188 あしたはきのう、春
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── GW前日 ── [いつもと変わらない朝。 母さんとは、僕が受験に失敗してからは あまり会話をしなくなった。 口を開けば勉強の話ばかり。 絵のことなんて、ただの一度も聞かれない。 僕が美術部に入ってることも 母さんは、知らない。]
………行ってきます。
[少し重たい鞄を肩にかけ、 振り返ることもなく家を出た。
昨日よりも早い時間。 バスの中から歩行者を眺めるけれど 零庭さんが登校するのは もう少しあとだっただろうか。]
(22) 2016/04/12(Tue) 15時頃
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──→ 学校 ── [明日からゴールデンウィーク。 できれば休みの前には描きあげたくって 最後の仕上げをしようと、向かう先は美術室。 扉を開けば、室内は油絵の具の匂いで満ちていて 僕は嫌いではないにおいだけれど 少しだけ息が詰まりそうな感覚に 空気を入れ替えようと窓を開けた。]
………今日も綺麗だね。
[以前、壱岐くんに見せてもらった花達。 窓から少し身を乗り出して 明るく咲き誇る花々に目を細め言葉をかけた。]
(23) 2016/04/12(Tue) 15時頃
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[窓を開けたまま、 隣の準備室に画材を取りに行って戻ってきた時、 舞い上がるカーテンの奥、 ひとりの女の子の姿を見つける>>18]
……………白邊、さん?
[こちらに背を向けていて、その顔は見えないけれど 見覚えのある後ろ姿は、きっと隣の席のあの子。 そして、彼女の見つめる先には………僕の絵。]
(24) 2016/04/12(Tue) 15時頃
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[彼女の指先は虹に触れていた? それとも、何かを握っていた? バサバサと波打つカーテンでよく見えない。
どちらにしても、まだ乾ききっていない絵の具に触れた 彼女の指は、薄い赤が咲いていただろう。]
なにしてるの?
[思ったよりも、乾いた、冷たい声が出た。 白邊さんの“赤”に対する想いも それを抉り取ろうかという考えも なにも知らないけれど、でも その背に少しだけ、ぞくりと。]*
(25) 2016/04/12(Tue) 15時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2016/04/12(Tue) 15時頃
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[僕の名を呼び、ゆっくりと振り返る彼女は いつもと変わらない笑顔を浮かべていた>>28 そのことに、肩に張っていた緊張は 小さなため息と共に和らいで。
良かった、いつもの白邊さんだ。]
おはよう。 珍しいね、美術室にいるの。 絵を見にきてくれたんだ。ありがとう。
……崩した?
(38) 2016/04/12(Tue) 16時頃
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[“素敵な絵”と言われて、僕は素直に笑顔を見せた。 彼女も絵に興味があったのかな。 そのことも、少しだけ嬉しく思う。
けど、言葉を詰まらせる彼女に首を傾げて 静かにそちらへと歩み寄る。]
……あぁ、触っちゃったんだ。
[僕とキャンバスを見比べる白邊さんに 眉を下げながら微笑みかけた。 昨日描いた虹の赤が、 僅かに掠れ、空の青に混じっている。]
(39) 2016/04/12(Tue) 16時頃
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ん。このくらいなら修正できるから 気にしなくて大丈夫。
白邊さんは、赤、好きなの?
[虹の赤色に触れた様子から もしかしたらそうなのかなって瞳を向ける。 それが正反対だなんて気付かないけど ぺこりと頭を下げた彼女の手元、 ぎらりと光る刃と指先の赤には気が付いて]
(40) 2016/04/12(Tue) 16時頃
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………っ、これ!
[咄嗟に彼女の手を取った。 彫刻刀で指を切ったんじゃないかって 早とちり、して。]
(41) 2016/04/12(Tue) 16時頃
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……あ!ご、ごごごごめん! 怪我したのかと思って、あの、
[ばっ!と掴んだ手を勢いよく離す。 今の会話の流れから、 その赤が絵の具だとすぐに気づくだろうに。 もしかして、白邊さんの怪我には 敏感になっているのかな、なんて。
勘違いをしたことと 女の子の手を掴んでしまった恥ずかしさから 視線をうろうろ泳がせるけど、
あれ、小さな疑問が生まれる。]
(42) 2016/04/12(Tue) 16時頃
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これ……なに、してたの?
[目の前の女の子から、その手元の刃へと視線を移し、 先ほどと同じ言葉を、再び投げる。
風に揺られるカーテンが、ふわりと僕らを包んだ。]*
(43) 2016/04/12(Tue) 16時頃
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うん、ほんと。大丈夫。
[そう、色を重ねれば、元どおり。 一度間違うとやり直しできない僕らの人生とは違って 絵なら、間違いだって隠してしまえる。
だけど、ほんとうはね 絵の具を重ねれば重ねるだけ でこぼこと小さな歪みができて 平らではなくなってしまう。 本当の意味で元どおりになることは、ない。
外側だけ綺麗に見せても 触れられれば歪みに気づかれてしまう。
そんなところは、人間と同じだね。 前に塗り重ねた空の青に触れながら ゆっくりと目を細める。]
(51) 2016/04/12(Tue) 18時頃
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……芸術に、失敗作はないよ。きっと。
もし思い描くものとは違う形になっても それがまた別の意味を、命を持つから。 ちょっと道を間違っても 修正だってできるんだから。 努力が無駄になることも、 きっと、ないんじゃないかな。
……少なくとも、 このくらいじゃ、怒らないよ。
[優しくてよかった、なんて言葉に 彫刻刀で切られてたら困っちゃうけどねって 冗談めかしく笑って見せた。]
(52) 2016/04/12(Tue) 18時頃
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ぅ、えっと、そうだよね。 なんか、ごめん。
[手を取ったことにびっくりした彼女の表情に 頬を掻きながら思わず謝罪。 またやってしまった。心配の、押し付け。
手に持つ銀色を問えば、 一瞬の沈黙の後、彼女の口は開かれる。]
(53) 2016/04/12(Tue) 18時半頃
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そっ、か。貝殻。
[良かった、心の中でそう呟いて 同時に、自分は何に安心しているのかって 小さな小さな疑問が生まれる。 その答えは出ることはなく、 ポケットから取り出された貝殻に意識が向いた。]
昨日のと同じだね。 何か手伝えることがあったら言って。 手先は器用だから、お役に立てるかも。
白邊さんなら、また怪我しそうだしね。
[オリエンテーションの調理のことを思い出しながら くすくす笑った。]*
(54) 2016/04/12(Tue) 18時半頃
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[それから僕は絵に向き合って座り 白邊さんはどうしていたかな。 ひとまず、手についた赤を落とすために ぬるま湯と石鹸で洗うよう 美術室内の水道を指差したと思う。]
赤といえば、さ
[筆をとりながら、視線は青い空のまま 先ほどの赤は好きか、の話を続ける。 結局好きなのかどうかは聞けなかったかな。 何度も聞くほどのことではないから 少し、別のはなし。]
(55) 2016/04/12(Tue) 18時半頃
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火星から見える夕焼けは 赤じゃなくて、青色なんだって。 すごいよね、同じ太陽なのに。
赤い夕日も好きだけど 青もきっと、綺麗なんだろうなあ。
[なんてことない、ただの雑談。 沈黙が苦手だから、なんとなく出した話題だけど 彼女は興味を持ってくれたかな。]
(56) 2016/04/12(Tue) 18時半頃
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[そのあと、白邊さんが彫刻刀を使うなら 冷や冷やしながら見守って 色を塗るというなら 水彩絵の具か何かを貸しただろう。
教室へ戻るなら、そのまま手を振り見送って]
( ひとりじゃない朝の美術室も、 きらいじゃない、な。 )
[始業までのわずかな時間 少しだけ、手紙のことは忘れられた。]**
(57) 2016/04/12(Tue) 18時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2016/04/12(Tue) 18時半頃
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/* すごい自分なにやってるのかわからない…… 白邊さんごめん………
(-22) 2016/04/12(Tue) 19時頃
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/* 百合の花が咲いておる……
(-30) 2016/04/12(Tue) 20時半頃
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[手伝ってあげるって言ったら 白邊さんはアイディアを口にしながら 瞳をきらきらと輝かせた。>>64 その様子が楽しそうで、僕も自然と口元が緩む。]
そうだなあ……昔、小学生の頃 夏休みの工作で 貝殻とシーグラスを使って フォトスタンド、作ったことあるよ。
[まだ母さんが優しかった頃、 父さんと母さんと僕の三人で 綺麗な貝殻やガラスを拾いに行ったっけ。]
(90) 2016/04/12(Tue) 21時半頃
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でも、せっかく綺麗な貝だから アクセサリーにして身につけられるほうが いいかもしれないね。 ネックレスなら、身につけやすいかな?
女の子のそういうの、 よく…わからないけど
[撫でられる貝殻を覗き込みながら 寄せた顔、自然と耳元で囁くように]
(91) 2016/04/12(Tue) 21時半頃
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橘さん、きっと喜ぶよ。 僕も昨日、嬉しかった。
(-39) 2016/04/12(Tue) 21時半頃
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[瞳には小さな貝殻を映したまま、 ゆるりと口角を上げながら言葉を紡ぐ。]
(92) 2016/04/12(Tue) 21時半頃
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[青い夕日だったら >>67 白邊さんは、そう言った。 この時僕は、青色が好きなのかなあとか そんな程度にしか捉えていなかったと思う。]
好きだよ、あかいいろ。
[隣で足をぷらぷらさせる彼女。 膝小僧の絆創膏は取れていたかな?]
(93) 2016/04/12(Tue) 21時半頃
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いろんな色を持つ光の中で 一番遠くまで届くのが、赤なんだ。 まっすぐ僕らに届く色。
だからかな?赤色は、目に焼きつく。 信号も、ポストも、夕焼けも、
[────…血液も。
僕は虹の赤色を塗り直しながら つまらないうんちく話をたらたらと。
白邊さんの表情は、見えていなかった。]
(94) 2016/04/12(Tue) 21時半頃
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──→ 教室 ── [チャイムが鳴る15分くらい前、 絵の具たちを片付けて、美術室を出る。 白邊さんも一緒だったかな。 昨日と同じように、並んで教室へ。
その途中、考えるのは 美術室での自身の言葉。
“ 失敗作なんてない ” それは、きっと僕自身に向けたもの。 一度挫折を味わった僕が いまここにいることの、言い訳。 色を重ねて、重ねて、 元の自分がわからない ぐちゃぐちゃな、自分。]
(95) 2016/04/12(Tue) 21時半頃
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[けど、隣を歩く君は すごいねって、大丈夫だって、 そう言ってくれた。
美術室では、彼女のその言葉に「そうかな?」って 笑顔で濁してしまったけれど 外側の僕はそう見えるのかな、なんて 自分の色について、少しずつ考え始めるんだ。]**
(97) 2016/04/12(Tue) 21時半頃
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── 教室 ──
おはよう、格くん、 ……ちあきくん、
[教室へ入ってすぐ、出くわしたのは 班長と保険係の二人組。 格くんのこと、名前で呼ぶんだから 遊佐くんだって、そう呼んでも不自然じゃないよね。 少し緊張しながらかけた言葉、 二人には届いたかな?]
(100) 2016/04/12(Tue) 21時半頃
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[二人の表情に雲はかかっていただろうか。 なんの話か加わろうとしたとき、 彼らの奥に、神妙な面持ちの 我らが副班長さんを見つけて>>69]
えっと、あとでね、二人とも。
[首だけ二人に向けながら、僕の足が向かうのは]
(101) 2016/04/12(Tue) 21時半頃
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神田さん、お……おはよう。 あの、大丈夫?
[唇をきゅっと結んだ彼女。 例の手紙のことを思い出して、 おそるおそる、彼女の顔を覗き込む。]*
(102) 2016/04/12(Tue) 21時半頃
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