169 きみがおとなになるまえに
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あるわけない? それはアナタが知らないだけだと、思いますよ。
童歌が残っているのはなぜ?本を書きとめるのはなぜ? 誰かに、忘れないでいてほしいからでしょう。 物語も、サクヤの郷の歌も。……恐らく、タリンの話も。
[彼女が拒絶する「世界」を、からりと、押しのける。
夢物語であることなんて自分がよくしっている。 だが、作家は、夢を抱いて、抱き続けて、そのままなのだ。 あったとしても、動く意味が無かったから。
けれど、理由なんてこうもあっさり出来上がる。 こどもと大人の境で止まり>>193、 はじめて差し出された選択肢に迷う少女をみて。 『選べない』子ではないのだとも、思うのだ。]
(11) 2015/09/21(Mon) 01時半頃
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『少女は知らないのでしょう。 雪の積もる屋根の下パンしかもらえないこどもが寄り添って、 聖歌を歌う家があることを。
少女は知らないのでしょう。 大人の船を襲う海賊のこどもたちが、 海の上を彷徨って上がれる陸がないことを。
少女は知らないのでしょう。 こどもからおとなになってしまった「だけ」で、 変わらぬ歌声を耳にしてすら貰えなくなったことを。
彼女の世界は、狭い。 そして女の世界も。
これは別に、おとなとか、こどもとかではない。 見てきたものの違い、というだけだ。』
(12) 2015/09/21(Mon) 01時半頃
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…歌えるのはステージの上で、だけかしら? (たとえば、そう。歩きながらアタシという客だけに歌ってくれてもいいじゃない)
(昔、みたいに。)
[紅の眠り姫は何を望むのだろうか。>>195 歌えない女は、眠る事もなく、机に向き合って原稿に文を綴る。そんなおとなの誘いの言葉にのってくるのだとしたら、 それはきっと、おとなとしてではなく、 自分を、「フヨウ」として見てくれている証拠。
自分が枯れる前に、「奇跡」の再会に、賭けてみたくなった、きまぐれ。 勝負事の、延長線。
摘まれた花は凋み、朝を迎える。
彼女が目を覚ませば>>196、暖かい茶位は出せただろうか。 それを全部飲んでくれたか、確認する間もなく急いで出ていく姿に。
未だ縛られた花の末路を、後で追う事になるだろう。]**
(13) 2015/09/21(Mon) 01時半頃
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― 夕顔との逢瀬後 ―
[今の仕事が終わったら職を辞めたいと上司に言った。 上司の顔は聊かゲンナリしていた。
この業界は、文才があれば食っていける職だ。 逆手をとれば、文才がない者ばかりだと仕事にすらならない。 子供に依存するような世間とは少々違って、 マスメディアは大人の社員ですらそこそこ手放すのが惜しいようだ。
"誰かさん"とは違って、「代わりはいくらでもいる」とは言われない。 ただまあ、新しいスタッフを探すのが面倒であって決して頼られているわけではないのだろうけど。 その証拠に、引き止める言葉は「どうせ俺達以外の会社じゃお前さんの読み物は売ってくれないよ」と、図々しい上から目線。]
(38) 2015/09/21(Mon) 16時半頃
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[だからこそ言い返し突き放す。]
読み手は見つかったんですよ。 アタシはお金よりも読者をだいじにしたいと思います。
[売れないがために割となんでも書いてきた大人の反抗的な辞職理由に、 上司は舌打ちひとつして、煙草をかじった。
よく、自分の香水がキツいとはいわれるが。 この煙草臭い上司よりかはマシだと思っている。
比較対象者に乏しい。]
(39) 2015/09/21(Mon) 16時半頃
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[いまのしごと。 即ちキネーンショーの取材、
一度は追い返されたテントの前で、チケットを手でひらりと舞わす。 それなりにあっさりと、コネクションはいただけた。
うたうのが義務であるというように、 ショーの自分が別人であるかというように振舞っていたのに、 それを、見に来て欲しいとまで望んで、手渡された「ご優待券」。]
というか、 取材に行けというなら普通はアタシ側が用意して当然のモノじゃないかしら。
[新聞社がその伝を持っていないのだとしたら それほどショーという舞台がトクベツであることの証明。 いったいいくらの枚数が世にでてて、 大人に対するレートがあがっているのやら。]
(40) 2015/09/21(Mon) 16時半頃
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― キネーン・ショー ―
[チケットを受付周りにいる制服の男に見せ付けたら、 物凄い不服そうな顔をされ、チケットを握り潰されかけたけども、
客であるという最低限の持成しはうけたきがする。
くしゃくしゃのチケットから座席を案内してもらい、 先日の侘びといってパンフレットを一冊。
手のひらを返されたような「おとなの対応」。 成る程、これならあの店のマスターとは比べられるだろうか。 最も、嫌々そうなしかめ面だけはとれないようだが。
席について、新聞の手毬を膝に置いた。]
(41) 2015/09/21(Mon) 16時半頃
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[始まりの序章を飾るのは、看板娘のクラリッサだった。
『世界一かわいい子』の動きは、 かわいいよりというより「愛されるのだろう」という印象だった。 可憐に振舞う愛らしさだけでなく、演技とは思えないおどけた表情も素の子供のままでいて。 「完璧」なまでに、惹きこみ方である、動き。それを「知っている」と思わせないのもいいのだろう。
心の拠り所の無い客の心は鷲掴みにされても仕方ない。
どうしても達観した目でみているのは、心そこに在らずで見ていたせいもあるだろう。]
(42) 2015/09/21(Mon) 16時半頃
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[クラリッサの舞台の幕引きとともに、拍手があがる。
ほんの少しの間を挟んで、クラリッサとは別の色で、 同様に拍手で迎え入れられた紅を見た。>>17
――、一番の大きな拍手を最初からしていたのはこの女である。
謡い出される、クラリッサの警戒な歌声とは違って、 静かで、穏やかで、透き通る歌声。
女には、寂しさや嬉しさの違いというものに疎い。
彼女に女は見つけることができただろうか。 どんな歌であっても、無意識で、小さな手毬を、 袖の上で、コロリと転がして、終始歌を聞き入っていた。]
(43) 2015/09/21(Mon) 16時半頃
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[それから、ショーが終われば。 ロビーに出て、チケット完売を掲げた受付をノックする。
顔を出すスタッフに、明日のチケットをよこすようにと押しかけて、 戸惑う姿があるなら、こっそり多めのチップを渡すだろう。 「明日も来るから」、チケットを取り置いておくれ、と。
そんなふうに受付にこそこそと朱が立ち寄る姿が、何日かみかけられただろう。 制服の男は「キャストに」指し止めをされているため、見てみぬふりをして。
夕顔が、答えを出すまで、毎日、見に続ける。 未だ出られない鳥かごから訴える声だけは聞き逃すまいと。 歌ではなく、自分に向けて声がかかるまで、取材という名目で、ショーの様子を書き綴る。]**
(44) 2015/09/21(Mon) 16時半頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/09/21(Mon) 16時半頃
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アンタ、アタシがいくらでも金出すからって、 最近調子にのってないですか? 前より悪い席じゃないですか。同じ時間にとりに来たって言うのに
[事情が変わってようと女の図々しい要求は大差なかった。
夕顔が凋むまで、様子を間近でみていてあげたいというのに、 受付のスタッフは、知らん顔。
ロビーの男よりかはかわすのが巧い男だった。 さてこういう人物はどうやって口説いてやろうか。
いっそのこと、ショーの裏事情でもでっちあげて脅してみようか。
そんな物騒な事を考える事を抑制する、 こどもの、甲高い声が、ふっと割り込んでくる。>>56]
(58) 2015/09/21(Mon) 20時半頃
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! っと、と。 …あらあら。
[ずずい、と前に出て、がっつくように。
誰とも構わず、強請り、せがむ姿は、実に、 実に御転婆で、明朗な少女だった。
少し出来た隙間で足を崩しかけ、 カラリ、と下駄が鳴ったけれど、倒れるわけではない。
クラリッサや、夕顔を見たあとだからだろうか。 大人しさ、というものが感じられず、 純粋に喜怒哀楽を浮かばせる>>57様、は。]
(59) 2015/09/21(Mon) 20時半頃
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…可愛いもんだねえ。
[すくなくとも、愛嬌、だけは、 ショーの人形たちより、自然で、可愛げがあった。 最も、ショーのそれとは「可愛さ」の方向が違って、 比べるというものでも、なかったのだけれど。
あんな可愛い子を突き放すのかい?と、 スタッフを口説く出汁にしていただろうか。]
(60) 2015/09/21(Mon) 20時半頃
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ふふ、そこの。金の。 もっと言ってやりなさいな。 どうも、ここのショーのおとなスタッフは、 御持て成しのココロには疎いようですから。
[なんて、はしゃぎたてる少女にカラカラと笑って、 ロビーの制服男を煽るような言葉を放つ。
いけすかないというより、大人げない自覚はあった。]*
(61) 2015/09/21(Mon) 20時半頃
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/* モブ動かし過ぎ事案。
いつもの。
(-8) 2015/09/21(Mon) 21時半頃
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― キネーン・ショーロビー ―
[金髪の少女を煽ったのは、単純に憂さ晴らしだ。
夕顔や周りがどう自分を評価しようと、 自分としては、あの制服男の方が「いけすかない」のだ。
自分の囃したてた声にすぐに便乗してきた、ふわりとゆれる黄金色。>>79 賢い子だ、とクスリとつい笑いが漏れた。
制服男の固い顔が彷徨い始める。さしずめ親らしき人物を探しているのだろう、留まった視線の先、制服の男よりも逞しく、強面の男が現れた。>>81
男はガタイで怯むものは少ない。 だからスタッフのそれが変わる事はないが、明らかに形成不利な立場を作られて、だんまりを決め込む様にはざまあみろ、と内心で嗤ってやった。]
(85) 2015/09/21(Mon) 23時頃
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アナタ達も今日のショーを見に来た客ですか?
よかったわよねえ。 もっと広げるべき声があるはずなのに。 ここの奴らってば、自分達で独り占めなんですよ。
――独り占め、とは少々違いますか。 勿体ない事をすると思いません?
[話しかける話題にしては、少々、声が大きく。 さも、スタッフ達にもわざとらしく聞こえるように喋る。
向けられた視線>>81、に薄ら、目尻を上げ。 ねえ?とあてもない同意を求める。別に否定されても、なんというわけではないのだが。]
(86) 2015/09/21(Mon) 23時頃
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[そうしてスタッフがうろたえている間に、差し込むように。 ひょっこりと見えた紅を、逃すわけがない。>>74 なにせ、あの夜以来は互いに目を配るだけで大した会話はできていない。]
……あら、ユウガオ。 こっちにきて、よかったの?
ふふ、アナタもネツレツなふぁんがいるじゃあないですか。 アナタに歌を教えてもらいたいんですって。 [それもまた、離れていても聞こえるように。 ただし、迷惑をかけてはいけないから、 いち客であるのを装って。
先の、黄金の少女が言っていたのを思い出す。 勿論、教えるだなんて、やり方はしらないけれど。
そう、何かできるのであれば、また、憂さ晴らしの一環になるのではないかと。かける言葉はあいも変わらず自分中心。]*
(87) 2015/09/21(Mon) 23時頃
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それが、ここ。
…そうですねえ。第三者しからしたら。 そう、なりますかね。 周りからそう思えるのなら書いてもいいですねえ。
[男の「大人らしい」意見を受けとる。>>93
敢えて酷に言ったのは「仕事」のために周りの声が聞きたかったからだ。 初めてみた人ですら、諦めがつくくらい、綺麗に出来上がった空間。
勿論、自分だってそれを独りで壊そうだなんて考えちゃいない。]
(95) 2015/09/22(Tue) 00時頃
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[ただ。
ただ――花を一本、摘もうとしているだけだ。]
(97) 2015/09/22(Tue) 00時頃
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まあ、噂は広げるものでしょうか。 帰った後に、イイトコですよと広げてあげるのが、客としての礼儀でしょうかね。
[振袖から取り出した、仕事用の手帳にカツカツ、と金の少女と金の男の印象を書き、今の返事から見えた。このショーの雑感をまとめる。
今日の夜には仕上がるだろう。 ぱたりと閉じて。男に向き直って。]
(98) 2015/09/22(Tue) 00時頃
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あの金の子は、歌は歌った事がないのかしら? きっと、素敵ですよ。あの声なら。
…ユウガオ、今日は、アタシはもう帰りますよ。 また、見に来るから。
[それだけいって微笑んで。 膝を小さく曲げ、ショーとはまた違った、礼儀正しい。お辞儀をひとつ。
ふんわりと金木犀を漂わせる様は、雑な女のそれではなく。「人前用」に詰んできた最低限のご挨拶。
それが済めば、コロリと黒の下駄は踵を返し、朱の振袖を揺らしてテントを抜けるだろう]**
(99) 2015/09/22(Tue) 00時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/09/22(Tue) 00時頃
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/* デフォルト投票が夕顔だった
(-22) 2015/09/22(Tue) 00時半頃
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―ある日のBER Papagei―
[仕事を終わらせ、辞表を出して。 ひとり退職祝いで、酒を飲みに来た。
お酒は、そこそこ強い。 キネーンはどちらかというと葡萄酒の方が有名で、美味しい。グルメリポートの取材で、「おとなのかくれが」として記事を書いたのはそこそこ楽しかったか。
でも、女が好む味は、郷の米で作った透明な酒だ。 あれほど色を透かしてキレイにうつすものはない。
誰かのように祈る相手もいない。>>125。 強いて言うなら、自分とかの夕顔の花を地に産み落とし咲かせた神にでも感謝の祈りをするべきなのかもしれないが、女の中で奉り事の概念はとうに薄れていた。]
(152) 2015/09/22(Tue) 22時頃
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[畳の匂いは恋しい。 でも、馴染んで受け入れてくれるのはいつも石の床に煉瓦の屋根。黒いテーブル、クリスタルグラスに注がれる白の葡萄酒。
身体も舌も、既に郷とも子とも離れてしまっているというのに、女は着物だけは身につけつづけていた。]
マスター。 アナタって恋したことあります?
[暇潰しにそんな事を聞いてみた。 別に、男に恋をしているわけではない。だが、薬のせいもあるだろうその若々しい顔立ちは、決して、悪くもなく地下に籠るだけのそれにはみえない。
だが、顔で売ろうとせず、沈黙を続ける男は、瞬きひとつすらしない。]
(153) 2015/09/22(Tue) 22時頃
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[それをいいことに、酔った女は好きなことをカウンター越しに吐き散らかす。]
アナタや、アタシや、ユウガオののかかさまは、 どうして「生んだ」んでしょ。 「産めるから」、だったら、嫌、じゃ、ありません?
[そうではないはず。 そうではないはずだ。
目先の金欲しさに滅びた小さな集落の末路がチリリと横切り、そのたびに、ユウガオの母親の涙がきらりと思い出に光る。
自分の母のことより、彼女の涙の方がずっとずっと記憶に刻まれている。]
(154) 2015/09/22(Tue) 22時頃
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[花は枯れるのに。 日は落ちるのに。 人間だけは、時間がとまっている。
「どうして」かなんて、考えれば至極単純だ。 人間が皆臆病だったからに決まってる。
死が怖いから。
生きる喜びを知っているから。
だから、幸福を求め続けて人は子の命を繋ぎとめる。]
(155) 2015/09/22(Tue) 22時頃
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[繋がりを断ち切られるのを恐れる。
それは、まるで。恋慕にも似ていて。
別れだって、死と同じようにかなしみを呼ぶ。
いきていたいのでしょう? 離れたくないのでしょう?
だから、止める。時間を。 そんなことは散る桜を見続けていればずっとわかりつづけていること。
大人になって、それを「おかしい」と否定すると愛のいらない子のようにみえるから、沈黙を続けていただけ。]
(156) 2015/09/22(Tue) 22時頃
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[けれど、今はこの女をしばる者はいない。 だからこそ、まだまだ、好き勝手言い続けてて。]
ああ。 マスター、だから、か。 恋したことあるんでしょう。 別れを経験するのが嫌だから、こんな狭い所で、薬でそんな若作りして、グラスばっか磨いてるんでしょ。
[男は相変わらず沈黙を続けている。
オウム返しでもいいからしてくれればいいのに、と悪態付いた]
(-35) 2015/09/22(Tue) 22時頃
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……口枷がなくなったのはあの子のせいね。 告白はいつになったら成就するのやら。
[冗談めかして、語る。 ベルに、少女にも恋をしているわけではない。
女に本気の恋心なんて芽生えたことはない。 例え話を世界のために想いを綴るのは本の中だけでいい。
夜更けにグラスをゆらりとゆらして。
彼女の「答え」が出る日まで、ゆっくりと、待つ。]*
(157) 2015/09/22(Tue) 22時頃
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