92 帝都の夏、長い夜
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/08/11(Sun) 00時頃
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―ビジネスホテル・昼―
[――雪女の朝は遅い。 クーラーの室外機が悲鳴をあげるほど冷やした部屋で、布団に首まで潜り込む。 それが贅沢というもので、至福の眠りというものだった。 彼女が長いまどろみから醒めたのは、もう陽も高く上がったあとのこと。 何事か意味の通らない音を何度か発し、その度に寝返りを打って。 意識が覚醒してからも、たっぷり三十分はベッドの上でだらだらと過ごしたあとで、ようやく起き上がった。 雪のように色素の薄いプラチナブロンドの髪が、これまた白い肌の上にさらりと流れる。 小さく欠伸を噛み殺しながら、備え付けのテレビを点けた。 緊急特集などと大仰な題のつけられたワイドショーは、眠気を飛ばすには充分なものだった]
(65) 2013/08/11(Sun) 15時頃
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――ああ、これは。 やっぱり、面倒なことになったようですね。 それにしても、これは、ちょっと面倒が過ぎますよ……。
[母親の話にあった、最悪のシナリオのなかのひとつだった。 テロ、あるいは暗殺による和平阻止。 その先は、お決まりの血と報復の連鎖だろうか]
……反動派の方達は。 東京を、21世紀のベルファストにでもするつもりでしょうか。 それとも、ベイルート? いえ……日本がまるごとシリアになっても、彼らは問題ないのでしょうね。 血で血を洗う、互いを絶滅させるまでの戦いが望みなのだから。
(66) 2013/08/11(Sun) 15時頃
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……お父様の言ったとおりです。きっと、戦争になりますね。
[父はそのあと、東京を永久凍土に埋めて来い、などとも言っていたのだが。 無論、その発言には母が吹雪を撒き散らして怒っていた。 1945年のときのように、大喧嘩のあと遠野に帰るなんてことにならないといいけど]
……いまのうちに、東京を出るほうがいいんでしょうけど。出れるなら、ですが。
[帰りの航空券やら偽装の身分やらなにやらは、こちらで用意してもらうことになっていた。 この状況で、面倒に巻き込まれたくないので帰ります、といっても通るまい。 ロシアでなく東北でもいいが、おそらく東京を出られやしないだろう。 主要な駅や道路は、和平派や反動派双方の人間が張っているに違いない。 それに、官憲の検問も無視できない。 日本の警察は優秀だし、妖関連の機関も色々とあるという。 強行突破はできなくもないけれど、それをやったら、手配されることは間違いない]
(68) 2013/08/11(Sun) 15時半頃
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――電話、かけてみましょうか。 ひどい騒ぎでしょうから、繋がるか判りませんけど。
[昨日、会合で渡された幾つかの連絡先を思い出した]
(69) 2013/08/11(Sun) 15時半頃
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――……あー、繋がるしたよ。 はい、ジリヤよ。そう、遠野の娘よ。
[何度目かのコールで、漸く繋がった相手に]
はい、ニュース見たですよ。酷いことなるましたな?
[こんな時間まで何をしていたんだと、なじられて]
――寝てたよ?
おう、私にあたる、それ違うよ。 私、護るのお願い、されてないね。 仕事、文句言うの人、静かしてもらうだけよ。 殺すされた失敗、護る仕事の人よ。私と違うよ。
[それは正論でもあったので、相手は幾らか落ち着いたが]
(70) 2013/08/11(Sun) 15時半頃
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……おおう。
[暗い熱意でもって、電話の相手が口に出した依頼は、やはりというべきか]
……それ、きっと泥の沼よ? 血の泥濘で東京埋まるね。雨季のロシアより、それ始末悪いよ。
[一応、忠告は試みようか。容れられることは、まあ、あるまいが]
……もっと簡単、あるですよ。 いま、向こう、大きい仕事終わるして、お祝いです。 ちまちまと報復、良いないね。全力で潰すよ。それで解決です。
それ、お父様の国、得意なことよ。 反対のひと、全員、殺すかシベリアに送るね。 最初から、言葉違う、恐怖させる良かったよ。
(74) 2013/08/11(Sun) 16時頃
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[電話の相手は息を呑んだが、結局、その提案は断られた。 意見の違う相手を皆殺しにするのでは、反動派と同じだ、と]
――報復で暗殺する、同じ違うか?
[素朴な疑問を口にした途端、受話器からはわけのわからぬ怒声が喚き散らされた。 明らかに、痛いところを突いたらしかった]
――判るました、判るましたよ! やるますから、電話で怒鳴るないね!
(79) 2013/08/11(Sun) 16時頃
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――Трус! (――腰抜け!)
[受話器を叩き付けて。 そのあとで、大きく溜息を吐いた]
……ああ、面倒です。 適当なところで、足抜けしたいですけど。 頼れる伝手もないし、もう、最悪ですよ……。
[仕事が一度で済むとは、とても思えない。最悪だ。 ともあれ、やるならさっさと済ませようと。 昨晩、脱ぎ散らかした服を拾い集めて、身に着け始めた]
(80) 2013/08/11(Sun) 16時頃
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―昼過ぎ:帝都のとある暴力団事務所―
……ごめんくださいよ。
[応対に出た若い男のほか、屋内には六人ほど。この組は、反動派に深く関わっているのだという。 ソファに深く腰掛けて、事件を報じるテレビを観ながら、ビールや煙草片手に笑っている]
私、お祝い行け、言われてきたよ。
[それで、どうやら、向こうの側で勘違いしたくれたらしい。 好色な笑みを浮かべた若者が、中へと招じ入れてくれる。背後で、ドアが閉まった]
――ああ、触るダメよ。それ、良いないね――、
[座るや否や、いきなり、胸元に手を伸ばされて――バッと、引っ込められた]
……おう、あなた悪いよ? 気持ちよい、死ぬさせる気でしたのに。
[お陰で、真昼間から多くの銃声が響くことになった]
(81) 2013/08/11(Sun) 17時頃
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……まあ、うん。 冬ならともかく、夏は絶対、バレますよね……。 二口女や猫又のが向いてますって、こういうのは。
[凍った返り血をぺりぺりと剥がしながら、溜息を吐く。 昼間だし、静かに温度を下げて凍死させようと思っていたのだけど。 どう考えたって、この場を早々に離れたほうがいい。 騒ぎになりそうなら、まあ――和平派のところに匿ってもらおう]
(84) 2013/08/11(Sun) 17時頃
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―昼過ぎ:演説台付近―
[死体が発見されたのは、未明だったというけれど。 未だ、現場の周辺は厳戒態勢だ。まあ、それはそうだろう]
和平派がいるかと思いましたが……、 ……これ以上は、ちょっと近寄れませんね。
[少し離れた所から、日陰のベンチに腰を降ろして。 コンビニで買い求めた、クラッシュアイスの袋から氷をつまみながら、様子を眺めている。 話の判りそうな相手や顔見知りがいれば別だが、下手に近寄って、反動派と間違えられても面倒くさい]
(85) 2013/08/11(Sun) 17時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/08/11(Sun) 18時頃
お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/08/11(Sun) 18時頃
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……何みてるか?
[昨日も、同じようなことを言ったなと思いつつ]
ああ……、欲しいね? 暑い判る、ひとつなら良いよ。
[氷の袋を、すいっと]
(94) 2013/08/11(Sun) 18時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/08/11(Sun) 18時半頃
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まあ、溶けるするね。ちょっとね。
[いまだって、妖力の結構な部分を耐暑にあてている。 汗のように見えるのは、溶けてたり、大気中の水分が体表で結露したりしたものである]
そんなところね。 事件すごい、様子見にきたよ。あなたもそうか。
(98) 2013/08/11(Sun) 18時半頃
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外、半分違うよ。 お母様、日本の妖ね。 私も冬は日本いるよ。
[と、応じて]
(105) 2013/08/11(Sun) 19時頃
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[からから笑って]
そうね。 収まる、きっとないよ。 お父様、言ってたよ。戦争なるね。
戦争、中途半端よいない。 やるとき、最初に全力やるよいね。
(108) 2013/08/11(Sun) 19時半頃
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ああ、刀か? そう、ニュース、言ってたね。 パルックは、傷違うらしいですますが。
(110) 2013/08/11(Sun) 19時半頃
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おう、違うね。 そっちのハーフ違うよ。
[どう説明すればいいのやら]
ええと……、 私、人間の血ないだけど、ハーフよ。 お父様、外国の妖ね。
(113) 2013/08/11(Sun) 19時半頃
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放送、たぶん正しいよ。 関係してるの人も、電話で言ってたよ。
[と、ぽろっと洩らして]
暴れる、良いね。 できれば夜、良いが。
(114) 2013/08/11(Sun) 19時半頃
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んー、お偉いの人かは、よく知らないよ。 でも、私お仕事頼まれた、少し話聞いたね。
[小首傾げつつ]
おう、悪目立ちか。よくないね。 私、顔が外国、出歩くだけで目立つね、困るよ。
[目立ってるのは、明らかに服装のせいである]
(121) 2013/08/11(Sun) 20時頃
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雇われとは少し違うよ。 お母様、なにか借りある、言ってたね。
[自分は、東京なんて縁もゆかりもないのだが]
やったの、誰かは聞いてないね。 話したの、馬鹿よ。私、ひとつ冴えたやり方、教えたよ。怒られたね。
[膨れて]
あー……これ、暑い格好違うよ。 冷たい通さない、つまり、私の冷えるの空気逃がさないのよ。
[原理としては冷気を閉じ込めてる冷蔵庫みたいなもの]
(132) 2013/08/11(Sun) 20時頃
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おう、興味あるか? やり方、それ簡単よ。 意見違うの相手、全部消すよいね。それで解決よ。
[話す内容の物騒さとは裏腹に、にこり笑って]
ロシア、いつもそうするね。 ピョートルもエリザヴェータもスターリンもプーチンも、みんなそうした。 お父様言ってたね。後腐れない、一番のこと。
(140) 2013/08/11(Sun) 20時半頃
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ロシア強いのとき、大抵そうね。 誰も反対するいない、とても楽よ。
[また、からから笑い、袋から氷を取り出した]
(144) 2013/08/11(Sun) 20時半頃
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おう? 逢引か。それ、冗談面白いないね。 私も、好き嫌いあるよ。まだ、あなたのが良いね。
[からり笑って]
あなた、顔知ってる気がするよ。 だとすると無用心、気のせいか?
(155) 2013/08/11(Sun) 21時頃
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ああ、お会いするは、してないよ。 私、写真みた気がするだけね。 間違うのこと、よくある。日本人、みな同じ見えるね。
[と、軽く掌をあげた。 和平派のなかに、こんな外見がいたような気もするのだが]
(159) 2013/08/11(Sun) 21時頃
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おう!? 私、好み違うか!?
[幾らか間を空けて座っている男を、驚いたように眺めて]
それ困るよ。お母様、いつも言ってるね。 雪女、男の人、誑かす大事のことなのよ。
――楽しいのこと、してあげるか?
[ベンチを滑るように、すすすすす]
(168) 2013/08/11(Sun) 21時頃
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[妖を襲おうとしたのを止めて、男に差し出された画面を見ると]
おう?
[画面と、にじり寄った相手を交互に見比べて]
うん、そっくりね。なにね、それ?
[精密電子機器は、扱うと大体、結露その他で壊れるので馴染みがない]
(169) 2013/08/11(Sun) 21時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/08/11(Sun) 21時頃
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おう……、 それ、大変とても失礼ね。 私、深く傷付いたよ。これでも喰らうね。
[クラッシュアイスの袋から、氷をひとつ、ぶmm投げた]
(176) 2013/08/11(Sun) 21時半頃
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[氷を投げたあと、視線を正装のほうに戻して]
……で、あなたよ。そう。 あなた、和平派と思う、それ違うか? 違うでもいいよ、まだ昼ですしな。
[間近に、官憲でたっぷりの現場がある。 ここで、進んで騒ぎを起こす気はない]
(179) 2013/08/11(Sun) 21時半頃
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おう、当たたか?
それ、あなた悪いね。 あなた逃げる、私、傷付いたよ。
[しれっと]
(180) 2013/08/11(Sun) 22時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2013/08/11(Sun) 22時頃
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……知り合いか? 若い子、知ってるのこと、隅っこおけないね?
[と、男ふたりに視線を交互に向けて、からから]
(195) 2013/08/11(Sun) 22時頃
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