220 ナラティブの木
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
――― 夏の海 夏の夜 ―――
[ 耳の奥にまで海が入り込む感覚。 明るい海に沈んで、僕の肉体が解けていく。 泡になっていく――
夜、《G》のベッドで夢を見ている。 忠実に昼間の海辺を再現する夢だ。
――人懐こい響きのあるジェレミーと話をした。「水遊びなら濡れないとねえ」と波を掬って彼にかけた。僕が美女になるなら……「それなら僕はとっくに玉の輿に乗って、エーゲ海をクルージングしてるよねえ」としみったれた呟きで丁に応えた。
濡れて海味になったおにぎりを少しもらって、抱いたエリーと海に沈み……一緒に泡になる。そこで夢はノンレム睡眠に塗りつぶされて真っ暗だ。脳は眠ってしまったが、記憶は確かで鮮やかだ。**]
(1) 2017/07/12(Wed) 00時半頃
|
庭師 ノアは、メモを貼った。
2017/07/12(Wed) 00時半頃
|
――― きのうの昼間 ―――
[ 日焼け止めクリームは借りず、 僕もこんがりきつね色になって色白乙姫を挟んで 丁とともに築く三角関係の頂点に立つんだと決めて。
エリーの「グッときましたよ」(>>5)に 「そうでしょうとも」なんて笑って海に潜った。
楽しげに遊ぶ中年も、かつては少年だったのだと しみじみと思い出すふうな半日だった。 よく笑い、よく食べて、健康的な眠気に目を擦った]
(11) 2017/07/12(Wed) 22時頃
|
|
……スイカでもあれば完璧ですよねえ。 それと、カルピス。
[ カフェバーでの夕食時に零した懐古な呟きは 明日にでも叶えてもらえたら幸せだ。
――そして僕は、よく眠り、海の夢を見たのだ。*]
(12) 2017/07/12(Wed) 22時頃
|
|
――― 朝 ―――
[ 割り当てられた寝台に寝そべったまま、 インターネット未接続なままラップトップを立ち上げて “卵のための余白”と題したファイルに言葉を並べる。
「 解けない謎にはロマンがあるが、フェアじゃない」 書き出しの台詞はこれで決まりだ。 発言者である男の傍らには……眼鏡をかけた少年。 品よく髭を整えた男のそばで背筋を伸ばしている。
背景に描く海は、色彩の足りない日本の海。 浜辺を歩く青年が振り返り「あなたの物語は――」と、]
(14) 2017/07/12(Wed) 22時半頃
|
|
いやあ、だめだなあ。 これじゃあ単なる日記だ。
……やっぱり、僕の卵は腐ってしまったのかなあ。
[ キーを手放し仰向けに転がって。 すんすん、鼻をすすって天井を眺める]
(15) 2017/07/12(Wed) 22時半頃
|
庭師 ノアは、メモを貼った。
2017/07/12(Wed) 22時半頃
|
[ 夜泣きでもホームシックでもない。 いじけていただけの僕は気分転換に出掛けようかと 鼻先擦りながらベッドから下りた……]
………… おはようございます、エリーくん
[ ……ところで、ばっちり目があった。(>>19) 一瞬、そろりと視線を横へ流したが、 戻って彼にへらりと挨拶]
(22) 2017/07/12(Wed) 23時頃
|
|
――ちょっとねえ、書けないなあなんて 落ち込んでいたところです。
書いてるんだぞ、って 言えると良かったんですけどねえ。
[ 弛んだ笑み混じりの挨拶は、 ベッド上段から床へ下りるまでの短い距離を通して 弱音のような虚勢のような複雑な吐露に成った。
着地した足をそのまま彼の傍らへと向ける。 そして手元を覗き込み]
(23) 2017/07/12(Wed) 23時頃
|
|
何か、読んでたんです? それとも何か、書いてたんです?
[ と。本や手帳を眺めて質問ブーメラン。*]
(24) 2017/07/12(Wed) 23時頃
|
|
これはなんというか、あれですよ。 落ち込んじゃいますよねえ。
[ 相槌に応えて、さらなる相槌。(>>28)
ひとたび零してしまった言葉は胸の内には戻らない。 それならいっそ……と思ったわけでもなかったが、 昨日の疲れが取れない気怠い朝の雑談として続ける。
エリーの傍に腰掛けながら]
(33) 2017/07/13(Thu) 00時頃
|
|
僕は、信じたかったんですよねえ。 今でも書こうと思えば書けるんだ ってことを。 ……浅はかでした。
[ 会話の流れに乗せてしまえば 胸に閊えていた思いなんて大したことはない。 ただの、よくある大人の愚痴に過ぎない]
(34) 2017/07/13(Thu) 00時頃
|
|
[ へら、と笑って肩を竦ませてみると 次の呼吸はすっかり楽になったような気がした。
何処かのベッドから聞こえる鼾がときどき煩くて 緊張も重苦しさも訪れないおかげかもしれない。 眠り人に感謝する。(>>32)]
物語は、読まれる前がいちばん鮮やかですねえ。 これから書かれるものも、いちばん眩しい。
――文字は逃げ出してしまったみたいですし、 良かったら聴かせてください。
[ 滲んだ文字を浮かべた手帳に、口端持ち上げ。 読めない言葉たちを呼び戻せるのはあなただけだ、と 音読をねだってみる]
(36) 2017/07/13(Thu) 00時頃
|
|
[ エリーの声が語る“なにか”を、 眠っている彼…おそらくジェレミー…の寝息との重なりを、 のんびり聴きたい気もするのだ。
なんとなく、そんな気がして。
聴く体制をと尻をもぞつかせて 座りの良い位置を探す。**]
(38) 2017/07/13(Thu) 00時頃
|
庭師 ノアは、メモを貼った。
2017/07/13(Thu) 00時頃
|
――納得。
自分を見限るために来たんだと思ってましたけど、 信じたいものを、信じられるように…… 信じてやろうと思うために。
此処に。
[ 何も知らないままくれる言葉(>>43)が、 僕自身に無責任な僕の胸には、じんわり沁みたようで。
信じた後の結果は今は考えないことにして、 手のひらを当てた胸を、深い呼吸で上下させてみる。 腐って死んだと思っていた“僕の卵”は
……なんだ、此処にあったのか ――淡い出会いと別れの物語を聞きながらの、再会]
(54) 2017/07/13(Thu) 21時半頃
|
|
[ ぽつりぽつりと語られる物語に、 出会いにまつわる期待と、別れに伴う切なさを感じる。
夏の海辺の物語は、僕が探していた物語でもある。 けれど、エリーの声が書く物語(>>44)は、 僕の空想や実感を超えてやわらかく華やかに、見えた。 確かにそこには文字があり物語があった。
これが滲んで一度は逃げ出したものだとは思い難い程。
黙して行儀よく即興朗読に聞き入る間、 聴く言葉の意味に応じて笑ったり眉寄せたりと忙しなく]
(55) 2017/07/13(Thu) 21時半頃
|
|
――……ジェレミーさん、 ……帰っちゃうんですねえ
[ 起きてきたジェレミーへの相槌のつもりで言う声にも、 すんすん鼻をすする音が混じってしまった。(>>45)
物語の別れの場面を想像しての寂寥そのまま露わな声は まるで彼との、彼らとの別れを惜しむかのように、 しんみりと室内に響くのだった*]
(56) 2017/07/13(Thu) 21時半頃
|
庭師 ノアは、メモを貼った。
2017/07/13(Thu) 21時半頃
|
なんだか、良いですねえ。 学生の頃に戻ったみたいな気持ちです。
まだ、僕は未来ある卵なんだぞって 僕自身が誰より強く強く信じていた頃の。 エリーくんからは、青い春の匂いがするなあ。
[ ふんふん鼻を鳴らして吸った息を ちいさな笑いを孕んで揺らぐ呼気として吐き出す。 感じ取る、夏にこそ匂い立つ青い春。
素性も知らない旅人同士の無責任があってこそ 肩書きや建前を必要とせずに放てる、言葉の熱。
この物語の断片からも、同種の熱を感じられる]
(68) 2017/07/13(Thu) 23時頃
|
|
――いずれ、文字も捕まえてみせてください。 この物語を撫でてみたい。
[ 紙に並べて撫でたい気持ちを置き去りに、 言葉は音としてはらはらと行ってしまうから]
(70) 2017/07/13(Thu) 23時頃
|
|
[ 物理的に文字を撫でるかわりの仕草として、 床や壁やシーツなんかを撫でながら、聴き終えて。
ジェレミーとエリーがそろって発つ明日を思って ふたりの顔と目を、まじまじきちんと見ておいた。 せめて記憶に留めよう。一期一会のこの出会いを]
……それなら、もう少し思い出を作っておかないと。 夏なのにまだスイカもカルピスも 味わってませんからねえ。
[ 鼻下擦って立ち上がると、今日をはじめる。 散歩をするのも良い、海を見るのも良い、昼寝も良い、
彼らにとって、良い日を過ごせると良い。*]
(71) 2017/07/13(Thu) 23時頃
|
庭師 ノアは、メモを貼った。
2017/07/13(Thu) 23時半頃
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る