186 通い慣れた路、桜の下で君を想う
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― 回想/人のはなし ―
[小学校のころ、インフルエンザで休んだことがあった。 熱はすぐ下がったけど、すぐには学校には行けなくて はじめは休学を楽しんでいたけれど、 段々と学校へ行ける日が待ち遠しくなった。
久しぶりに登校した日に、友達と交わした挨拶の 最後にくっつけられた無邪気な声。]
『あいつ、なかまはずれにしてるから』
[指さしたのは、休む前までは一緒に遊んでいた中の一人。 離れた場所で俯き、椅子に座っていたその子。 え、って思わず戸惑う。 なんでだよ、って言葉がこぼれて。]
『だってあいつ、めだつんだもん』
[返された回答は簡潔だった。]
(68) 2016/03/16(Wed) 21時半頃
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[それから少しの間、その子は仲間はずれにされていた。 クラスの中でも一部の人たちだけで行われたから 気付かなかった人の方が、きっと多い。
おれは何も言えずに、それを受け止めた。 二人の時だけ、その子に話しかけるくらいはしたけれど、 仲間はずれをしている“仲間”が居たときは 自分も右に倣った、ただの加害者。
仲間はずれが行われた時間は一週間程度だった。 その子は仲間はずれを行った子たち以外にも 友達が居たから、別にずっと黙っていたわけでは無いし グループ合わせて遊んでいくうちに 仲間はずれは薄く消えて最後には無くなった。
ずっと昔の話。 でもずっと刻み込まれている話。]
(69) 2016/03/16(Wed) 21時半頃
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[今考えると、『目立つ』というのは一種の言い訳で もしかしたら喧嘩をしていたのかもしれないし 他に理由があったのかもしれない。 おれ以外にも話しかけていた“仲間”も居たようだったし 仲間はずれというには随分不完全なものだった。
それでも、耳から離れない。 目立つから、仲間はずれ。
休み明けにこう遊びたいなって描いてたヴィジョンに 居たはずの子供は、実際にはいなかった。 それを当たり前のように受け入れるみんな。 わらいあうみんな。 おれが休んでいた数日間で、あっという間に変わる関係。
ああ、足並みを、そろえなくては。]
(70) 2016/03/16(Wed) 21時半頃
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― 卒業一日前/自室 ―
[なんだか悪い夢を見た気がするのに内容は覚えていない。 そんな曖昧な気分で目が覚めた。
起き上がって、カレンダーをチェックする。 明日は卒業式だ。 卒業式後もいろいろと会う機会はあるだろうけれど 一つの区切り。ひとつのおしまい。
ねむけまなこを擦って、カーテンを開ければ 穏やかな朝が迎えてくれる。 暖かい一日の始まり。 今日も、学校へ行こう。*]
(71) 2016/03/16(Wed) 21時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2016/03/16(Wed) 21時半頃
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― 教室 ―
[今日は自習じゃなくて予行練習。 いよいよ卒業するんだなって思うのと同時に めんどうだなあって思う。
ああ、でも。 終わりって、分かると穏やかな気持ちになれるのは それが理不尽なものじゃないからだろうか。 大切なものも、いつか無くなってしまうのなら 最後をしっかり見れた方が、きっと幸福だ。]
おはよう。
[教室に居るみんなに声をかける。 跳ねるポニーテールの彼女や>>44 最近髪が伸びてきた彼とか>>73。 うんうん唸っていた彼には会えなかったかな?>>3 いつも通りの“おはよう”も、これであと一回。 少しすれば担任が入ってきて、予行練習へ。*]
(112) 2016/03/16(Wed) 23時頃
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― 予行練習 ―
[ピアノの音に耳を澄ませる。 ああ、やっぱりすごいなあ。 綺麗な丸い音が聞こえて、口角が上がる。
翼はあるのに、飛べずにいるんだ。 一人になるのが怖くて。 なんて、歌う音に、笑う。>>121 おれに翼はないから、って思ってしまう。
指揮は明里で、伴奏は咲原。 幼馴染の晴れの舞台、の一つを見守る。
彼女は答辞もするんだから大変だ。 流石に嫌がっていたっていうか困ってたっていうか。>>129 あの日はメールで愚痴られたっけ。 少し前なのに、懐かしく感じた。
そして、一曲弾かれたあとの咲原の言葉には驚いたりもしたな。>>124]
(143) 2016/03/17(Thu) 01時頃
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― 予行練習の後・木屋と ―
[予行練習で泣いちゃう女子とかも居て。 ややセンチメンタルな雰囲気につつまれた教室は、出にくい。
今日は、やること決めていたのになあって、 ぼーっとしてたおれに、話しかけてきたのは木屋。>>130]
どういたしまして? ……なんで敬語なんだよ。
[からかうように、笑った。 距離が空いてるみたいで嫌だよ、それ。 っていう本音は、しまっておいて。*]
(144) 2016/03/17(Thu) 01時頃
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― 写真について ―
[写真を撮ることだ好きなのは、なんでなんだろう。 どんなに強い人でも、悲しいと泣くとか そういう大切なことすら忘れてしまう自分にとって ひどく助けになるから、かもしれない。
だから、切り取ろうと思った。 この学び舎を一つ、一つ。
今日は、写真を撮ろうかなって。
女子で写真を撮っている人も多いみたいだし。 明日には卒業してしまうのだから 一日くらい写真好きの自分を出してしまっても いいかな、いいのかな、と思った。]
(145) 2016/03/17(Thu) 02時頃
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[クラスメイトは明るい奴らばっかりで 名前で読んでくれるような人も多くて 話しかけるのが苦手なおれでも、 皆の方から話しかけてくれて。
やさしい、ひとたち。
自分で作った壁を、恨むくらいに。 みんなと過ごす時間は楽しかったよ。
そんな皆とも、写真を撮りたい。 出来ればツーショットで、一人ずつ。 あわゆくば想い人との写真が撮れれば、なんて 思って……いる、すごく。
それで、おわりにするから、どうか。 これからも友達でいさせて。**]
(146) 2016/03/17(Thu) 02時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2016/03/17(Thu) 02時頃
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― 教室・木屋と ―
[三個目の前理由、思いつかないように 木屋が笑えばおれも笑いかえした。
あのバンドのこと、まだ好きでいるかなんて 悩む必要もなく、答えることができる。]
好きだよ。 あのドラマの、新曲も買ったし。 いいね、行きたい。 次の公演いつになるかな。
[一緒に行こうって約束にもならないそれは 受験が本格化する前のものだったから 覚えていてくれたことがとても嬉しい。
おれも、大学入ったらバイト始めよう。 ちゃんと約束を果たせるように。 楽しめるように。*]
(160) 2016/03/17(Thu) 12時半頃
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[ああ、友達ってつらいなあ。 どこかで、卒業したら全部終わりになると思っていたけど。 友達だから。 これからも、友達だから。
好き、に込められた熱をどうか気づかれませんように。]
(-79) 2016/03/17(Thu) 12時半頃
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[君とライブに行くその時までに、この恋を殺すから。]
(-80) 2016/03/17(Thu) 12時半頃
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/* ロル挟んでしまって申し訳ないんだけど かっこつけたのに間に合わなかったのがふふってなっちゃう
(-85) 2016/03/17(Thu) 18時頃
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― 教室・木屋と ―
[飽きちゃったのかな、なんて心配を>169 木屋がしていたなんて、分からなかった。]
ああ、確かに。 木屋が好きそうな感じだったもんな。
[どの曲が良いとか言い合ったときに なんとなく曲の好みとかも知ってから カップリング曲の感想を聞いて、うなずく。]
七月かあ。 こっち来るかな。 新曲もライブでの感じ聞きたい。
[あ、跳ねた。 声と髪の毛が、楽しそうにぴょん、って。 なんだか可笑しくなって、少し涙が出るくらいに笑った。]
(181) 2016/03/17(Thu) 22時半頃
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[君が笑ってくれるだけでこんなに嬉しいのに。 つらいなあ。]
(-100) 2016/03/17(Thu) 22時半頃
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[もし何で笑ってるのって聞かれれば、 なんでもないって答えるだろう。
笑いが収まれば、今度はこっちから話しかける。 大学に入ったらバイトをしなきゃなって話。 それと。 今日の目標を達成しなきゃ。]
木屋。 写真撮ろ、写真。
[スマホでカメラを起動させながら近づいて。 ハイチーズ、ってシャッターを押す。 ほんの三十秒もかからない動作。 カメラから逃げられたりはしなかっただろうか。 普段インカメでは撮らないんだけど、うまく撮れたかな。*]
(182) 2016/03/17(Thu) 22時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2016/03/17(Thu) 22時半頃
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― 教室・木屋と ―
[写真撮ろう、と言えば。 予想通り、予想外だったようで。>>202 え、って濁った声が聞こえて、笑う。
少し肩が触れるくらい近くて なんやかんや付き合いも長いけれど こんなに近くに居るのは初めてじゃないかな? なんて考えたり。
撮れた写真に映った木屋はやや薄目……に見えなくもない? おれとしては、ややブレちゃったのが不満。 撮り直しを要求されたので、 もう一枚撮ったそっちはキレイに撮れた。
消去の要求は、撮るよーって言えばはぐらかせたかな。 はぐらかせなかったら、するりと逃げただろう。 ……まあ、これも思い出ってことでとっておこうよ。 いつかクラス会があれば、笑い話にでもしよう。*]
(236) 2016/03/18(Fri) 00時半頃
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/* もうはさみすぎて自害
(-121) 2016/03/18(Fri) 00時半頃
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― 屋上 ―
[木屋との写真を撮り終われば、階段を駆け上がって。
やっぱり学校の写真を撮るならここかな。 愛原のテリトリーって意識がある、屋上。
空が、おれを迎えてくれる。]
う〜ん……。
[伸びを一つ。 心地いいなあ、と思う。
下にはグラウンド、校門、と中庭。 あれは、咲原と鳥井、だろうか。 米粒みたいな二人、会話なんて聞こえないけれど。 二人だけの空間を見てしまった気まずさ。 目を逸らして、携帯を取り出す。]
(251) 2016/03/18(Fri) 02時頃
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お、体育館。
[上から見たら、こんな感じだったんだなって 散々走り回った練習場をカシャリ、切り取る。 あの屋根の裏側には、とれなくなったボールが詰まっている。 そんな些細なこと、すぐに忘れてしまうんだろうな。
この空気の味とか、撫でる風の強さとか。 綱渡りするような心の動きとか。 今もあっという間に過去になって、 いつか忘れてしまうんだろうな。
明日も写真、撮らなきゃなあ。
瞳を閉じて、微笑む。 明日は卒業式。 大丈夫だよ。 いつも通り、足をそろえて。 それで、さようなら。*]
(252) 2016/03/18(Fri) 02時頃
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― たとえば、のはなし ―
(253) 2016/03/18(Fri) 03時頃
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[猫のように、自由気ままに生きていく心も
愛原のように、夢を持って追いかける意思も
鳥井のように、後悔を認めて進んでいく力も
咲原のように、心を思って考え込む優しさも
木屋のように、好きな音の為に頑張る努力も
遠野のように、暗がりから駆けて行く速さも
明里のように、目立っても笑うしたたかさも
貝塚のように、否定されても言い返す強さも
後輩のように、一方的な想いを告げる勇気も
おれには。]
(254) 2016/03/18(Fri) 03時頃
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[いっそ、何を持っているんだろう。 秘密の心の箱には、何が詰まっているんだろう。 見なきゃ駄目かな。見たくないな。 どうせそんなに大切なものじゃないんでしょう。 消えないこの恋心も、果たして恋と言っていいものか。
恋と呼ぶにはどこからか。
たとえば。 ドラマや映画の話のなかでは。 恋人たちは相手のために、いとも簡単に命すらかける。 まるでそれが当たり前かのように。
たとえば。 好きな人がいじめられたとして。 それを庇える光景すら描けない自分は、……ああ。 目をふさぎたくなる。]
(255) 2016/03/18(Fri) 03時頃
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[あと、たとえば。 おれが皆のいいところを全部持っていたとしても 自分が自分である限り、こうやって眺めているんだろう。
そう、たとえば。 おれがもし恋をしていなかったとして、 これ以上に穏やかな卒業式前日を迎えられたかは 分からないのだ、きっと。
融けて流れる雪のように、眠りにつくこどものように。 今はただ、穏やかな気持ちで待っている。 終わりが来るのを待っている。**]
(256) 2016/03/18(Fri) 03時頃
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/* 穏やかとか言っていますがバスケの最後の試合しかり振り切れると変な方向にアクセル踏む戸部くん どうなるかな〜…
(-136) 2016/03/18(Fri) 03時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2016/03/18(Fri) 03時頃
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/* たぶん卒業式は恋心のお通夜モード入ります
みんなの片思いさき楽しみにしてお休みなさい あといままでロル落とすのに被ったりぶちぎったりしたのほんとすみませんのお休みなさい
(-137) 2016/03/18(Fri) 03時半頃
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