199 獣[せんせい]と少女 2
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[ 赤子が駄々をこねるようデメテルが 頭を振るたび 赤色から随分薄く なってしまった髪がふわりと揺れる。>>830
聡い君なら分かっているだろうに。
知らないふりをするのは、 きっと君が痛い思いをしているからだね。 きょうは とくべつな日なのに。
絹針のように細く鋭い紛糾は 私の心にしみ込んでちくちくと針を刺す。
だから、自由な両手で綺麗な瞳を 隠してしまった君を抱きしめた。>>836 ]
(51) 2016/10/13(Thu) 08時頃
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( わかるよ 君のその気持ち。>>831 )
[ エレノアを連れて行ってしまった せかいに、かつて私もそう思っていた。]
(52) 2016/10/13(Thu) 08時頃
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( やさしい嘘をつくこともあるよ。>>832 )
[ でもそれは、君たちが大好きだからなんだ。]
(53) 2016/10/13(Thu) 08時頃
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( 忘れないよ。>>833 )
[ エレノアの言葉も 今まで出会った少女達の言葉も、 ひとりが怖い、強がりな少女の言葉だって。
私は、何一つ忘れてなんかいない。
言霊の獣は千切れた羽根の分だけ、 痛みとともに肩甲骨にその想いを留めている。]
(54) 2016/10/13(Thu) 08時頃
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( そう 君たちはみな特別だ。>>834 )
[ 特別で、唯一無二の存在。 誰ひとりとして同じ少女はいない。]
(55) 2016/10/13(Thu) 08時頃
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( そうだね >>835 お別れする時はきっとさびしい。)
[ それなら、さびしいのと同じくらい たのしいことをたくさん経験していこう。]
(56) 2016/10/13(Thu) 08時頃
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[ 無知は確かに幸福かもしれない。
知らなければせかいは君を傷付けなかった。 平穏な世界の中で、 君はのんびりと過ごせたかもしれない。
………けれど。
君を想い守ってくれた人がいたこと。>>749 それさえ知りえなかったとしたら。 君は本当に “ しあわせ ” だったと。 胸をはって言うことができるかい?
君が逃げずに私の腕の中にいること。 それが、答えなのだと私は思う。
たとえ傷ついたとしても知りたいと。 心のどこかで願っているのではないのかな。]
(57) 2016/10/13(Thu) 08時頃
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[ ほろりほろりと零れるしずくが 静かに私の服を濡らしていく。 そうして、私は気づくのだ。 あぁ、ここにも天使がいたのだと。]
……………… うそじゃない。
[ 私の背に回された手。 僅かに残った羽根に触れただろうか。
私は天使なんかじゃない。 翼が抜け落ち地面に落ちた鳥。 飛べない鳥は、しあわせの青い鳥には なれないかもしれないけれど。
誰よりも、君の“しあわせ”を願ってる。]
(58) 2016/10/13(Thu) 08時頃
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ずっと傍にいるよ。
……死が二人を分かち合ったその先も。 君の想いに、言霊に…私は寄り添う。
[ だから、 君が私を必要としてくれるなら。
その口で。その言葉で。 私に伝えて欲しい。
そうすれば、 私は君だけのヴェスパタインになる。]
(59) 2016/10/13(Thu) 08時頃
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[ 君が泣くなら代わりに私が笑う。 流れる涙を拭って、優しく微笑んだ。 あの時の君の気持ちがとても嬉しかったから。>>0:838 ]
よく考えなさい。 きちんと考えて、……それでも。
私が必要だと思ったらここに来なさい。
[ 時間は限られている。 けれど、まだ時間は残ってる。]
私は、祈りの堂で君を待ってる。 [ これがいちばん最後のさようなら になるのか、 これから先を共に歩くためのものに なるのかは分からないけれど。
ゆっくりと身体を離す。]
(60) 2016/10/13(Thu) 08時頃
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[ 名残惜しくいちどだけ、その目尻に触れた。 私のために泣いてくれてありがとう。 そんな感謝の気持ちを込めて。]**
(61) 2016/10/13(Thu) 08時頃
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[ 彼女の背に手を添えて、 優しく扉の方へと押しやる。
行ってらっしゃいの意を込めて。 お帰りなさいが言えることを そっと、心の内で願いながら。
その時、古びた木の扉がギィと鳴った。>>15
現れたのはハンカチの持ち主。 いつもここに居た、たいせつな生徒。
デメテルと話す様子を静かに見守っていた。
“ こうかい ” しないよう。 そう、教えたことを 実行する勇気を与えてくれた せんせいがいたことを私は知らない。 けれど、成長した君の姿が眩しく見えた。]*
(76) 2016/10/13(Thu) 15時半頃
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[ それから、君は私と向き合って。 続けざまに語られる言の葉たち。>>17 はじめは何のことだろうと目を瞬かせた。
ニコラスという名前が出てきて、 初めて私は一年前のあの日を思い出した。
聞いて。聞いて。聞き続けて。
本当はね、私は心の中で 謝る必要なんてないと思っていたんだ。
だって、誰も悪くなんてないから。 無茶をしたのも、優しい嘘も 互いが互いを思いあった結果、だから。
これは、私の考えであって 他のせんせいとは違うかもしれない。>>1:664 だけれど、誰かが誰かを想うこと。 それはきっと悪いことなんかじゃない。]
(81) 2016/10/13(Thu) 20時頃
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シルク、私はね あの時のこと “ こうかい ”なんてしていないんだ。
怪我をしたかもしれないが、 代わりに見られた君たちの笑顔が 何よりも嬉しかったから。
私がそれを望んだんだ。君のせいじゃない。 [ だから、私は君の想いを受け止める。 そうして、私の想いを君に返す。]
(82) 2016/10/13(Thu) 20時頃
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…だけど、私が痛い思いをすることで シルクも痛い思いをしていたんだな。 そこまで考えてやれなくて、すまなかった。
それと、君の気持ちを 伝えに来てくれてありがとう。
[ ありがとうとごめんなさいを繰り返して。 きっとほつれた“糸”は元通り。 絡まっても解れても何度だってやり直せる。
ほら、いつかせんせいが言った通りだろう?
くぅ、とお腹のなった君に 落し物を手渡して 行ってらっしゃいと手を振ろう。
たいせつで、大好きな自慢の生徒に。]**
(83) 2016/10/13(Thu) 20時頃
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/* うぉぉぉぉぉぉぉぉ デメテルが愛しすぎて胸がいたい (拝む)
(-70) 2016/10/13(Thu) 23時半頃
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/* あんま灰使ってないけど少女たちみんな尊くてロル読んでるだけでしあわせ
(-71) 2016/10/13(Thu) 23時半頃
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──回想・始まりの朝──
[ 大きな少女が小鳥と共に祈りの堂を 訪れる少し前、祈りを捧げていた 私の耳に羽ばたきが聞こえる。>>79
見上げれば、上から舞い降りてくる せんせいの姿。
声をかけられれば >>142 軽く会釈をして祭壇に捧げられる供物と 彼女の祈りを、少しの間眺めていた。]
……… あなたの心は決まったのですか?
[ 許しを請う声に端的な問い掛けを。 その答えが返ってくることはあったろうか。]**
(171) 2016/10/14(Fri) 01時頃
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ヴェスパタインは、ここまで読んだ。
2016/10/14(Fri) 08時頃
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[ 少女をひとり、送り出す。>>18
そうして、また ひとり。
私は、光に包まれた天使が その翼でどこか遠くへ飛んで行って しまうのではないかと思ったんだ。 けれど、紡がれたのは 今生の別れではなく再会のことば。>>113
私のお願いごとを 君のお願いごとを 叶えてくれるのは、叶えられるのは─── ]
(218) 2016/10/14(Fri) 09時半頃
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[ そこまで考えて、 私は考えることをやめた。
それを知るのは、きっと遠くない未来。
今は唯、少女たちのために祈ろう。]**
(219) 2016/10/14(Fri) 09時半頃
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[ 踵を返して、祭壇の前の定位置へ。
いつもここで日向ぼっこをしていた 少女はもういない。
交わした言葉の端々に >>216 見え隠れする誰かの存在。 そのせんせいの手を取って まなびやを巣立っていくのだろう。
それは、すこしだけ寂しくて とてもとても嬉しいこと。 だから刺繍を渡して笑顔で微笑む。 落し物を拾ってくれたハニーミルクが 大好きな少女のことを伝えて。]
(238) 2016/10/14(Fri) 16時頃
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[ だぁれもいなくなった聖堂で、 あの子の “ 聲 ” が聞こえてきた。]
″ せんせぇ 今日もここで おいのりしてるの? きょうは“ ちぎり ”の日だよ!
せんせは 誰をえらぶの? ″
[ 答えられない私。 君と一緒に─────、って。 そう伝えたいのに、怖くて。 石のように重たい口は言葉を発しない。
そんな私を見て、 あの子はこう言ってくれたんだ。]
(239) 2016/10/14(Fri) 16時頃
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″ ふふっ せんせはダメな子ね。 しょうがないからわたしが傍にいてあげる! 特別よ! ″
(240) 2016/10/14(Fri) 16時頃
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……… エレノア。 今度はちゃんと、伝えることができたよ。
[ あの子があの時とおんなじ笑顔で 笑ってくれたような、そんな気がした。]**
(241) 2016/10/14(Fri) 16時頃
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[ 祈りを終えれば食堂へ。
まぁるいものが大好きな 白いわんこが作ったのであろう、 ジャムの香りが厨房から漂ってくる。
皆と過ごす最後の晩餐は、 それはそれは賑やかで。 楽しさと、…ほんの少しのさびしさ。 皆の “ 声 ” の中の感情を 拾い上げてはまたひとつ 言霊の獣は肩甲骨に想いを留める。 ピッパとマリオとホレーショーのやり取り。 そこにカリュクスとメルヤも加わって。 皆に手渡されたシルクの刺繍。
ほかの者たちも、そこに居ただろうか。]
(360) 2016/10/15(Sat) 02時半頃
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[ 声を掛けられれば ぽつりぽつりと言葉を返し。 会話が終われば、再びその様子を見守った。
はじめから決まっていた “ おわかれ ”のとき。 いったいどれほどの少女たちが 悩み苦しみ、さびしい思いをしたのだろう。 …それはせんせい達も同じかもしれない。
さびしさと苦しみの 上に咲いた花のような笑顔。 それを見届けることができたなら、 獣はそっと席を立つ。]
(361) 2016/10/15(Sat) 02時半頃
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──真夜中・祈りの堂──
[ そうして、只一人
私は君を待っている。
あの時のように君が 私のために歌ってくれるのを。>>1:162 いちばん最後のおやすみなさいを 言ってくれるのを。>>1:539 私の────、 お願いごとを叶えてくれるのを。>>1:763 ]
(362) 2016/10/15(Sat) 02時半頃
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……………… デメテル。
[ 静かに呼んだ君の名。 私は掌に唇を落として目を閉じた。 それは、君が触れた場所。]**
(363) 2016/10/15(Sat) 02時半頃
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──回想・始まりの朝── [ せんせいとは少女を育て喰らうもの。
生まれた時から、そうと決まっている。 少女が愛され食べられるものと 決まっているように。
すべての少女を愛し慈しむ獣が その中に“ とくべつ ”を見つけたなら それを喜ばぬ少女などいる筈がない。
それは差し伸べされればその手を 取ってしまう少女の本能かもしれない。 食べられたいと願うこころかもしれない。
……それでも。半分こ。>>2:190
年若きせんせいは、相手の意思を尊重する。]
(474) 2016/10/15(Sat) 20時頃
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…メルヤの心の中にいる誰かは とても“しあわせ”ですね。 あなたに、こんなにも想われて。
[ 旅立ちの日の朝 空を駆ける彼女と その背に乗る赤目の少女を目に留めれば メルヤの心を暖める誰かを知ることに なるけれど、それは先の未来の話。
返された問いに獣は軽く瞳を伏せるのみ。 たとえ心に浮かんだ 誰かがいたとして、─────>>2:239 こころが動くその時を、私はまだ知らない。]*
(475) 2016/10/15(Sat) 20時頃
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