167 ― さいごの手紙 ―
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[ぼんやりと、あの葉書を弄っていた。]
生ぎ残っだ…どごでな。
[朝が来る。 その度に、終わりが近付いてくる。 人々は怯えているのだろうか。 ……待っているのだろうか。
ふらふらと習慣のように、川に向かう。 文字しか知らぬかの者は、この繋がる果てで何を思っているのだろう。 ざわめきで満ちたこの水流を]
…
[潮の匂いは、昨日よりも強い。]
(8) 2015/09/03(Thu) 20時頃
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……煩ェ。
[水が岸と擦れあう音すら聞こえない、 異様な程の静謐の中で、耳を抑えた。
煩いのは、人の声じゃない。 ラヂオのノイズでもない。 鳥や虫の絶叫や呼び掛けでも、 魚が跳ね飛沫を起こす音でも、 矢鱈と気を遣って来る若者の態度でもなく、 それらとの自分との間に響く、空洞音。
老いれば老いるほど、それは激しく鳴るから。 何かに釘付けになるか、胸の底から高揚するかーー]
(15) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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[ ぱちゃり。
ぱさり。]
(16) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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律儀な郵便屋どもだ。
[誰かの思考の血流を感じるか。]
[そんな時だけが、それから逃れられる瞬間。
川から戻った翁の手元に、数通の手紙。 郵便箱の前、空っぽの魚箱を背に。 脱力したみたいにふにゃりと笑った]
ああ、返事ば書いてがらにすっがね。
[手をかけた戸は偶然か、 それとも機嫌が宜しかったのか。 音も立てずにあっさりとひらいた]
(17) 2015/09/03(Thu) 23時頃
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ナナボシのイアン殿
流星群見るのをユーフォに邪魔されだこだぁながったのだが 河の神様から手紙ば届いたさ これは嘘でも冗談でも筆違えでもネェ 本当のまことのお話だ
住所を変えたんに 10年も前の友人がら 偶然にも手紙ば届いた事もあったし いつか釣った魚も 指輪を飲んどったことがあったし
奇跡はきっと 満ち溢れとるものだ
ナマズ
(-26) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
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メルヤへ
ああ 私も星落ちる話は知ッとるのさ おめさんが1日、腹を空かせずに済んだ様で安心している
[何行か、筆に迷った様に 塗り潰された痕跡がある 最終的にそれは、上の文と下の分の間に横たわる 呑気な顔をした黒い魚の絵となって 手紙の中を泳いでいた]
もし母さんに会いたぐなったなら 之を使ゥて行くと良い もし狭い処が嫌だったのなら 双眼鏡を持って眺めの良いとこ行くのも良い
私は星と川に挨拶をしに行ぐから
(-29) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
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大丈夫だ 怖がるこたァ無いのだ ヌマ爺ぁおめさんの飲んでるのと同じ空気を飲むし おめさんの見た空と 同じ空 見てる そのこたァ 忘れちゃいない
まんがいちにも 宇宙で天の河に溺れたら 釣り上げでやっからな
まんがいちにも なぁンにもなかったら また美味い干物を送ってやる
かわいいメルヤや どうか幸せで
西のヌマ翁
(-30) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
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[封筒の中には、小さな干物が1匹 それからシェルターの当選葉書 ヌマタロウ という名の後には 筆で『譲渡』と書き足されていた]
(-31) 2015/09/03(Thu) 23時半頃
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フランク殿
懐かしいものだ 手紙をもらってから思い出したのだ 川の上流の怪奇の話 おめさんが聞きたがって 水に右足突っ込んで 背中から倒れたよなこと
実にいい川だ 汚れも無く 星落ちてくるというのに身投げした身体を見る事もなかった けがしたくないと 人々が思うよなところなのだろう 時々ブーツだの軍手だのは釣り上げるがね
おめさんの本 思えば読んだ事が無かったのは申し訳ない話だ えすえふなんざ 爺の頭には難しいが なんぞ思っとったがね 現に双眼鏡の使い方にも迷うようだが 本屋があいていれば 買ってから 星と川に挨拶しに行こうかと思う
(-32) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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おめさんも見ていたか ほんに嬉しいことだ 私の頭の様にちりちりはす抜けてはない 綺麗な星空だったがね おめさんの手紙を書いた気持ちを少し考えたりもしてた 感傷 不思議な言葉だ
不安定な状況だというのに おめさんの手紙の文字は 落ち着いたようだ ある意味 精神は私よりもこなれているやもしれんな
そう 終わる時はみな一緒 愛する川や かわいい親類の娘も 一緒らしく それを思うと もう受け入れたと思ゥだのに 私はゆらゆら揺れてしまうものだ きゃつらに先が無い事が哀しいのか はたまた共にいけるのが嬉しいのか
(-33) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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どちらにせよ 今はみな 同じ空気を飲んでいる その 私のなかの みなに 君を取り戻せて良かった 次は忘れる事は無ェがらな
フランク、どうか幸福で
ヌマタロウ
P.S もう何処に行ったのやら 見かけたら挨拶しといてくれ 味のある いい猫だ
[封筒の中には、口をかっと開いたままに乾燥された 大きめの干物が1匹、同封されていて。
そこには猫か何かが齧ったような痕跡が一つ、残されていた]
(-34) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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[少ない荷物を纏めていると、 小さな紙がひらり、舞い落ちる。
あの猫が『サイン』を拒んで 暴れまわった時に、つけた足跡が ちょうどよく下に残っていて。
なんだか、笑ってしまって。 ついでに一つ、したためてから
それを風に乗せて、放った。 あの猫に届くかはわからないけれど]
(20) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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星墜つる 永き静寂 目の前に
思ひ返す刹那 流星群のよに
ヌマタロウ
(-35) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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[川は潮に飲まれつつある。 だが、まだ、姿を消したわけじゃないから。
上へ、上へ、消える前に––––]
(21) 2015/09/04(Fri) 00時頃
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