25 仮面舞踏会
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/* うぉ? バナナが赤だったんかい。 つーことは あれか あれ
え、 投票デフォが夫なんですが!
(-1) 2011/02/08(Tue) 01時頃
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/* このメモの伸び具合にうんざりしそう 最近メモで中身会話があんまできなくなってきたなぁ
(-14) 2011/02/08(Tue) 01時半頃
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/* うっかりメモ非赤COに続くとこだった。 気づかれてなきゃいいが。
まあ、バナナの赤が何処に飛んだかは大体想像つくとして 夫はじゃーやっぱ霊でいいのか。 魔境はいまコリン?
(-22) 2011/02/08(Tue) 01時半頃
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―昨夜― [セシルの肌に触れられるのは己だけだった。 それは昔の話。 己ばかり乱されるのに拗ねて私も貴方を愛したいのだと、母国語で捲くし立て泣き落としたのが最初。 衣服開かれた其処に、己と同じ性を知ってもそれで彼への態度が変わる事はなく、嬉しそうに抱きついたのを覚えている]
……何故
[真夜中。 矢張り途中で意識を飛ばしていた女は 傍らの温もり感じながら目を覚ます。 小さな呟き。 それからどれほどか後 夜色のドレス纏い蝶のようにひらりと絹翻し その場を去った]
(-55) 2011/02/08(Tue) 20時頃
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―深夜― [セシルと過ごした一夜あけぬうちに 女の姿は空き室から消えていた。 顔には涙こぼす仮面がある]
……何故
[毀れる呟きは呆けたような音。 夜色の異国のドレス纏う姿 蝶のようにひらひらと裾がはためく]
満たされないの……? [絶望混じる音だった。 すごした一夜は確かに望んでいたものだった はずなのに]
(43) 2011/02/08(Tue) 20時半頃
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[胸に穴があいている。 両手で胸元押さえ、自室へと戻る際にキラ、と光が反射した そちらへ視線を向ければ、本館のほう 窓ガラス越しに見えたのは黒一色の紳士の姿だった。 手に持ったステッキの烏を模した銀細工が反射したのだろう 眠れないのだろうか、それとも何処かから部屋に戻るところなのか 彼の行く先を追うように別館から本館へと向かう。
姿見失いかけたところ、ワインセラーに向かう様子が見て取れた。 カツカツと靴音たてて階段を下りる。 その音に気づいたのか、彼がこちらへ振り返った]
……追いついたわ……こんばんは。
[仮面をつけたままの己でも、異国の衣服で其れと知れる。 同じ公爵同士であれば、ガティネの趣味も幾らかは知っていたのだろう。 警戒心抱かぬ男が挨拶し名乗るのに、嗚呼と小さな声ひとつ]
(44) 2011/02/08(Tue) 20時半頃
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知っているわ ローズマリーの、婚約者 あなたがそうね
……確かに、素敵な方
(45) 2011/02/08(Tue) 20時半頃
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[両手を胸元に当て、ため息交じりに囁く姿 声音からも、本心で言っているのだと思われた様子。 近づいても彼は逃げなかった。 寝酒でもと向かうつもりだった先を聞いて、小さく笑う]
ご一緒してもいいかしら 私もちょうど喉が渇いていたの。 一人でお部屋で飲むお積りなら邪魔はしないわ?
[何処かが欠けていた。 愛した人の傍にいて、望んだ通りになったはず 足りない 胸元に当てた手、握り締めるのを見咎められた]
……少し寒いのよ。 地下はもっと寒いかしら?
[困ったように肩を竦めると、ふわりとかかる外套。 確かに、ローズマリーの言うとおり誰にでも優しいのねと、内心で呟きつつ笑み声で礼を述べた]
(46) 2011/02/08(Tue) 20時半頃
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―深夜・ワインセラー― [たどり着いた先はひんやりと冷えた空気が漂っていた。年代もののワインから、日常用のワインまでいくつもの瓶が身長よりも高い棚にびっしりと並んでいる。 むき出しだった肩には黒の外套がかかっていて生暖かい。 でも、これだけでは足りない。 ご所望はとワインの銘柄を問うたのだろう彼に、一歩近づいた]
想要你的身體
[欲しいのは彼の身体。 両手伸ばしつつ、身を倒す。 受け止められなければ転ぶとわかっていながら]
是男人? 我想要那個。
[異国の音は何処まで聞き取られたのか それともわからぬままだったのか。 布越し、倒れこんだ彼の胸元に頬摺り寄せる。 浮かぶローズマリーの顔。 仮面の奥で唇がはっきりと弧を描いた]
(49) 2011/02/08(Tue) 21時半頃
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[けれど彼は己を抱こうとするでなく、紳士的な態度を崩さない。 寒いなら後でお持ちしようとそんな声。 彼の本心は知らぬ。 欠けた胸元には風穴が開いたまま。 足りない 足りない。 どうして貴方も求めてくれないの 内心叫ぶ相手は彼でないと、自身気づいておらず]
為什麼……!
[何故、と 矢張り婚約者を好いているのか 私は? 仮面の奥、表情がぐしゃりと歪むのが 間近から覗いた彼には見えただろう。 身を寄せていた胸を渾身の力で突き飛ばす。 ルーカスが棚にぶつかる音。 何本も並んでいたワインが一斉に倒れてくる。 思わず目を瞑った]
(50) 2011/02/08(Tue) 21時半頃
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[閉じた扉。 地下という場所。 深夜に響いたその音は 誰にも聞かれる事は無かったようだ]
……?
[痛みを感じない。 此方へも幾つかは降り注いだだろうに。 開いた真紅の瞳に映ったのは 咄嗟に守ろうと身が動いてしまったのだろうか それとも逃げようとして逃げ場が無かっただけか 彼が己に覆いかぶさる姿 黒い帽子は転がって、覗くダークオレンジの髪にじわじわと広がる真紅]
(51) 2011/02/08(Tue) 21時半頃
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是發生什麼的……
[何が起きたの。 呆然と倒れこんだまま、覆いかぶさる男の重みが増したのを感じる。 ぼたぼたと、仮面に落ちる真紅 押しどけるようにして起き上がると、 ガシャと割れた瓶が交じり合う音がした]
嗚呼
[彼は死んだのか 意識を失っているだけなのか。 仮面の中にまで染み込む強い酒のにおいが 判断力を鈍らせる]
(52) 2011/02/08(Tue) 21時半頃
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[割れた瓶から毀れたワインの香りが強い。 飲みもしないのに、酩酊するような感覚が襲う。 己の瞳と同じ色をした液体が、ルーカスの髪を染めて 下敷きになっていた己が纏っていた彼の外套までをも濡らしていく]
……感到溫暖
[暖かい]
(53) 2011/02/08(Tue) 21時半頃
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[動かなくなった彼から毀れる生暖かい血が 欠けた己の胸を埋めていく錯覚。 ずるりと力抜けて地に伏した男に今度は己が馬乗りになり 見開かれたままのダークグリーンの瞳を覗き込む。 動かぬ体、黒い衣服を脱がせながら]
你能看我? 還是看上去象亡霊? [私が見えるか 亡霊が見えるか 問いかける声は鈴の音転がし歌うよう。 仮面に落ちていた血は頬のしずくの上を流れ、ぽたぽたと 彼の頬に滴り落ちる。
頭がぱっくりと割れてしまったのだろう 流れる真紅は止まるところを知らぬかのように 床に流れるワインに混じりあっていった]
(54) 2011/02/08(Tue) 21時半頃
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[肌を暴き、ちらと視線を横へ走らせる。 割れたガラスの破片が飛び散っていた。 その中のひとつを握り、首を掻き切る。 まだ新しい血が噴き出して、羽織る外套や己の顔へと散った]
[ぞくぞくと背筋をかけるのは 先程味わったにも勝る快楽]
[夢中になって切り刻む。 幾度も幾度も幾度も幾度も、肌を刺しては流れる真紅を楽しんで]
(55) 2011/02/08(Tue) 21時半頃
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[やがて、体中の血が抜けてしまったのか 勢い弱まるころ ゆっくりと立ち上がり、彼の上から退いた]
……ねえ、死んでしまったの?
[今更のように問うも、当然ながら返事は無い。 其処にあるのはただの屍だ。 開いた胸元から、顔から、何処もかしこも切り刻まれて 全身が真紅に染まっている。 床に流れた血はワインと混じっている所為でまだ固まってはいなかった]
私が、したの?
[最初こそ事故であったかもしれないが、留め刺したのは間違いなく自分。 ゆっくりと実感が戻ってくる。
顔色は表情は、血塗れた仮面の奥]
(56) 2011/02/08(Tue) 21時半頃
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[それから 冷たくなったルーカスをその場において 黒の外套で血を拭い、自室へ戻る。 紅の滲んだドレスも外套も、全部暖炉にくべてしまった。 身に染み付いた汚れを落としに浴室へ
素肌に残るのは 薄い桜色の痕がいくつか。 それから 破片握った手についた、切り傷だけだった。
泥のように眠る夫人が 目覚めるのは昼も過ぎてから*]
(57) 2011/02/08(Tue) 21時半頃
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/* pt制限ないもんだから つい 自由に色々やった。
推敲ってなんですか?
(-59) 2011/02/08(Tue) 21時半頃
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[何故。 どうして。 自問するも、まだ答えは出ていない。
性は同じでもつくりの違うセシルの身体 傍にあって、幾度も求めるままに温もりを与えてくれて 望むとおり傷負った身を曝け出させ 其処へ己も愛の証をと幾度も口付けたのに 小さな死が訪れるたびに 身を震わせ切なく泣くたびに 確かに心満たされたのに
足りないのは 足りないのは
身支度整え出て行く姿は 肩を落とし、酷く疲れた様子で 落ちていた仮面で再び顔を隠す その一瞬 瞳にうつる色]
(-65) 2011/02/08(Tue) 22時頃
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[おきてから、手紙を書いた。 届くのは昼過ぎに。 差出人の名前は無い]
”昨夜は有難う 忘れないわ”
[ただ 短い言葉に 何時も使う香を染み込ませて]
(-66) 2011/02/08(Tue) 22時頃
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―昼近く・自室― [深夜のワインセラーは割れた酒瓶からこぼれたにおいの方が強かった。 今は血のにおいも混じって異臭となっているころだろうか。 己が香はそも、セシルとの一夜があってからは無かったに等しい。
ゆる、と寝台の上で身を起こす 肌には何も纏ってはいない 日はもう高くに上っていた]
……夢を見たわ。
[ため息一つ、うっとりと囁いて ふと己の手を見遣る 表情が凍りついた]
(64) 2011/02/08(Tue) 22時頃
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嗚呼
[呟くような声は掠れていた。 何もかも拭い去った後に残った唯一の痕跡]
……
[身を起こし、着替えを選ぶ。 昨日の素肌見せる異国のドレスはもう暖炉の灰となっている。 持ち込んだ衣装、残る幾つかの中から出してきたのは 赤と薄桃色で彩られたドレス。 腕よりも長い袖、足元すべて覆い隠す長い裾が一枚のドレスは桃 首元きっちり縦襟が隠し、胸から腰にかけて被るように着た二枚目のドレスが赤。 昨日の肌寒そうな格好から一転、舞踏会の装いと色合い以外は同じ。 甘い香を焚き染めた其れに身を包めば、手の傷は何処からも見えはしない。 短い髪の上には桃色の髪飾り 其の下、顔には昨日と同じ仮面がある。 血を浴びたそれは綺麗に拭い取られ、緑の雫を頬に貼り付けていた]
(70) 2011/02/08(Tue) 22時半頃
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オスカーは、起き出した時刻には、女の悲鳴も響き終わった後。聞こえない。
2011/02/08(Tue) 22時半頃
オスカーは、ローズマリーの声も朝方であったため、己は聞いていないようだ。
2011/02/08(Tue) 22時半頃
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―昼近く・自室―
[身支度は一人で済ませた。 それ故に形になるまで大分時間を要したが]
あなた……?
今開けるわ。
[扉をたたく音がして びく、と肩を震わせたが相手には見えまい。 名を呼ぶ声が夫のものとわかる。 二重の後ろめたさを仮面の奥へ隠し、扉へ向かう。 ゆっくりと開けば、ふわりと甘い香り]
(81) 2011/02/08(Tue) 22時半頃
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…………私の、あなた?
[安堵するような声を聞いた。 見開いた瞳は仮面の奥。 見上げた先にあった夫の表情は]
…―――
[首を振った]
(91) 2011/02/08(Tue) 23時頃
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無事じゃないわ 無事じゃないの
[首を振る]
人を殺した 私が。
[そのまま震える声で 小さく告げる]
(-75) 2011/02/08(Tue) 23時頃
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―昼前・自室― [囁きこぼす声音は掠れていた。 問いかけに無言で頷き、扉を開く。 身を翻せば絹が舞う。 きょろ、と辺りを見渡す。 暖炉の傍にあるソファを長い袖持ち上げて指した]
どうぞ ……何か、あったの?
[理由なしに夫が己に会いに来るはずも無いだろう そう予測した問いを投げながら ひと一人分開けて隣に座る]
(100) 2011/02/08(Tue) 23時頃
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彼も 私が要らないって
[返答は其処で途切れる。 涙こぼす仮面が一度夫を見遣り そうして、己の領域へ招き入れた]
(-90) 2011/02/08(Tue) 23時半頃
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冗談でしょう。 ……嗚呼、そうね 二度も妻を失うなんて体裁が悪いもの。
[くす、と笑う。 此処には家の使用人も居ない。 人目がなければ、取り繕う必要もない]
バーナバス……貴方の、友人も死んだの……?
[其の報告は未だ受けていなかったが故に 仮面の奥で僅かに動揺を見せる。 柔らかなソファ、背を凭れさせはせず 俯き加減に隣を見遣る]
ご愁傷様。 そう謂うのかしら、こちらでも。
(109) 2011/02/08(Tue) 23時半頃
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オスカーは、ため息に混ざる声、ぽつり。
2011/02/08(Tue) 23時半頃
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彼も彼も 皆私を求めはしない
求めるものは別にある
[吐き出す吐息に混ぜる声。 口調すら、作るのが面倒になってくる。 異国から来てまず教わった此方の国の言葉はセシルがしゃべる其れ 覚えれば自然と身につくのはそんな喋り方だった。 今のような口調身につけたのは、ローズマリーのお茶会で]
あなたも。
知っている 今更だ。
(-100) 2011/02/08(Tue) 23時半頃
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エインズワース……ルーカスさま?
[名乗った男の顔を思い出す]
嗚呼、彼も死んだ 間違いなく。
[夫が飲み込んだ言葉を、妻が吐いた。 薄く笑って、告げる告白]
だって私が殺したのが、彼だから。
(119) 2011/02/09(Wed) 00時頃
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