18 Orpheé aux Enfers
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― 部屋A ―
[講師である彼と別れて部屋へと向かう。 途中、食堂にいるジェレマイアと目が合ったならぺこりと頭を下げ、 それから、楽器を置いてくる、と指で上を示したが… そして、何かとても魅力的なものが食堂にあるような気がした。
残ったウルトラサイダーを飲み干し、空き缶を手に急ぎ足で部屋へと向かえば、 ラルフと次いでご陽気なカルヴィンとすれ違う]
あれ、絶対尻尾あるぞ・・・。 それも千切れんばかりにぱたぱたしてるヤツが。
[走って行くカルヴィンを見て、ぼそりと呟いて部屋へ。 楽器を置いて、すぐに食堂へと引き返した]
(3) 2010/09/06(Mon) 01時半頃
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― 食堂 ―
[カルヴィンのドップラー効果からやや遅れて食堂へ。 漂う匂いと裏腹な空気にどぎまぎしつつ。 ええと、と困った顔をした時、ぐうううと腹が鳴った。 しかも、空っぽの胃袋が振動したのか、体中に響く音で。 外から聞けばさながらピッチのずれた重低音の和音。
その後、揃わねば始まらないことを悟ってうな垂れた]
これぞ、近くて遠いお料理
[呟きが聞こえたなら、遅れてきた人間が何を言うなんて言われかねない
(7) 2010/09/06(Mon) 02時頃
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ヤニクは、限界に近い空腹を抱えて、くてりと壁によりかかった**
2010/09/06(Mon) 02時頃
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― 食堂 ―
[ぐぅぅぅ。 ぎゅ、ぅ、うううう。
ぐぐぐるるぅう。
よせばかとまれ! 落ち着け!俺!いや、俺の腹!
獲物を目の前にしてのお預け状態。 手が伸びるところに食事があるとつい摘み食いをしそうになるので離れていた。
人の会話の輪から離れ、始まったのは鳴り響く空腹のサインとのやりとり。 まるで交響詩「飯」より3楽章"俺と腹の対話"状態]
て、なんでドビュッシーなんだよっ! しかもそれ風と海の対話だし・・・
[・・・とりあえずバカなことを考える余裕はあったらしい]
(48) 2010/09/06(Mon) 12時半頃
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― ちょっと前 ―
[食堂に向かう前、部屋のそばの廊下ですれ違ったラルフに、 きょとりとしたあと、すっと目を細めてにやりと笑ってひらと手を振った。
――・・・・・・・・・。
[その後、戻った一人の部屋でぽつりと何かを呟く。 その表情はさっきと全く違う、陰りを抱いたものだった]
― 思い出し終わり ―
(53) 2010/09/06(Mon) 14時頃
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[廊下ですれ違い様に笑みと一緒に]
はは、やっぱバレてましたか。 さすがは俺のお手本。 敵わないなあ、先輩にも・・・。
[期待してるから―に返す言葉は、あっさりと軽い。 気を使っての言葉だとわかっているから、余り心配させないようにと]
ええ、たっぷり期待しててくださいよ。 俺頑張っちゃいますから。
[本音とは微妙に違う言葉を残し、ひらと手を振って部屋へと消えた]
(-48) 2010/09/06(Mon) 14時半頃
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[別れて部屋に入った後、楽器を置いて立ち尽くす]
―だから、あの人は。
[正しい音程、正しいリズム、正しい・・・・・・。 お手本が示す正確な道標にずっと従ってきた。 逸れようともがいても―心の枷がそれを拒む]
いっそ――・・・・・・・・・。
[ふと湧いた歪んだ想いが、低い呟きと共に零れた]
(-49) 2010/09/06(Mon) 14時半頃
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― 食堂 ―
[心の、いや、腹の底から待ち望んでいた言葉>>#1が聞こえた。 飯、解禁!やっほう俺は生きる!
さささっと皆の輪の中にさり気にもどってジュースをもらう。 乾杯の挨拶、部長は何を言っただろう。 多分、それは登場時の印象を変える事はなかっただろうけど、 言葉を記憶に留めるほどの血液は頭に流れていなかった。 なんせ欠食児童の視線と全神経は、 テーブルの上のお宝(主にチキン)に注がれていたのだから]
狙った獲物は逃さないっ
[がつがつと食事にたかる人の間をするりとかい潜って好物を皿に載せてゆく。 数分後、涼しい顔で二つの皿を持って、喧騒を眺めていた。 日々食卓で繰り広げられる姉との戦いで鍛えられたスキルが遺憾なく発揮された結果だ]
(54) 2010/09/06(Mon) 14時半頃
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あぁーっ、うめえ。 練習後の飯ってサイコーにうまい!
[チキンをほおばる。 ピザを齧ればチーズが伸びる。 フライドポテトは熱々で、ケチャップがうまい。 そしてコップの中はジュースから炭酸飲料に変わっていた。 喉を通り過ぎるしゅわしゅわがたまらない]
ぷはー、満足満足。
[ピザの取り合いをしている様子が見える。 部長に負けたのは南校のチェロの彼だ。 あーあ、とその様子にくすくす笑ってしまった。
別の方では残ったチキンの争奪戦。 練習でも食事においても、高校生組は奮闘しているらしかった]
(55) 2010/09/06(Mon) 14時半頃
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[そして、賑やかなひと時も落ち着き始めた頃― お腹が満たされたのできちんと脳に血は巡っている。 必然的に考えるのは今日の全体練習での自分の出来の酷さだった。 明日は最初からついていけるように、示された音を正確に表すために、 もっとちゃんと楽譜を読み込まなくてはならない、と。
懇親会が終わったなら、必要ならば片付けを手伝うか。 その後、着替えやら風呂やらを済ませたなら練習へ向かうつもりだった**]
(56) 2010/09/06(Mon) 14時半頃
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はぁ、お腹いっぱいごちそうさま!
[争う人の間から箸を伸ばして料理をつまむという、 名付けて隙好きダイスキ作戦で姑息にも食事をせしめたわけで。 まるで勝利者のような表情で喧騒の終わりを眺める。 前に置いた皿には、食べ切れなかったフライドポテトとピザ一切れ。 ずず、と音がしそうな雰囲気で茶に見立てたコーラを啜った]
姉貴に感謝、感謝。
[ひとりでまったりした後、食べ残しの皿を持って立ち上がる]
ジェレマイアさーんー?残ったやつはどうしたらいいですか?
[片付けようとジェレマイアを探すように声をあげる。 なぜ部長でも副部長でもなく彼なのかは、説明は不要だろう]
(70) 2010/09/06(Mon) 21時半頃
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はーい。わっかりましたー。
[ジェレマイアの声にのんきに返事をして、 一人満腹の勝利者は悠々とテーブルに近づく。
しかし皿を置く前にふと振り返って誰かを探しはじめた。 やがてわんこのような後輩を見つければ]
カルヴィン、腹足りてるか? 余ったの食う?
[フライドポテトとピザの乗った皿を振って見せた。 もし彼が食べるというなら「はい、あーん」とポテトを食べさせたりし、 もう満腹なら、皿をテーブルの大皿の横に置いて誰かの餌になることを願う。
その後はお開きになるのを取り合えず待とうと、椅子に座ってコーラを啜る。 勝手に練習に行ってまたラルフやナユタを困らせてもなんだなと思ったからだ]
(78) 2010/09/06(Mon) 22時頃
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―ん?
[なんだか視線を感じた。 特に、皿を持っている手の辺り。 それに、食べ物の残骸を集めている箸の先とか。
なんだ?と辺りを見回して視線の主を探る。 果たしてそれは見つかったのか否か]
(82) 2010/09/06(Mon) 22時半頃
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――。
[視線の主は南校のチェロ弾きだった。 じーっと見ているのは手に持っている食べ物。 獲物を狙っている猫の如くに感じる視線ににやっと笑って、 試しまとめた食べ物を載せた皿を、ぐるぐると大きく上下に回してみた]
(84) 2010/09/06(Mon) 22時半頃
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はーい。
[ジェレマイアがこれからのことについて説明するのを聞き、 呑気に返事をする。
しかし、ちょっとふざけた調子で返事をしてしまったかと肩をすくめ、 ちら、と心配性の先輩―ラルフの方を見る。
目があったならフザケテマセンヨという意味で 「ダイジョブダイジョブ」、と口を動かした]
(86) 2010/09/06(Mon) 22時半頃
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ヤニクは、セシルにむかって、「くう?」と皿を出してみた。チキンの切れ端だとか、フライドポテトの残りとか、ピザとか。
2010/09/06(Mon) 22時半頃
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[こくこくと頷くにゃんこさんに、思わずにいと笑う。 一瞬鼻がもぞっとしてくしゃみが出そうになったけど、堪えた。
箸を使っていないものに持ち替えて皿を手に近づいて うずうずわきわきしているにゃんこさんの前に立つと―]
はい、あーん。
[チキンを一切れ、箸でつまんで差し出した]
(89) 2010/09/06(Mon) 22時半頃
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/* いつの間にかいつものお調子者に戻っている不思議。 中バレがなんだ。怖くなんかないぞ。
ところで、こういうのは南校の領分なのかもしれませんが、 杉ちゃん&鉄平が好きです。 せっかくヴァイオリンなのだし鉄平役をしたいなあとかもぞもぞ。 冗談音楽、っていうのですかね。 とにかく、聞けば「え、えええぇぇえー?バカだー!」と笑ってしまうのです。 すっげうまいけど。
(-72) 2010/09/06(Mon) 22時半頃
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/* わ。 餌付け成功しちゃった☆ 嫌われると思ってたわ、ボクってば。
(-73) 2010/09/06(Mon) 22時半頃
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―うふ。
[にゃんこさんがチキンを食べるのを見て嬉しそうににたりとする。 そのままの状態でジェレマイアに頷くのには器用だなあと家思いながら]
じゃあ、次は―・・・っと。
[一切れの半分くらいに切られたピザを箸でつかむ。
相手が年上だとか、他校の生徒だとかも考えなくてはいけないのだけど、 なんだか面白くて調子づいているのは明らか]
(94) 2010/09/06(Mon) 23時頃
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[しっかりとくわえられてくいくいと引っ張られるピザ。 首をこてりとさせ、箸をそっと離した。
ここまで、ほぼ無言。 相手の彼が言葉が出ないことは知らないが―]
その様子だと、惨敗ってとこですか。
[に、と笑ってやっと話かけた。 南校は一番年下でも自分と同じ学年が1人だけなのは知っている。 相手は年上の可能性が高いなと、一応敬語(?)ではあった]
(99) 2010/09/06(Mon) 23時頃
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[箸から外れたとたんに一歩下がる様子に瞬いた。 これではまるで、ほんとうに猫―。 思わず口元がにたあとしてしまうのは仕方ない]
ずいぶんと熾烈っぽかったですからね。 あんな人達と真っ向やったら負けちゃうの仕方ないですよ。
[頷きに、あらまほんとに負け組さんだったのかと苦笑した]
あ、っと。 俺、ヤニク・ドランブルっていいます。 うちのカルヴィンがお世話になってるみたいで。
[全体合奏のときに並んでいた2人を思い出す。 犬と猫が並んでチェロを―なんて思ったらくすくすとしてしまった]
(102) 2010/09/06(Mon) 23時半頃
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[だってほら、猫って簡単には懐かないじゃないですか。 特に初対面だったり、野良だったりすれば余計に。 そこがかわいいからわざと追いかけたりするのだけど、 どーしても触れない。
なんて猫と目の前の彼を比較して見ていたりすれば 携帯をおもむろに打ちはじめるのに首を傾げた。 しかも、入力速い、と驚いたりして]
え?あ、ああ・・・そうなんですか。
[声が出ないと見て、話かけたのは失礼だったかなとか思ったけど―]
寝癖?!え?
[寝癖大爆発君、に唖然とした。 だってだれも言ってくれないもん、寝癖に気付くなんてないですよ!
慌てて髪の毛に手を当て、いい加減勢いのなくなった寝癖に気付いて表情をひきつらせ― もう今更だな、と肩を落とした]
(109) 2010/09/06(Mon) 23時半頃
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セ、セシルさん。 よろしく。
カルヴィンはまあ、肝の据わったヤツですよ。 えっと・・・何で笑っているか、って?
[最後の問いにセシルをまじまじと見て、少し言いにくそうに眉を下げるが]
セシルさん、猫みたいって言われたことありません?
[それだけ言って、くすくすと笑った―ら]
っくしょっ!!
[くしゃみが出て咄嗟に顔を逸らした]
(110) 2010/09/06(Mon) 23時半頃
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[慌てて寝癖を確認するのを笑われて、ははと情けない笑いを零した。 ・・・練習前に寝るなってことですよね]
え・・・いや、風邪はひいていないですけど・・・ 強いて言えば・・・猫アレルギー・・・?
[人間相手にまさかなと自分でも思いながら、 風邪?と問うのに答える]
今のは違うと思いますけど。
(116) 2010/09/07(Tue) 00時頃
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[ですよねー。人間相手に猫アレルギーが発症するはずはないです。 けど、概念だけでも反応する時はしちゃうかも・・・とは言わず黙っていた。
示された文字を見て、あ、という顔をする。 それはとても―すごく、うるとら嫌だ]
うっわあ、それは嫌だな・・・。 明日しごかれたら死んじゃいそうだ。
[思い切りぶるぶると背を震わせ、見事に反撃に引っかかる。 こうしてはいられない、練習をしなければ。
俄かにわたわたして持っていたお皿をセシルに示し、 食べる?食べないなら片付けちゃうけど?とジェスチャーで。
セシルが首を傾げた先にカルヴィンが練習にと行くのを見て]
俺もそろそろ。
[どうする?とセシルを見た]
(125) 2010/09/07(Tue) 00時半頃
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[お、食べるんだ。 なんだか見た印象と違うんだなと小さく笑んだ。 面白い人だ、と。
食堂を出て行くセシルを見送って、軽く最後の片付けを手伝った。 いいから、と言われたけれどまあ・・・妙なところに律儀なのは性格だったり]
よし、練習いこか。
[満腹が故の僅かな眠気を覚えつつ、食堂を出た]
(131) 2010/09/07(Tue) 00時半頃
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/* もどり…おぉ? わんこがなんぞ。
(-83) 2010/09/07(Tue) 01時半頃
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― 廊下 ―
食べ過ぎたなあ。
[それもこれも敵が案外弱かったせいだ。 そんなわけのわからぬことをぶつぶつ言いながら階段を上がる]
姉貴がどれだけ容赦ないかってことが、イヤでもわかる。
[似たような褐色の肌に漆黒の髪。 黙っていればそれなりに美人なのだけど、性格が残念だった。 それでいて声楽科ではそこそこ優秀な生徒なのだというのだから弟はたまったものではない]
文化祭でオペラって、ジェレマイアさんが言ってたけど・・・まさか出ないよな。
[出ないわけがない。 必然的にピアノの伴奏係として練習に付き合わされるのは目に見えている]
(147) 2010/09/07(Tue) 01時半頃
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だったら何やるかくらい教えてくれりゃいいのに いつもいきなり楽譜渡すから弾けないんじゃないか。
[初見は苦手だと知っていての暴挙。 もっとも、その裏には何とか弟を鍛えようという姉の想いがあった― のかもしれないと思ったほうが精神的に助かると思った。
しかしその愚痴が、姉に協力してあげようと思っているから出るものであることは 全く気付いていなかった]
あ、練習俺も後で行きますー
[部屋の手前でカルヴィンと引っ張られていくナユタとすれ違って声をかける。 ナユタがいるので、一応敬語だ。 二人―とくにカルヴィンが楽しそうに練習へ向かう様子に見えてにこりとした]
よきかなよきかなっと。俺も行くかね。
[部屋に入って楽器を手にする。 今しがたこの場所で驚くべき言葉が落ちたことなんてわかるはずもない]
(152) 2010/09/07(Tue) 01時半頃
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― 練習室前廊下→大練習室 ―
あれ、ピアノの部屋は使ってるか。
[ちら、と練習室Aを覗き込んで、それから並ぶ部屋を見て回る。 北校の連中が集まっている部屋があったけど、今は入らない。 少しやりたいことがあったから。
しかしそれには―ピアノが欲しかったのだけど]
広すぎるけどまあ、いいか。
[くるっと踵を返して大練習室へと。 おいてあるグランドピアノ側で楽器を出し、軽く音を出す]
(157) 2010/09/07(Tue) 02時頃
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― 大練習室 ―
[ぽぉん。 ぽぉん。
大練習室に、ピアノの音と歌声が響く。 鳴る音はピアノも声もたった一つ、A(ラ)の音。
それから楽器を構えて開放のまま2弦を弾く。 ピアノから声―自分の音感―に取り込んだAの音が鳴る。
それから、2弦を基点に5度上の1弦(E)を合わせる。 その次は2弦を基点に5度下の3弦(D)。 最後に、4弦(G)を弾いて5度上の3弦と合わせる。
全部の弦を自分の音感のみで合わせたら、 答え合わせのようにピアノを鳴らす。
結果、正答率90%というところか。 少し不満げに眉を寄せた]
(182) 2010/09/07(Tue) 06時頃
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