人狼議事


212 冷たい校舎村(突)

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【人】 保安技師 ナユタ

 ── 3年3組 ──

[ 昴は、首を横に振った。
 頭を振って、わからない と言った。
 どうして と、髪をかき乱す仕草が、
 動揺の滲む表情が、苦しげで、苦しげで。]
 

(3) 2017/03/12(Sun) 00時頃

【人】 保安技師 ナユタ



 ── でも、死んだんだよ 誰か

 

(4) 2017/03/12(Sun) 00時頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ 死に掛けている とか、
 追い詰められて とか、

 言い方を変えたって、
 仮説だと、笑い飛ばしたって、
 この世界の意味を考えるなら、
 結局のところ、同じことだと思った。

 一度死んだのと、同じ。

 保田那由多は、そう考えた。]
 

(5) 2017/03/12(Sun) 00時頃

【人】 保安技師 ナユタ



[ そして、二度目のチャイムが鳴る。*]

 

(6) 2017/03/12(Sun) 00時頃

【独】 保安技師 ナユタ

/*
りーちの中でおれはチワワかなにかなのか

(-2) 2017/03/12(Sun) 00時頃

【独】 保安技師 ナユタ

/*
うえすがの優しさが染みすぎて辛い
染みすぎて 辛い

(-3) 2017/03/12(Sun) 00時半頃

【人】 保安技師 ナユタ

 ── 現在:3年3組 ──

[ チャイムの響く、その隙間。

 どこか。どこかで、響く音があった。
 無機質な、硬い音。不吉な音。がしゃん。

 時間の経過。鳴るはずのないチャイム。
 正体の分からない、不安を煽る、音。

 それから、ひどく悲しげな──、]

 ── す ばる?

[ 誰かの泣き声。

 それとかぶさるように、
 強張った、目の前の級友の表情。]
 

(42) 2017/03/12(Sun) 01時頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ さっきのあいつみたいに、
 駆け寄って、背を撫ぜてやれば、
 大丈夫かと、寄り添ってやれば、]
 

(43) 2017/03/12(Sun) 01時頃

【人】 保安技師 ナユタ



[ ── そう、考えたって。手足は、それを躊躇う。]

 

(44) 2017/03/12(Sun) 01時頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ 躊躇している間に、
 昴は、かぶりを振って、
 上須賀が、どうしたかはさておき。

 結局俺は、彼の異変に、
 ただ、目を瞠っただけだった。

 会話をするための距離。
 それを保ったまま、
 昴の視線を追うように、廊下を向く。]
 

(46) 2017/03/12(Sun) 01時頃

【人】 保安技師 ナユタ


 ── なんか、変な 音

[ チャイムの音も、すすり泣く声も、
 じゅうぶん、おかしいんだけどさ、

 その中に混じっていても、一瞬のことでも、
 じわりと 嫌な空気を運ぶ音があった。

 順に、昴と上須賀の顔を見やって、
 それから、震えの交じる声で、言う。]

 上 だ、行こう

[ それだけ。

 言い残すように、教室の床を蹴る。
 その先に広がる光景など、知らず。*]
 

(48) 2017/03/12(Sun) 01時頃

【人】 保安技師 ナユタ

 ── 回想:あくびはうつらない ──

[ サボるために準備は手伝う って、
 どう考えたって、
 当日だけ頑張るほうが労力少ないし、と思ったけど、
 だけどたぶん、解釈の違いというやつで、
 俺は、そこには触れずに、]

 上須賀のつくってたやつ、
 超写メってる客とかいて、好評だったのに
 もったいねえなあ 見てねーの

[ と、「バカめ」というノリで、
 にやり と、笑ってみせる。が、

 その後の発言は頂けない。
 できるやつアピールむかつく。と、
 一転、眉をひそめて。]
 

(61) 2017/03/12(Sun) 01時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ それでも、続いた言葉を拾い上げたのは、
 俺自身は去年まで、クラス準備なんて、
 まともに参加していなかったから だと思う。]

 予定あんなら、無理しなくてもよかったのに
 皆、そこまで鬼じゃねーって

[ 今度は、俺が「えっ」という顔をしていただろう。
 実際、部活を理由にクラスの方は適当なやつとか、
 フツウに、いたはずだから。]
 

(62) 2017/03/12(Sun) 01時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ けれど、当たり前にまっすぐ向けていた視線も、
 正論と優しさ片手ずつに携えて、
 まっすぐ見られかえされちゃ>>2
 そりゃあ、そっぽに逸れてくって。

 大したことじゃない って風に、
 またあくびをして、眠りに入る上須賀に、

 じゃあそうする、とも、言えず、
 早々に立ち去ることもできないままでいた俺が、
 どんな顔をしていたのか は、
 もはや、誰にもわからない話。

 ── だけど、少なくとも、
 強張った頬に感染るあくびなんて、ない。*]
 

(63) 2017/03/12(Sun) 01時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


##

 触れるのも ふたりきり も、
 ともだち で、いたいと思うほど、
 避けたほうが、きっと、あとが楽だ。

##
 

(64) 2017/03/12(Sun) 01時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


##

 ……ひとりのほうが楽 って思ってた 言った ときと、
 また、おなじことを考えている。バカみてー。

##
 

(65) 2017/03/12(Sun) 01時半頃

保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2017/03/12(Sun) 01時半頃


保安技師 ナユタは、メモを貼った。

2017/03/12(Sun) 11時半頃


【独】 保安技師 ナユタ

/*
多角がアレだから投下する文章をちまちま準備しつつ、
若干人がはけてから突撃する所存 今教室出たらりーちいそうだしな

(-23) 2017/03/12(Sun) 14時頃

【人】 保安技師 ナユタ

 ── 現在:3階へ ──

[ 教室を飛び出して、廊下を蹴る。

 上 と言ったそれは、勘でしかなくて、
 けれど、きっと外れていないと、”知って”いた。

 じきに、ほら。
 ゆらり と現れた人影。>>117]

 ── ふっ 古辺!?

[ 制服を赤く染めたクラスメート に、
 声は、ひっくり返った。動転。

 どこか痛む様子も見せない彼に、違和感。
 え、だって、じゃあ、それ、何? って話 じゃん。]
 

(134) 2017/03/12(Sun) 15時頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ 叫んだきり、言葉は出てこなくて、

 赤色 と、血 って言葉を結びつけるまで、
 そこに、立ち尽くして、ぽかん と、見上げて。]

 ── な、にが ……水野?
 マネキン って、いや、おまえ ケガは

[ ざっと様子を見たって、
 どこかケガをしている風ではないし、
 古辺の話>>118は要領を得ず、

 昴が俺を追い越して、駆け寄る>>129のを、
 俺は、途方に暮れたような顔で、見ていた。]
 

(135) 2017/03/12(Sun) 15時半頃

【人】 保安技師 ナユタ



[ なにかを問いかけるような眸>>118が、刺さる。]

 

(136) 2017/03/12(Sun) 15時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


 ……水野 を、探せばいいのか? 上、

[ 答えを求めた問いかけでは、なかった。

 古辺の返事を、確認するよりも前に、
 昴や上須賀に、どうするか聞くよりも前に、
 上り階段に、ふたたび足をかける。

 ── それ、誰の血。

 って、聞けなかった。

 古辺本人のものなら、歩き回れるとも、思えなかった。
 誰か、ケガしてんの。それとも、]
 

(137) 2017/03/12(Sun) 15時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


 ── 上、見てくる

 古辺、おまえ、ケガしてんなら保健室
 着替えも、保健室にあるって 大和さん言ってた
 うろうろすんなよ 歩ける な?

[ 階段を、3階まで上ったところで、振り返る。

 異様な色を纏っていても、
 ぴんと上を向いた指先>>117

 ── 誰か、死んだ。

 自分の口にした言葉が、なぜか蘇って、
 また、やみくもに、冷たい廊下を 蹴る。*]
 

(138) 2017/03/12(Sun) 15時半頃

【独】 保安技師 ナユタ

/*
なゆた「とりあえずいそぐぞ!」
なかみ「女子に会いたい」

(-27) 2017/03/12(Sun) 18時頃

【人】 保安技師 ナユタ

 ── 3階 渡り廊下へ ──

[ 駆け上がった 先で、

 スピーカーから響く、哀嘆の声に混じって、
 かすかに聞こえる、ざわめき。ひとの気配。

 廊下の空気は、ひやりとしていて、
 それなのに、汗が滲んでくるようだった。

 焦りや、恐怖。
 先程までとは違う、はっきりとした危機感。

 ここが、誰かの頭の中ならば、
 無事に帰還できる んじゃ、ないのか。]
 

(141) 2017/03/12(Sun) 18時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ ……なにかを囲むような ひとの群れ。

 と、思った。同じ制服を着た、何人か。
 その中に、投げ出されたような、足が見えた。
 足、というより、ソックス と 上履き。

 それの浸った、赤い 赤い 真っ赤な──、]

 ── な っに、してんだよ!

[ 誰かが倒れている なら、運ばなければ。

 立ち尽くしているクラスメートたちに、
 割り込むように、強引に、前へ出て、]
 

(142) 2017/03/12(Sun) 18時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ マネキン。

 と、古辺は言ったんだった。
 水野を追いかけたら、マネキンがいたよ。

 ……水野は、どこにもいなかったよ。

 そう、続きが聞こえた気がする。]
 

(143) 2017/03/12(Sun) 18時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ 冷たい廊下に投げ出された手足は、
 明らかに、ひとならざるもののソレで、
 そっとかけられたブレザーが、
 まるで、死人に対する弔いのようだった。

 何人かの眸が、そのひとめいたものに刺さる中、
 理一の視線>>127が、揺れた。浮かぶ 戸惑い。

 ( なんだ これ )と、
 感情も、表情も、半ば置いてけぼりに、
 周囲を見回した視線が、ぶつかる。

 ── 言葉 は、なにも、浮かばなくて、

 ただ、そのとき、凍っていた時が溶け出した ように、
 再び、聴覚にすすり泣きが訴える。
 イルミネーションの瞬きが、鉄臭いにおいが。]
 

(144) 2017/03/12(Sun) 18時半頃

【人】 保安技師 ナユタ



[ ──── 死の気配。 ]

 

(145) 2017/03/12(Sun) 18時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


##
 ひとの死 というものにも、
 気配があるのだと知ったのは、
 文化祭の、少し後のこと。

 祖母がもう、いよいよ と、
 それを聞いたのは、
 文化祭が終わった、ちょうどその頃。

 見舞いに行くたびに、日毎に、
 小さくなっていく ような、祖母の姿に、
 俺は何も言えず、ただ、
 できるだけ毎日、病室に通った。

 祖母の病室には、
 言葉にし難い、息苦しさが漂っている。
##
 

(150) 2017/03/12(Sun) 20時頃

【人】 保安技師 ナユタ


##
 少し年の離れたいとこ達の中で、
 祖母にとって、一番下の孫だったからか、
 末の娘のひとり息子だったからか、
 随分と、甘やかしてもらったように思う。

 いとこのにーちゃんねーちゃんには内緒 と、
 小遣いやお菓子をもらって、
 俺は、祖母によく懐いていた。

 遊びに行くたび、
 いとこ達のつけたしるしの上から、
 俺の背丈を、丁寧に、鉛筆で柱に刻む。

 大きくなったね と、あんまり嬉しそうに言うので、
 俺は、せめてあと5cmほしいよ と、笑った。
##
 

(151) 2017/03/12(Sun) 20時頃

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