197 冥桜絵巻
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――六道珍皇寺は騒がしくなった。
[鬼どもが攻め寄せ、混乱の坩堝と化した六道珍皇寺。 その様子を眺めて、ひとつ頷く]
主水は六道珍皇寺を探る。 祭門道満を探る。門を探る。
[鬼と人とが相争うなかを、境内に忍び込んでいく。 その姿を気に留める余裕のあるものは、その場にはいなかった]
(31) 2016/09/18(Sun) 17時半頃
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[騒ぎがますます大きくなる頃、その声>>#0を聴いた]
――……? 主水には聞こえている。
[その願いを聞いて、狂骨は首を傾げた]
緋桜とはなんだ。奴らとは誰か。主水にはわからない。
[ただ、この男にも、門が閉じたことだけは理解できた]
門が閉じると、主水は困る。 ならば、主水は奴らの血を緋桜に吸わせねばならぬ。
(32) 2016/09/18(Sun) 18時頃
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――奴らとは誰か、探らねばならぬ。捜さねばならぬ。 世に、壁に耳ありという――この主水には、骸と屍の耳がある。
[京のあちこちに転がる死体が、あわよくば"奴ら"の声を拾ってくれるだろうか]
(33) 2016/09/18(Sun) 18時頃
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[主が討たれ、門が閉じたる六道珍皇寺。 敗れた人は壊走し、寄せ手の鬼は掃討する。
伽藍の合間から、庭木の影から、白い骨が手を伸ばす]
――主水は尋ねる。 是なら一度、否なら二度、頷け。
[暗がりに引き込まれた者は、恐怖に慄きながら、一度頷く]
奴らとは誰か、誰の血を吸わせればいいのか。 知らぬなら己に用はないから、離してやる。知っているか。
[否を示す二度目の頷きと同時に、その首は地面に転がった]
確かに、離してやった。 胴体から、頭を。主水は嘘は吐かなかった。
[人を鬼をと問わぬ闇討ちが、繰り返される]
(48) 2016/09/18(Sun) 22時半頃
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[陰から陰を伝って、殺していく。 いや、狂骨の目的はあくまでも調査ではある。 されども求めるものが得られぬまま、屍だけが積み重なる。
そのうちに、境内から響いた鳴き声>>49に、足を止め]
――あの声は、以津真天である。以津真天は鐘である。
[とすると、あの怪鳥が近くにいたのだろうか]
この六道珍皇寺に、鐘はいた。 ならば、鐘は奴らであるのだろうか。
[狂骨は首を傾げる]
(51) 2016/09/18(Sun) 22時半頃
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しかし、鐘は、当面の味方である。 何故なら、鐘は、主水が危ういときに助けてくれるようであるからだ。
[ひとつ頷いて、狂骨は境内を探り続ける。 人と鬼の骸と屍が、寺の物陰に重なっていく]
――……主水は何やら感じる。
[目立った妖気が二つ、こちらを、この六道珍皇寺を目指してくるような>>47]
……主水は考える。 六道珍皇寺には閉じたる門がある。緋桜がある。
六道珍皇寺はこの騒動の中心である。 無関係のものは、騒ぎから遠ざかるはずである。 ならば、六道珍皇寺を目指すは、なにかを知るものである。
[調べるべきだろう。あるいは、"奴ら"でないのなら、話すべきだろう]
(54) 2016/09/18(Sun) 23時頃
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革命家 モンドは、メモを貼った。
2016/09/18(Sun) 23時頃
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――……?
[先の二つとは、また別>>52に。 それよりも速い、それよりも冥いなにかの気が、凄い勢いで迫ってくる]
……主水は考えた。 話すべきかどうかは、相手による。
[狂骨はひとつ賢くなった]
(56) 2016/09/18(Sun) 23時頃
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/* 葵さんもとい聖、まだ珍皇寺にいたのか。
(-22) 2016/09/18(Sun) 23時頃
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/* 聖がこっちに気付くかと思ったんだが、気付いていない?
(-23) 2016/09/18(Sun) 23時半頃
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[寺院のなかを探るうち、知った姿>>55を見遣って。 少し考えてから、狂骨は、くらい伽藍の合間から囁いた]
――主水は聖をみつけた。 主水は、聖と話したことがある。
聖は何用で、この六道珍皇寺にいるのか。 この主水は、探るために捜すために、ここへきた。
[姿を現さぬまま、尋ねかける]
(59) 2016/09/18(Sun) 23時半頃
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聖は主水に助言してくれた。 だから、主水も聖に助言する。
この六道珍皇寺は、死の庭になる。 憎しみと殺意を抱いたなにかが来る。 主水もそうしたものであるから、よくわかる。
[と、物影から告げる。もっとも、空っぽの頭には思い至らない。 先刻まで人と鬼とが殺しあっていた場所で、何故に聖が平然としているかまでは]
(65) 2016/09/19(Mon) 00時頃
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みかどのところへ行く途中で、辻斬りに邪魔をされるといわれた。 だから、主水は先に、六道珍皇寺を調べにきた。
[聖の問いに、応じて]
いくさばになるのは、主水は構わない。
この六道珍皇寺では、先刻、鬼と人が戦した。 恨みを抱いて斃れた、弔われずに打ち捨てられた骸が数多ある。
[屈強な鬼、陰陽師を護っていた手練の人間。それらの死体が、幾らでも]
(70) 2016/09/19(Mon) 00時頃
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主水は、主命が果たせるならばどちらでもよい。
[聖の問い>>72に、小首を傾げて、応じて]
聖は、先に、いまの都は冥府と現世が繋がっているといった。 主水はきっと、その門を通って京へ戻ったのだと、主水は考える。
であれば、主水が主命を果たすためには、門が開いていたほうがいい。 門さえ開いていれば、幾度斃れても、主命を果たすまでは何度でも、冥府から戻れるだろうから。
(75) 2016/09/19(Mon) 00時半頃
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――聖と主水は、戦う定めであるか。
主水としては、戦う理由はない。 しかし、定めであれば仕方がないと、主水は考える。
[ひとつ、頷いて]
主水が斃されては、主命が果たせない。 故に――主水は聖を斃さねばならない。
[からからと、骨が鳴った]
(82) 2016/09/19(Mon) 00時半頃
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――屍は城、屍は石垣、屍は堀。
[恨みを、呪いを、憎しみを帯びて朽ちた狂骨の呼び声に。
六道珍皇寺の境内に、周囲の路上に、斃れる屍が続々と応じる。
頭を潰された剣士の屍が。 腹に風穴の空いた術士の屍が。 臓腑をこぼれさせた鬼の屍が。
ゆらりゆらりと立ち上がり、屍人の兵団が蠢き出す]
(83) 2016/09/19(Mon) 00時半頃
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/* ※狂骨にこんな能力ありません。
(-29) 2016/09/19(Mon) 01時頃
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――主水は聖から己を護る。 こちらを覗く気配からも己を護る。 主命を果たすそのときまでは、主水は斃れるわけにはいかない。
[屍の兵団を喚び起こして]
(87) 2016/09/19(Mon) 01時頃
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――人であれ鬼であれ、なんであれ、死ねばみな屍。
苦痛、悲哀、憎悪、恐怖、怨恨――、 死したるそのときに、負を抱かぬ者はまずいない。
[面白そうな術と評されたものに、淡々と応じる。 狂おしいほどの怨念の塊が狂骨という妖である。 他を圧するほどの怨念が、恨みを抱いて斃れた屍を従えるは道理だ]
これは、聖には足りないか。
[切り伏せられ、起き上がり、また切り伏せられる。 いまは戦線を維持しているが、いずれ、屍といえど動けぬまでに切り刻まれよう]
(96) 2016/09/19(Mon) 01時頃
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[屍人の兵団に紛れながら、遣ってきた妖>>88を認めれば]
貴様はなんだ――みかどか、祭門か、御館様か。
[首を傾げながら、その視線を追って]
――聖が門を閉じたのか?
であれば、聖が"奴ら"であるのか?
[ふたりの会話から、そう理解した]
(97) 2016/09/19(Mon) 01時半頃
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――そう、主水は門を開ける。 門が閉まっていると、この主水には都合が悪い。
[ただの夕顔>>102と、名乗った妖に応じて]
ただの夕顔は、門のなか――門の向こうへ、行きたいのか。
主水はいちど冥府に下って、開いた門を通ってもどってきた。 だから、それはなんとも物好きだと、主水は思う。
[もっとも――門の向こう、冥府でのことは憶えていない。 憶えてはいないが、自分を冥府に送ったものへの恨みは海より深い。 狂骨の空ろなあたまを以ってして、冥府には戻りたくないと思えるほどには]
(104) 2016/09/19(Mon) 01時半頃
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――別に、聖は主水の敵というわけではない。 ただ、聖が戦う定めだというから、戦うのだ。
[だが、そう、しかし]
聖が門を閉じたなら、聖の血を緋桜が欲するのなら、主水の戦う理由となる。
[ひとつ、頷いて]
しかし――聖は強い。
[屍の兵団は、我武者羅に進ませても、ただ切り伏せられるだけ。 時間を稼ぐなら――たとえば、この場を離脱するなら、それでもよいが]
聖が門を閉じたなら、聖の血を緋桜に注がねばならぬなら、それでは足らぬ。 ならば、ただの夕顔と合力するは、正しい選択であるのだろう。
[狂骨は思索し――屍の兵団が、動きを変えた。 それまでは、夕顔にも備えていた陣形が、聖だけに集中する]
(109) 2016/09/19(Mon) 02時頃
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[夕顔の糸が聖に払われたのを目に、狂骨はかたかたと鳴る]
――主水は聖より弱いが、聖より卑怯である。
[屍の兵団の一部が、聖を遠巻きに。 夕顔を援護するように、聖を射竦めるように。 弓を、火縄銃を、符術を、一斉に浴びせはじめる]
(111) 2016/09/19(Mon) 02時半頃
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[屍どもに援護射撃を命じて、そのあとで]
さて――主水も出ねばならない。 聖に刻まれ砕かれ粉微塵にされているのは、同胞である。 同胞が斃れるを、ただ見物しているは、悪である。
[屍の群れに紛れて、狂骨はまさしく狂う]
(112) 2016/09/19(Mon) 02時半頃
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――くか、かッ、カカカカカカカッ!!!
[顎骨を激しく打ち鳴らし、錆びた刀を翳して踊りかかっていく]
(113) 2016/09/19(Mon) 02時半頃
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主水は別に、やりたくはないのだが……、
[言葉のとおり、聖と真っ向斬り合えば、数合で圧され気味になる]
正面切って斬り合うのは、主水の役目ではない。
[もっとも、妖として争闘するとなると、また別であって]
弔いなく死したる同胞よ――引き摺り込め。
[斬り落とされて転がっていた鬼の手首が、びくんと跳ね動き、聖の足首に掴み掛かっていく]
(119) 2016/09/19(Mon) 03時頃
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――聖には、少しの恩義がある。 京に還った主水に、京を教えてくれた。 故に、聖が退くなら、主水は追わぬ。
[それ以前に、無理に追えば返り討ちに遭うだろうが]
切り札――なるべくならば、見たくないと主水は思う。
[かたかたと、髑髏が揺れる]
(126) 2016/09/19(Mon) 03時半頃
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――ただの夕顔は、どうするのか。
聖を追うなら、止めはしない。 主水は追わないが、武運を祈るくらいはする。
[などと口にして、ゆるくなった**]
(127) 2016/09/19(Mon) 03時半頃
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革命家 モンドは、メモを貼った。
2016/09/19(Mon) 03時半頃
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[夕顔が去ったあと、狂骨はひとつ唸った。弱っていたともいう]
緋桜は繭になった。 夕顔は、緋桜を守れと主水に求めた。 しかし、主水はあまり、守るに向かない。
[暗殺、不意打ちならともかく、聖あたりが相手ではいささか分が悪い]
……主水は考える。 屍は城で、屍は石垣で、屍は堀である。
[本来、それは比喩である。 しかし、頭蓋の空洞がいまだ埋まらぬ狂骨は、それを愚直に解釈した]
主水は考えた。 守るといえば、城である。 然るに、緋桜を守るには、屍の城を築けばよい。 骨を組んで柵と成し、屍を垣と積み上げ、骸を重ねて塁とする。
[真面目な馬鹿はときに、誰も発想しなかったことをやらかすという一例である]
(153) 2016/09/19(Mon) 16時半頃
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[――かくて、緋桜の周囲には酸鼻を極める光景が広がった。 人と鬼の屍どもが、互いの肉と骨とを材にして、城普請を始めたのだ。
掘り巡らされた浅い溝に溢れた血が溜まり、赤い水堀が寄せ手の足をとる。 鬼の太く堅い四肢の骨が、寄せ手を拒む逆茂木、乱杭とされて地より生える。 削ぎ落とされた肉が捏ね固められ、土塁ならぬ肉塁となって寄せ手を阻む壁となる。
それは控えめにいって地獄絵図であったし、端的にいっても地獄絵図であった]
(154) 2016/09/19(Mon) 16時半頃
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[赤い地獄絵図のなか、緋桜を包む繭の白さが逆に妖しかった]
――緋桜を守るは、屍の城である。
[狂骨はひとり、満足げに頷いた。
無論、城としてみたならば、ほとんど無意味なものである。
肉壁は低すぎ、容易に越えられてしまうだろう。 骨の逆茂木は幾らか邪魔にはなるだろうが、大した数があるわけでもない。 血の堀も浅く狭く、誤って踏み込めば足を滑らせるくらいはするかもしれないという程度のもの。
それでも、『緋桜を守ってほしい』という夕顔の依頼を果たしたことに、狂骨は深く満足していた]
(156) 2016/09/19(Mon) 16時半頃
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