189 【突発RP村】ココロロボットの憂鬱
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ーー金曜日・集会ーー
…………。
[どこか遠くに聞こえた声。それは昨日の放課後に聞いた、彼の生身の声だっただろうか? キャサリンには分からない。 目の前に投げられた事実が重すぎて。 ラッシードくんが、死んだ。私たちよりほんの少し先に出発しただけの彼が……。
昨日、マーちゃんにかけられた言葉を思い出す。>>2:234 マーちゃん。家族を知らない私を、まるで本当の姉のように思ってくれた。 ペラジー、クラリッサ、黍炉……。 せっかく仲良くなれた、大事なお友だち。 死んだら全部、全部なくなってしまう。当たり前の恐怖が蘇ってきて。 体が凍りついたように動けなかった。]
(5) 2016/05/11(Wed) 00時半頃
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……あ、れは……!
[壇上に上がる、その姿に、見覚えがあったかもしれない。 まるでそのものが機械かのような、無機質な目線がこちらを見下ろしている。 戦地に強制召集された人間とは思えない。それはむしろ、戦地で待ち受けるモンスターのような。]
[ふと、肩に温もり。>>6 この温もりは、ピアちゃんだ。全身の緊張で、振り向いて声をかけられないのがもどかしい。 知らないうちに、手のひらを握りしめていた。心臓がばくばくとなっている。機械の心臓。私に生きる力をくれた。でも、それは、きっと、そうじゃなくてーー]
……っ、!
[深呼吸をひとつ。壇上に向かって駆け出した。
そして。]
(9) 2016/05/11(Wed) 01時半頃
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ーーわ、わたしはっ!
…………。
わ、わたしは……こ、この身にほどこ、ほどこされた……さ、さい……なんだっけ? え、えっと、手術により、生命と、自由をもらいました!
[緊張のあまり呂律が回らない。 聴衆の方を気にする余裕なんてない。 つっかえながら話していたら涙が出てきた。]
ーー自由をもらってっ!この学校で、たくさんの人に出会えて! 私はしあわせです!だ、から……。
[緊張を誤魔化すように張り上げた声は、先の落ち着いた完璧な宣誓と比べてどんな印象を与えただろうか? 見よう見まね。握りこぶしを機械の心臓に当てながら、前を向いて。]
(10) 2016/05/11(Wed) 02時頃
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ーーわたしは、わたしを待っててくれる人のために!わたしと出会ってくれた人のために! ーー生きて帰ることを、ち、ちか……。
ふらっ。 ……ぱたん。
[最後まで言い切ることなく、キャサリンの視界は暗転した。]
(11) 2016/05/11(Wed) 02時頃
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ーー回想/マーゴットと二人でランチーー
……?えっと、うん。任務、頑張ってくるね?
[きびちゃんの背中を見送ったのち、どこか哀れむような視線とともに彼女が言った。>>2:232 何のことかと思わず首をかしげる。 明日からの任務のことかと返してみるもしっくりこない。 頭の上のはてなは増えるばかり。]
[二人になって話したこと。 友達になってたくさんの時間が流れて。お互いの接点を知って、それでもなんとなく避けてきた話を。 過ごした時間のこと。彼にもらったもののことを。 楽しげに、愛おしげに、何処か寂しげに。 ーーその表情を見て。ああやっぱり兄妹なんだなあと感じたら、無性に胸が苦しくなった。 最後の言葉。]
……私は、私のできることをするよ。
[肯定でも否定でもない言葉を返して、くしゃりと笑った。]
(34) 2016/05/11(Wed) 15時頃
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ーー回想/木曜日・資材倉庫ーー
トルニトス……くん?
[がちゃり、と扉の閉まる音。 思わずびくりと体を竦めた、瞬間に視界が闇に染まる。 聞こえてきたのは男の声と生身の息遣いだった。 言葉から、それが今朝約束した相手のものだと知る。 何故だろう、背筋に冷たいものが走る。 辺りは一面の暗闇。相手の表情も窺い知れない。嘲るような相手の声だけが響く。]
……だ、だって……ここにきたら、トルニトスくんとお喋りできるって……! トルニトス、くんのこと、知りたいって思った、から……。
[本能的な恐怖と、自分の気持ちが伝わっていなかったことへの悲しみが混ざり合って涙が出てきた。 後ずさった拍子にクッキーと飲み物のパックを落とす。クッキーの割れる音が小さく響いた。]
(35) 2016/05/11(Wed) 19時頃
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ひっ……!
[キャサリンには、理解できない。 今の彼女にとって、自分の周りにいる人間は二種類に分けられる。 仲の良いお友だちと、まだ仲良くなっていないけどいつか話してみたい人。 トルニトスは後者だった。 全身を硬い装甲に覆われた彼の、生身の部分を知りたかった。 なのに。 今聞こえてくる声、息遣い。それは確かに生身の人間のもの。 なのにどうしてこんなに怖いんだろう? 思わず踵を返した。落としたビスケットを踏んでしまい、乾いた音が響く。 しかし、辺りは暗闇である。出口に辿り着く前に、脚が恐怖にもつれ思い切り転倒した。]
い、いや……。
[真っ暗な倉庫に声が響く。しかしそれは決して外に漏れることはなく。 助けを呼ぼうにも、ここには彼と自分の二人しかいない。]
(60) 2016/05/11(Wed) 22時頃
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……っ、……!
[覆い被さられ、相手の息遣いが間近に聞こえる。 真っ白になる頭の片隅に、大好きなお友だちの顔が浮かんだ。
マーちゃん。
帰ってきてねと言ってくれた彼女。まだ出発さえしていないのに。いやだ。こんなところで。マーちゃんに顔向けできなくなってしまう。
ーー自分の足で立って、どこへだって行ける。
不意に、頭の中に浮かんできた言葉。 その瞬間。キャサリンの脳内に、普段の彼女なら絶対思いつかない悪魔的な発想が舞い降りた。]
(71) 2016/05/11(Wed) 23時頃
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……う、う、うわああああ!!!!
[今まで生きてきた中で一回も出したことのない大声で叫びながら、近くに転がっていたクッキーの袋を手に取り紐を解く。 踏んづけたせいで粉末状になっているそれを、相手の顔に思い切り叩きつけた。 少しは怯んでくれただろうか。 逡巡する間も無く、次の行動。 完全に密着され自由を奪われる前の、ほんの一瞬。 生身の右足の裏を地面につけて、無理やり跳ね起きる体勢をつくりながら。 機械の左足、その膝を思い切り振り抜いたーー。
ーー相手の、股間に向かって。]
(77) 2016/05/11(Wed) 23時半頃
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[振り抜いた足は相手に阻まれたけれど、相手の足の硬い骨とぶつかってちょっと嫌な音がした。相手の動きが止まる。]
……ご、ごめんね!
[相当痛かったのだろう、苦しげに漏れた相手の吐息に場違いな言葉を投げて、くるりと踵を返した。 扉に辿り着き開けようとするが、鍵がかかっていて開かない。暗闇の中、手探りでどうにか開けようとする。]
(89) 2016/05/12(Thu) 00時頃
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…………。
[鍵は見つけて、解錠することができた。なのに。 姿は見えないものの、何か巨大な力が扉を開けることを阻んでいる。 万事休すだと、思った。]
……っ、だれか、たすけて!
[再び、絞り出した絶叫。 しかし無謀だと分かっていた。ここにくる最中も誰とも出会わなかったのだ。 恐怖に全身が震える。脳裏に浮かんだのは先ほどまでの楽しい時間。]
ーーマーちゃん、きびちゃん。 ーーごめんね。
[心の中で、そっと呟いた。]
(100) 2016/05/12(Thu) 00時半頃
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[間近に覗き込まれて、ようやく彼女の顔が見えた。 たのしそうな、たのしそうな顔。 念を押されずとも、暴れる気力など残っていなかった。
不意に、真っ暗な空間に光が射した。 振り返るとそこには。]
……きび、ちゃ……。
[そこにいたのは、先程まで一緒にいた彼。 助けに来てくれたのか? なんでここが分かったのか? 考えるよりも先に。]
きびちゃん、たすけて!
[もう出ないと思っていた大きな声で、相手に助けを求めた。]
(114) 2016/05/12(Thu) 02時頃
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-回想/木曜日-
……う、うう……!
[咄嗟に黍炉に扉の外に押しやられ、閉じてしまった扉越しに聞こえるのは、金属と肌のぶつかりあう音。 どうしよう。私のせいだ。 私が何も考えずにこんなところに来てしまったから。 どうしよう、どうしよう……。 とりあえず近くにあった用具入れからぼろぼろの箒をもってきて、竹刀の要領で構えてはみた。 でもだめだ、とってもたよりない。
泣きそうになりながら箒を振りかぶってみたところで、がらりと扉が開いた。
出てきたのは、とっても苦しそうな表情をした一人の男のひとだった。
彼はこちらに気付いただろうか?言葉は投げかけられただろうか?
彼の後ろ姿を呆然とみおくった。]
(176) 2016/05/12(Thu) 22時半頃
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-金曜日/保健室-
[瞼を開けたら、そこには見慣れた光景が広がっていた。 真っ白な病室。そこは彼女の始まりの場所。]
……行ってきます。
[生まれてから、この学園にくるまで。入学してから今まで。そしてこれからもきっとお世話になるだろうその場所に、ひとまず別れを告げた。
ふと時計を見ると、出立の時刻がすぐそこまで迫っていた。 慌てて保健室を出る。 入れ違いになってしまうかもしれないけど、彼女ならーーマーちゃんなら、きっと来てくれるだろう。]
(191) 2016/05/12(Thu) 23時頃
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ーヘリの中ー
マーちゃん、マーちゃん……。
[ヘリの扉が閉まっていく。 運悪く、ここに来るまで彼女と出会えなかった。 残り時間はあと少ししかない。きょろきょろとせわしなく辺りを見渡して。
ーーいた。]
ーーマーちゃん!
[見つけた瞬間にじわりと視界が滲んだ。 扉はもう閉まってしまった。声はもう伝わらないだろう。それでも。 張り裂けそうな声で、彼女の名を。]
(199) 2016/05/12(Thu) 23時半頃
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むうう……!
[彼女はどうやらこちらには気付いていないらしい。 見下ろす先の姿はどんどん小さくなっていって。 いやだ。寂しい。また泣いてしまう。 ーーでも。]
(かえってくるよ)
[心の中で呟いた。ぐしゃぐしゃの笑顔で。 帰ってきたあとにいくらでも話せばいいのだ。なにせあんな大それた宣誓をしてしまったのだから。
ーー自分の足で立って、どこへだっていける。 もし再び、自分がこの学園に降り立つならば。 その両足は躊躇いなく駆け出すだろう。
ーー世界一大好きな、お姉ちゃんのところに。]
(207) 2016/05/12(Thu) 23時半頃
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