36 なんて素敵にピカレスク
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──孤児院、地下──
[暫しの間、男は祈りを捧げる。いつもと変わらぬ優しげな表情で、ただ、祈りのみを。そうして、ややふっくらとした顔を上げた。]
はあ。 やれやれ。
これで、まあ暫くは凌げそうですかね。
[二度三度緊張をほぐすように頷く。おっとりとしてみえる男は軽く伸びをして、明るい茶色の髪を掻くと、腰の布袋にちゃりん、ちゃりん。と、金貨を落とした。]
(1) 2011/09/04(Sun) 00時頃
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金は、不浄のもの故、神の御許たる我が家に そうそう、溜め込むわけにもまいりませんが──
愛し子らにも、もう少しは良い食事を 食べさせてあげられるといいんですけどね。
[そう、首を傾けて、男は嘆じる様に口にする。声には、皮肉の色は混じらない。──孤児院にいる子どもの状態を維持するには、当然、それなりの餌がいるからだ。]
せちがらいもんです。
[誰にともなくそう言って、男はこくりと頷いた。そうして、気分を切りかえるように、ほっと息を吐く。]
(2) 2011/09/04(Sun) 00時頃
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[湿気の強い地下に寝そべる細い足を器用に踏まずに避けて、台に置いていたカンテラを手にとる。かつり、こつり、と並ぶ小柄な身体の間を抜けて、先ほどまで注文された娘が寝ていた場所までやってくると、男はそこで足を止めた。]
…───。
[その隙間へと視線を落として、ぼんやりとオレンジの灯りに照らし出される男は、曖昧な表情で穏やかに微笑んだ。
いつも引き取られていく子らを想うときに、 男は、曖昧に濁すように微笑む。]
(3) 2011/09/04(Sun) 00時頃
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……うん。無論、皆も言わずとも よく、わかっている事とは想いますが──
[カンテラで空きになった箇所を照らし]
感謝を、忘れてはなりませんよ。
[男は、眠る子らにそっと語りかける。]
(4) 2011/09/04(Sun) 00時頃
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[もっとも"よく眠るように躾けられた"子供らからの返事はない。それにも頷き、男は笑みを浮かべたまま、丸目を細めて、眠りの隙間に言葉を刷り込むように言葉を続ける。]
そう。
パンに、葡萄酒に、豚に、牛に、 私たちを活かしてくれる すべてのいのちに感謝をするように──
彼女への感謝を、
私たちは、 忘れてはならないのです。
(5) 2011/09/04(Sun) 00時頃
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[孤児院の主は、亜人の子の命も、人の子の命も、分け隔てずに平等に扱う。平等に──すべて役に立たせるために飼育する家畜と同列に。]
彼女のおかげで、私たちはまた、 新しい一日を知る事ができるのですから。
[眠る子に言い聞かせるような言葉は、男の職業故か生来のものか、声音ばかりが、*説法めいている*。]
(7) 2011/09/04(Sun) 00時頃
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──孤児院──
おや。
[階段を上がり隠し扉を抜けて外を覗くと、空からぱらぱらと振る雨が庭を濡らしていた。短い声を発して、修道服を着た男は上を見上げた。]
(13) 2011/09/04(Sun) 01時頃
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ああ、
これは嫌ですね。 買いものに出ないとならないと思ってたんですが。 [クリーム色をした壁もしっとりと水を含み淡い茶色に濁る。ほっ、ほっ、ほっ。と、両手で頭を庇いながら、リズムばかりよく身体を揺らして、裏口から家の中へと潜りこんだ。 表の方からきゃあきゃあと子どもの声がするあたり、急に振り出した雨に、当番の子が干していたシーツを取り込むのに躍起になっているのだろう。表の孤児院で暮らす子ども達の生活の面倒は、半分程度、子供たちが自分たちでやっている。そのあたりはその辺の孤児院と大差はない。]
まいったなあ。
[屋根の下で雨降りの空をぼやきながら見上げて、男はぱたぱたと茶色の髪についた雫を払い落とした*。]
(14) 2011/09/04(Sun) 01時半頃
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──孤児院──
[裏口傍の簡素な客間に、紅茶の湯気がくゆる。壁際に腰ほどの棚がひとつ、あとは木製のテーブルと椅子が二つだけの、石造りの小さな部屋。釉の塗られない白い陶器のティーカップに、ほとんど琥珀の液体を注いで、ムパムピスは、ぬれねずみの郵便屋の制服を来た男の前へと置いた。]
いや、はは。お恥ずかしながら なにぶん、経営もままならないもので 薄くて申し訳ありませんが。
ええ、まあこんな天気ですし よければ温まっていってください。
ああ、ああ。いえいえ。 お気になさらず。
丁度、雨で出かけたくないなあと思っていたんですよ。
[ムパムビスの愛想笑いに、愛想笑いが返る。郵便配達の男が紅茶に口をつけるのを、修道服を来た男はにこにこと見守った。]
(70) 2011/09/05(Mon) 01時頃
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しかし、賞金首……ですか。 物騒ですねえ。
[他愛ない噂話の様に情報は行き交う。郵便屋の男が持ってきた『噂』に不安げに眉を下げて、ムパムピスは相槌を打った。]
エブラスカ卿と言えば貧民街の子供たちの間でも 慈善家として名がある方ですし。
罪状は──死者冒涜?でしたか。
[いいながら、かさりと手元で郵便屋が届けた手紙を広げる。司祭から、エブラスカの申請した罪を教会は認める。との通達がごく簡便に記されていた。]
(71) 2011/09/05(Mon) 01時頃
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[手の中の手紙に暫く視線を落とす。何度も確認をする程の長さもない手紙。
──罪状が事実かどうかの調査をした様子もない早さでの連絡。]
……エブラスカ卿は、教会としても お世話になっている方ですし。 何事もなく、 すむといいのですが。
[そう言って緩やかに首を傾げて、手紙をたたむと、壁際の棚へと身体の向きをかえた。]
(72) 2011/09/05(Mon) 01時頃
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[壁際まで数歩分の距離もない狭い部屋だ。腰ほどの棚の抽斗を空けて、──紙ではなく、布を一枚とペンを手に取った。男にしてはまるっこい文字を布に書き記す。知るものが見れば、誰の文字だかすぐにわかる特徴のある癖字。]
『掃除の件について、詳しい段取り』
[日常事の様なメモを書き終えて、腰の布袋を覗きこむ。紅茶を飲む郵便屋の視線が僅かに上がる。横顔にそれを受けながら金貨を一枚、文字を書いた布で包む。]
(73) 2011/09/05(Mon) 01時頃
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それじゃ、こちら、配達をお願いしますね。
[配達へのチップにしては多すぎる代金を郵便屋の男に渡す。
郵便屋が、走り書きのような文字に目を通して頷くのを見届けて、男は*にっこりと頷いた*。]
(74) 2011/09/05(Mon) 01時頃
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/*
ムパムピスを打ち間違う件。
さて、はて。 どう動きましょうかね。 何処を残して何処を吊るのが面白いかなあ。 ゼルダさんとヨアヒムさんが凄く いいキャラしてらっしゃるが吊られor襲撃キャラだよなあ。
私も人犬なので、適当なところで襲撃されて みっともなく足掻きたいところです。
(-31) 2011/09/05(Mon) 01時半頃
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──孤児院──
[郵便屋の男が帰ってしまえば部屋の中には一人。 紅茶のカップを片付けながら]
……しかし、五十、では安いですよねぇ。
[おっとりとした声がぼやく。]
(79) 2011/09/05(Mon) 03時頃
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[その程度と、安くみたか──それとも、躍起になるほどでもないのか。死体売りにつけられた値を値踏みする。この街を出るならば、或いは足りるかもしれないが、この街に身を浸して暮らしていくには安い。]
ひとまずは、無事でいてくださった方がいいんですが……
[ヘクターが子どもにつける値は、まちまちだが、金払いが格別悪いと感じた事はない。一年か二年程へクターとの関係が良好なまま続くなら、今、彼に手をつけるのは得策とも思えなかった。
──とはいえ、]
(……まあ、値段しだい、ですかね。)
[内心のみで、そう呟く。ヨアヒムが値を釣り上げてくるようなら──へクターへの憎悪が一過性のものでないのなら、関係者にも類が及ぶ可能性はある。世話になっている顧客とは言え──この街で生きるなら、我が身の保身が、第一だ。]
(80) 2011/09/05(Mon) 03時頃
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[ぼやきながら、客室を出て、入り口でフードつきの外套を羽織る。外に面した廊下から外を見上げて、溜息をついた。]
……私の期待は裏切られる事が多いですし。
[郵便屋と話している間に止んでくれていることを期待した雨は、相変わらず降り続いているようだった。]
やれやれ。道中、滑って転びませんように。
[空を見て溜息をつき、肩を揺らして、 やや、ふっくらとした修道服の背中は孤児院の門を出た。]
(81) 2011/09/05(Mon) 03時頃
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──孤児院近くの通り──
[安い染料で染められた外套は、雨に滲むだけ黒を濃くする。 雨の街。陰気な街。雨音に紛れる微かな鼻歌に>>@12、フードを軽く持ち上げて顔を晒した。]
……ああ。どなたの歌でしたっけ。
[こんにちは。と、道端で交わす挨拶。訳隔てなくそうするように、薬屋にも、にっこりと修道士は笑う。]
(99) 2011/09/05(Mon) 22時頃
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ええ。収入がありましたので、買出しに。 食料の蓄えも少なくなってきましたし──
ああ。
安眠薬も、そろそろ補充をしておかないと。
[>>@13笑う薬屋に、おでかけです。と頷いてから、そうそう。と、ついでのように、依頼を付け加える。]
──お願いできますか? あ、調合は常どおりで。
[つまり、最初に依頼をした通りに極強いものを。"今までどおりで問題ないです"。と、言外に伝える。]
(100) 2011/09/05(Mon) 22時頃
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/*
バトルこわい★ ので権力よりの屑を目指しておこうかなともわもわ。
ゼルダさんのところの客…になるよりは、 女のヒトが生んだ子が良く捨てられてるとかのがいいですかねえ。
ホリーさんの客がだれもいなさそうなら そこらへん、なっといてもいいんですがどうしようかな。 ホリーさん年いくつなんだろう。 まあ、変態でもいいかなあ。要はなにかしらオスカーさんの怨みフラグをぶんどれればいいんですがやる事が増えそうだ。ピエロさんとの縁故濃くなるのかしら。どうかなあ。
しかし この客屑だーーー! ハッスルハッスル!な ログは書けない予感。
……どうしよう★
(-64) 2011/09/05(Mon) 22時半頃
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[薬屋との立ち話の間に、がらりがらりと馬車の車輪が水を蹴散らし近づいてくる。]
…おや。
[薬屋への相槌を一時中断し──まず、車体の家紋を遠目に盗み見る。>>102 此方へ近づくにつれて、緩やかに馬車の速度が落ちるのに童顔。と称される事もある丸い目をぱちりと瞬いた。]
(104) 2011/09/05(Mon) 23時頃
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[確認するのは、相手がお忍びであるか否か。──どうせ、馬車など使うのは富豪か貴族だ。]
おや。うちにご用事でしょうか。
[馬車から執事と思しき男が降りてくる。 ちらりと横の薬屋を見やってから、フードを後ろに下ろした。 執事へは、にこにことした笑みを向けて、 窓へ向けては、深々と、丁寧に頭を下げた。
フードを脱いでの対応は、当然、身体を雨に濡れるが、 態々彼ら貴族のご機嫌を損ねる事に意味はない。
『掃除』の噂が出ている今の時期であればなおさらだった。]
(107) 2011/09/05(Mon) 23時半頃
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[孤児院前で来客を出迎えた修道士は、顔を上げると薬屋に、へらりと困ったように太い眉尻を下げて笑う。]
…、…おでかけは、もう少し後になったみたいです。
[首を傾けて薬屋へと言い、執事に身体を向けなおす。]
ああ。貴族の方に引き取って貰えるのなら、 どの子も喜ぶと思いますよ。
……ああ、えーっと、 今、中を見ていかれますか?
[執事の伺いに、にこにこと答える。──表の通りでの相談は、あくまでも"里子の契約"であるかのように偽装される。]
(109) 2011/09/05(Mon) 23時半頃
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"元気な"子たちの中からお連れになられる場合は、 数人、寂しがる子もいるかもしれませんが──
ああ。大丈夫です。 ご心配なく。 ええ。どの子も良い子たちですから
"落ち着く"まで"少し時間がいる"かもしれませんが
……ちゃんと、わかってくれますよ。
どの子も。
(110) 2011/09/05(Mon) 23時半頃
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ムパムピスは、にっこりと微笑む。
2011/09/05(Mon) 23時半頃
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それは、それは。 ……慈善家として御高名なエブラスカ卿にまで お気に止めていただけて光栄な事です。
[降りてくる平民街では見る事もないような衣服を纏った男に、修道士は恭しく胸に手を当てて頭を下げる。貼り付けたような、にこやかな笑みは内心を覆うには丁度いい仮面ではあった。
>>111 降りてきたヨアヒムの言に、顔を上げた男は胸をなでおろす。にこやかなだけの笑みよりも、いくらか、本気を交えて。]
…ああ…。安心しました。
私ひとりで経営しているもので まさか、先触れを逃す失礼をしたのではないかと。
ひやひやしました。
(117) 2011/09/06(Tue) 00時頃
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[貴族への無礼を働いた男。
──そのような因縁をつけられずにすんでなにより。とは 相手を信用していない男の内心のみに留められる。]
(-71) 2011/09/06(Tue) 00時半頃
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[>>@14 薬屋の返事に、いつもお世話をかけます。と常の笑みのまま頷き、]
…ええ。では、もし、良ければ御一緒に?
立ち話では
[誰に聞かれるか知れず、見られるか知れず]
……雨に、濡れてしまいますしね。
[>>112 顔を覗きこむ貴族の男を内へ招くように、半身を引き、黒がねが剥げ、ところどころ錆びた孤児院の門を上向けた掌の先で指し示して、薬屋へと視線を向けた。
丸い首を傾けどうします?と問うのは視線だけ。薬屋を招くヨアヒムの言葉の裏を汲み取っても、実際に同行をするかの意思は、薬屋へゆだねる。]
(120) 2011/09/06(Tue) 00時半頃
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──いえいえ。ひとりでやっていると 連絡が遅れる事もありますので 気をつけている、というだけで。
ご配慮、ありがたく思います。
[他の貴族から、そんな因縁をつけられたこともあるが故に警戒している。──とは、おくびにも出さずに、表面上だけはにこやかに会話は進む。]
はは。そうですね。 体調を崩してしまう子も多いですし。
[貴族の男へと、相槌をうちながら、門の中へと案内をする。]
ああ。彼の腕は保障しますよ。
──此方です。どうぞ [雨の庭を過ぎれば、両開きのドアがある。古い教会を利用した孤児院の表門は、礼拝室に通じる。]
(126) 2011/09/06(Tue) 01時頃
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──孤児院、広間──
[ぎ ぎぃと、雨音の中に蝶番の罅割れた音が紛れる。]
──皆! お客様ですよ。
ご挨拶するように!
[ついで、低すぎず尖らない丸みを帯びた声が奥へと張られる。 表側の子どもらには、客が訪れた時には呼ぶまで傍に来ないように言いつけてあるが──ものをしらない小さな子どもは好奇心の塊だ。廊下に続くドアから、物見高い子供の数人が早速に顔を見せた。
金髪のおかっぱの子。 銅色の肌の子。
人種も年齢も色も性別も様々な子供が、 或いは嬉々として、或いはおずおずと進み出てくる。
──見つからない事を望むように、視線を逸らす子も。]
(128) 2011/09/06(Tue) 01時頃
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こら。
[客人におざなりに頭を下げるだけで、人見知りの子どもが自分のローブの裾に取り付こうとするのを嗜めて、 孤児院を案内する修道士は、扉の向うへと顔を向けた。]
アリス。
[名前を呼ぶ声に、扉の影で白い獣の耳が、ぴくりと跳ねる。]
貴方も、です。 こちらへいらっしゃい。
(129) 2011/09/06(Tue) 01時頃
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