62 好敵手の絆
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[腕にゆるく絡んでいた尻尾が離れる。 離れる身体への名残惜しさを感じることに、内心で歯噛みした。
申し出になにか考え込む彼女には、唇を歪めて。]
なんだい、信じられない? 不要ならば、僕はそれでもかまわないが。
[服を着込むふりをする。…あくまで、ふりだけ。
握った短刀は、妙な真似をすれば躊躇せず殺す――そんな意思表示。けれど、その意思が半ば言い訳に過ぎないことも、己が一番良く知っていた。]
……どうかしている。
[呟きは、彼女に聞こえたか。 問われても、何でもない、と頑として首を振っただろう。]
(-36) 2012/10/25(Thu) 00時頃
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……僕の心配?
[予想外に手など引かれて、一瞬呆気に取られた。 それから、低く含み笑う。]
倒れて気でも失ったら、全部喰ってしまえばいいじゃないか。 まあ、見す見すそうさせる心算はないがね。
[彼女の誘うままに、落ち葉を踏み歩く。
彼女の「食事」に本能的な拒否感を感じない理由のひとつは、殺意がないことを肌で感じているからだろう。 先刻の屍喰鬼>>1:647との、一番の違い。
吸い殺して真名を奪い返して、 ――そうすれば、彼女は晴れて自由の身だ。
召喚主がいなくなる? 便利に使える魔術師がいなくなる?
魔物にとっては、真名と力を取り戻しさえすれば、そんなことは取るに足らぬはずだ。]
(-43) 2012/10/25(Thu) 00時頃
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ユリシーズは、93(0..100)x1秒ほど考えてから、樹の傍へ腰を下ろした。
2012/10/25(Thu) 00時頃
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[片手をついて、樹に軽く凭れる。 来い、と手招いた。
首元に彼女の唇の感触を感じながら、目を閉じる。]
力不足のお前が、また魔物に捕まりでもしたら、 僕としても手間がかかって仕方がない。
[重ねて問う言葉に、続けて口を開き。]
あとは……そうだね。要は、ゲームだ。
[ゆっくりと瞼を開く。 灰青の瞳で、挑発するように見下ろした。]
お前が約束を守るか。 それとも、約束を守りきれず、僕に首を掻っ切られるか。
(-48) 2012/10/25(Thu) 00時半頃
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因みに、僕が吸われすぎて負け、のパターンはない。 その前に、……こいつで必ず仕留めるさ。
[続けながらも、既に吸われ始めていたために、時折何かを堪えるように言葉は途切れた。 短刀を握る手にも、無意識に力が入る。
髭を食まれれば、鼻を鳴らした。]
……擽ったい。
……く…っ……、貪欲だね、随分。 まだ……足りない――と?
[何箇所かから少しずつ吸って負担を減らそうとしていることには気づきながらも、渋い顔をした。 これ以上続けられれば、理性が持たぬような気がして。
酩酊したような意識で左手を伸ばすと、獣の耳を指でなぞった。]
(-54) 2012/10/25(Thu) 00時半頃
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[まともな理性など、とうになかったのかもしれない。
思えば、触手樹に襲われる魔物を助けたことからして、 ヤキが回ったとしか言いようがない。]
どうやら僕は、思っていたより情に脆かったらしいな……。
[半分は、弱った魔物への無意味かつ愚鈍な憐憫。 残りの殆どは、己の腕に対する自負。
それから、……少しばかりの彼女を試してみたいという気持ち。]
試して、それでこいつが約束を守ったから、何なんだ?
[苛立ちに、短刀の柄を痛いほど握った。]
(-56) 2012/10/25(Thu) 01時頃
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[唇に触れられて、眉根を寄せる。
実際、あれやこれや喋ったのは、集中しないためでもあった。 与えられる快感――最早認めないわけにもいくまい――に。
黙っていると、否が応でも熱は煽られる。
首筋を、唇を、彼女の舌先が舐る度、身の裡を何かが駆け抜ける感覚があった。この衝動に身を委ねてみたい――そんな愚かな思考を、なけなしの冷めた理性で以って押さえつける。]
まあ…ね……。
存外、律儀…なんだな、と……、 認識を、新たに…している、ところ……だよ。
[荒く息をつきながら、強がり半分、にや と笑ってみせた。]
(-74) 2012/10/25(Thu) 02時頃
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[耳を触れると上がる軽い悲鳴に、目を細めて。 そのまま指の腹で、柔らかな毛を幾度か撫でた。]
やられっ放しは、癪だからな。 嫌――でもなさそうに聞こえるがね。
[ひどい気だるさはあれど多少の余裕が出たのは、 彼女の唇が離れた所為か、彼女の気が逸れた所為か。
これ以上喰われては困ると、まず残る魔力をぐっと腹に留める。
間近にあったのは、彼女の艶やかな唇。 離れていこうとするそれを追って、――此方から口づけた。]
(-76) 2012/10/25(Thu) 02時半頃
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[拒まれねば、そのまま歯列だけ舌先でついとなぞる。 あっさりと解放し、こともなげに。]
――対価のひとつくらい、あってもいいだろう?
それとも、お前たち魔物には、 食事以外にこういう習慣は ないかい。
[動機は意趣返し半分、からかい半分。 ヒトの精気を奪う魔物であれば、さして動揺もなかろう――と想像はしていた。//]
(-77) 2012/10/25(Thu) 02時半頃
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/* ……どうしてこうなった。
こんな調子に乗った奴に召喚されてしまったタバサには謝っても謝りきれない気がする。
そして、タバサの中の人にも、無理をさせていなければいいけどな。……つい楽しくなってしまった。
(-78) 2012/10/25(Thu) 02時半頃
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/* 表発言をまだしていないことに気づいて笑った。
しかし。あのだな、タバサがかわいくて僕がつらい。
襲わない理由を並べ立てるタバサとか尻尾を巻きつけてくるタバサとか照れてしまうタバサとか、素敵すぎる。
(-86) 2012/10/25(Thu) 03時半頃
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― 少し前 ― [相手の太腿で腰が締め付けられれば、く、と息を洩らす。]
好きにしていいとは言ったが、それとこれとは、別だ。
[ひどく身勝手な言いざまで、切り捨てる。
くちづけを受け、彼女が見せた貌には、息を呑んだ。
思わず、見惚れた。 こうして煽るのも常套手段なのだろう――そうは思っても、なお。]
……そうだな。
くちづけでその表情が見られるのなら、 精気を寄越す男が、幾たりもいるだろうよ。
(-220) 2012/10/26(Fri) 00時頃
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生意気は、どっちの方だ。
君こそ助けられておきながら、 注文をつけられる立場じゃないだろう。
[「君」と呼んだのは、ただの無意識。 低い声で言葉を紡ぐだけで気だるかったから、表情の不機嫌さは隠しなどしない。]
いやだね。 性に合わないんだよ、神妙な態度は。
[再び、唇が重なる。 吸わせてなるかと魔力を保つことに意識が行ったため、彼女の次の行動に対する心構えは出来ていなかった。]
(-226) 2012/10/26(Fri) 00時頃
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―― っ……、く、……ふ。
[精気の吸引を伴わぬ、拙い口づけを仕掛けられ、息を詰める。
急速かつ反自然的な食事による快楽よりは、ずっと緩やかで、 けれど、たしかに、じわじわと燻る炭火の如き熱が灯った。
負けじと相手の頤(おとがい)を捉まえ、舌をより深く絡めた。
負けず嫌いな気質が却って互いを追い詰めていることには、薄っすらと気づいてはいたけれど――今だけは、その愚かさも愉しもうと思った。]
(-227) 2012/10/26(Fri) 00時頃
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― 触手樹から離れた樹の根元 ―
あまり大丈夫じゃないな。大体は、どこぞの魔物が原因でね。
[すぐ立ち上がる気力はなく、唇だけ動かして問い>>57に答えた。 倦怠感はひどいものだが、空腹は然程なく余裕があった。
もっとも、ここに長居などするのは真っ平だ。 萎える足を踏ん張ってのろのろと立ち上がると、 霧に霞む建物を見やる。]
建物へ入る――しかないだろう。 外には、おそらく結界が張られているはずだ。
これだけ手の込んだ嫌がらせだ。 ……どこかで、仕掛け人が見ているに相違ない。
[傍の樹に軽く体重を預け、寛げた襟元を正した。 首元に二つ三つ散る紅い痕を隠すように、殊更丁寧に。]
(96) 2012/10/26(Fri) 00時頃
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[突如、噴出した白い霧>>58。 耳で拾った声に、反射的に手を伸ばす。
咄嗟に伸ばした手は、不思議と届かない。
また何処かへ飛ばされるのかと、身構えた。]
(99) 2012/10/26(Fri) 00時半頃
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[けれども、今度は何処へも転移させられることはなかった。
ただ、霧が引いてみれば、ぼんやりとした彼女が居て。 意識はある、魔力の流れも正常、身体も十全。 魔術で原因を探ろうとしてみても、何の成果もなかった。
赤銅の色が光を取り戻すまでに、数分ほどかかったか。]
ああ、やっと気づいたか。 呆けたような顔を晒していると、置いて行く――、
[安堵している自分に気づくと、小さく舌打ちをする。
言葉が途切れたのは、彼女の問いかけの所為>>59。 聞こえた言葉は、聞き返さずにはいられなかった。]
……何だって?
(103) 2012/10/26(Fri) 00時半頃
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[誰何の意味 だけ なら、問い返すまでもない。 耳が音を拾い損ねたわけでもないことは、返答>>131で知れた。]
……記憶でも封じられたか。 いいさ。封じられて困るような記憶などはない。
[そう、これはほんの少し前に険悪な初対面を果たしたばかりの――、そう思いかけて、どこか引っかかりを覚えた。 余裕を見せようとした表情は硬いまま、言葉を続ける。]
ああ、教えてやろう。 僕がお前を "喚んだ" 魔術師だ。
[……それだけだ。そのはずだった。]
(133) 2012/10/26(Fri) 02時半頃
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お前が僕を思いだせずとも、一向に構わない。 ただ、ここを出ることさえ出来れば、ね。
[初めて見る、警戒した眼差し>>59。
思えば、喚び出したときも、父親とは違うのだと知った後も、示す態度は、かつて仕事で対峙して来た魔物の示す警戒心や敵意とは異なっていた。
――己の手元に真名があるせいとばかり思っていたけれど。
焦れるように、脇に抱えた魔導書の背を撫でた。]
……タバサ……、なのだよな。
[口にはしてみたものの、間違いはない。 目の前の相手が持つ魔力の気配は、紛れもなく彼女のものだった。]
(135) 2012/10/26(Fri) 03時頃
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[じりじりと距離を取る彼女が放つのは、敵意>>134。 それも、今まで戦いの場で感じてきたものと同類の。
短刀は、あえて懐に仕舞った。]
……今の僕は、つくづくどうかしてる。
[仮に、己を襲ってきたとして、勝てるだろうか。 片や精気を奪った側、片や精気を奪われた側。 「食事」量は限られていたとはいえ、少しばかり分が悪そうだ。
…凶器を持っていたなら、手加減が出来ぬ恐れがあったから。]
(136) 2012/10/26(Fri) 03時頃
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知るか。 そんな情報を持っていたなら、とうに出ている。
[つっけんどんに返す。 原因不明の苛立ちが滲んだ。 ――彼女から忘れられても不都合などないはずなのに。]
しかし、喚び出せるのはスティーブンだけ――か。
[はっ、と嗤う。
そんなはずはない。何故なら。 現に喚び出したときのことを思い出そうとして、ふと――]
(138) 2012/10/26(Fri) 03時半頃
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[脳裏に鮮やかに浮かぶは、革表紙の魔導書。
手に余るほどの大きさで、秘密めいて。 書庫の奥深くに仕舞われた 触れてはいけないもの。
新しい革は、牛乳を溶かした紅茶のような色をしていた。]
(139) 2012/10/26(Fri) 03時半頃
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ユリシーズは、手元の魔導書を見やったが、まざまざと脳裏に浮かんだそれよりも幾らか古びている。
2012/10/26(Fri) 03時半頃
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[声なき悲鳴>>137に、思考はふつりと途切れた。]
おい、平気か……!
[苦しみ出したのは、先刻の霧の影響か。 うずくまる彼女の肩に触れようと、歩み寄り、手を伸ばした。++]
(140) 2012/10/26(Fri) 03時半頃
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― 回想 ― [伸ばした手に、既視感を覚えた。
母を亡くしてから、父の言いつけ通りに魔術の修練を積んだ、あのころのこと。
魔力を増幅させる鍛錬、物の名を読む練習――、 ただ、言われるがままに、来る日も来る日も。
20年以上前のある日、父が大切そうに持ち帰った一冊の書。 それは何かと問うても、教えては貰えなかった。
書庫の一番上の棚に仕舞われた本。 どうしても手にしたくて、じれったかった。 忍び込むと梯子を上り、魅せられたように手を伸ばした。**]
(143) 2012/10/26(Fri) 14時半頃
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― 回想:二十数年前 ― [手にしたのは、一冊の魔導書。 新しげなそれは、父親が何処かから手に入れてきたばかり。
用途には、おぼろげながら想像がついていた。 だからこそ手にしたかった。 魔物を喚んで従えたなら、きっと一人前と認めてもらえる。
魔物の危険さは知っていても、負けるなんて考えなかった。]
なんじ、……ま……に、ぞくするもの。 …やみ、より来たりて、……わが、元へと。
[何とか読み上げた古語の詠唱文句。 急ごしらえの魔法陣もいびつで、完璧な召喚からは遠かった。
それでも、最後に魔力を籠めて自分の名前を告げたとき、 何もない空間から"なにか"が顔を覗かせた>>161。]
(171) 2012/10/26(Fri) 21時半頃
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[現れたのは、本の挿絵で見た魔物とは全然違っていた。 恐ろしげな虎でも、屈強な大男でもない。
父親を真似た難しげな顔も、つい笑みこぼれた。]
お前が、……魔物?
[まるっきり仔猫のようなその姿に、問いは随分と自信なげ。 ただ、毛並みは鮮やかな赤銅色で、普通の猫と違う気配はした。
わずか残っていた警戒心すら、ころりと転がる様にすっかり毒気を抜かれる。]
(173) 2012/10/26(Fri) 22時頃
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[魔法陣の前に屈みこんで、ぐっと顔を近づけた。 最初は恐る恐る、それから手のひら全体で撫でてやる。
ふと思いついて、両手ですくい上げ、魔導書の上に載せてみた。]
名前は、なんていう? タ、バ、サ ――
[前脚で示される文字を読み上げ、目を丸くした。]
ふぅん、ぼくはユリシーズ。…言ってごらん?
[人語を解するだけの賢さはあるようだったから期待をしたのだが、返ってきたのは甘噛みと小さな鳴き声ばかり。肩を落としたのは一瞬で、肉球の感触に夢中になった。]
(174) 2012/10/26(Fri) 22時頃
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ねえ、ずっとぼくの傍にいてよ。
[か細い鳴き声を耳にしながら、ぽつりと零す。 ポケットから焼き菓子を取り出し、口元に差し出して。]
――…に、なろう。
[「ともだち」とは、気恥ずかしくて口に出来なかった。
その後、自分の部屋にこっそり連れ帰ることに決めた。 怒られそうだという自覚はあったから、誰にも言わずに。
…それから、どうしたのだったか。 目を離しているうちにいなくなって随分探し、いつしか子供の頃の夢か妄想と思い込むようになっていたのだった――*]
(176) 2012/10/26(Fri) 22時頃
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― 現在 ―
タバサ……、
[痛むのか、と続けようとして、口を噤む。 この呼び名を、いつかも口にしたような――]
……嗚呼。どうして忘れていたんだろうね。
[呆れて呟いた。 触れようとした手は、はね退けられたか否か。//]
(184) 2012/10/26(Fri) 22時半頃
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/* 本物より誠実とか、どう考えてもそっちのほうがいいだろうw>秘話
……とりあえずランダム振ってみようか。
偽者の人数:3人 外見的特徴:@6 A5 B5 性格的特徴:@4 A4 B2
(-369) 2012/10/26(Fri) 23時半頃
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[彼女の瞳に浮かぶのは、怯え。 それを見て取ると、しばらく眉を寄せる。
「思い出せずとも構わない」――そう言った>>133。 ただの魔物に思いいれなど、どこにもないと思っていた。
けれど、あのときの仔猫が目の前の魔物であったなら――]
ただの我が儘……なのだろうな、これは。
[執着など、煩わしいだけと思っていたのに。 ゆっくりと口を開いた。]
…… 君に、真名を返そう。
(219) 2012/10/27(Sat) 00時半頃
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