169 きみがおとなになるまえに
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― 前日、月下のキネーン ―
[人気の少ない通り道に、カラコロと下駄を響かせる。 あんなに沢山みたこどもは、 皆眠りについているのだろうか。
だとしたら、自分が会いに行く子はいったいなんなのだろう。 こどもの掟を破っているのに、こどもではない。
「ショーの子」に留まらず、 彼女の紅は、ずっと彼女を染め上げる。]
(1) 2015/09/19(Sat) 00時頃
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[視界に見えてきたショーテントも恐ろしいほど静かだった。 昼間に話した路地裏が、街中に広がったみたいで。
テントの前、路地裏の傍、一角の傍の壁に背中を預ける。
夜の恐ろしさなんて、大人になってからは まったくもって失ってしまった。 とくに目立った美貌でもなく、 子の埋めない身体なんて、だれも好みなんかしない。
強いて怖い時間をあげるなら、 締め切り直前の夜明けくらいだ。]
(2) 2015/09/19(Sat) 00時頃
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[だからこそ、彼女が昼と人をこれほどまでに恐れる感覚は、 理解はしても、同情はできなかった。
互いの合意があるからこそきづいていない。 自分こそ貴重なこどもの時間を奪っているおとなの一部にすぎない。
それを、悪、とも思わない。 今までであったおとな達にも、同情はできないが悪とも思っていない。 里があっさり朽ちていったのも、 仕方の無い事であると思えるくらいには、おとなだった。]
(3) 2015/09/19(Sat) 00時頃
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[全部を話した上で、彼女はまだ、 こどもの頃だったフヨウという目でみてくれるのだろうか。
不安ではあるが、その時はそのときだ。
楽しむ時間をいただけるのなら、いただこう。 全てを語る予定だった、原稿の詰まった鞄を握り直して、
近づいてきた紅の足音に顔を向けた>>2:167]
こんばんは、ユウガオ。 …落ちつける場所の宛は、ありますか?
なければ、アタシのオススメの飲み屋のでもつれてくけど。
[もちろん、口の堅いないしょのお店。と、 手を引かれるだけのそれではない事を伝えてみる。]**
(4) 2015/09/19(Sat) 00時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/09/19(Sat) 00時半頃
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/* あぐ…体力落ちたな…完全に家についてからばたんきゅしてた もうしわけない…
(-1) 2015/09/19(Sat) 00時半頃
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ええんですよ。 ほら、いきましょう。――夜道は、危ないから。 宿部屋はですね…生憎だけど、 客を招けるような茶も酒も、床もありはせんのですよ。
[仕事中は、片づけが出来ないんです、と、 少女のちょっとした皮肉なんかひらりと避けてクスリと笑う。
未知の領域に足を踏み出す事に対して、人一倍警戒を解かないその姿は、どれだけ彼女がショーを抜け出したいと願っていようと、飼いならされた結果だ。 気持ちが自分に向いている以上、その顔をこちらに向けさせる事は簡単ではあろうけど。]
…安全は、保障するわ。 少なくともアナタのいるショーより、客の持成し方は上手いもの。
[何より、女自身が信用されたくもあった。 ひっぱるつもりも無いが、足を踏み出すのが億劫そうな少女の手をゆっくりと引き寄せて、月明かりのあてもなく、歩く。]
(28) 2015/09/19(Sat) 15時半頃
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―BER Papagei―
[宿よりとは反対方向にあった、古臭い建物の階段を折り、 塗装が少し剥がれた洋扉を引けば、 見た目だけは若い、白シャツとカマーベストの青年が、 バーカウンター越しにたたずんでグラスを磨いているだけだった。
何かを飲みたいとユウガオが言うのなら、それを頼んだだろうか。 自分は、グラスワインとオリーブを、注文した。
そのまま、バーより少し離れた、 小さなテーブル席に彼女を座らせるだろう。 自分が対面に座れば、彼女が少々口ごもるのが見える。>>18 ゆっくりでいい、とまた優しく笑って、鞄を横に置いた。]
そう?アタシからは、沢山聞きたい事はあるんですよ。 ただ、どこまで聞いていい、ものか。
[出会う前にぽつぽつ浮かんだものを口にする前に、彼女の話に耳を傾ける。謝られてしまえば、それを今更許さない、なんて話もないだろう。]
(29) 2015/09/19(Sat) 15時半頃
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気にしなくていいのに。 お互い、そこらはもう、わかってるでしょう。 ――、歌声がつぶれてなくて、どれだけ安心したか。
[首を振る力は弱いが、彼女を責めるつもりはなかった。]
(30) 2015/09/19(Sat) 15時半頃
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[そのぶん、あの日、大人というものをどれ程恨んだのかといわれると、 よくは、覚えていない。 楽しみを平気で取り上げる都合のいい言葉ばかりを並べられて、それを全部理解したのは大人になってからだなんて。なんて、都合の良い。
この集落にはおかねがない。 こどもは、ひとりでもいれば十分だ。 こどもはしあわせなのだから、大人になろうだなんて言わないだろう。 皆に与えられる幸せを二人抱えてるわけにもいかない。 里の皆のソウイの上だ。
――なんて、都合のいい。]
(-3) 2015/09/19(Sat) 15時半頃
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何から、話しましょうか。 里のこと?アタシの事?
どちらもね、アタシはつい最近まで「書いてた」のですよ。
[ほら、といいながら、鞄から、 一日中持ち歩いていた本になる予定だった分厚い原稿の束を取り出す。 何ページかは、丸めて捨ててしまったけれど。 それと一緒に、横に紙の手毬を置いて、頬杖をついた。]
こっちは、わからずやが多くて困るわ。 キネーンのひとたちの殆どは、畑のいじり方も鳥の声の違いもわからないんです。 せせらぐ浅い川に足をつけて歌っていれば、暑さを忘れるんだといっても、そんなこと知らないよ、って言われちゃって。
[読者の心は掴みにくい、と、零すのは、思い出話と同時に上司への愚痴でもあって。それに気付けば、あらあら、ごめんあそばせ。なんていいながら、服の裾で口を隠した。]**
(31) 2015/09/19(Sat) 15時半頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/09/19(Sat) 15時半頃
薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/09/19(Sat) 15時半頃
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/* マウスがあらぶって二回クリックするのこわい
バーのにいちゃんはフィリップです。 多分男だったらこのこつかってたね。
(-4) 2015/09/19(Sat) 15時半頃
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[ジュースを注文する少女は、どれだけ大人びていたとしても、体質も味覚すらも、こどものそれだ。
何度もちらつく、時間の動きの差。
酒の1杯位では酔わなくなっている自分の身体とは違って、歌の他には何が楽しみなのだろう、と純粋な興味が湧く。]
嫌ですねえ、生きてるだけで、いいんですよ。 静かな生活の何が、面白くて?
立ち止まるのは、苦手なんです。
[自分ばかりが巻き込まれ、攫われていないことが犠牲ではないと言ってくるその様子に、苦笑いする。>>37 本心を言えば、疑問に思わないなんてことはない。
「何故自分ではなかったのだろう」と。
歌の才だけ捕られたのだろうか。 たまたまだったのだろうか。 残される意味、だけは良く理解していたのに、それだけはわからないままだ。]
(63) 2015/09/19(Sat) 22時頃
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[白の葡萄酒と、グレープフルーツジュースが運ばれる。>>38かるく、口につけては、薫る甘さに目を細め、自分の名と共にまたその目を薄ら開く。]
…物書き自体は、アナタが消えるまえからだいたいそのきっかけは持ってたんです。
どうして、散った花がまた咲くのか。 それがずっと不思議でならなかったから。
[アルコールに酔わされることもなく、グラスだけはくらりと揺らし、言葉の頭を少しだけ考えてから、語る。 それから、原稿の数ページをめくり、手にとったそれを、彼女の前に差し出した。
文章が綴られた枠の端には、【摘まれた祝福の子】とタイトルがどのページにも書かれている。]
(64) 2015/09/19(Sat) 22時頃
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― 摘まれた祝福の子より ―
『サクヤから、祝福の花が独り旅だった後、
アタシは里一番の大樹の桜を見上げました。
春の終わりでした。 桜はこれから、萌黄色に変わり行き、 冬になるまでに葉を枯らし、次の春にはまた今年以上の花を咲かせるのでございましょう。
おおきくなって、キレイになるのです。
夕顔が誰かに選ばれたとしたら、きっと、アタシよりキレイな声をもって可愛げがあったからなのでyそう。
そうならば、アタシだってキレイになったっていいじゃあありませんか。 だというのに、大人たちは、アタシがキレイになることを許してはくれませんでした。』
(65) 2015/09/19(Sat) 22時半頃
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『こどものままでいろというのです。
おとなに問い詰めました。 どうしてだと。
おとなたちは何も答えちゃくれませんでした。
こどもが大切だといいながら、 こどもを同じ民として輪にいれてはくれないのです。 アタシは、大人が嫌いになりました。 里にいても、おとなはおとなの話しかしません。 こどもとしてではなく、誰も「芙蓉」の話を聞いてなんかくれはしなのです。
キレイになるには、枯れるしかありません。 アタシは頑なに子で居続ける事を拒絶しました。
祝福は、子が作るのではないと証明してやりたく思いました。読者という心を掴んで、幸福になるのは自分だけで十分だと。 アタシは、アタシの才に賭けてみたくなったのでございます。』
(66) 2015/09/19(Sat) 22時半頃
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『この本を手に取ったそこのアナタ。
アナタに対して、既にアタシは勝っているのでございます。』
(67) 2015/09/19(Sat) 22時半頃
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「いけすかない」っていわれました。 これをもっていた編集者には。 あとは「読者層が高い」と。
[原稿の内容は読んでくれただろうか。そこに、だいたい理由は詰まってるよとは告げてはいたが。 本になっていない理由を、ぽつんと落とし、
笑う声色は、どうしても自嘲めいていた。 何でも話して良い、位に言われたが。>>38 自分が思う以上に、自分は中身の無い人生だったのやもしれない。]
(68) 2015/09/19(Sat) 22時半頃
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…アタシたち以降、子は生まれなくて。 祭りも盛大には行われなくて。
1年を通して土しか弄れない生活ばかりで。 …ユウガオと遊んでいたときが、 一番。輝いてたような気が、しますね。
[楽しかった思い出、と言われても。 いのいちの出て来るのは目の前の彼女なのだ。 自分と同じ位の年の子がおらず、 手鞠も独りでついたって、歌う子もいない。
単純に退屈だったのかもしれませんね。 彼女と違って、喋る事全てが、吐き捨てるようなものだったかもしれない。 が、その口ぶりさえ、構わずにいた。 彼女も彼女で、口当たりそのものは、自分と同等に感じられていたから、自然と気を許していたのもあるだろう。]*
(70) 2015/09/19(Sat) 22時半頃
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/* ヴェスマリもレオレもいいなあ
クッソおはなしつなぐのへたくそですまぬ すまぬ…
(-11) 2015/09/20(Sun) 00時頃
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贅沢なのは仕方ありません。 人生は何かを捨てて、何かを拾うものですから。 綺麗な花を咲かせるのに雑草を摘むのと、一緒。
[時間に縛られた彼女の気持ち>>109も、汲めない事はない。 選べない人生なんて、自分としては考えられないのも一緒だ。
文字の添削ひとつひとつでも、迷ってばかりで。 立ち止まったつもりでいても、進む時間に押されてばかり。
自分の道と、鳥籠の中で囀るのとどちらが酷だろうか。
少なくとも自分は苦しい生活とは思っていない。 ――慣れてしまった、ともいうが。 そこまで皮肉をつづければ、またいけすけない、 と言われるのだろう。]
(157) 2015/09/20(Sun) 23時頃
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[ただ、もし。 彼女が、今の道を酷と思っているのなら。]
……ユウガオは、 タリン、って場所の話を聞いた事ありますか?
アタシも、そこのマスターに聞いた、 御伽噺に似た、噂、ですけども。 [空になったワイングラスを指ではじく。
言葉の始めと共に、キン、とグラスを鳴らした。]
(158) 2015/09/20(Sun) 23時頃
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[語る。 一部の者の理想郷。
止まらない時間の果て。
歩みを止めた先にあるのは、 静かな暮らしなのか、選択肢の連続なのか。
初めて聞いた時、 朽ちる場所はそこならまだ幸せだろうか、と 何度も考えたのだ。]
(159) 2015/09/20(Sun) 23時頃
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……ユウガオ。 アナタが選ぶなら、よ。
アタシは、アナタをその選べない人生から連れ出してやりたい。
嫌だと、歌う声を叫ぶなら。 アタシは枷を外してやること位気にしないんですよ。 いけすかない女ですから。 誰に責められても気にしませんの。
[グラスを置き、対面の彼女を真っ直ぐみつめて。 問いかける。皮肉じみた彼女の心の奥底を探るように。
再会を一度で終わらせるほど、女は、諦めの良い女ではない。
生きていた命を喜ぶことができたのに、 そのまま、誰かに飼い殺される様は見たくは無かった。]
(160) 2015/09/20(Sun) 23時頃
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…ご招待はよろこんで。
[ショーを見たかったのは仕事の一環だ。 貴重なこどもの歌って踊る姿を書きとめろ、との上司の仰しつけ。
金を稼げるのなら注文通りに書いただろう。 だが、今はどうだろうか。 この旧き友の苦しそうな生活をみて、「楽しそうな」記録は書ける気がしない。
尚更、確かめたくなった。 ついでに、嫌いなのはショーではなく、 ショーで働くあの男よ、と告げながら。
やがて、少女は答えではなく、まどろみに彷徨うだろうか。>>114]
(166) 2015/09/20(Sun) 23時頃
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――問いたいのは、アナタの本音。 ショーが終わった後、休みが取れた時。 いつでもいいから、どうしたいか、答えをお聞かせくださいな。
[軽い少女の体を姫の如く抱きあげて、 マスターには、ツケといて、といいながら、店を去る。
黎明の空を歩きながら、こっそり宿へと戻り、 自分の部屋のベッドにゆっくりと寝かせるだろうか。
少女が帰ってこない言いわけなんか、後から考えればいい。 悪い事なんかすこしもしちゃあいないのだから。なんて。
女はそんな夜明けであっても、いくら友人にそれを告げられても、 変わらぬ、いけすかない女だった。]*
(167) 2015/09/20(Sun) 23時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/09/20(Sun) 23時頃
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