192 【R18薔薇】対魔忍キルロイ
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ー病院ー
[のそり、と布の塊が動く。 直円との"遊戯"のあと、一週間程術に費やした彼の側で時間を過ごした。 万が一、この状態で襲撃があれば彼の身を守らなくてはならない。 気だるさに加えて硬い床の上では体が完全に休まることはなかったが、それよりも優先すべきは直円である。
まだ少しうとうととしながらも、主が眼鏡と煙草をキカに求める様子を眺める。 ふあ、と小さなあくびが一つ]
(@2) 2016/06/07(Tue) 12時半頃
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[あのとき>>0:538。 無茶な賭けの話を思い出す。 直円が負けたら、自分は対魔忍の群れの中に戻るのだという。 羽織ったままの布を少し手繰った。 負けるとは決して思えない。 だが、眷属である今の自分にとって直円がいなくなるということがどういうことなのかが想像できない。 そうなったら、自分もまた生きてはいないのではないかと、ぼんやりと。
キカの白衣の下で揺れる獣の尾がまるでメトロノームに見えてくる。 己の思考も、それに合わせて行ったりきたり。 ため息とともに立ち上がると、包まっていた布をたたんで立ち上がる]
少し、頭を冷やしてきます。
[主が眼鏡を求めたなら少しはそばを離れても大丈夫だろう。 当直室まで行けば古いが浴室設備もベッドもあるはずだ]
(@3) 2016/06/07(Tue) 14時半頃
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―→廃病院・シャワー室―
[服を脱ぎ、蛇口をひねる。 五年前から時間が止まったままの、大人にならないまま──まだ少し子供っぽい柔らかさが残る体の上に降り注ぐのは冷たい水。 捻った蛇口に青い星があったからだが、別に温水でなくとも構わない。 頭を冷やすなら、水で十分だ。 少し俯けば、短い髪を伝い落ちて水はゆっくりと体を冷やし始める**]
(@4) 2016/06/07(Tue) 15時頃
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―廃病院・シャワー室―
[雨が降っている。 正確には、シャワーが降り注いでいるだけで天候としては全く関係ない。 だが、そう感じられるのは降り注ぐのが水だからだ。 直円は、そのうち兄や仲間が来ると言っていた。 何のために来るのか、そんな事は解りかねる。 自分を救出するためではないだろうことだけはわかるのだけど]
っ
[殺した声がひとつ。 五年間ずっと、一人になると考え続けていた。 人ではない。純然たる魔でもない。 ならば、もしもすべてを失った時に自分はどこへ行くのだろう? 兄や師匠、同胞の元へなど今更戻れない。 ただの眷属でしかない自分に、純然たる魔の領域へ踏み込む権利もない。 ならば、本当の意味で一人になったときどうするべきなのか]
(@7) 2016/06/08(Wed) 04時頃
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[本当に、本当に小さいころのことだ。 夜に目を覚ますと、隣に兄がいないことが時々あった>>167。 真っ暗な部屋には誰もいない。 自分、しかいない。
あの頃はまだよかった。 朝が来れば兄が起こしてくれた。 今だって、目を覚ませば直円が感じられる──現状は、まあ、キカも、いるが。 だが、そんな日々が終わってしまったら?]
、ふ
[雨に交じって温度の違う水分が落ちる。 掌で口元を抑えて、上げそうになる声をこらえた。 恐らく、こんな感情は不要なのだ。 己は、直円にとってたまたま拾い上げた玩具に過ぎないのだろうから]
(@8) 2016/06/08(Wed) 04時半頃
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―→廃病院・地下―
[すっかり冷え切った体はそれでも生命活動をやめる気配はない。 まだ渇ききらない髪もそのままに陣のある部屋へ戻ればまだ朧はそこにいたのか。 いれば、ひどく冷ややかな目でその痴態を眺めた。 口出しも、手出しもしない。 ただただ、向ける視線が殺意と侮蔑を含むばかり**]
(@9) 2016/06/08(Wed) 04時半頃
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―廃病院―
[ひとの痴態>>*14を眺める趣味があるわけではない。 ただ、己が彼を気に入らないだけだ。
同胞だったころはどこか諦めていたのだ。 兄と同じ戦場に立ち、同じものをみて、同じ平行線上にいる。 自分のほうがもっとずっと兄と近いところにいたはずなのに、自分よりも近いところに割り込まれたような複雑な気持ち。 だから、兄が楽しそうに話す中に朧の名前が混じれば嫌だともいえないままただ、そうなんだね、とだけ返すしかなかった。
別に兄にとって悪いことをする人間でもなさそうだと思ってやり過ごしていた。 それが、今となっては直円に足を開き、ぐずぐずのだらしない顔をして、こんな男が兄の、直円の側にいるなんて。
そう。 いつだって、坂町朧といういきものは自分のいる場所を奪っていく。 それが、故意なのか偶然なのか、そんなことはどうでもいい。 ただ己はこの男がやはり嫌いなのだということだけを実感する]
(@11) 2016/06/08(Wed) 14時頃
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[けれど、そんなことを考えていられる程度の冷静さがあるからこそ直円の様子も見て取れた。
この建物にきてすぐ>>*12主は首筋に触れた。 己の中の動揺のせいで頭から抜け落ちていたが、与えられた罰は許されていないまま。 着ているものはすべて奪われ、触手が吸い付いて残った痕だけが肌の上にあるもの。 泣いても、謝っても、請うても。 欲しいものは与えられずただただ精神を蜂蜜よりも甘くどろどろとしたものに融かされるやり場のない快楽。
そんな状態の時に、主がどんな表情で触れるかなんて観察している余裕などありはしない。 あの日だって、最終的には気をやり過ぎて自分がどんなことを口走ったのかも、いつ記憶を手放したのかも覚えてはいないのだ]
(@12) 2016/06/08(Wed) 14時頃
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[乾ききらない髪は頬に触れるとすこしちくちくとする。 まるで今の自分の心の中のようだ。
冷やされ過ぎた体がじんわりと、補うように熱を発する。 煽られているわけではない。そう思いたい。 それでも直円に何かあればと思うとこの場を離れられない一抹の不愉快さすら感じながら痴態の有様を眺めるしかなかった。
キカもキカでなんだか楽しそうだが、生憎と自分は道具類には興味がなかった。 どんな道具も開口一番即いらないと一蹴してしまうのはいつものやり取り。 知らないうちに薬の実験台にされることもままあるが、そういうあとはしばらく口もきかない。 だから、今回の行動に彼が手を貸すと聞いて主の前にも関わらずものすごく、嫌そうな顔をしてしまったのはわりと最近の事*]
(@13) 2016/06/08(Wed) 14時半頃
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