88 めざせリア充村3
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/* なんだろう、この、はじまった…! みたいな感じ。 いままではプロだったのか…みたいな。 そういう気持ちww
ちょっと新鮮な感覚w
(-1) 2013/06/27(Thu) 00時頃
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/* ねえ。ミナカタキリングがさ。 ありえないくらい長いんだけどさ。 これ、落としていいと思う?
ちょっと頭おかしいとしか思えない量になったんだけど。 どうしたらいいのこれ… どこ削ればいいのこれ…。
表…表、動きたいんだけど、 投下にひよったまま時間が流れていく……。
(-23) 2013/06/27(Thu) 01時頃
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― 三年後…の二年と半年前・研究所 ―
[鳴り響いた鐘の音を合図に、 皆で掃除をした“あの日”から僅か半年後。
俺は、焼け焦げた亡骸を抱いて、 研究所の中庭で呆然と座り込んでいた。 その年最初の雪が舞う寒い日だった。
カラーンカラーン… “あの日”と同じ鐘の音が異常事態を報せている。
そりゃそうか。 なんたって、実験動物が職員を殺したんだから。]
(21) 2013/06/27(Thu) 01時頃
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[ミナカタ先生と最後にまともに話をしたのは、 “あの日”の夜…診察室を訪れた時。
あれ以来、 触れることもふたりで言葉交わすことも無かった。 俺が一方的に避けていたから。
そうだ、こうなる予感があったから。 こうならないようにと、避けていたから。
なのに…――、]
(22) 2013/06/27(Thu) 01時頃
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― さらにその2時間前 ―
[実験室の厚い硝子が粉々に砕けて散った。
その日は、 投薬に代わって少し前から始められた、 脳に直接埋め込まれた小型の機材によって 効率的に潜在意識と能力の開放を図る実験の、 最終段階…最大値での実戦訓練の日だった。
限界まで引き摺り出された力は、 おもしろいくらいに的確に“的”を焼いていく。
知らない誰かの悲鳴が上がるのを、 開放された意識は喜んだ。研究員たちと一緒に。
壁を割り、硝子を砕き、稲妻は更に大きくなる。]
(24) 2013/06/27(Thu) 01時頃
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[そして研究員のひとりの身体を焼き殺し、 次の“的”を探して、視線を周囲へ滑らせる。
引き攣った悲鳴を上げて逃げる研究員たちを追い、 廊下を走り、階段を駆け下り、 中庭へと出た頃。
ポプラによって「実験体の暴走」が通達された。]
(25) 2013/06/27(Thu) 01時頃
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……先生、
[呼び出されたのは、ミナカタだった。
先生と向き合った時、俺は何を考えただろう。 先生は、何を考えていたんだろう。
俺は、先生を“的”にするつもりなんて無かった。
なのに俺の腕は勝手に先生を指して、 雷を放とうと震えている。]
(26) 2013/06/27(Thu) 01時頃
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……嫌だ…、………先生、何してんの、 逃げ、 ………ッ っ ぁ ア゛
[理性と殺意が混濁して、意識が飛びそうになる。 その隙に、先生は俺に掴みかかって、 頬を、あの温かい両手で包み込んでくれていた。
思い出と重なる、温もり。心地良さ。そうだ。
彼の手が与えてくれる心地良さに甘えて、 瞼を落として、暫し、その感覚に浸る。
意識がふわりと軽くなり、 思考が蕩ける独特な幸福感に、 先程までの判断力を少し削がれて。
帯電した 右手を、ミナカタの背へ、と 回して しまう。
これは、記憶か?現実か?]
(27) 2013/06/27(Thu) 01時頃
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[気付いた時には、 俺は、先生の亡骸を抱いて。 鐘の音を聞いていた。
瞬く事も忘れて、先生を見つめて。 乾いた目からは涙も出ない。
どうして、こんな事に。 どうして。 どうして。 先生…――**]
(28) 2013/06/27(Thu) 01時頃
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/* ところで、ズリエルがどさくさにまぎれてwwwwww
(-26) 2013/06/27(Thu) 01時頃
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― 現在・戦場を見下ろす崖の上 ―
[身を隠すでも無く、 ニュリクティの証である赤の上着をまとい、 崖の上から戦場を見下ろしている。
少し先に、豪雨に洗われている箇所があり、 また別の場所では、炎の獣が駆けている。 どこからか、優しく残酷な歌も聞こえるだろうか。
我が国は、仲間たちは健在なようで、 ひとまずはそれに安堵して口元に笑みを浮かべる。
俺が右手を天に掲げて緩く宙を掻き回すと、 そこに青白い光りの輪が出来る。 その光りからは細やかに無数の稲妻が派生し、 崖下へと向かって降り注いだ。
そしてそれらは、的確に、“的”を焼く。]
(36) 2013/06/27(Thu) 01時半頃
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[脅し程度に、前線の歩兵を一列落とし、 次の一列が進み出る前に、退散する事にする。 向き直り戦場に背を向けると、 拠点へと向かって駆け出した。
途中、 羽織っていた上着が風に揺れるのが視界に入り。]
これ……ヤニクみたいで、嫌だよなぁ…
[と。 今でも忘れる事は無い、 離別してしまったかつての“仲間”を思い出す。]
(40) 2013/06/27(Thu) 01時半頃
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/* ヤニクとリッキィなのか!? そこくっつくのか!!??
なんか俺、本気でシスコンENDを迎えそうである。
(-34) 2013/06/27(Thu) 02時頃
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― ニュリクティ・拠点 ―
戻った。
[戦線の後方に構えた拠点へと戻り、 眺めてきた戦況を本部に報告を済ませてから 気心知れた“魔法使い”ばかりの隊が使う建物へと。
志乃とモニカも戻っていると聞いたが、 何処に居るのか、と視線をさまよわせて。
室内に、ひとりきりだと改めて知り、 適当な壁際の椅子に腰を下ろした。]
(47) 2013/06/27(Thu) 02時頃
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[立ち寄った先で、同胞の兵たちから、 戦況はまだ五分五分だと聞いてきた。 そして敵陣の“魔法使い”は近距離戦では強いとも。 心当たりはいくつか。
その中にあった、 風を操る少女についての話。
それを思い返し、両手で顔を覆って深く溜息を吐いた。]
………リッキィ、
[掌の内側で、小さく彼女の名を呼んだ。**]
(48) 2013/06/27(Thu) 02時頃
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/* 俺、軍に2年くらいいるつもりでいたよ! っていうかたぶんいる。 引き抜きの時期とかはバラバラな方が、 なんとなくそれっぽいよね。うん。
俺となゆたん最年長だったし、 なんとなく能力も派手っぽかったから とっとと連れて行かれた的な。感じだろうか。
まったく想像ついてねえ/(^o^)\
(-41) 2013/06/27(Thu) 02時頃
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ご苦労。いつも悪いな。
[志乃の声に顔を上げ、地図を眺める。(>>62) その顔にはどんな表情も浮かべずに。
淡々と地図に印された戦線と地形を確認する。]
(64) 2013/06/27(Thu) 11時頃
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[俺が研究所を出たのは二年と三ヶ月前。
研究員の多くを殺害した危険な実験体として、 半ば隔離された状態で過ごした研究所での三ヶ月は 記憶の中に殆ど残っていない。
他の被験者に悪い影響を与えるからというのは、 研究所側のまっとうな判断だったと思う。
再会してからも、 志乃の顔や声は冷たいままだ。
もう“あの日”のようには戻れないのか、と 胸を痛める事も、もう無い。]
(65) 2013/06/27(Thu) 11時頃
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― 二年と三ヶ月前・研究所 ―
[起床時間前、早朝。 俺はポプラに見送られて、研究所を出た。
問題を起こした実験体の処分も兼ねて、 研究所は俺を“外”へ売り渡すと決めたらしい。 行く先は聞かされていない。
「みんなになにか伝言はある?」と 問うてくれるポプラに、]
鐘が鳴ったら、 掃除でもすれば良いんじゃないかな?
[とだけ言い残して。*]
(66) 2013/06/27(Thu) 11時頃
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― 戻って、現在・拠点内 ―
“不死身殺し”の名が欲しいと、 本部では皆が躍起になってたよ。 そのくせ怖いらしく。 大砲代わりに “炎の魔女”を連れて行きたいのだと。 …………モニカ、行くか?
[戦場の鬼神と謳われた英雄が 敵陣の若い“魔法使い”に討たれてから、 本部の野心家たちは、 ズリエルに成り代るのは自分だと 名誉欲と“魔法使い”への殺意を燃やしている。
そのための道具として 自国の飼う“魔法使い”を使うのも厭わず。
志乃の傍に居るモニカへと視線を向け、 彼女の意思を聞こうと。**]
(67) 2013/06/27(Thu) 11時頃
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― 二年半前の中庭での出来事 ―
[駆け寄ってきた職員たちの手によって、 俺はミナカタ先生から引き剥がされて。 ゴム製の拘束具を全身に巻きつけられて 力を、自由を、奪われていく。
鋏を振り翳すチアキを見たのは、 その途中。
涙も浮かない虚ろな眼差しは、 ただただチアキの顔を見つめた。
「なんで?」なんて訊かれても、 そんな事は俺が聞きたい。 なんで? どうして? なんで? なんで?]
(-55) 2013/06/27(Thu) 12時頃
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[感情は妙に凪いでいて、空っぽだ。
きらめく鋏の切っ先を細めた目で一瞥し、]
チアキ………、 、 、 、 、 、 、
[微かに動いた唇の隙間から吐いた声は掠れて。 俺の耳にさえ届かなかった。
だからきっとチアキにも聞こえなかっただろう。
「ころしてくれ」という、俺の懇願は。*]
(-56) 2013/06/27(Thu) 12時頃
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/* うおおおお どうしよう二つ名考えるううううう
ライジだから雷神★ とかって決めるネーミングセンスのなさを誇る俺! そわそわ頑張る…そわそわ!w
(-57) 2013/06/27(Thu) 12時頃
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― 少し前の戦場にて ―
[兵器として軍に組み込まれる“魔法使い”は、 俺が従軍してからの二年と少しで 随分と増えたように思う。
その中でも、俺たちのように 過酷な実験の末に作られた“魔法使い”は 価値在る“兵器”として扱われている。
簡単に廃棄するのは惜しいだろう。 そんな本部の本音を読んだ上で、 査問にかけられるケイトを迎えに行った。(>>72)]
(79) 2013/06/27(Thu) 13時頃
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[彼女の特性や能力への理解度の説明や 俺が率いる隊についてと併せて、
万が一の事態が起こっても、 彼女と同等の力を持つ“魔法使い”なら それを止める事も、処分する事も難なく出来る。
「そんな“魔法使い”に心当たりがある。 そう。俺だ。」
そんな適当な説得を添えて。、 何とか、ケイトを手元に引き寄せる事が叶った。]
(80) 2013/06/27(Thu) 13時頃
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― 現在・拠点 ―
[モニカと併せて、 “不死身殺し”を狙う本軍の一部が要求したのは、 未だ此処へは戻っていない“迎撃の守護天使”。 いざとなれば攻撃にも乗り出せる 頑丈な防御壁として動ける彼女への要請は多い。
さて、どうしたものか、と。
ケイトが戻れば、報告を聞き、 モニカと共に行くかどうかと彼女にも意思確認。]
(81) 2013/06/27(Thu) 13時頃
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/* ところでおれの二つ名って、 たぶん、「ピカ◯ュウ」だと思う。 雷神とか言ってんの本人だけで、 たまに一般兵にモンスターボール投げつけられたりして いじめにあってんの。
(-63) 2013/06/27(Thu) 14時頃
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[帰還したケイトとナユタを迎え、 彼らに負傷が無い事を確かめて密かに安堵を。 表情は変わらないままではあったが。
それから改めて、志乃の持つ情報を共有し、 地図上で重要点を確認していく。 戦線と敵陣拠点の位置、 噂に聞く“魔法使い”たちの位置も。
“不死身”“英雄殺し”“風使い” 噂に聞く存在は三つか。]
……、モニカとケイトは、 “不死身殺し”の奇襲部隊へ参加を。 必ず生きて戻るように。 [他にも幾つかの策は動いている。 ナユタと志乃へも各自の任務をと告げた。**]
(95) 2013/06/27(Thu) 15時頃
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[地図を見下ろして奥歯を噛む。
言葉を呑むか否かと逡巡する間は沈黙。 その後、潜めた声で、 モニカとケイトに追加で頼み事を。
これは、個人的な頼みだと言い添えてから。]
もし、 目指す“不死身の魔法使い”が、 アイツだったら……――
―…殺さず、連れ帰って欲しい。
[おそらくは、皆そう思っているだろう。 口には出さずとも。]
(107) 2013/06/27(Thu) 17時半頃
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音……?
[志乃が示す方向(>>108)へと意識を傾け、 確かに、小さな音を聞いた。 それが何の音であるかは解らなかったが。
もしそれが危険を招く気配のある音なら、 志乃はそれも含め報告するはずだ。
そう判断し、肯く。]
危険を感じたら、すぐに退いてくれ。
(109) 2013/06/27(Thu) 17時半頃
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