173 冷たい校舎村 番外【突発R18 半身内】
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――回想――
[別に、珍しくもなんとも無く。 陳腐でありふれたような話。
政略結婚だった男女の間に、愛なんてものはありませんでした。 それだけの話。
割りを食うのは子供。 それだけのお話。]
(40) 2015/11/07(Sat) 10時頃
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[思いやり、という配慮すら無い男女二人に、子供二人というかすがいは何の意味もなく。
お互いがお互いの欲望の赴くままに、世間一般では悪をされる行為を行ったところで止める人は誰も無く。
残された子供二人は、時折机の上に置かれた紙を握りしめて、外に食べ物を求めたのでした。]
(41) 2015/11/07(Sat) 10時頃
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[お話の中で有りそうな、そういうたぐいの話でしょう。]
(42) 2015/11/07(Sat) 10時頃
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[二人がやっと離れたきっかけになったのは、週刊誌のおかげでした。確か、中二辺りの時。 世間体を取り繕う必要も無く、跡継ぎ候補の成人した兄はそこまで捻くれることもない、となれば、代用品の俺はもう居る意味なんてありませんでした。
双方親権を放棄したために、施設にでもいくのかなと思っていた矢先、手を上げたのは兄でした。
ついでに兄は大きな爆弾を残して行きました。 曰く、続柄が父の会社のライバル企業に就職した、と。 ついでに、彼の不祥事の証拠をいくつも握っているのだと。
物静かに見せかけていた兄の復讐劇は、見事に成功したのでした。]
(43) 2015/11/07(Sat) 10時頃
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[しばらくは兄と静かに暮らしました。 そこまでご飯に困らない生活になりました。
少しして、兄の帰りが遅くなりました。 段々と兄の帰りが遅くなりました。
薄暗い部屋で兄の帰りを待つ日々は、酷く空腹でした。]
(44) 2015/11/07(Sat) 10時頃
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[俺が高校一年になったのを待っていたかのように、桜舞う春に兄は言いました。 曰く、結婚したい人がいるのだと。
結婚に全くプラスのイメージを抱いていなかった俺は驚きましたが、幸せそうな兄の顔に何も言えませんでした。
横に並んで笑う二人が、とても眩しく見えました。]
(45) 2015/11/07(Sat) 10時頃
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[眩しすぎました。*]
(46) 2015/11/07(Sat) 10時頃
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――現在:図書室――
[チャイムの音>>#0に、ゆるりとまぶたを上げる。 うつらうつらしていたのかもしれない。妙に頭がぼんやりとしている。 立ち上がって、少しよろめいて。 そして、ポツリ。]
夜、か。
[相変わらず真っ白な外は、それでも少し暗いように見えた。 また誰か、帰ったのだろうか。 咲野が帰れていればいいな。出来れば、平坂に会えればいい。
あの夕暮れを思い出す。 自分にはよくわからないけれど、あそこまで人を思える熱量は、きっと大切にした方がいい。*]
(48) 2015/11/07(Sat) 10時頃
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――三階:廊下――
[教室へと向かう道の途中、目に入ったのは枯れた色のひまわりの花。 その周りには、赤とマネキンの破片。
ひまわり、確か。]
帰れたのか、咲野。
[よかったね、と呟いて教室へと。]
(88) 2015/11/07(Sat) 22時半頃
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――教室――
あ。
[教室に足を踏み入れると、なんだか人が揃っていた。 五人に減ったのか、それとも未だいるのか。 その疑問は、黒板が解決した。]
半分、か。
[教室が広くなったように思えた。*]
(89) 2015/11/07(Sat) 22時半頃
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[考えていたことがある。
文化祭の時のままの教室は、本来の場所になかった。 同じ階の廊下に、まるで、付け加えられたようにあった。
望んだから、望まれたから、付け足されたかのように。
さて、文化祭の時のままの教室を望んでいたのは誰でしょう。 それを知っているのは、誰でしょう。
きっと最初から、候補は二人だけだった。*]
(91) 2015/11/07(Sat) 22時半頃
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[藤舎>>104には手を上げて答え、自分の席へと近づいてしゃがみこんだ。 机に引っ掛けたままの鞄から飴を一つ取り出して食べる。 と、声>>98がかかった。]
厨房と、図書室。 平坂と咲野……のマネキンは見たよ。
[普通に名前を呼んで、少し遅れてマネキンと付け足した。]
岩動は?
[質問をしかえしてはみたけれど、きちんとした答えがほしいわけでもなく。 ひょい、と首を傾げてみた。*]
(108) 2015/11/08(Sun) 00時頃
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いや、返しに行った。 一日過ぎたけど、ほら。日付進んでないから。
[バレないね。と微笑んだ。 そして、フレンチトーストの話題になれば。]
あれ、半分は俺が焼いた、はず。 焼きたては食べられなくて。 自分で言うのはあれだけど、美味しかったよ。
[少しだけ饒舌になって、そう話した。]
(112) 2015/11/08(Sun) 00時頃
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[ちらり。 藤舎に視線を投げる。
俺は、自覚はないけれど。 そもそも、自殺を実行できるだけの莫大なエネルギーを持っているのか疑問だけど。
藤舎は、どうなんだろう。
手芸店に行った彼女と、自殺という事象が線で繋がらない。
もしかしたら、さっきの推理は的外れだった。 そういうオチもあり得るかもしれないのだけれど。*]
(113) 2015/11/08(Sun) 00時頃
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――回想――
[兄が結婚した後のこと。
兄と義姉は、一緒に暮らせばいいと言ったけれど、それに甘える気にはなれなかった。 どうぞ、恩人が幸せになりますように。本でよくある、笑いの絶えない家庭になってくれますように。
けれど、一人では部屋を借りることも出来ず、兄名義で借りた部屋に住むことにした。 家賃は半額。 全額出そうとしたら、勉強しろと言われてしまった。 あの時の家とは違う、一人の静かな部屋が好きだった。
そして、ある日。 それは唐突に終わりを告げる。]
(126) 2015/11/08(Sun) 10時頃
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[ポストに入っていた手紙。 あの男からの命令。 曰く、良い所の娘を見つけたから結婚しろ、とのこと。
怒りすら湧かなかった。 ただただ、呆れるしか出来なかった。]
(127) 2015/11/08(Sun) 10時頃
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[余っていた一昨年の年賀はがきに一言。 『嫌』とだけ書く。 もう関わらないでくれませんかね。 あなた方に関心すら向きません。 好きに生きて、そして勝手に終わってください。
こんなことであちらが諦めるとは思えない。 そう思ってしまったのは、単なる勘か。 それとも、血の縁か。 前者であってくれますように。*]
(128) 2015/11/08(Sun) 10時頃
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――現在:教室――
[誰か一人が、残るんだっけ。
それは誰になるのだろう。 挙手制でいいのなら、真っ先に手を挙げる自信がある。
自殺できるほど勇敢ではなかったけれど、逃げたいという感情は、きっとずっと持っていた。 何のしがらみもない場所へ、俺を知る人が居ない場所へ、ずっと行きたいと思っていた。
あの男、あの女、恩人である兄からすら、逃れたかった。]
(142) 2015/11/08(Sun) 13時半頃
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岩動は、ここに残りたいって、思う?
[ライバルを知るための、少し卑怯な問い方。 だって、ね。
一つの席を取り合う人が少ないほど、俺が座れる確率が上がるでしょう。*]
(143) 2015/11/08(Sun) 13時半頃
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今?
[少し笑って言う。 とはいえ俺も、一六に言われなければ気づかなかったかも。 それでも出た言葉は戻らないので、この立場を続ける。]
多分、明日も今日なんだろうね。
[酷く哲学的な言い回しになってしまったけれど、きっとこれが、この世界の事実なのでしょう。
パンの耳だけ発言には、勿体無い、と拗ねたような声が出た。]
(156) 2015/11/08(Sun) 21時半頃
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[そして、卑怯な質問の答>>155は、]
そう。 それがいいよ。
[柔い笑みを浮かべて、それを肯定する。 これで、一人。ライバルが減りました。
ごめんね、卑怯で。 その決意を、俺は歓迎します。*]
(157) 2015/11/08(Sun) 21時半頃
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[そのあとも岩動と何か話しただろうか。 それが一段落すれば、昨日もお世話になった寝袋を広げる。
さて、明日の今日の朝。 会う人はだれでしょう。 出来れば、明日もここに留まれますように。
くるりと丸まって、目を閉じた。*]
(170) 2015/11/08(Sun) 23時頃
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――うん。
[正解。よくわかったね、と言うような笑みで肯定を返す。]
ここに残りたいと、
[本の香りが充満する図書室。 食材が豊富にある厨房、調理室。 そして、なにより。文化祭の時そのままの3-3
これだけあれば、これさえあれば十分。 もう何も望まない。]
そう、思ってるよ。
[そう、言った。*]
(179) 2015/11/08(Sun) 23時半頃
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おやすみ。
[ぽつ、と。 ここを去る人にむけて。 また明日会う人にむけて。
誰と、会うのだろう。*]
(180) 2015/11/08(Sun) 23時半頃
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