68 熱砂の絆
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すみま…せ…ひゅぅ…すみま…
[今にも手放しそうになる意識を何とか握り締めながら、なお繰り返す。 そのうちに、寝台へと運ばれ、彼の頭が迫り]
(21) 2013/01/15(Tue) 00時頃
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ひゅーっ…ひゅーっ…
[発作はいよいよ酷くなり、咳はすでに強く吸い込む息の音に取って代わられた。 くらい。意識はとうに視覚を手放して、今は痛みと息苦しさだけがほかのすべてを押しのけようとしていた]
[その中に、一点だけ、暖かさが点る]
[掴まえようと縋り付く。 たすけて たすけて 祈るように、抱きしめた]
[やがて発作は収まっていく。腕の中の暖かさが、今度は痛みと苦しさを押しのけていくように]
[落ち着いて吸い込めるようになった空気が、頭にかかったくらい霧を晴らしていく。ようやく事態が飲み込めた。 心臓が、はねた]
(-26) 2013/01/15(Tue) 00時頃
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…いえ…謝るのは、私です…けほっ…すみません…
…そう…ですね…休ませて、いただきます…
[シビルの指示に、従って、部屋を出ようと、起き上がろうと、力をこめる。 何とか、体は起きるようだ]
あの…先生、実は、一族の者たちの間に、よからぬ噂が立っているのです 外から来た者たちが、怪しい動きをしているのを見た、と 先生にも、疑いの目が、向くかもしれません どうか、お気をつけ、ください…
[切れ切れに、せめてそれだけはと告げて、部屋を辞する。 シビルの顔は、見られなかった]
(22) 2013/01/15(Tue) 00時頃
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いえっ!…ぁ…だ、だいじょうぶ、だいじょうぶ、です、から…
[ここに寝ても。言われてあわてて否定する。 すぐに落ち着いて、付け加えたけれど。 火照った頬が悟られぬよう、うつむく]
そう、ですね…今は、「そういう者がいる」と、知っておいていただければ… すぐに手出しをするようなものは、いないはず、ですから…
[改めて、付け加えた。部屋を出る。 足元はおぼつかなかったが、トニアが探しにこちらまで来ていた。 支えられるようにして、自室へと向かう]
ええ…ぜひ きてください
[最後にその言葉を言い残すために振り向いたときには。 笑みを作ることができていたと思う]
(31) 2013/01/15(Tue) 00時頃
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/* くっ…お泊りのチャンス、でしたよね…!知ってました…!
時間軸追いつくよりもそっちを優先してしまうと言う選択肢も…ううーん…(悩)
(-38) 2013/01/15(Tue) 00時頃
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−幾日かあと・自室−
…けほっ…けほっ…こほっ…
[咳とともに目を覚ます、いつもどおりの日課。 あれから数日。 言い出しがたく、また気恥ずかしさもあって、診察のたびに訪れるシビルに、伝えるべきことを伝えられないまま数日が過ぎていた。 けれど、今日は違う。宮殿の中を駆け巡った噂>>4を、トニアが聞き集め、届けてくれていたからだ。 もう、自分ひとりの気の迷いで先送りになどしていられない。 シビルが診察に訪れるのを、静かに待った]
(36) 2013/01/15(Tue) 00時半頃
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具合は、変わりありません
[寝台の上で居住まいを正し、シビルの問>>37にそう答えた]
…先生、今日は、お話したいことがあるのです 以前に話しそびれたこと 遡れば、先生へ宛てたお手紙で言えなかったこと
[今日こそは伝えると心に決めていたからか。 言葉は、淀みなく紡ぐことができた]
お話の前に、確かめたいことが、あるのです ……先生は、お帰りになりたいですか? 故郷へ
[まっすぐに見つめ、問う]
(39) 2013/01/15(Tue) 01時頃
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………ふふ、ありがとう、ございます
[『熱意のこもる』自らの宛てた手紙をそう評され、浮かべたのは笑みだった。 眉根を寄せた笑顔。 シビルがジッドへ向かっていると報を受けたときから、うすうすと察せられていたこと。やはり、送った手紙は、改ざんされていたのだと。確信する。 そうでなければ、その評はなかったはずだ]
そう、ですか…おねえ、さんが…けほっ
[シビルの意思は、確かめた。話を聞きたくもあったけれど、今は言うべきことがある。 発作の先触れである咳がこぼれたけれど、胸を押さえてこらえる。今は、未だ、言葉を紡がないと]
どうか、最後まで、お聞きください。 ―――今のこの国には、掟があります この、宮殿に、足を、踏み入れた、異国の者を、帰してはならぬという、掟、が……っく…けほっかふっ…けほっ…
(57) 2013/01/15(Tue) 02時頃
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…すみません…続けますね… そのことについて、今、帝国より要求が来ているのだそうです 拘束は不当である、と… アルフレッド王陛下は、この要求を断ったそうです…
[そこで言葉を切り、ペンを執る。 発作が抑えきれなくなったわけではない。ペンが紡ぐ文字は、帝国の言葉]
(58) 2013/01/15(Tue) 02時頃
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『私は、これを好機であると考えています。 王陛下は苛立ちがために感情的になっておられますが、帝国からの要求自体は理に適ったもの。 その道理を王陛下にご理解いただくことさえできれば、先生が故郷へと帰ることもできるはず。
私は、このことについて、王陛下に諫言を奏上しようと思っています』
(-69) 2013/01/15(Tue) 02時頃
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…けほっ…けほっこほっ… ですから、しばらくの間、先生は私のそばにいていただきたいのです 王陛下のご判断は、帝国の方々の排斥を促しかねないもの 先生に狼藉を働こうとする者がいつでないとも限りません けれど、私の目の前でまでそれをなそうとする者はいないはず 先生の身を守るため、窮屈な思いをさせてしまうかもしれませんけれど… どうか、お願いします
[シビルは、聞き入れてくれるだろうか。咳をこぼしながらも、その顔を、目を見据えて、答えを待った//]
(60) 2013/01/15(Tue) 02時頃
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…けほっ…
[帰してはならぬと聞いたシビルの反応は、至って真っ当で。 分かって、覚悟していたつもりでも、しくりと胸に、発作以外の痛みが走る。 それを押し込め、眉根を寄せた笑みを作った]
期間は、はっきりと申し上げることはできませんけれど…短ければ、今日中に。長くなれば、数日かかるかもしれません
どれだけかと、仰るのならば、“これだけ”です 召使部屋といっても、トニアも未だ年端も行かぬ女子、取り立てて武術の心得があるわけでもありませんから、先生をお守りする役目には不足でしょう
ですから…けほっ… 不愉快なことと思いますけれど、私の目の届く場所にいらしてください 寝所の起居にしろ、療養のためといえば反対するものもいないはずです
[だから、しばらくは自分の部屋に寝泊りせよと、そう告げた]
(68) 2013/01/15(Tue) 02時半頃
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『それから、ご不満もおありのことと思いますけれど、王族や境遇に対する不満は、どうか声に出されませんよう。 けして広くはない宮殿です。どこに人の耳があるか分かりませんから』
(-74) 2013/01/15(Tue) 02時半頃
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……ありがとう、ございます…
…けほっ…けほっ…こほっ…
[シビルの内心が如何ばかりかは分からないけれど、解ってくれた。ほっと胸をなでおろしたら、抑えていた咳がこぼれた]
(85) 2013/01/15(Tue) 22時半頃
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ぁ…
[ペンを持つ手に手が重なり、声が漏れた。口を抑える。シビルの目は紙面に落ちているのは僥倖だろうか。 今、朱が差した顔を見られずにすむ]
『一緒にいてくだされば、何も』
[深く考えずに返事を綴ったら、ペンがそのような言葉を紡ぎだした。 間違ってはいないのだけれど。これでは、まるで―――]
[俯いて、一瞬の間]
『何も、と言うのでは語弊がありますね。今までどおり、診察と治療をお願いいたします。 今まで以上に窮屈な思いをさせてしまうかもしれませんけれど、書など必要でしょうか? 私にでき得ることならば、何なりとお申し付けください』
(-130) 2013/01/15(Tue) 22時半頃
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でしたら、お手伝いいたしますね
[たいした手伝いはできないかもしれないけれど、離れるわけに行かないのは先刻告げたとおり。 シビルに続いて、立ち上がる]
トニアは、アルフレッド王陛下に、謁見の求めを、お願いできる? 直ちに、と言っては失礼に当たりますけれど、適う限り早く
[使者を立てての、謁見の求め。つまり、親族として出なく、あくまで為政者としてのアルフレッド王に対して、会見を求めるように。 請われたトニアは、幾分か緊張した面持ちで頷き、一足早く部屋を出た]
それでは、こちらも 参りましょう?
(94) 2013/01/15(Tue) 23時頃
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…っはぁ…
[先を歩くシビルについていこうと足を進めるけれど、思うようにはいかなかった。 無理をして発作でも起こせば、その方がきっと迷惑をかけてしまう。 何も言わないシビルに内心で感謝しながら、部屋へと向かった]
はい…あの…私、何か、お手伝いを…
[座っているように言われて、それでも何か…と言いかかったけれど、手際よく荷を包むシビルを邪魔してしまいそうで、何もできず。 シビルの荷造りを、部屋の片隅で待った]
先生、あの…私に、何かお礼できることは、ないでしょうか…
[治療の礼、あるいは一族の者から何かしらの手回しはなかったとも限らないけれど。 それにも増して、負担を増やしてしまっていることは解る。 何をすれば礼になるのだろう、と。 考えてようやく、シビルについて、自分が知っていることがごくわずかだと気づく]
(119) 2013/01/16(Wed) 00時頃
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………先生は、どうしてお医者様に…?
[気になったことが、ふと、口からこぼれた]
…ぁ…ごめんなさい、私ったら… すみません、不躾でした…
[あわてて訂正し、申し訳なさに顔を俯かせた。たださえ荷造りの手伝いができていないのだから、せめて邪魔にはならぬようにと、時が過ぎるのを、待つ]
(120) 2013/01/16(Wed) 00時頃
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あ…
[姉が。そうだ。姉の墓参りと言う話は、聞いていた。 察することはできたはずなのに、不用意に聞いてしまった自分を呪った]
……すみません、私…
(138) 2013/01/16(Wed) 00時半頃
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[俯いた目が、ふと文机へと落ちた]
…これ…?
[忘れていってはいけないと、その紙に手を伸ばした。 手紙のようだった。…手に取ろうとしたときに、わずかながら、その内容が読めてしまった]
…けほっ
[咳が、漏れた]
(-178) 2013/01/16(Wed) 00時半頃
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………先生、忘れ物です
[あらかた荷物をまとめ終わったシビルに、拾い上げた紙片を差し出す]
…ぅくっ…けほっ…けほこほっ…
[抑えてはいたけれど、発作めいた咳が、抑え切れなかった//]
(139) 2013/01/16(Wed) 00時半頃
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…………けほっ…こふっ…
[捨てておいてくれ。シビルはそう言った。 真意は、わからないけれど。そう言った。 ―――胸が痛んでいるのは、発作のせいだ。 手で、胸を、ぎゅぅっと握り締めた。痛みごと掴まえるみたいに]
…でし、たら…けほっ…わた、しが…あず、かって…こふっ…おき、ますね…
[捨てるのならば、自分が。途切れ途切れに言って、紙片を大事に畳んで握る]
……けほっ…はい、戻りましょう
[呼吸が整った頃合を計り、入り口へ向かったシビルのあとに続く。自室に戻るころには、トニアは使いの役目を果たして戻っているだろうか。 王への謁見は、果たせねばならない、と、決心を固くした**]
(165) 2013/01/16(Wed) 01時頃
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−自室−
………
[カリカリと、紙の上を筆が走る音が部屋に響く]
[部屋に戻り、さほど待たぬうちにトニアが謁見が叶ったとの知らせを持ち帰った。 知らせの日時には少しの猶予があった。 ならばと、机に向かって書き始めたのは、王に宛てた奏上書だ。 謁見の折に告げる言葉の原稿と言ってもいい]
……けほっ…
[咳が出たのと、手が止まったのはどちらが先だったか、万年筆を口元に当て、思慮にふける]
…先生、以前に説明した折に言い忘れてしまったのですけれど、異国の民を帰さぬ掟には、理由があるんです
[ジッドの場所を外に漏らさぬため。いかに交渉しようとも、おそらくその理由を動かすことはできぬであろうことを告げる。 そのため、謁見に当たっても、それを前提とした交渉となるであろうことを、事前に告げておく]
(226) 2013/01/16(Wed) 21時半頃
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………
[さらにしばらくの時間のあと。書きあがった奏上書をトニアに渡す。 部屋の外に持ち出し、砂を紙面にまいてインクを乾かしてもらうためだ。 その間に、自身は普段使わぬ長持ちのふたを持ち上げ、布地を取り上げる。 一目見ただけで数多くの刺繍が見て取れるそれは、傍流とはいえ王族に連なる者の血筋を示す正装だった]
…あの…先生…?
……申し訳、ないのですけど、背を、向けておいて、ください、ませんか?
[すでに何度となく診察で見せてはいるのだけれど。 それでも。 目をそらしておいて欲しいと頼む]
(227) 2013/01/16(Wed) 21時半頃
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[戻ってきたトニアの手を借り、正装に着替える。 しばし、しゅるしゅると布がこすれる音だけが響いていた]
……けほっ…けほっけほっ
[しまっておいたものを引っ張り出したために、埃でも舞ったか、しばらく咳が続いたけれど]
先生、もうだいじょうぶです
[告げる。身に纏っていたのは、白の布地にたっぷりと刺繍を施したゆったりとしたドレス。 所々の止め具には、惜しみなくエメラルドが用いられていた]
…けほっ 参りましょう
[言葉とともに、歩き出す。目指す場所は、謁見の間。 時折足を止めて呼吸を整えながら、ゆったりとした足取りで歩を進めた]
(240) 2013/01/16(Wed) 22時頃
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ええ、と…
[シビルに問われて>>246、考える。 一人にはできない。そう思って連れてゆくことを考えていたのだけれど、謁見の間の中までは連れて入れぬだろう。 王の神経を逆撫でしないとも限らない。 ―――本当は、ついていてくれたら、心強いのだけれど]
そう…ですね… …けほっ… どなたか、帝国の方と、待っていてくださいますか? トニア、先生をお連れしてくれるかしら
[おそらくはそれが安全なのだろうと、告げた]
(252) 2013/01/16(Wed) 22時半頃
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では、そのように
[シビルの応え>>256に頷き、トニアにも目をやり、確かめる。 話を終えるころには、謁見の間のすぐ近くまで差し掛かっていた]
(264) 2013/01/16(Wed) 23時頃
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−謁見の間−
失礼いたします
[話が通っていた近衛の者に通され、一礼とともに謁見の間への扉をくぐる。 王の前まで進み出て、再びの一礼の後、跪いた]
このたびはこうして謁見の機を与えてくださり、恐悦の至りです
聞けば、帝国よりの使者が不遜なる要求を持ち込んだとか 陛下のご心労はいかばかりかとお察し申し上げます
その件につきまして、奏上いたしたきことがございまして、陛下のお時間をお求めいたしました次第です
……けほっこほっ…
[咳がこぼれたことに併せて、一呼吸の、沈黙]
(266) 2013/01/16(Wed) 23時頃
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……どうか、かの者たちの求めに、応じてくださいますようにと
[告げて、半呼吸]
無論、かの者たちに屈するべきとは申しません すべての要求に応じる必要もないでしょう けれど、要求のそのすべてを無碍にしては、互いの行く末に禍根を残します ここは、来訪者のうち数名を彼の地に戻すことが上策であるかと
鑑みるに、来訪者を留め置く掟は我らが宝を衆愚の手から守らんがため ならば、幾許かの条件をつければ、掟に背くことなく求めを満たすことも叶うのでは
[条件の一例として、信の置ける者を選定すること、出国の折には目付けとして一族の者が帯同することなどを挙げる]
地を這うものから見れば、天空高く舞う誇り高き鷹の羽ばたきも、小さき鳥の戯れるがごとくに映ることもございましょう
なればこそ、鷹の威容を示すには、天高きを舞うばかりでなく、時に地を這う者のそばに舞い降りることも必要なのでは
厳しさばかりでなく、寛大さを以って一族の誇りをお示しくださいますよう、どうぞご一考のほどをいただきたく、奏上いたします
(267) 2013/01/16(Wed) 23時頃
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[言葉を結び、奏上書を捧げる]
…けほっ…けほっこほっ…かふっ…けほっ…
[常になく言葉を継いだためか、あるいは緊張か、響かぬように抑えながらも、しばらくは咳が止まらなかった]
(268) 2013/01/16(Wed) 23時頃
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