207 愛しの貴方を逃がさない。
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[白い肌に滲む赤。もう一度、と、疼く気持ちにふたをするように、 少女の肩口に消毒液とガーゼを添える。 包帯にうすら滲む赤と、沈黙が、この上なく痛い。]
[そうして、太陽が傾けど、いくら食事を差し出そうと、 この日、再びウサギの赤い目を見ることはかなわず。
部屋の隅、こくりこくりと船をこぎ始めた少女のもとに、 布団を運びはしたけれど、それだけだ。 振り払われれば、それまでだったろうし、 無理矢理寝かしつけるということもしなかったろう。]
(+25) 2017/01/23(Mon) 23時半頃
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[“食べちゃいたいくらい可愛い”
言葉自体は存在すれど、現実でその二つの共存は、 どうやら相当に困難らしい。*]
(+26) 2017/01/23(Mon) 23時半頃
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―朝―
[焼きたてのパンとオムレツ、スープとサラダ。 朝ごはんらしいメニューを、二人分、作り上げて。 そうして、寝ぼけ眼の少女に目線を合わせるようにして、しゃがみ込む。]
……朝ごはん、食べて。 嫌いなメニューはないはずだから。
[さて、どう言えば、彼女は警戒を解いてくれるのだろう。 嘆息ののち、ややあって、再び口を開く。]
俺だって、君を殺したいわけじゃない。 ただ、俺の料理を食べてほしいだけなんだよ。
[生き物をなだめるなんて、いつ以来だろう。 何せ、今までは“美味しそう”という気持ちに、 抗わなかったものですから、分からない。 出来るのは、ただひとつ。彼女の動きを待つばかり。**]
(+27) 2017/01/23(Mon) 23時半頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2017/01/23(Mon) 23時半頃
測量士 ティソは、メモを貼った。
2017/01/23(Mon) 23時半頃
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[ふぅ、と漏れた溜息は、安堵でも憂いでもない。 はてさて、どう説明したものか。 正直、自分にだって、うまく説明できる自信がないのだ。]
……少なくとも、食事には何も入ってないよ。
[ほら、といいつつ、スープを一口掬って飲む。 少し冷めた、彼女の母親に倣った味が胃へと落ちていく。 スプーンを置けば、かちゃ、と陶器の鳴る音が、沈黙の中に響いた。]
俺さ、血を飲まないと生きてけない体質なんだよ。 で、卯月ちゃんが食べちゃいたいくらい可愛いから。 だから、お近づきになりたいって思った。
お母さん、いい人だよね。 料理教室が流行るのもわかるよ。
[一息おいて、視線を落とす。 スープからほんのりと立ち上っていた湯気は、もうない。]
(+46) 2017/01/24(Tue) 22時頃
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けど、今は、昨日みたいなことをしたいなんて、思ってない。 卯月ちゃんに、俺の料理を食べてほしい、って、 それだけ。今は。 ダメかな、やっぱり。
[白い首元の包帯も、うつむいた赤いまなざしも、すべてが痛い。 ねぇ、どうしたらいい? おずおずと、毛布にくるまるウサギに、視線を向ける。まるで、縋るように。**]
(+48) 2017/01/24(Tue) 22時頃
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[しぶしぶ、といった様子ではあったけれど、 肯定の返事が返ってきたならば、慌てて、台所に駆け込んだ。 少女の分、少し冷めたスープは、後で自分が食べよう。 出来ることなら、一番おいしいものを食べてもらいたい。
けれども、温めたスープを持って、再び彼女のもとへ戻れば、 白い身体は、ぱたりと床に伏せているものだから、 スープの皿を放り出して、その身体を抱き起す。]
(+62) 2017/01/24(Tue) 23時半頃
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え、ちょっと、卯月ちゃん!?
[貧血か、あるいは、はたまた別の原因か。分からない。 ゆさゆさと白を揺さぶる。 思い出した光景は、最初に“食べた”白いウサギの姿。 白い体は赤にまみれて、気付いた時には、その赤い目が開かれることは二度となかった。
白い首筋に手を当てる。 温かな体温を、心臓の音を確かめるようにして、 彼女の顔を覗き込んだ。**]
(+63) 2017/01/24(Tue) 23時半頃
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