92 帝都の夏、長い夜
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/08/13(Tue) 00時頃
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―???―
[――手を引いているのは、きっとお母様だ。 でも、いまよりずっと大きい。そうじゃなくて、私が小さいんだ。 これは、だから、生まれ故郷を離れるとき。あのときも、暑い夏だった]
「ねえ……お母様、どうして日本に行くの? 軍隊が来ても、お父様が守ってくれるのでしょう? お父様、昔、ナポレオンという軍隊を追い返したって……」
『あの人の国が攻めて来たんですよ、国と国の約束を破って。 ――いいですか、ジリヤ。雪女は、約束を大切にするものなのです』
[――それから、だいたい半世紀くらい。 "約束を破った"ソヴィエトが崩壊するまで、お母様の怒りは解けなかった。 もっとも、ある程度大きくなってからは、時折、会いに行くのを許してもらえたけれど――]
(14) 2013/08/13(Tue) 00時半頃
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―冷凍倉庫―
…………?
[暑い風が勢いよく入ってくるのを、ぼんやりと感じた。 温度が上がるのは、少し、困った。 いまの妖力じゃあ、外気を浴びたら身体を維持できない。 少しづつ、吸われた命は戻ってきているようだけど。こんな真夏に、力を遣い過ぎた]
(15) 2013/08/13(Tue) 00時半頃
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……誰、ね? いま……暑い、だめ……、 私、とける、ね……。
[ぐったりとしながら、途切れ途切れに訴える。 正直、吹き込んだ外気だけでも、かなりきつい]
(25) 2013/08/13(Tue) 01時頃
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車……私、また警察か? いやよ……あれ二度、もういやよ。
[ふっと、前日の嫌な思いが蘇って、首を振る]
それ、とても強いの人……話する来た。 でも、襲うする気、鏡たくさん。嘘ないよ。 ……私休むしてただけ。本当よ、信じるしてね。
(33) 2013/08/13(Tue) 01時頃
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……本当ね?
[じっと見詰めて。 少なくとも、反動派ではないのだろうと、小さく頷いた。 その気なら、いまの自分なんて、簡単に消せるはずだから]
(36) 2013/08/13(Tue) 01時半頃
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……ジリヤ。 お母様が、遠野の出よ。
[名を問われて、そう応じた]
(37) 2013/08/13(Tue) 01時半頃
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……判るました、待つよ。 本当は、近くいる、嬉しいが……、
[とはいえ、この温度では無理もいえまい]
……私、格好よろしいの人、眺めるが好きだからね。
[どうにか笑みを浮かべて、冗談にしておいた]
(40) 2013/08/13(Tue) 01時半頃
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……もしかする、眠るしてるよ。 ちょっと、疲れたですから……。
[外に出ていく男を見送れば、そこで見栄も限界だ。 なるべく楽な格好をとって、ごろりと転がった。 寝転がった視線の先に、青白く強張った女の身体が横たわっている。 こちらからでは見えないが、まだ、あの笑みを浮かべているのだろうか。それは、少しだけ気になった**]
(43) 2013/08/13(Tue) 02時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/08/13(Tue) 02時頃
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―???―
「わあ……!」
[海を目にするのは、初めてだった。 復員船の甲板で無邪気に喜ぶ私を、お母様は落ちないように抱き留めてくれていた。 いまにして思えば、私が溶けないようにしてくれていたのかもしれない。 甲板はとても暑く、真夏の日差しを遮るものなど何もない海上だったから。 それでも甲板に上げてくれたのは、私が海を見たいと無理を言ったからか、それとも水平線の向こうに近付く故国をお母様も見たかったのか。どちらかはわからない。 けれど、きらきらと光る海と遠い島影、それにひんやりとしたお母様の心地よい冷気はよく覚えている――そう、確かこんな感じの]
(87) 2013/08/13(Tue) 15時半頃
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―氷屋の冷凍庫―
……ここは……?
[真っ暗であるのに、目を瞬かせる。 周囲は夢の続きのように、心地よく冷えている。 なにか狭い場所で丸まっているようで、だからお母様の夢を見たのだろうか]
これ、どうなってます……?
[ごそごそと動く。 妖力はともかく、身体は随分と軽い。どれだけ休んだのだろう。 しかしこれはさすがに狭い。動いていると、頭上が開いて薄明かりが入った。 ――どうやら、保冷箱かなにかに詰められていたようだ]
(88) 2013/08/13(Tue) 15時半頃
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……ともかく、外に……、
[と、箱から出掛けて。 箱の縁にかけた自分の手が、随分と小さいことに気が付いた。 まだ寝ぼけて、夢のなかにいるのだろうか。 これではまるで、いやしかし、服もなにか大きいような――]
――なんですか、これーっ!?
[ロシア語の絶叫が、冷凍庫に響いた**]
(89) 2013/08/13(Tue) 16時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/08/13(Tue) 16時頃
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[おそるおそる冷凍庫の扉を開けてみると、比較的ましな気温。どうやら夜のようだった。 ただし、何日のかは判らない。 あれから数時間で目覚めたのかもしれないし、数日経っているのかも]
……ともかく、いまどうなっているのか知らないと……ですね。
[和平派の報復を請け負っての行動以来、情勢とは全くの無関係だ。 ただ、襲ってくる相手を迎え撃っていただけ。 あの女との死闘も含め、反動派の戦力を幾らか削ったというに過ぎない]
(96) 2013/08/13(Tue) 18時半頃
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[とはいえ、そもそもここはどこなのか。 ぼんやりとした記憶を追う。 冷凍倉庫で戦って……勝ったというよりは死ななかった、というような状態で。 あの男に、冷えた車が来ると助けられて……どうやら、その辺りで気絶したらしい。 運ばれた先のここは、帝都のどこだろうか。悩んでいると、足音がひとつ聞こえた]
(97) 2013/08/13(Tue) 19時頃
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……あなた誰か? おう……そうね、礼儀大事のこと。私はジリヤよ。
[勲という老人に、人に聞く前に自分から名乗るのが礼儀とたしなめられて、素直に名乗る。 聞けば、ルーカス――それが自分を助けた男の名らしい――の友人だとか]
(98) 2013/08/13(Tue) 19時頃
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……や、お茶、ダメね。 熱い飲む、それ私、融けるのことよ。
[なんで日本人は熱い茶を勧めたがるのか。雪女に]
お茶いい、電話あるないか。 私助けるのしたの人、話すしたいね。
[と、居間の黒電話へ]
(118) 2013/08/13(Tue) 20時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/08/13(Tue) 21時頃
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[居間のテレビでは、ニュース番組が、一連の事件が発生した場所と日時がずらりと並べていた。 そのなかには、自分が関わったものも幾つかあるはずだ。 教わったルーカスの番号を、ジーコロコロジーコロコロ。 そのあいだに、帝都の倉庫という倉庫が上空からの謎の攻撃で、相次いで倒壊しているという臨時ニュースが入っていた]
……おう、とても愚かね。 物流乱す、それ、普通の人、敵にするよ。 人間、パンとサーカスある、それ良いが。 パンなくなる、ダメ。自分危なくなるも、ダメ。 和平派、これするないのこと、猿でも判る。無差別する、莫迦の仕業ね。
[――無差別の辻斬りに、無差別爆撃。 それを、人妖の和平を求めるものたちがするはずもない。 ある意味では、これは和平派にとっての追い風になるはずだった]
上の莫迦、放る良い。 そのうち、ジエータイの飛行機出るね。 でも、心配ある、倉庫の商品出しとくいいよ。
[と、勲老人に伝えて]
(120) 2013/08/13(Tue) 21時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/08/13(Tue) 21時頃
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……おう、信用ないね。私よ、ジリヤね。 あなた、私どう思うか、よく判るましたのこと。
[何かやったのか、というのに憮然としたが]
まず、私助けるのお礼よ。 ――Спасибо.アリガトウよ。
(125) 2013/08/13(Tue) 21時頃
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でも私、状況、判るないね。 あなた、私助けた、どうしてか?
[というのと]
それに、あちら、派手に動くしてる。 長いとき、よくない動きね。これ、何かあるでしたか?
[短期的にはともかく、無差別攻撃は展望のある動きとも思えない]
(126) 2013/08/13(Tue) 21時半頃
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ふん、いいねいいね。 一応もまさかも、知るないよ。
[ちょっと拗ねたが、とりあえず]
回復……は、違う気するよ。 薄いの縮めて、濃いなっただけね。 いま、私、とても若いの姿、戻るしたよ。
(129) 2013/08/13(Tue) 21時半頃
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……おう、花火あがたね。
[一瞬、電話から意識を逸らして、テレビに視線をやる。
その映像は、空撮中のヘリが、偶然捉えたらしい。 ジェット戦闘機の轟音が響いて――それが空中で火の玉に代わり、落ちていった。 一千万都市ともいわれる帝都東京は、そのどこであろうと人間がいる。 その墜落は、恐らく、数日前から始まったこの抗争での犠牲者すべてを上回る被害を生じるだろう]
(131) 2013/08/13(Tue) 21時半頃
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……辻斬り。 それ、刀の……ルキ殺すと、同じの相手か。
[勲老人は、このとき、冷凍倉庫にいるような冷気を感じたと後に述べることになる。 たかだか氷点下数十℃程度の体感温度しか出せないほど彼女が弱っていたのは、老人にとって幸いだったといえるだろう]
……いまどこね? いるの場所、教えるよ。
(133) 2013/08/13(Tue) 21時半頃
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――黙るのことよ。
[無理せず養生していろ、というには]
私、ルキに、守るのもの、お礼したよ。 それ、でも、ルキ守るできないました。
聞くいいか。 雪女、約束破るのこと、恩返すない、どちらも恥よ。 無理承知よ、いまどこか、それ教えるね。
(135) 2013/08/13(Tue) 21時半頃
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――……、
――Дурак! Осёл! Капуста!! (――馬鹿! 阿呆! 間抜け!!)
[人の家の受話器を、思いっきり叩き付けた]
(137) 2013/08/13(Tue) 22時頃
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……、養生か。バカ言うないね。 これ……元戻る、一冬や二冬、足りる判るないよ。
[――両親はいずれも、極めて強力な妖である。 その生まれから、妖力のキャパシティはとても大きい。 が、自然回復力については、生まれてたかだか70年の若い妖、その辺りの妖怪とさして違いはない。 喩えるならば、巨大ダムに溜まった水をほとんど放出した現状、あとは細々と降る雨次第というところだ]
……それでも、約束は約束よ。 仇とる、約束した。私行くよ、イサオ。世話なるましたね。
(150) 2013/08/13(Tue) 22時頃
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……おう、それ言うないね。
[で、どこへ行くんだ――という言葉に、苦い顔をした。 が――勲老人は、どうやら、ニュースをずっと確認していたらしい。 辻斬りの犠牲者が発見された区域を、覚えているという]
……それ、教えるのこと! 早く!!
[が、老人は首を振る。詰め寄ると、ニヤリと笑う。 知る必要はない、連れていってやる――と。 友人が危ない場に立っていることを、先の電話のやり取りで知ったのだろうか]
(152) 2013/08/13(Tue) 22時頃
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――Ура! (ウラー!)
イサオ、恩に着るますよ! 車出す、急ぐのこと!!
[へいへい、と腰を上げる老人について、普段より狭い歩幅で走る]
(157) 2013/08/13(Tue) 22時頃
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―車内―
……おう? ああ、生まれ、満洲よ。戦争終わるして、日本で育つした。 や、中国人違うね。お父様がロシアよ。
[後ろの冷凍室ではなく。助手席に座って、世間話しながら]
……勝算? ないよ? 私いま、妖力、あまりない。でも、恩義ある。
勝算ない、でも戦うのことは日本の得意、違うか。
[からからと笑い、現場付近まで]
(165) 2013/08/13(Tue) 22時半頃
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―大通り―
――……、止めるよ!!
[叫ぶと同時、勲老人が急ブレーキを踏み込んで、冷凍車はスリップしつつ辛くも停止する]
妖の気配あった……、たぶん、知るの人!!
[窓から顔を出して、辺りを探る。 が、気配察知のような細かいことは得意ではない。 よって――蛇の細かい位置に気が付いたわけではなく]
イサオ、音鳴らすね!
[クラクションを、思い切り鳴らさせて。 それと同時に、冷気を纏う妖力を放った。 自分の状況からして、弱いものだったので、気付いてもらえるかは判らなかったが]
(169) 2013/08/13(Tue) 22時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/08/13(Tue) 23時頃
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ハイ! ここ、ここよ!!
[こっちに気付いたらしい相手に、ぶんぶん窓から手を振って。 相手が、近くまで来れば]
――姿、これか。気にするないよ。 日本人、幼い好き、そう聞くね。問題ないよ。
それどうでもいい。 ルーカス、辻斬り会うのこと。 ……そのあたり行くよ、乗るか?
[と、扉を開ける]
(179) 2013/08/13(Tue) 23時頃
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[そうして、車内環境については]
……おう、狭いか? それ我慢するよ。そうでない、私、膝に乗せるね。どちら良いか。
寒いは、我慢お願いね。 あなた凍えるほどでない、違うか。
[と]
(183) 2013/08/13(Tue) 23時頃
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