかどうかも 証明出来そうに無いしな。
[良く似た偽物。そう謂われてお仕舞。 徒労の結果が余りにも鮮やかに浮かび上がっては溜息を吐いた。
人間として歩んでいれば老婆とも云えよう吸血鬼。 記憶を無くすのは人も其れ以外も同じなのかと冗談を心中に。]
(107) 2017/10/07(Sat) 00時頃
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おっと失礼。 どうも逢う先名乗らねえ奴ばかりでね。 こっちも名前が欲しかったワケじゃあ 無いから名乗らなかったが、 アンタにはそうはいかねえか。
……フィンだ。 どうぞ宜しく。
[告げられた名は、元ひととして知ったものでは無い。 其の名は、吸血鬼として白金から聞いたもの。
男はひとつ、間を置いた後素知らぬ顔で名を教えた。 差し出された手を流れるように取っては、恭しく甲へ口付けて。]
(108) 2017/10/07(Sat) 00時頃
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[そうして、吸血鬼の所望には。]
……欠片、で済むんなら 問題はねえけどな。
[飲みたければ飲めばいい。 そう云う様に、男は顎を上げ金糸を揺らした。
其れは、ひとつ。賭けでもあった。 見ず知らずの相手と、御伽の中の生き物と、如何様に関係を築けるのか。
信頼を得たいのなら、与えろ。 ナイフは未だ、手の中に在れど。 然し実に無防備に、其の身体を晒したのだ。*]
(111) 2017/10/07(Sat) 00時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/10/07(Sat) 00時頃
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─ 庭園 ─ [滲むような光が夜風を通して男達に降り注ぐ。 人間で在れど、吸血鬼で在れど、共に浴びることの出来る灯。
金属の擦れる音が、厭に大きく鳴り落ちた。 掴み、牙元へと引き寄せられる、肌。]
ご令嬢にしては乱暴だな。
[吐息が交わってしまう程、近く。 爛れた赤が、男の目には鮮明に映った。]
(146) 2017/10/07(Sat) 21時半頃
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[痛みが。 只皮膚を突き破り、深く奥まで刺し奪う痛みが、襲ってくると思っていたのだ、男は。
然し、与えられたのは快楽であった。 じわりと、甘い毒で惑わせ殺す生きものの様に。 脳が痺れ、神経を逆撫でする感覚が有る。 肌が粟立ち、痛みを確かに感じていても、其れが心地良い。 求めて。欲して。しまいそうに、為る。]
っ、…は……ぁ、
[疼痛を愉楽と感じるなぞ、在り得ない。と、否定するのを否定してしまう悦。 其れは秘め事を共有する享楽に似ている。]
(*14) 2017/10/07(Sat) 21時半頃
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[唇が肌から離れることを、男は酷く惜しく感じた。 同時に、激しく安堵する。 失われる血液の冷たさとは逆に脈打つ頭の、僅かに残った冷静な部分が危険であると告げていたのだから。]
……そりゃ、あ。…っどうも、 お褒めの言葉、を。
[吐いた言葉には、矢張り如何しても熱が混ざる。 息を整え、宵を撫ぜる風に身を晒していたとき。 掛かる声に、未だ何処か夢心地な男は子供のように目を瞬いた。]
じゃあ、……頼もう。
(147) 2017/10/07(Sat) 21時半頃
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何せ、死ぬときは綺麗な恰好が良い。
[──記憶を奪われれば、其れは“死”で在ると男は思う。
無事城から帰った者達。 彼らの此の場所での記憶が喪われていることを、知っている。 消えた者は肉体的な終わりを迎えたか、或いは目前の女の様に人以外としての始まりを迎えたか。
自らの身に迫っているであろう死の影を想い、男の唇は美しく弧を描く。 朧気で、ざらりとした眸が金糸の奥で揺らめいた。 死んでやる気は更々無いが、覚悟だけなら疾うに済ませているのだ、と。*]
(148) 2017/10/07(Sat) 21時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/10/07(Sat) 22時頃
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─ 庭園 ─
キビキビ働くご令嬢も 悪くはねえとオレは思うがね。
死を理解することは、 如いては生を理解することだ。 良い盟主になるだろうさ。
[墓守を名乗る女に男は肩を竦め、首を傾げた。
彼女は死を、身近に置いて出来ぬ呼吸をする吸血鬼であったのだ。 其れは確かに金持ちの子供としては在り得ぬ姿で、遠いものでは在ったやも知れぬが、男にとっては如何でも良い事。 路地裏に住む破落戸共を人として見れぬような、数多の富者脳裏浮かべて。]
(165) 2017/10/08(Sun) 02時頃
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[白い指が、背広の滑らかな生地の上を滑る。 所々破れ解れ、此の様を製作者が見たのなら表情を歪めてしまうだろう。 ……尤も、勝手に服を修復される事にも良い顔はしないやもしれない。 ふと男は思って、然し仕方が無いと心中納得させた。]
……凄いな。
思うんだが、吸血鬼は皆 引籠るより奇術師になりゃ良い。 一晩で幾ら稼げんだろなア。
[裁縫に興味が有ったと云うより、吸血鬼に興味が有った。 男は其の手の霧が繊維を集め、紡いで往く様を見詰める。]
(166) 2017/10/08(Sun) 02時頃
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ありがとう。 意地でも生きたくなるな、そりゃ。
[鳴る鎖の音は、此の時間の中で慣れたものに為ってしまった。 女の指が髪に触れるのに、軽微な抵抗も無い。 此の死体は自らを攻撃しないと思い込む心に気付き、男はひとり、戒めた。
そうして、目に入ったのは鮮やかな色をもつ其れ。 目に眩しい其れは明らかに人の世のものでは無く、男は一度言葉を失う。
騒めき足元で揺れていた草花が、軟体動物に飲み込まれては溶けてゆく様が見えた。]
(167) 2017/10/08(Sun) 02時頃
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──冗談でも無い、 ン?
[如何に倒せば良い、下手に触れれば折角の服が解けてしまいそうだ。 眉を顰め、思案していた男にひとつ、声。>>151
其れは、置いて行けとでも或いはお前は逃げるだろうとでも謂いたげなもの。 鎖を外してやろうかと謂う思考も過るが、其の必要すら無いとでも告げる様で在るならば。]
(168) 2017/10/08(Sun) 02時頃
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そうかい。 精々生き延びて良い返事を待ってるさ、 ご令嬢、或いはヨーランダさんよ。
[男の身は、軽いもの。
鞄を持てば、身を翻して再び猫の如く笑みを浮かべた。 ちらと、吸血鬼が言葉を吐く度覗く牙へ視線を送ったのならば、次の瞬間には足を進めているのだろう。*]
(169) 2017/10/08(Sun) 02時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/10/08(Sun) 02時頃
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2017/10/08(Sun) 22時頃
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/* ひとりルナティックごっこする。 ろる落とせる気がしないけど5に遭遇したらしい。
(-132) 2017/10/08(Sun) 22時半頃
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