143 【R15】善悪の彼岸
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―翌朝・食堂―
[食堂内。今日も遅刻せずに席に着くことができた。 髪を結っているのは、いつもの藤色の紐ではなく。 ごくありきたりな黒のゴム。
自室に、昨日モニカから受け取った押し花はあって。 それを大切にしまって、今日もここで朝食をとる。
昨日"ひとり"で旅立って行った彼女が、 どうか元気でいるよう、願いながら。]
(4) 2014/12/24(Wed) 00時半頃
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[やがて先生が来るだろう。 そうすれば自分は、"いつも通り"、話を大人しく――…
…――聞く、筈だったのだけど。 何故だろう。拍手の音は、安心できない。]
……!?
[その不安が当たったのか。 …先生の言っていることに、耳を疑った。 大人になれる。モニカの様に。そこまではいい。
だけど、忘れてしまう?どういうこと? 大人になる為のことを教えてくれるはずの先生の笑顔は。 やっぱり不安を加速させるだけ。]
(5) 2014/12/24(Wed) 01時頃
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[不安を抱いたまま。 ぎょっとした表情で、視線を改めて向けるけれど。
それ以上は何も語らないと。もう、言ったと。 そう言わんばかりの顔で退室されれば、何も言えない。
だけど動揺は隠せない。 持っていたフォークが手から滑り落ちる。 皿を跳ねれば、嫌な音が響いただろう**]
(6) 2014/12/24(Wed) 01時頃
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[落ちたフォークを慌てて拾い上げる。 同じく食堂に居るシメオン>>9を見やって、 彼の表情でようやく、気付く。
そうだ。僕らは大人になるためにここまできた。 だから、先生の報せは喜ぶべきことなんだ。 あの図書室の世界から、 ほんとうの世界へと触れることができる。
でも、確かな不安は離れない。]
(10) 2014/12/24(Wed) 20時半頃
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……、 大人になったら…なったとしても、 僕らは僕らのままで、会えると、思う?
[思い出すのは昨日のこと。 いないはずの誰かを思っていた、モニカとシメオン。
そして"知らない子"と、モニカから受け取った押し花。 あれを受け取ったのは昨日だ。まだ、こどもの自分だ。
――受け取った。約束した。 それすらも、忘れてしまうということ?
問いかけ。教えて欲しいと言わんばかりの瞳で、 シメオンと、サミュエルを見た。]
(11) 2014/12/24(Wed) 20時半頃
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[彼は、笑っていた>>12。]
それは、いいけど。
[本当かな。心はぐらつく。 確かに彼は、絵を描く人だ。だから確かにかたちで残る。 説得力は、ある様に思えた。 出てきたヨリ、は。"ヨーランダ"という子、だろう。
いないはずのひと。でも、確かにいたはずのひと。 モニカの様に、彼にもいたんだ。
だから――そういう、大事な人を探すと。 確かにそれは、良い提案に見えた。 それに自分だって、どうにかして探したい。
でも…"忘れてはいけない人"は別にいる。 それがあったから、緩く首を振って、告げる。]
(13) 2014/12/24(Wed) 22時頃
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モニカは…"ホリー"も。 見つけ出してくれるかい。
[笑顔の彼と反対に、怖々と発する名前。 しかもひとりは知らない子。 "知らないホリー"を見つけろなんて、妙な話だけど。
忘れないでと願われたその子が、 その空間にいちゃいけない理由も、無かった様に思えた。]
(14) 2014/12/24(Wed) 22時頃
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[シメオンの言葉で、苦笑する。 そうか、昨日のあの子はこんな気持ちだったのか。 どうしてだろうね。どうして、覚えていないのだろう。 今更分かった気がして、もやもやとして。]
…君は、知らないかも知れないけど、 モニカは昨日…大人になる為に、ひとりで出た子だよ。
[でも、自分も今の彼の様な立場だった。 あの時は、とぼけている訳でもなんでもなかった。 今だってそうだ。 ホリーも、ヨーランダも知らない。変わらない。]
(19) 2014/12/24(Wed) 23時半頃
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[彼にとってのモニカもそうなんだろう。 だから忘れているなんてひどい、と。 そう糾弾なんて、出来ない。]
……ホリーって子は、僕も知らない。 でも、ここにいたんだって。
["ホリー"に関しては。 躊躇いがちで、そして他人事の様な言い回し。 思い出に、記憶にいないひとを紡いでいくのは、難しい。]
(20) 2014/12/24(Wed) 23時半頃
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[俯くサミュエルもちらと見て、]
分からなくても、僕は責めない。 本当は覚えていてほしいけど。
[昨日もあったね。こういうこと。 しらないこについて話すって…ホラーみたいだ。 内心で呟いて、席を立つ。]
(21) 2014/12/24(Wed) 23時半頃
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君が僕らに対して。 やり直せるって言ってくれるのは、すごく嬉しい。 僕も出来るなら、暮らしたいって思うしね。
[でも。そう零して。]
多分、後になる。探すとしても。 僕は…まず、やらなきゃいけないこと、あるから。
[彼が覚えていないのなら、 まず自分がどうにかして探さないといけない。 どうにかして、なんとかして。 モニカたちを覚える為の何かを残さないといけない。
離別の宣言にも聞こえた言葉。 小さくごめんねと言ってから、食堂を出た。*]
(22) 2014/12/25(Thu) 00時頃
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―自室―
[自室。席に座れば、深呼吸。 備え付けの紙とペンを取り出して書くことは、 自分の覚えているこどもの時のこと。モニカのこと。 存在を知らなくても、あの子が留めておきたかった友人。
友人を、今を忘れたくないのなら、 大人にならずに。ずっと此処に居ればいいと。 そう思いもするのだけど――何故だろう。
あの図書室でない。 人工的な光の射さない、ほんもののの世界へと。 自分は行かなければならないと、その思いが隅にあった。
それは、ずっと目指してきた故のものか。 "誰か"とそう、約束したからだったのか。
…思い出そうとしても、良く分からないままだ。]
(27) 2014/12/25(Thu) 23時頃
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[忘れることは、正直怖い。 わからないこと、わからない変化は、 本で教えられていないことは、怖い。
こうしてあの子についての思い出を残しても、 シメオンと、サミュエルとの記憶を残しても。 …大人になった自分は、それを受け入れられるのだろうか。 それを信じて、彼らを探しに行けるのだろうか。
―――首をふる。わからない。]
(28) 2014/12/25(Thu) 23時頃
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……やれば、できる?
[書き途中、行儀悪く机の上にうつぶせ状態。 ぽつりと呟いてみたけれど、 なんだか意味が違う、気もする。
机にそっと置かれている押し花を見て、 自分の、この選択が怒られるかもしれないとか、 悲しまれるかもしれないとか、色々と過る。
でも、先生。 貴女は記憶が要らないと言うけれど、自分はそう思わない。 大人になるまでの僕には、確かに友人たちが関わっている。 それが今までの僕をつくったのだから。 …だから、僕は、進むために覚えていたい。
記憶から消えたとしても、知らないとしても。 これを見れば、 僅かでも信じたくなる様な、そんな記憶を。]
(29) 2014/12/25(Thu) 23時頃
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[手紙として残した、頭の中の全て。色々なこと。 ホリーだけじゃない、ヨーランダ。 知らない子の名前も書いた。
名前も昨日初めて聞いたのに、 手は慣れた動きで紙の上を走るものだから、 妙な気分ではあった。
日記でも残しておけば良かったと、 そう後悔したのは内緒だ。
でも、知ってる。本の虫の自分の知識のひとつ。 ――こういうのを、タイムカプセル、って言うらしい。 子どもの頃の思い出を埋めて、 大人になって、懐かしむために掘り出すもの。]
(30) 2014/12/25(Thu) 23時頃
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[これは少し違うけれど、似たものだろう。 上手くいくだろうか…いくと、良い。
子供の自分が確かに覚えていた。 忘れないと約束した、あの子との思い出を。 どうか――未来に託せる様に。
未来への自分と。 先に大人になっているであろうあの子に、そう願った*]
(31) 2014/12/25(Thu) 23時頃
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[――――そして、いくらかの時間が経った頃。 ドーム入口で、開いた扉を眺める人影があるだろう。
サイズの大きくない鞄を提げ。 片手に押し花の挟まっている紙を持ったその姿は、 静かに友人たちの決断を待っていた*]
(32) 2014/12/25(Thu) 23時頃
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[声をかけられれば>>35、顔を上げて手を振った。]
や、 …いや、五分前行動、って言うだろ。
[それよりもっと早かった気がするけど。 そう思いつつ、彼の笑顔に、似た笑顔で返す。 両腕で抱えているスケッチブックは、 きっと、此処での思い出が詰まっているのだろう。 未来に持って行く為のものとして。]
……大丈夫。 また、会えるよ。"皆"に。
[根拠は、儚いものだけど。 でも、確かな自信を持ったまま、優しく告げた。]
(39) 2014/12/26(Fri) 00時頃
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[シメオンにそう言い終われば、 走ってやってくる、サミュエル>>41の姿が見えた。 彼は笑顔で――ああ、皆、笑っている。
安心だったのか、なんなのか。 そんな思いを抱きながら、彼にも手を振って。]
大人になったらさ。 シメオンは、また絵を見せてね。 サミュエルもさ、またあの綺麗なシュート、見せて。
[そう、こどもっぽい願いを彼らに言う。 …彼らの返事は、どうだったか。]
(42) 2014/12/26(Fri) 00時頃
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[入口に向き合う。 こどもの頃の思い出のひとつは、鞄に入れて。 そして離すまいと、もうひとつを手に持って。
…大丈夫。 最後に自分は、"友人たち"と笑えている筈だ。
そうして、笑顔のまま。 ―――ドームの外へと、踏み出すだろう*]
(43) 2014/12/26(Fri) 00時頃
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