94 月白結び
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― 夕暮れの鳥居 ―
[赤い鳥居を潜ってその姿が消えて行く。
華月斎と別れてやってきた鳥居の前。 浴衣姿で見送った、文面でしか知らなかった一人目は、自分より明らかに年下の少年だった。]
……俺は、そんなこと、は。
[忠告のような彼の言葉に感じた、僅かな戸惑い。 光の粉が微かに舞ったことに気付けないでいた*]
(6) 2013/09/04(Wed) 19時半頃
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― 翌日・宿 ―
[寝起きの布団の上で、スマートフォンを操作する。 メッセンジャーアプリには、幾つもの想いを乗せた呟きが残っていた。 自分も一つだけ発言を残し、画面を閉じる。
洗濯を頼んでいた洋服は干しているとのことで、今日も借りた浴衣を着ることにした。 宿の妖怪に少し手伝ってもらわなければならなかったが、少しだけ馴染んだと自己評価する姿に、似合わない黒いリュックを片側の肩にかける。]
さて、時間は短いんだ。 やることやっとかないとね。
[向かう先は決めてある。 呉服屋、志乃の所。
帰る前に、曖昧な約束を果たすべく。]
(8) 2013/09/04(Wed) 19時半頃
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『おはよ。 今日は誰が帰る?』
[言葉はとてもシンプルに。]
(=0) 2013/09/04(Wed) 19時半頃
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― →くれなゐ ―
[妖怪横丁を歩く足も、随分景色に驚かなくなった。 逆に妖怪たちからしてもそうなのだろう。 人間という異質に、少しずつ慣れて。
人間とは違う彼らの日常を横目にしながら、以前通った、錠に案内された呉服屋へと辿り着いた。]
おはようございます、志乃さんいますか?
[とりどりの布を扱う店の中へ入り、店主の名を呼んだ。]
(9) 2013/09/04(Wed) 19時半頃
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『雪が? 思ったより早いね。』
[打ち込んだメッセージに返ってきた言葉は早かった。 意外だと思っているのを隠さず打ち込む。]
(=2) 2013/09/04(Wed) 20時頃
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― くれなゐ ―
浴衣似合う? ははっ、お世辞でもありがと。
[出迎えてくれた志乃に、軽い口振りで受け答え。]
用は、ピアノ。 約束って程じゃないけど、聞かせるって言ったから。 もうすぐ俺帰るし…その前にね。
(47) 2013/09/04(Wed) 23時頃
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まあね。 って、期待値高いと若干不安だけど。
[嬉しそうに言われたので、少しハードル下げの発言をしておく。 懸念は志乃が忙しいことだけだったので、早速沙耶という妖怪の元へ向かうのであれば、当然反対はしない。
さほど離れていない楽器のある家へと向かえば、その見た目にまず驚いた。]
これまた、雰囲気ある家だな。 侍出て来そうな。
(56) 2013/09/04(Wed) 23時半頃
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[武家屋敷談義もそこそこに、出てきた沙耶という妖怪に挨拶する。 沙耶、というよりは志乃に案内された屋敷の中には、予想以上の楽器が並んでいた。]
…すっげ。 沙耶さんって、楽器屋?
[見渡す部屋の中に、志乃のものらしき琴も見つけつつ。 自分は、どうやって持ち込んだのかと疑問に思うグランドピアノに近付いた。]
(66) 2013/09/04(Wed) 23時半頃
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倉庫扱いかよ。
[思わずツッコミを入れた。]
……沙耶さん、弾いても良い?
[一言ことわりを入れてから――駄目だといわれることもなく、埃の被っていないピアノの蓋を開いた。
調音の具合は解らないが、適当な位置の白鍵盤の一つを人差し指で押す。
ポーン、と高いファの音色が部屋に響いた。]
じゃあ、まあ……弾くの久しぶりだから適当に。
[言って、ゆるく腰を落として軽やかに奏で始めるのは、桜の童謡。]
(70) 2013/09/05(Thu) 00時頃
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[指は驚くほど滑らかに鍵盤の上を滑る。
触れていなかったのは何ヶ月もの間だというのに、弾いているのが簡単な曲だからか、身体に馴染みすぎた動きだからか、ブランクを殆ど感じない。
さくらさくら、と終わりに近付くメロディを、荒城の月へとメドレーにして繋いだ。 耳コピーに多少誤魔化しも入れたが、耳にまだ新しい琴の旋律を追いかければ弾き間違うことは無く。]
(84) 2013/09/05(Thu) 00時頃
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褒めても飴玉くらいしか出ませんよ、っと。
[短調の和音を響かせて、曲を終えて。 表情は、少しスッキリとしていた。]
ま、長いことやってたからね、それなり。 ……それなりだよ。
[決してそれを仕事に出来るレベルではないと、自分に言い聞かせるように繰り返す。 言葉に混じる色が寂しげなものになりそうで、慌てて右手で軽やかに猫踏んじゃったを叩く。]
(95) 2013/09/05(Thu) 00時半頃
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― 沙耶の屋敷 ―
[以前に渡した飴は喜んでもらえるものだったらしい、冗談を返されて薄く笑う。]
…そう? 俺、楽しそうに…見えた?
[自覚は余り無い。 言われてから少し、眉根を寄せた。]
あっちに戻ったら、多分これまでと同じ。 滅多に弾くことは無いと思う。
だから… こっちにいる間は、今だけは。 もう少しだけ弾こうかな。
[ピアノ用の椅子に腰掛け、新しい曲を奏でる。
緩やかな低音から始まるピアノソナタの寂しげなメロディに、意識を集中させた。]
(145) 2013/09/05(Thu) 19時半頃
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[ベートーヴェンのピアノソナタ『月光』は、静かに紡がれる。
この曲がいつか見た映画のテーマソングだったことを思い出す。
自分に待つのは、あの映画のような、酷く悲しい結末ではない。 何の変哲も無い将来を何の希望も無く目指し生きる未来は、平穏で平和であるはずなのだから。
悲しむべきではないと、解っている。]
(-49) 2013/09/05(Thu) 19時半頃
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[やがて終わるその曲のあと、]
……帰るのが、 ピアノなんか無い世界なら良いんだけどな。
[呟いたのは、そんな言葉だった。]
(-50) 2013/09/05(Thu) 19時半頃
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…嫌いなんかじゃない。
[アップテンポのJポップ、ワンフレーズだけを右手の指先が奏でる。]
好きだから…もっと、そう思ってしまう。 でも、そう望んじゃ駄目なんだ。
好き、だから、苦しい。
[彼女の言葉を繰り返す。 苦いキャンディを舐めたみたいな顔で。]
(-52) 2013/09/05(Thu) 20時頃
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/* 志乃さんって葵さんだよねって思ってる。
唯ちゃんは間違いなくあんび。 錠さんはきたろさん。 此の二人は鉄板。
(-53) 2013/09/05(Thu) 20時頃
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…望めば良い…
[思うままに言い放たれる言葉。 彼女の二つの色の瞳を見詰める。]
人生は短いからこそ、面倒なんだ。 ……面倒で、窮屈すぎて、 あっちに戻ればピアノを弾く事なんか、真っ先に切り捨てるべき事柄だ。
…俺には才能が無い。 だから、手放さなければならない。 そう思うのは、諦めなのか?
(-55) 2013/09/05(Thu) 20時頃
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