251 洋墨と躍れ、心の随に
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/* あっあっ だから縁くんは死装束でちっちゃいのか……! あと1喉なんだ、頑張る……
(-41) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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「 居るだろうな、きっとどこかに。 当人がこの世界から自由になりたくとも、 それは誰も悲しまない理由にはならない。
人は誰かと関わり生きてゆくものだし、 そうした存在に書かれた本も、また 」
それは通りすがりに菓子をあげるような>>2:210 ほんの刹那の関わりに過ぎないかもしれない。
それでも知己の姿が消えたと知って>>4:236 悲しむ行為は、いつの時代も自然な事のはずだ。
(31) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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「 本が、無い? そうか ───── 」
“ 世界から拒絶され、歴史の闇に埋もれた者 ” 私の『デッドコード』の定義はひどく曖昧で、 ここでようやく、彼らがどんな存在か>>1:120 その断片を知れば、言葉を失う>>4:238。
不自然に過去が窺えなさすぎる ───── 彼への私自身の見解が、ようやく腑に落ちた。
“ 私 ”は医者であり、伝記作家である。 チャリングクロスの銀行の金庫、その片隅で 物語になり損なった原稿を眠らせる類の人間だ。 彼らを捨てる側の存在だと、言わざるを得ない。
(32) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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私は少年にとってみれば “ 拠り所を持っている ”羨望の対象だろう。 オーソリティから鑑みても、的を射た事だ。
しかし“ 地の文 ”としての私は知っている。
“ かの友人は一度、作者に拒まれ殺された ”
その事実は、三年間彼の死を悔いた者として 到底、過去の思い出話などにはなり得ない。 私は『短編集のまえがき』という形で、 物語の幕間を捲り見た『語り手』であった。
思い起こす、一人過ごした失意の日々を。 生まれた時から、彼にはこの事実があったと?
(-43) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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「 そうだな、きっと痛いだろう。 しかし彼女もきっと痛かった。 理由はどうあれ、それだけの事をした。 君はまだ気付かないかもしれないが。
大人しく痛めつけられるつもりが無くても、 そういう可能性は、いつだって付いて回る 」
それは、このやり方が向いていないと感じた理由。
『 鋭利な刃物をいつまでも弄ぶ事はできません。 その上品な指を、傷つける事なしにはね 』
友人の言葉だが、つまりはそういう事なのだ。 冬めいた息零す少年の様子を、私は見ていた。
(-44) 2018/10/18(Thu) 22時頃
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「 ……そういう訳にはいかないな。 君が居場所を求め続けるのと同じ、 私も、罪を厭う性分を変えられない 」
眼前の子供の装いが、姿を変える>>4:244。
東洋めいた面立ちに馴染む、雪色の衣と朱の傘。 西洋の生まれである私は白の意味を知らないが、 日本、なる島国の装束だとは知っていた。
それでも、構えた銃は降ろさない。 手元辺りを狙うつもりで二発、放ったと同時か。
(33) 2018/10/18(Thu) 22時半頃
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冬風が吹きすさぶ。粉雪が舞う。 冷たさで鈍りながらも痛みを主張する腹部と、 初手の読めない攻撃は、足の動きを縫いつける。
「 ────── ぅ、く 」
( そのまま受けるのは……無茶が過ぎたか )
当然、コトダマ無しでは吹き飛ぶより他にない。 白百合と細雪の舞う地を、セピアの筋が汚す。
衝撃は覚悟の上だったとはいえ すぐに起き上がる事は叶わないのだろうが、 私はそれでも、諦めた訳ではなく。 綴った友の、あるいは他の誰かの、言葉を手繰る。**
(36) 2018/10/18(Thu) 22時半頃
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/* ほんとお待たせしてて申し訳なさみに暮れる…… なぜこのタイミングでリアルが爆発するのか
(-73) 2018/10/19(Fri) 06時半頃
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「 人間という生き物は、 永く、争う事に理由を求めてきた。 今も明確な答えがあるとはいえない。 逃げる事も悪ではないけれど、 そうすれば後悔する事も、世にはある。
……そして、一つ確実に云えるのは。 このやり方で居場所を探す限りは 同じ事がずっと続くだろう、という事だ 」
奪って、奪ったものの居場所を得て、 いっときは満足するかもしれない。 しかし彼は実際、満たされていないではないか。 少なくとも、アントワーヌを奪っただけでは。
(-74) 2018/10/19(Fri) 08時頃
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「 いや、そうじゃない! 居場所は誰しも生きていくのに必要だ。 拠り所のない君ならなおさらだろう。 求める事そのものを悪だとは思わない。
ダメなのは、やり方だけ…… 世界を変えて、理を変えて。 仮にそんな途方もない事が成功しても、 君の周りには一体、誰がいるんだ? 」
代替案を提示できない時点>>40で、 私の主張もまた、癇癪でしかないかもしれない。 少年に考えを明確に伝えられていないのは確かで、 すべてを否定される気分になるのも、理解する。
しかし私も、他にやり方を考えつかなかったのだ。
(60) 2018/10/19(Fri) 08時頃
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( ………… ただ、考える事はある )
私が“ ワトスン ”でも“ ホームズ ”でも、 はたまた“ ドイル ”でもある存在として居るのは 一体、なんの理由があっての事だろう、と。
意味など求めても、それこそ無意味かもしれないが。
(61) 2018/10/19(Fri) 08時頃
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( 私は“ 語り手 ”だ。 私は伝記といえど、作家の端くれだ。 この私が今、何かを『新たに』著せば その物語は一体、どうなるのだろう? )
『デッドコード』は未知の存在である。 消滅すればどうなるのかも分からないが、 彼の口振りからすると、何も残らない可能性がある。
少年に“ 本が無い ”ならば私達のように、 霊子領域に帰還する事すら怪しいかもしれない。 しかし“ 他の霊 ”が彼らについて何かを著した 事実そのものすら消えてしまうのだろうか、と。
(62) 2018/10/19(Fri) 08時頃
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「 今、私が邪魔をやめたとしても。 君の同志以外に“ 好き ”が出来れば、 また同じ事の繰り返しになるだけだ! 」
かじかむ手で、引鉄を引いた>>41。 それでも的外れの方向に飛びはしなかったらしい。 しかし、それを確認するので手一杯。 直後に私の身体は飛ばされたが、 彼がふたたび、雪をぶつけて来る事はなかった。
(63) 2018/10/19(Fri) 08時頃
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漂う雪が姿を変え巡り、形作られたのは糸。 絡め取られればなんとか起こしかけた身体が 拘束される事は想像に難くない。
ボーラーハットは見当たらない。 今の衝撃で左腕がまともに動く気はせず、 頭部が浅く切れたのか、視界に割り込む亜麻色。
────── それでも私は、コトダマの糸を紡ぐ。
(64) 2018/10/19(Fri) 08時頃
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“ There’s the scarlet thread of murder running through the colourless skein of life, and our duty is to unravel it, and isolate it, and expose every inch of it. ”
(65) 2018/10/19(Fri) 08時頃
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“ 無色の人生の糸枷を、殺人という緋色の糸が通る。 僕らの責務はそれを解きほぐす事だ。 そしてそれを分離し、隅から隅まで正体を明かす事 ”
(66) 2018/10/19(Fri) 08時頃
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雪の糸は、ひとたび無色へと変じ たちまち緋色へ染まってゆく。 白によく映える血色は、解れて消えるだろう。
【オーソリティ】SS-→S
もしかするとそのしなやかな糸から 正体 ──── つまりどんな糸であったのか、 その断片くらいは、掴み取れたかもしれない。**
(67) 2018/10/19(Fri) 08時頃
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/* 今更この村、3Wだって事を思い出した…… つまりここで狼、多分エニシ君の方落とさないと 村が終わってしまうな?????
あっっっぶな、お返事投げる前に気づいてよかった!!
(-76) 2018/10/19(Fri) 18時頃
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「 …………そうだな。ここで消えれば、 私という『解釈』は消える。いなくなる。 “ よく似た誰か ”ならばまた何処かで 喚ばれる事はあるかもしれないが……
今の私と、まったく同一じゃあない 」
少年の見解には、私も異論の挟みようがない。 が、そこに彼の物とは思えない考えが混じった。
(-97) 2018/10/20(Sat) 00時半頃
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「 世界が変わると“ 言ってた ” …… ───── ああ、そうか。 君を喚んだ“ 黒いそれ ”の考えだな。
その意見の真偽は、私には分からない。 が、仮にそれが本当に実現したとして、 変わった世界には、誰が残るんだろう? 」
彼の望みが叶い、居場所が与えられたとして それがどんな世界なのか、と尋ねたのは>>75。
あるいは、少年を追い詰めてしまったかもしれない。
(-98) 2018/10/20(Sat) 00時半頃
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「 ……………… そうだな、君のいう通りだ。
考える事は色々あるけれど、 結局どれも、根っこの解決にならない。 さっきからずっとそうなんだ、実は 」
“ 雪国 ”、やはりその名を私は知らない>>68。 しかし少年の一連の挙動を見れば、 何かの関係がある一冊なのだろうとわかる。
けれども私は、彼の問いに明確な答えを出せず まるで迷宮にでも嵌り込んだような気分だった。
(96) 2018/10/20(Sat) 01時頃
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拘束の糸はほぐれ、牡丹となって消えてゆく。
しかし倒れた身を起こすので手一杯だった私は、 少年を傷つけたくないと思っているのに 傷つける以外に止める方法を持たない私は、 結局何も出来ないまま、その言の葉を聞く>>72。
それは、眠りのようでもあった>>73。 凍りついてしまえば洋墨の巡りは無となり、 私の意識が狩り取られるのは確かな事である。
(97) 2018/10/20(Sat) 01時頃
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私を取り巻く世界が、常冬に染まる。 しかしすべてが閉ざされるまでの間に 少しの猶予が許されていたのは、
『 野の百合の如く綴られたきみ達は きみ達で在る事に意味がある 』
そう遺して闇に沈んだ>>2:345、 彼の言の葉のおかげだったのだろう。
(100) 2018/10/20(Sat) 01時半頃
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洋墨の巡り、その霊性が脅かされるまでの間に “ 私 ”はひとたび凍てつくような息を吸い、そして。
(101) 2018/10/20(Sat) 01時半頃
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/* やばいこれ何言ってるかわからない自信があって申し訳ない……!
(-103) 2018/10/20(Sat) 01時半頃
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「 ……これでは少し、寝覚めが悪いな 」
少年の頬に伝う一雫>>76、煌く燐光。 それらを見とがめた“ 僕 ”は、ため息をついた。
僕は物語《ミュトス》を綴り、 現実《リアル》の読者の視点を持つ友ではない。 論理《ロゴス》にて真実を導いてきた、 理想《イデア》の上に成り立つ探偵だ。
物語全体の一割にも満たない、 三人の“ 語り手 ”のうちの、二人めでもある。
ミュトス[B]・リアル[C] → ロゴス[B]・イデア[C]
(102) 2018/10/20(Sat) 01時半頃
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「 ルアンの洋墨の持ち主に 何をされたかは知らないが…… だから僕は忠告したんだ。 その欲求は、放っておいてはいけないと 」
まだ陽が高かった折、石畳の上で、確かに。
僕の言葉が足りなかった事は否定できないが、 放っておくどころか更なる助長の加わった様に 猟犬じみた咎めの視線を送った僕は、 果たして責められるべきだっただろうか?
(-108) 2018/10/20(Sat) 01時半頃
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「 少年、君には“ 不自然な欠落 ”がある。 外見ひとつ取ったってそうだ。
“ 何も無い ”んじゃなく、 “ 不自然な状況 ”が存在している。 これは立派な、君への手掛かりだ 」
ワトスンが何度も記して来たように、 最も厄介な事件は、なんの変哲もない事件だ。 それに比べれば明らかな違和の転がる今回は、 捜査に詰まり途方に暮れるような事はなかった。
(103) 2018/10/20(Sat) 01時半頃
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「 思考過程を飛ばして結論だけを述べると、 いつもはワトスン……ジョンと呼ぶべきか、 彼に説明を求められるのだけれど。
今ばかりは手短に言わせてもらおう。 僕は、ある小説の“ 語り手 ”は、 君という存在を諦めたつもりはない。
だから、今は ────── 」
ワトスンはどうしても、彼の心臓を狙えなかった。 だから、彼がやれないのなら僕がやる。 ぼろぼろの身体では照準も儘ならないだろうが、 それでも目一杯狙って、一発きり。
(104) 2018/10/20(Sat) 01時半頃
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「「 おやすみ、エニシ 」」
(105) 2018/10/20(Sat) 01時半頃
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