169 きみがおとなになるまえに
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[歌を聞くのは、とても久しかった。 ここ最近は、原稿に口を挟む小言しか耳に入れてなかったものだから。]
―――……?
[可憐に、繊細でありながら、 勢いづいて、芽吹かせるために張りあげるような声。>>1:201>>1:204
その声に、周辺の人間はざわつきはじめた。
『ショーのこどもだ、見たことがあるぞ。』
おとなが、囃し立てる。
ふらつき、独りで、目立つ紅を纏いながら、 声を無理やりでも掴みたいという下賤な輩もいるのかもしれない、そんな世の中の中心で、歌声を辿る。]
(5) 2015/09/17(Thu) 00時半頃
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[周りの喧騒は、少しも耳に入らない。 先程のポスターに惹かれたように、声にも、心が奪われて。騒ぐ、なんてことは少しも考えがつかなかった。
強奪さは、さすがに浮かないけれど。
歌の音色は、擦り合う袖のように、 チリチリと記憶をかすっていた。]
………ホントウに、 アナタ、なのですか。
[今は知っている人は少ないはずだ。 廃れた里の民謡を、これほどまでにしっかりと歌えるひとがいるなんて。]
ユウガオ。アナタ、なのですね。 サクヤの、
[ポスターを見たときから、過って、もしかしてと反響していた気持ちを、確かめるために、噴水を越して、水に輝く紅に、尋ねる。]
(6) 2015/09/17(Thu) 00時半頃
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……アタシも、 アタシも、そうなの。
[なんと、伝えようか。迷ったけれど。 成りが変わったとしても、たまたま、聞こえた歌声が、誰かに伝えるためのものなら。
それだけいえば、伝わるかもしれないと、*微かに信じた。*]
(7) 2015/09/17(Thu) 00時半頃
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/* 口調あんていしないな!?
(-2) 2015/09/17(Thu) 00時半頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/09/17(Thu) 00時半頃
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/* そういやこの世界の生産システムってどう均一化されてるんだろな。 子供と同等くらいに、それ以上に「子供を産めるおとな」はすごい貴重な人材だとも思う。
老衰減退の研究が進んでいて、量産の研究が進まないのも、また恐ろしい話だなあ。
(-10) 2015/09/17(Thu) 11時頃
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[コロリと下駄の音を鳴らし、歌>>15に導かれるように彼女の前に出る。
昔もそうだった。 歌が聞こえたら、折り紙で手毬をつくって彼女の元へいく。 本当の手毬を買うお金はなかったから、 毎日作り直しているから、遅れるのはいつも自分だった。 彼女が歌っている部分がわかれば、後を追うように小さく続けて、 小さく笑ってから、自分は手毬をついていた。]
『めでたきや』―― ―……『栄し 春の色』。
ああ、やっぱり、アナタ、ユウガオなのね。
[丁寧に歌うのは、いつも彼女のほう。 忘れないよう、原稿に書き留めてはいるが、音色は少々うろ覚え。
けれど、続ければ里のものであること位は伝わるか。 今は手毬を持ち合わせてはいないけど、 彼女の持つ花に合わせて、ゆるり、首を小さく揺らした]
(23) 2015/09/17(Thu) 13時頃
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[「久しぶり」、と前にでた。 彼女が周囲のざわめきを抑制しようがしまいが。 世間で、彼女の価値がどう扱われているかなんてしらない。 否、価値観でいえば、自分が一番、 このなかでは一番に価値のある再会だと思い込んでいるのもあったろう。
けれど、彼女の小さいながら確かに自分に伝う言葉が聞こえれば、 さすがに、その歩みを止める。>>20
警戒じみてぴりりとした芯のある声の意図。 それを汲み取ってから、ようやく周囲の様子に気付いた。]
……。
[語りたいことが多く湧き上がるが、今ではないというのは理解して。 そうであっても、上機嫌に戻った緩んだ笑みは隠せず、 彼女の波長に、合せようとつくりこむ。]
(24) 2015/09/17(Thu) 13時頃
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[おとなになって培った、嘘を隠す為の微笑残したポーカーフェイスで。]
…、嗚呼。 そう、アナタを探していたのよ、ユウガオ。 『サクヤ』から新しいお着物が来てるとあったのですよ、ほら、行きましょうか。
[彼女の誤魔化しに乗じて、適当な嘘を重ねる。 久方にあった彼女に手をとる口実はそれくらいで十分だろうか。
水を差したとはいえ、同じような服を召していれば、二人だけに限れば馴染むのではないだろうかとも思うあたり、自分はやはりキネーンの空気というものが読み取れていないのだろう。 それでも、彼女の「こどもらしさ」の方が旨い事出来上がっていたので、>>21、自分は手を引かれながら後をついていくだけだった。]
(25) 2015/09/17(Thu) 13時頃
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―ショーテント付近、路地裏―
[ショーに戻るのかとおもいきや、歩いた先はほんの少し道を外れて。 そこまで人の視線はいたいものかとも思ったが。
彼女は、自分ですらもまだ信じきれていないのだろう。 盲信を忘れた視線から、子供らしさは感じず、>>22 彼女も彼女で、年を重ねたのだろうと女はさらに確信にいたる。]
驚いたのはアタシもですよ。 …てっきりいいように使われてしまって、もう会えないかと。
[売られた子供の末路の多くは、それほど幸福であるという話は聞かない。 だからこそいないものと考えながら、記憶の中で回顧し続けていた、 記憶のなかのままの姿の彼女が目の前にいる現実は、 大層自分の心を揺さぶった。]
(26) 2015/09/17(Thu) 13時頃
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[できるだけ、心を落ち着けて。 警戒を解いてもらうことを優先し、落ち着いた声色で語りかける。]
フヨウ。 …覚えているんでしょうか。 同じ年の『花祭り』に祝われたの。 アナタのかかさまの事も、良ォ、知っていますよ。 [辿る記憶をあさって、彼女に似た親の姿を重ねる。 きっと、もう一生、それに似ることはないのだろうけど、 自分と同じようにおとなになる道を択んでいたのだとしたら、 その姿になっていたのかもしれない。
こどものままである彼女にどこまで話していいものか。 慎重に言葉を択びながら、尋ねてみた]**
(27) 2015/09/17(Thu) 13時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/09/17(Thu) 13時頃
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ええんですよ。 子持ちでないからこどもの扱いがわからないのが困りもの、ですけど。
[華やかで賑やかなショーを行う室内とは別に、 恐ろしいほど静かだった。 少女はそこを知っていた、わけで。 華やかさばかりに甘えて生きてはいなかったということも感じて。
少女の視線がつきささる。>>54 サクヤの民という存在がどれだけ貴重かは、その時点で理解できているはずなのだ。]
(105) 2015/09/18(Fri) 00時頃
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[名乗れば、彼女の瞳孔は揺れた気がした。>>56 覚えているはずがない、と思うのはお互い様のようだ。 自分は、彼女の姿をありありと覚えている。
だが、彼女にとって、今の自分は信じるには乏しい姿なんだろう。
「おとな」として彼女の前にいれるはずだ。 昔は、おとなは嫌いだった。 好きになるためになった結果を、彼女に魅せるように、くるりと一周り。]
ええ女になったでしょう?
[香水をつけて、めかしこんで。ひとつの価値はショーで稼ぐそれよりかは、安いかもしれないけれど]
(106) 2015/09/18(Fri) 00時頃
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どうして、か。 ユウガオは知るまでもなく、ずっと、 生きてきたんですよね。
……生きててよかった。
[理由を尋ねられると、少々困り眉で八を描く。
忘れられていないことへの安堵と、再会の喜びを声にあげたかったが、彼女の悲痛そうな表情で、>>56 自分も沸き起こる感傷を抑える。
声を出す事そのものが、今の彼女には迷惑がかかるかもしれない。 でも、それでも。
頭を撫でる位は許されないだろうか。
そうであるなら、と、ゆるりと手を伸ばすだろう。]
(107) 2015/09/18(Fri) 00時頃
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[その手先はどうなっただろうか。 避けられるのであっても、それは致し方ない事。
互いにまだ、我慢をしている部分を感じ取れば>>85 尋ねられたそれにゆっくりと首を振った。]
アタシ、物書きをしてるんです。 だから、昼も夜もあったもんじゃ、ないわ。
ユウガオこそ、早く寝なくて、だいじょうぶかしら。
[こどもの身体のまま、という状態がよくわからない。 気を使うのは、自分ではなく明らかに彼女のほうなのだけど、贔屓をするのは、恐らく嫌いがでる。 だから、冗談っぽく笑いながら答えて、チラりと外の様子をうかがった。]
(108) 2015/09/18(Fri) 00時頃
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宿はございます。 所謂、缶詰、なんでね。
月が昇り切った頃でいいのかしら。
[心配している事をさらに聞かれるのなら、そうこたえるだろう。 再び会う時間を確認して、密会の約束を取り付けた。
昼夜関係の無い、隈のできた目からは、綻びが漏れる。こんなに待ち遠しい夜なんて、久しかった。]*
(109) 2015/09/18(Fri) 00時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 00時頃
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――…。 ステキなモンじゃないですよ。
[職業を教え、帰ってきた羨望の言葉には睫を下げる。 それでも、含んだ言い方だけして、彼女が落ち着こうとしながらも、 出会いの約束をしっかりと交わす姿が、昔のままで、ほほえましかった。 『また遊ぼうね』と、彼女の名である花が開く刻は、いつも楽しみしか残らない。
大人になる、という変化を迎えた中で、 何一つ変わりはしなかった事への喜び。
面倒事が重なりに重なる"こども"への枷>>119を目の当たりにしながら、 言われた逢瀬の条件にはきちんと頷いて、 路地裏を去るだろう。]
(139) 2015/09/18(Fri) 12時頃
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― それから ―
[彼女と一度別れて、話しきれなかったもどかしい気持ちを抑えながら一度宿へ足を進めた。
楽しみだ。彼女はいなくなった後何をしていたのだろう。 こどもとして生きた目はどんなものだったのだろう。 「見世物」であった生活は。もしかしたら楽しいものでもなかったのかもしれないけど
彼女はきっとしらないんだ。 好き好んで子供を愛した挙句、 命までも奪おうとする下賤な大人を。
(140) 2015/09/18(Fri) 12時頃
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―……。 無知とは、怖いものですね。
[こどもには教えてはいけない世界。 価値が高くとも、大半の大人の目からは金になる「物」だ。 価値にとらわれる愛情を注ぐ大人の数のほうが、私は知らない。
今日、ショーの中で出会った白髪の男の「愛情」の真意も、 通りすがりに夕暮れの陰を伸ばしながら街中で手を弱く掴む、 少女の前をいく大人の心も>>138。
物事を素直に受け止められなくなって、歪んだおとなの女の目には、 どれも、これも、信じきるには欠けていた。
他所は他所、と考えるのならまた別なのかもしれない。 けれど、女の目は歪みを介して、廃れた里の憧憬が、 陽炎のように揺らめいていた。]
(141) 2015/09/18(Fri) 12時頃
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[ユウガオの問いかけがチリ、と掠る。]
『どうして。』
[なぜ自分がここにいるのか。 彼女の今までを聞くのであれば、 自分の事ももっと打ち明けなければ。 思い出ばかりに浸っていられない。
覚悟をもつ、というほど新しい記憶でもないので、 ただただ、落ち行く陽のように、気持ちを静めるだけだった。]
(142) 2015/09/18(Fri) 12時頃
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[宿に戻ってから、部屋に散らかる原稿を数枚拾い、 いらない用紙を正方形に何枚か破った。
慣れた手つきで、机上で、それを丁寧に折り、部品のようにいくつか作っては、 他の紙と紙の間に、別の紙を差し込んで、だんだんと球体の形を作っていく。 昔よくつくった、折り紙の手毬と同じ形。 色は、灰色の書体ばかりで、色紙でつくったそれよりかは可愛げがないけれど。
作り終えた頃には、すっかり夜になっていただろうか。
夜でも相変わらず目立つ朱をまとって、夜のキネーンへ繰り出した。
香水の匂いは、昼間よりかは治まっている。]**
(143) 2015/09/18(Fri) 12時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 12時頃
薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/09/18(Fri) 12時頃
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