96 【飛び入り募集】たびびとのまち
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― 自宅 ―
………そうか。
分かった。すぐに行く。
[鳴り響いた玄関ベルの音に呼び出された男は、 告げられた「仕事」の知らせに淡々と頷いた。]
(57) 2013/09/22(Sun) 23時頃
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[三十路男の一人暮らしには 少々不自然なほど整理整頓された家は、 点々と落ちる紅の花弁とその香に満たされている。
そんな生活空間から隔たれた、小さな一室。 清潔な寝台と小さな棚だけが置かれた部屋は、 薔薇ではなく、没薬の香で満ちていた。
死者は、運ばれればこの部屋で納棺をする。 請われれば自ら出向きもする。 今日の死者は前者のようだ]
(58) 2013/09/22(Sun) 23時頃
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[そうして連れられてきた本日の死者は、 男自身もよく知る者だった。
ピアノからは遠い席が男の定位置だけれども、 あのバーで何度彼の音に慰められたかは分からない。
寝台に横たえられた彼を見て、小さく祈りを切る。]
(59) 2013/09/22(Sun) 23時頃
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……彼に恋人は? 縁深かった者は。
[彼の死を伝えてきたバーのマスターに問う。 誰が死んだ時にも、この言葉は必ず問いかける。]
心あたりがあるなら、立ち会いの願いを。
[そうしてしばらく待っていれば、 連れられてきたのが、蒼い歌姫だったろうか>>38]
(60) 2013/09/22(Sun) 23時頃
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[人が来る前に服を整えた。 死後硬直の始まった遺体に服を着せるのは常ながら難儀だ。 病によってはそもそも服を着るような状態ではない。 幸にも奏者の場合は遺体は綺麗なもので、 彼が身につけていたステージ衣装を着せることが出来た。
そこからは立ち会いを許可する。
髪を櫛で梳かす。 表情を柔らかく整える。褪めた顔に粉をはく。 音を奏でる指先の爪を、丁寧に磨いた。]
(61) 2013/09/22(Sun) 23時半頃
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[整えた姿を棺に移せば、納棺作業は終わる。 茨が肌を傷つけないように注意しながら 男性一人分の遺体を移す作業は、 衰弱した男の力では大変だ。 花弁が一際床に散り、男の額には汗が滲んだ]
棺に、入れるものなどあれば。
[荒い息が収まった頃、立ち会った者たちに問いかける]
(63) 2013/09/22(Sun) 23時半頃
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/* おじいちゃんかわいい(;゚∀゚)=3ハァハァ
(-9) 2013/09/23(Mon) 00時半頃
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[納棺を済ませれば、 常のように自らの腕から薔薇を切り落とす。 奏者の指先を傷つけないよう、 布でくるんで、組まれた手に持たせた。
ゆっくりと蓋を閉める。 ヘクターが造った棺桶は造りがしっかりとしていて、 蓋が噛み合わないということも無い。
胸のロザリオを握りしめて祈りを捧げた。 奏者がどのような神を信仰していたのかは分からない。 男自身敬虔な信徒ではない。
だからこの祈りには、特別な意味など何も無い**]
(69) 2013/09/23(Mon) 00時半頃
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