人狼議事


169 きみがおとなになるまえに

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【独】 意匠造形 シルク

/*
おつかれさまです。
なんかいろいろ予定が込み入って、藤にもほかの方にもご迷惑おかけしました(土下座)

クラリッサちゃんのために鎮魂歌うたおう

(-4) rei0x0 2015/09/28(Mon) 01時頃

【人】 意匠造形 シルク



[ ぽたり。ぽた。ぽた。 ]

 

(8) rei0x0 2015/09/28(Mon) 17時頃

【人】 意匠造形 シルク

[ タリンに来て、初めての雨が、ゆきの頬をしとりと濡らした。
 初めて雨を頬に受けたのは、いつだったろう。確かもう劇場には買われていて、その頃の雇い主に、今よりもっと幼い声で、ゆきはこう聞いたものだ。
 
 ねえ、どうしたの?空が、泣いているの?
 
 誰かがどこかで、悲しい思いをしているのだろうか。だから、空が代わりに泣いているのだろうか。
 雇い主はその問いに答えてくれず、イライラとした舌打ちを一つ残しながらどこかへ行ってしまったけれど、ゆきは飽きもせずずっと、雨の下で濡れ続けた]

(9) rei0x0 2015/09/28(Mon) 17時頃

【人】 意匠造形 シルク

[ ――それからずっと、ゆきは雨になると悲しい気持ちになる。誰かが悲しい思いをしているから、自分も悲しくなる。空を泣かせるほどの悲しみならきっと、とてもとてもつらい事だ。
 藤乃と買い物にきていたゆきは、雨をしのげる屋根の下に入る事もなく、その頬、顔、全身に、空の涙を受け続けた]

(10) rei0x0 2015/09/28(Mon) 17時頃

【人】 意匠造形 シルク

 
[ そういえば。]

[ ふと、思い出す。教会で出会った、聖女のこと。]

 

(11) rei0x0 2015/09/28(Mon) 17時頃

【人】 意匠造形 シルク

[ 雨の日に一度、聖女と言葉を交わした事がある。
 静かにお祈りを捧げる彼女の横で、ゆきは神父さまと話す藤乃の事を待っていた。
 横の彼女のおとな、せんせい、も、藤乃とは違う神父さまとお話ししていて。
 もしかしたら彼女も、おとな同士のお話が終わるのを、待っているのかもしれなかった]
 
[ そんな彼女に声をかけたのは、多分気まぐれ。あまりに彼女がひたすらにお祈りをするから、だから、少しだけ気になったのだ。]

(12) rei0x0 2015/09/28(Mon) 17時頃

【人】 意匠造形 シルク

ねぇ、

[ ふわり、と、聖女の瞳が開いた]


今日は、空は誰のために泣いてるんだろう。


[ 彼女からの返答が来る前に、もう一回、口を開く]



ねぇ、きみは、かみさまを、しんじる?


 

(13) rei0x0 2015/09/28(Mon) 17時頃

【人】 意匠造形 シルク

[ その言葉にオーレリアは、なんて返したっけ。
 でも、しとしとと響く雨の音に言葉をぽつりぽつりと乗せて、あの時初めて、聖女と御使いはおはなしをしたのだ]
 
 
[ それから何度か、一緒にうたをうたった。彼女が知りたがっていた聖歌を教えたり、自分が好きな歌を教えたり。
 毎回の礼拝で顔を合わせていたのに、言葉らしい言葉を交わしたのは、多分あの雨の日が一番だろう。
 けれど、オーレリアとゆきは不思議と、一緒にうたう事は多かったのだ]

(14) rei0x0 2015/09/28(Mon) 17時頃

【人】 意匠造形 シルク

[ ねえ、オーレリア。
 今日は誰のために泣いているんだろう。
 静かで悲しい。重たい雨だね。]
 
[ ふと、歌声が聞こえた気がした。それはよく聞いていた彼女の声にも似ていて、ゆきはその声に合わせて、そっと歌声を雨に乗せた]

(15) rei0x0 2015/09/28(Mon) 17時頃

【人】 意匠造形 シルク



”私の祈りをお聞き届けください
 すべての肉体はあなたの元に返ることでしょう”


[  あぁ、そうか。
     この曲は鎮魂歌だ。**  ]

(16) rei0x0 2015/09/28(Mon) 17時頃

【独】 意匠造形 シルク

/*
せっかく素敵回想いただいたので、鎮魂歌返し!
念願の教会コンビやっと絡めた。。。

とりあえず投下で、あとはおうち帰ってから〜**

(-30) rei0x0 2015/09/28(Mon) 17時頃

【人】 意匠造形 シルク

[ ふと耳に届いた、自分を呼ぶ声に、歌をやめてゆるりとそちらを見る。
 買い物は、もう終わったのだろうか。差し出された傘を見上げて、そうか、雨の日は傘をさすものだったと思い出す]

(57) rei0x0 2015/09/29(Tue) 22時半頃

【人】 意匠造形 シルク


もう、帰る?

[ 首を傾げて問うてみれば、そっと優しく、背を押された。その手に従うように、我が家へと足を進める。
 雨は早くもにわか雨になり始めていて、しとしとと、湿った音を響かせた]

(58) rei0x0 2015/09/29(Tue) 22時半頃

【人】 意匠造形 シルク

[ タリンにきて、もう二週間。最初は宿屋に寝泊まりしていた二人だけれど、この先ずっとここに居るなら宿屋に居る訳にもいかない。そんな時に、村の人から古くなったボロ屋をゆずろうという話を持ちかけてもらった。
 特にこだわりはないゆきは、雨風が凌げればそれでいいし、お世辞にも経済に余裕があるとは言えない藤乃も、それをありがたく受け取る事にした]

(59) rei0x0 2015/09/29(Tue) 22時半頃

【人】 意匠造形 シルク

[ ゆずってもらった家は、そりゃあもうボロボロで、それでも、家の造りはしっかりしていて、家全体の補修はしなくてよさそうだった。
 二人で、毎日こつこつと、掃除をしたり、家具を並べたり。それはなかなか新鮮で、ゆきはそれをとても楽しんだ。
 自然と零れる鼻歌。聖歌ではない、ゆきにしては少し珍しい、少しアップテンポの曲を歌ってみたりして。
 二人は、その生活をとても楽しんだ]

(60) rei0x0 2015/09/29(Tue) 22時半頃

【人】 意匠造形 シルク

[ キイという音と共に開かれた扉。傘から水気を切る藤乃に促されて、ゆきは新しい我が家へと先に入った。
 頑張ってした掃除のおかげで、もう埃っぽさはない。
 大きな出窓には、先日藤乃がこしらえたカーテンがかかっていて、そこから見える村の風景を、色鮮やかに彩っている。
 ぼーっと、雨に濡れた髪や服を乾かす事もなく、ゆきはその風景を見つめた*]

(61) rei0x0 2015/09/29(Tue) 22時半頃

【独】 意匠造形 シルク

/*
明日で村しめと聞いて、早くも〆に向かい始めるのでした

(-55) rei0x0 2015/09/29(Tue) 22時半頃

【人】 意匠造形 シルク

[ 柔らかく、あたたかい、ふんわりした物に包まれて、藤乃のことを見上げた。太陽のような少し香ばしい香りがするタオルは、濡れたゆきから、雫を吸い取っていく。
 そんなタオルに負けず劣らず柔らかい声で、藤乃はゆきに語りかける。大切な宝物に、こっそり話しかけるように。]

……藤

[ されるがままになりながら、ゆきはぽつりと彼の名前を呼んだ]

人はさ、死んだら、どこにいくと思う?

(67) rei0x0 2015/09/29(Tue) 23時半頃

【人】 意匠造形 シルク

[ 帰ってきたその言葉に、ゆきの瞳はとてもとても嬉しそうに、細められた。
 そう、人は、死んだら、神さまの元へ行くのだ]

ねえ藤

[ そのまま、小さな手が藤乃の手を掴んだ]

夢の中で、藤はどうして人を殺していたの?

[ 瞳を細めたまま、ゆきは、静かにそう問うた*]

(71) rei0x0 2015/09/30(Wed) 00時頃

【人】 意匠造形 シルク



[    ざあああ    ]


[ 雨は、どうしてだろう、いつの間にか、にわか雨から、再び雨足を激しく変えていた。
 柔らかな地面をうがつ雨音が、とてもとてもうるさい。
 その音にかき消されそうな程、藤乃の声は揺れていて、あぁ、どうしたんだろう。
 いつもの甘やかさが、なくなってしまった]

(78) rei0x0 2015/09/30(Wed) 00時半頃

【人】 意匠造形 シルク

 
どうして?

[ 聞かれた事がわからない、というように、ゆきは小首を傾げてみせる。
 あぁ、そうか、そういえば、藤乃は知らなかっただろうか]
 
……そっか。藤はやっぱり、まだ気付いていないんだね。

(79) rei0x0 2015/09/30(Wed) 00時半頃

【人】 意匠造形 シルク

[ それならそろそろ、教えてあげるべきかもしれない。
 だってここは楽園だから、きっと自分の仕事はおしまいにしても、神様は怒らないでしょう?]
 
教えてあげる、藤。
全てのこと。

[  御使いのおしごとは、もうおしまい**  ]

(80) rei0x0 2015/09/30(Wed) 00時半頃

【独】 意匠造形 シルク

/*
真相は寝て待て!
おやすみなさい!

(-69) rei0x0 2015/09/30(Wed) 00時半頃

【人】 意匠造形 シルク

[ 多分、藤乃の思っている事は、正解だろう。確信めいた揺らぎと、信じたくない葛藤が見えるその瞳は、じっとゆきを見つめる。
 ゆきは、その視線をただ静かに見つめ返すと、ゆっくりと口を開いた。
 声は、雨音に馴染んで、しとしとと落ちた]

(94) rei0x0 2015/09/30(Wed) 21時半頃

【人】 意匠造形 シルク

 
藤、死んだ人の共通点って、なんだか知ってる?

[ 哀れな家族、生きることを捨てて、生を求めて死んでいった、一家のなれの果て。
 一見共通点のない彼らにも、一つだけ、共通点があるのだ]

(95) rei0x0 2015/09/30(Wed) 21時半頃

【人】 意匠造形 シルク



みんな、毎回礼拝に来ていたね。
みんな、僕の歌を聞きに来てくれてたんだ。

 

(96) rei0x0 2015/09/30(Wed) 21時半頃

【人】 意匠造形 シルク

[ 天使の歌声。能面のような顔をしていても、ゆきの歌声を求めて礼拝にくる敬虔な信者は、たくさんいた。
 彼らはその中の一辺で、ゆきの事を神さまの御使いだとお祈りを捧げていた。
 
 天使のような白い容姿。
 生を感じさせない欲のない性格。
 そして、清らかな歌声。
 
 ゆきは、彼らにとって天使だったのだ]

(97) rei0x0 2015/09/30(Wed) 21時半頃

【人】 意匠造形 シルク

 
僕は、生きるっていうのは修行だと思ってる。
藤も言ってたでしょう?死んだら、神さまの元へ行けるんだ。
だから、神さまの御使いである僕は、敬虔な信者を、神さまの元へ連れて行く”義務”があるんだよね?

[ ねえ藤。そう思わない? ]

[ 当然でしょう?というような態度で、首を傾げてみせるゆきに、罪悪感や後悔などはなく。
 だってそれこそが、彼が生きている意味なのだから]

(98) rei0x0 2015/09/30(Wed) 21時半頃

【人】 意匠造形 シルク

[ ゆきにとって、この世界は歪んでいた。こどもが貴重で守ると言っておきながら、そのこどもを商品として消化する世界。家族という温かみも覚えられぬまま、こども達は売られていく]

(99) rei0x0 2015/09/30(Wed) 21時半頃

【人】 意匠造形 シルク

[ 歌を、うたっていたいだけだった。
 それさえできれば、幸せだった。
 心無い言葉で罵られ、こどもらしくないと言われ、それでも、その傍らでゆきを神さまからの授かりものと崇める人たちもいたのだ。
 彼らは口をそろえてこう言う。きっとゆきくんは、神さまの御使いなんだね。その綺麗な歌声を聴いていると、神さまの元へ導いてくださるようだよ。
 
 だから、ゆきは”御使い”として、当然の事をしただけなのだ*]

(100) rei0x0 2015/09/30(Wed) 21時半頃

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