人狼議事


162 冷たい校舎村3-1

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透明女子会 ヒナコは、メモを貼った。

2015/06/24(Wed) 00時頃


【独】 透明女子会 ヒナコ

/*
んん 保健室の方がいいのかな
けいとちゃんを引っ張りまわしすぎてないかが
とても不安

(-12) 2015/06/24(Wed) 00時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[ 夢なんて、きっと見ないよ。
    ただ、おまえのせいだ、って。
        


      おとうさんの声が聞こえる、だけ* ]

(8) 2015/06/24(Wed) 00時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

―朝・保健室―

[ 昨日はあれから、ちゃんと寝なさいって。
 七尾がそう促してくれて>>1

 でも、それに答える自分の顔は、
 なんだか"いつも"じゃなかった気がする。
 気付かないでほしいなあ。届いたかは、分からないけど。

 案内された保健室。ひとりあぶれるっていうから、
 「ちいさいからだいじょーぶ」って、
 そう言って、ソファにいれてもらった。ごめんね。

 瞳を閉じても、誰かにひっついていても。
 不安はずっと拭えないし、
 あれから抱いている罪悪感は、どんどん積もって、
 どこに追いやって良いのかすら、分からなくなった。 ]

(11) 2015/06/24(Wed) 00時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[ だから、寝覚めはきっと、最悪だった。
 さらに眠りが浅かったのだろう。
 多分、起きたのは早い方だったと思う。 ]

 …まぶしいよ。

[ 眩しいのは、窓から射す朝の光じゃない。
 扉の硝子から透ける装飾の光が、
 何故だか強くなった気がしたから。

 ちかちか、瞬いて。やめてよ。こっちに来ないで。
 そう願ったところで、どうにもならないの、知ってる。

 …そんな時に、チャイムが、また、鳴って。
 胸騒ぎがしたのは、どうしてなんだろう、なあ。 ]

(13) 2015/06/24(Wed) 01時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[ 誰か、起きていたのかな。
 呟きは、聞こえていたんだろうか。
 ああ、それより喉が渇いたなあ、って。
 ゆるり、ソファから立ち上がる。 ]

 …一日、経っちゃったのかな。
 ちゃんと…帰れるのかな。

[ そんな、全然、だいじょーぶなんかじゃない状況に。
 答えてくれる人は、いたんだろうか。

 のろのろと。
 保健室の机、引き出しからメモを取り出して、
 置いてあるボールペンで『飲み物を買ってきます』って。
 
 そう細い字で書置きをして、
 その間に誰かが起きていたのなら、一緒に出るか。
 あるいは何か欲しいものがあるか聞いて。

 そうして、光の中に、歩み出す* ]

(16) 2015/06/24(Wed) 01時頃

透明女子会 ヒナコは、メモを貼った。

2015/06/24(Wed) 01時頃


【人】 透明女子会 ヒナコ

[ メモを書き終えた時、答えの代わりに返ってきたのは、
 ベッドから飛び起きた、万里>>17で。

 どうしたんだろう、って。瞬き。
 だけどそこで、彼女の言葉を聞いてようやく、
 胸騒ぎの原因をひとつ、知る。 ]

 ……めいやちゃん、いないの?

[ 見回す。本当だ。ようやく気付いて、愕然とした。
 だって、その時思ってしまったことって、
 その時、感じてしまったことって。

 気付かないって、ひどいなって、後ろめたさや罪悪感。
 誰かの為じゃない、そんな感情。
 
 光に、     に気を取られていたから?
 ―――そんなの、理由にならないよ。 ]

(20) 2015/06/24(Wed) 01時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

 いこう。
 …どのあたりかって、わかる、かな。

[ そうして返事が来次第、廊下の光に飛び込むのだけど。
 
 ああもう、やだなあ。取り繕いだ。
 保身ばっかり、あの時から、ずっと。
 怒られたくないから。責められたくないから。 

 これも酷い問いかけだなって思うんだ、他人任せで。
 そしてその度に、だいじょうぶ。って。
 
 癖になった、なってしまった。
 保身のための言葉を心の中で唱えてしまうんだ* ]

(21) 2015/06/24(Wed) 01時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[ 手を握られて、自然と握り返す。
 小さな手だな、って、思った。冷たくは、なかった。
 覗きこまれればはっとして、慌ててまた、取り繕う。 ]

 …な、なかないで!
 ごめんね、なんでもないの。なんでもないよ!
 だから、そんな顔しないで。
 わたしはだいじょーぶだから、ねっ。

[ この子を自分のせいで、泣かせてしまいたくなかった。
 自分の、せいで。だって。やだな、なんてひどい理由。

 だけど口だけは、やたらと動く。責められたくないから。
 わたわたと言葉を発して、落ち着いたかな、って。
 そう思った頃に、やっぱり脚も、強引に動かすんだ。 ]

(38) 2015/06/24(Wed) 02時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

 …めいやちゃん、どこだろう。

[ やっぱり、思い当たる場所がなかった。
 でも、思い当たるものは、あった。
 
 相馬のマネキンが、チャイムと共に、
 本人と入れ替わる様にして現れたって、こと。

 その話をした時の、水瀬の言葉>>29も浮かんで。
 関連なんてわからないのに、不安ばかり膨らんで。 ]

(41) 2015/06/24(Wed) 02時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[ 知っている様で知らない、
 ある意味未知の校舎だから、だったのだろうか。
 自分で探索できた場所に、三階に、自然と足が向かう。

 ほら、窓、開いちゃったから。
 もしかして、もしかしたら、
 誰かが落ちちゃったら、嫌だなって。

 わたしが言わなかったせいで、
 誰かが危ない目にあったら、嫌だなって。

 やっぱり酷い気持ちで、光の中を、ゆっくり歩んだ。
 階段までの道、光は、やっぱり強かった* ]

(43) 2015/06/24(Wed) 02時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

―→三階―

[ 光の中を歩む最中の自分の顔は、
 きっと、青ざめていたんだろうな、って思う。

 ちかちか光るイルミネーション。綺麗な装飾。
 それを見て、皆は素敵だって言う。それは、普通だ。

 誰かは家族と、
 あるいは友達と思い出を作りに行くんだろうし、
 誰かは恋人と、愛を育むために行くんだろう。

     も、そうだったから* ]

(46) 2015/06/24(Wed) 02時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

―回想・中学三年生―

[ ――幸せな家族、だったと思う。
 おとうさんとおかあさんがいて、自分がいて。
 駒鳥ひなこの人生に、
 不幸なことなんて、なんにもなくて。

 だからその日もいつも通り、
 当たり前に一日が終わる筈だった。 ]

(47) 2015/06/24(Wed) 02時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[ 高校は正直、どこでもよかった。
 
 近くにあって、そこそこ偏差値という外面もよくて。
 国語さえ頑張れば入れるよって、そういう高校を選んだ。

 両親も、ひなこがそう決めたなら、と。
 塾に行かせてくれるほどには、協力的だったと思う。

 その日も居残って散々勉強して、もう遅い時間だった。
 バツだらけの国語用ノートを鞄に閉まって。
 うまくいかないなあ、って赤いマフラーを巻いて、
 塾の前、夜の道に出る。

 …ここまでは、いつも通りだったんだ。きっと。 ]

(48) 2015/06/24(Wed) 02時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[ その日は、雪が多く降っていたから、
 だから、坂のあるいつもの道は通るのに躊躇われた。

 遠回りかあ、って白い息を吐く。今日はとても寒いのに。
 帰る時間が遅くなっちゃうなんて、ついてない。 ]

 『イルミネーションが綺麗なんだって』

[ 傘を開いて、浮かない気分で歩もうとした時。
 女の子たちが噂しているのが、横から聞こえてきた。

 規模が大きいんだ、とか。
 彼氏と行こうかなあ、とか。
 場所はあのあたり、とか。

 変わっていくその話を、必要なところだけ拾って。

 ――ふと、見にいこうかな、って思った。
 遠回りになってしまう帰り道を、
 少しでも楽しいものに、したかったから。 ]

(49) 2015/06/24(Wed) 02時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[ ああ。どうしてあの時、
 そんなことを思ってしまったんだろう。
 
 どうしてあの時、雪なんて降ってしまったんだろう。 ]

[ 白のちらつく冬のイルミネーションの中で。
 おとうさんと、その隣。知らない女の人。 ]

[ それを見て、雪の中でただ、立ち尽くした。 ]

(50) 2015/06/24(Wed) 02時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[ ―――どれだけ時間が経ったか、わからない。
 いつのまにか、人影は無くなっていた。

 そうして、茫然として帰ってきた自分へ向けて、
 いつも通り「おかえり」って、ふたつの声がする。
 玄関から見えるリビング。夜ご飯のにおい。

 少し前に帰って来たらしいおとうさんの、
 ぞっとするほど、柔い笑顔を見上げる。

 寒かった。手が冷たかった。
 コートの肩には雪が小さく積もっていて、
 頭や耳が、きぃん、と、痛かった。

 …ただいま、って言いたかったんだと思う。
 でも、あの光景が、離れなかった。 ]

(51) 2015/06/24(Wed) 02時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[ だって、"あれ"がどういうことか、
 いくら幸せな雛鳥でも、知らない訳じゃなかった。

 だけど、聞く以外に、なかった。
 違うよね、って。そう言って欲しかったから。

 だから、父の領域に土足で踏み込んで、しまった。 ]

(52) 2015/06/24(Wed) 02時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

 『おとうさん』

[ なんだ、って、目の前、優しい声が返ってきて。
 おかあさんも、なあに、って。玄関に迎えに来てくれた。
 それにほっとしてしまって、さらに、踏み込んで。 ]

 『あのおんなのひと、』

[ おとうさんの優しい瞳が、冷たいものに変わって。
 おかあさんの柔い表情が、さっと青ざめて。
 だけど言葉は、進んでしまう。 ]

『―――おとうさんの、おともだち?』

(53) 2015/06/24(Wed) 02時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ



[ 駒鳥ひなこのあたたかい巣が、壊れる音がする。 ]

.

(54) 2015/06/24(Wed) 02時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[ それからは、何があったんだろう。
 気が動転していたせいか、嫌なことへの防御故か。
 暫く暗闇の中で、泣いていた思い出ばかりが蘇る。

 母親に出ちゃ駄目と言われて、押しこめられた自室で、
 遠くから、おとうさんの叫ぶ声がする。

 食器が、割れる音がする。おかあさんの悲鳴。
 まぎれる様に、小さく小さく、わたしの泣く、こえ。

 とうとうなにも音が聞こえなくなった時、
 足音が、近づいてきて。自室の扉をノックする音。
 泣き疲れて、お腹もすいて。
 
 だけど恐怖は、ずっとあった。 ]

(55) 2015/06/24(Wed) 02時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

 『ひなこ』

[ 冷たい声に、返事は、出来なかった。
 いつかこの人に言われたみたい>>2:129に、
 あのコマドリみたいに、
 可哀想に殺されるのかなって、思った。 ]

 (…だい、じょーぶ)

[ 咄嗟に唱えたのは、自分を守る言葉。
 ただ怒られるのが怖くて、責められるのが怖かった。
 それ故の、言葉。

 きっとこの時から、"大丈夫"って。
 そう、自分の為に言い始めたのだと、思う。 ]

(56) 2015/06/24(Wed) 02時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

 『おまえのせいだ』
 『おまえがあんな、余計なことをしなければ、
  踏み込まなければ、こんなことにはならなかったのに』

[ その言葉が、記憶の中の"おとうさん"の最後の言葉。
 ずうっと、自分の中に残っている、冷たい声。
 
 そしてあの時から、
 駒鳥の巣には、自分と母親しかいなくなった。
 
 "おとうさん"は、何処かに抜け落ちてしまって、
 思考の隅に、追いやられた。 ]

(57) 2015/06/24(Wed) 02時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[ 相手の領域に、踏み込んではいけない。
 突っ込んで、つついて、ほじくって。
 食らって、壊してはいけない。

 いつも通り、何もしらない雛鳥のままでいれば。
 誰にも逆らわないで生きていれば。
 
 そうすれば、自分は怒られない。
 そうすれば、何も嫌なことは起こらないんだ、って。

 それを駒鳥ひなこは、
 自分で壊してしまった巣を見て、悟った* ]

(58) 2015/06/24(Wed) 02時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

―現在・進路相談室―

[ …はず、だったのに。

 今、自分の目の前。たどり着いた三階、その部屋には。
 なにがあるんだろう。あったんだろう。

 積み上がった進路表。その中にあるパンフレット。
 鮮やかな色は―――やだな、あの冬の光みたいだ。
 
 その中に、埋もれているみたいな、
 色に染まって頭の砕かれた、あれは、なんだろう。

 腹部が赤に染まっている服と、足元の赤と。
 それを着ている、なにか。
 わたしはそれを、知っているし、知りたくなかった。

 悲鳴も出ない。
 ただ、万里の手を握ったまま立ち尽くす。
 あの、冬の日みたいに。 ]

(59) 2015/06/24(Wed) 03時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[ ねえ、おとうさん。
 
 やっぱり、わたしのせいなのかな。
 これって、ずっと自分を守り続けた罰なのかな。

 気付かないままで、こうなってしまったのは。
 あの冷たい手を、離してしまったせいなのかな** ]

(60) 2015/06/24(Wed) 03時頃

透明女子会 ヒナコは、メモを貼った。

2015/06/24(Wed) 03時頃


透明女子会 ヒナコは、メモを貼った。

2015/06/24(Wed) 03時頃


【人】 透明女子会 ヒナコ

[ 悲鳴が、聞こえた>>87
 聞こえても、まだ、口を開けないで、
 ただ、マネキンを見て、ずうっと立ち尽くしたまま。

 何が、あったんだろう。

 積み上げられた紙の山が、
 異常なことは直ぐに分かったけれど。

 染められたワイシャツを見て、砕かれた頭を見て、
 痛そうだ、って思ったけれど。

 じゃあ、だから、何があの人にあったというの。
 知らない、なにも。気付かないふり、ばかりで。
 自分のことばっかりだったわたしは、何も知らない。

 …ああ、やっぱり、これって罰だよ。 ]

(90) 2015/06/24(Wed) 10時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[ 罪悪感。だから、名前を呼ぼうって、思った。
 せめて、呼んであげなきゃって、思った、のに。 ]

 ………、

[ 小さな、か細い息しか、出てこなくて。
 
 どうしよう、幼馴染の名前すら呼べなくなった。
 やだな、おとうさんみたいに、抜け落ちるのかな。
 …それは、いやだなあ。

 ねえ、こういう時、どうしたら良かったん、だっけ。
 何を言えば、良いんだっけ。 ]

(91) 2015/06/24(Wed) 10時半頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

 ……う、ぅ、

[ 気持ちが悪かった。
 罪悪感が積み上がって、せり上がって、あふれ出て。
 しゃがみこんで、ただ、こらえる。
 涙なんて、全然、出やしなかった。

 ごめんね、しずくちゃん。手、離しちゃったよ。
 自分ばかり、考えてるからだ。だからこうなった。

 いつも唱えていた呪文が、もう言葉にできない。
 だって目の前のひとがこうなっちゃったってことは、
 全部大丈夫じゃなかったんだよ、きっと。

 吐き出したかった。だけど光が瞬いて。
 おとうさんの声が、ぐるぐる、頭の中。うるさい。 ]

(92) 2015/06/24(Wed) 11時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[ 駒鳥ひなこの異変に、
 万里がどう思うかも、もう考えられなくて。

 多分、何かされるか、
 逆流するすべてを強引に飲み込むまで、
 ずうっと、しゃがみこんで、そのままだ。 ]

(93) 2015/06/24(Wed) 11時頃

【人】 透明女子会 ヒナコ

[ ねえ。とーるくん。
 きっとわたしも、ずっと、大丈夫じゃなかったよ* ]

(94) 2015/06/24(Wed) 11時頃

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