人狼議事


207 愛しの貴方を逃がさない。

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【墓】 測量士 ティソ

―自宅―

[小さなマンションの、その一室。
レストランとは別の、もう一つの城で、
男は、連れてきたうさぎの目覚めを待つ。

彼女の右の足首には、2、3メートルほどの鎖。
柱と結び付けられたそれは、鍵が無ければ取ることは不可能でしょう。

あぁ、それから、この部屋、
防音や騒音はばっちりだそうです。
なにせ、金額が金額ですから。]

(+0) 2017/01/21(Sat) 00時半頃

【墓】 測量士 ティソ

[あたたかなスープと、サンドイッチ。
それらをテーブルに並べた後、
床に転がっている、彼女の目覚めを待つ。

服の隙間から見える、白い首筋に手を伸ばす。
温かい。指先に伝わる生き物の鼓動に、
なんだか、無性に泣きたい気持ちになった。**]

(+1) 2017/01/21(Sat) 00時半頃

測量士 ティソは、メモを貼った。

2017/01/21(Sat) 00時半頃


【墓】 測量士 ティソ

[ハトが豆鉄砲を食らったような表情、というのだろうか。
指先で困惑したように揺れる赤に、浮かぶのは最初の記憶。

初めて傷つけたのも、赤い目をした白いウサギだった。
重なる色に、何だかひどく泣きたい気持ちになって、

困惑した様子の少女>>+14から、手を離す。
未だ怯えた様子の彼女に、目線を合わせるようにして、
その顔を覗き込んだ。

あぁ、なんとまぁ、綺麗な赤色なんだろう!
渇きを訴える喉を誤魔化すように、ごくり、唾を飲み込んだ。]

(+29) 2017/01/21(Sat) 18時頃

【墓】 測量士 ティソ

 驚かせて悪かったね。
 まずはさ、朝ごはんにしようか。
 卯月ちゃんは、コーヒーと紅茶、どっちが好き?

[開口一番の問いかけは、この場に似つかわしいもの。
けれど、勿論、これだけで終わるはずもない。
少女が抵抗するようなら、笑顔を張り付けたまま、
言葉を付け加えようか。]

 “また”、食べてくれないなら、
 今度は、無理矢理にでも食べさせるけど。

 あんまり、乱暴な真似、させないでほしいな。

[一時の感情とはいえ、彼女を連れてきた以上、
自分だって、それなりの覚悟はしている。
それでもやはり、出来ることなら、穏便に済ませたい。
ねぇ、これってやっぱり、矛盾しているんだろうか。]

(+30) 2017/01/21(Sat) 18時頃

【墓】 測量士 ティソ

[彼女がそれでも動こうとしないのであれば、
少し冷めてしまったサンドイッチとスープを、
床に転がっている彼女の元へと運んでやる。

他者の警戒心を解く方法なんて、
人と距離を置き続けてきた化け物には、少々難しすぎるらしい。**]

(+31) 2017/01/21(Sat) 18時頃

【墓】 測量士 ティソ

 困ったな。
 もう、作っちゃったんだけど。

[座り込んだウサギの姿に、嘆息。
無理矢理にでも食べさせるとは言ったけれど、そんな脅しのようなことをするのは気が乗らない。今はね。]

 俺がいると落ち着かないっていうなら、
 ここに置いておくから。
 帰るまでには食べておいてね。

[一応、ちょっとだけ、レストランの方にも、
顔を出さないといけない。
しばらく、修行の旅に出ますとか、なんとか。
適当な言い訳は、ウェイターには通じないだろうけれど、
問い詰めるようなこともしないだろう。]

(+38) 2017/01/21(Sat) 23時頃

【墓】 測量士 ティソ

[立ち上がったところで、
少し離れたところから、ガシャリと金属の音がする。
その主は、部屋の隅で飼っている、
小さな白いウサギ。

卯月に似た色合いではあるけれど、
彼女より遥かに小さい生き物に、
赤い眼差しが向くなら、
籠を彼女の近くに運んだ後、部屋を出ようか。

どうせ、どちらのウサギも、逃げられるわけが無い。**]

(+39) 2017/01/21(Sat) 23時頃

測量士 ティソは、メモを貼った。

2017/01/21(Sat) 23時半頃


【墓】 測量士 ティソ

[出かけるといっても、本当に少しの間だけだ。
歩いて数分の、自分の店。その扉に『close』の看板を掛けるだけ。
あとは、帰り道で、携帯電話を取り出すだけ。

その相手、唯一の従業員に休業の電話をすれば、
返ってきたのは、短い、了解の返事。
ややあって吐き出された「一人で悩まないでください」の言葉には、
少しばかり目を瞠ったけれど、答えを返すことはなかった。

彼は、自分の悩みが、
店を経営することだとか、料理の腕だとか、
そういったものだと思っているのだろう。
そんな単純な話ではないのだ。少なくとも、今の自分に関しては。]

(+61) 2017/01/22(Sun) 20時頃

【墓】 測量士 ティソ

[がり、と、マフラーをした首元に爪を立てる。
渇く喉を抑えつけるためのクセは、未だに治ることはない。
傷の上に傷を重ねたそれは、
きっとひどく醜いものになっているんだろうけれど、
そんなのは些細な問題だ。

それよりも。
浮かんだ、白と赤の生き物の姿に、思考を戻す。]

(+62) 2017/01/22(Sun) 20時頃

【墓】 測量士 ティソ

[多分、一時間も経っていない。
短いといえど、食事をするのには十分な時間だったけれど、
きっと、家の光景は微塵も変わっていないんだろうね。

すっかり冷めてしまったスープと、ぱさぱさしたサンドイッチ。
少女の傍らにあるそれらを一瞥したのち、
部屋に戻ってきた主は、溜息を一つ。

彼女の様子はどうだったかな。
自分から逃げようとした?動く気力もなかった?或いは――。
何にせよ、細められた碧眼が、ウサギの赤い目を射抜く。
ずかずかと彼女に歩み寄って、その細い身体を、乱暴に引き倒しただろうか。

あぁ、もう、喉が渇いて、仕方がない。**]

(+63) 2017/01/22(Sun) 20時頃

【墓】 測量士 ティソ

[少し伸びた爪が、右の目元を掠めて、
ち、と、舌打ちが反射的に漏れた。

あぁ、けれども、ちいさな草食動物の抵抗は、
捕食者を退けるまでには至らなかったろうね。

不健康な食事をしていた、細い身体。
服の襟元から覗く、その肩口に、

――思い切り、噛みついた。]

(+72) 2017/01/22(Sun) 22時頃

【墓】 測量士 ティソ

[白い肌から滲む、くらくらするほどに“あまい”味が、喉に沁みこむ。
それでも、物足りないと思う自分に、
頭が冷えていくような感覚も、同時に。

じくりと痛み始める目元に、噛みついていた力が緩む。
さて、少女に突き飛ばされるのと、細い身体から手を離すのは、
一体どちらが先だったろう。*]

(+73) 2017/01/22(Sun) 22時頃

【墓】 測量士 ティソ

[突き飛ばされて、揺れた視界の中、
壁に逃げていくウサギの姿を、見ていた。

喉の渇きは癒えていた。
残るのは、痺れるようなあまい味と、
鉛を飲んだような胸の重みのみだ。]

(+85) 2017/01/22(Sun) 23時半頃

【墓】 測量士 ティソ

 ……ごめん。

[多分、彼女の問への答えにすらなっていない謝罪を吐いて、
ゆらり、片目を押さえて立ち上がる。
向かった先、洗面所に仕舞っていた救急箱を手に、彼女の元に戻っただろう。]

 手当、するから。
 ……じっとしてて。

[ガーゼと消毒液を取り出して、
再び少女へと手を伸ばす。

尤も、彼女が拒むのであれば、
道具を渡して、少し離れた場所から、
遠巻きに見守るだろうけれど。**]

(+86) 2017/01/22(Sun) 23時半頃

測量士 ティソは、メモを貼った。

2017/01/22(Sun) 23時半頃


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