250 ─ 大病院の手紙村 ─
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[いつものマグで、いつものコーヒー。 ミルクは入れずに、角砂糖をひとつ。]
[そんな日常の前には、今日も新たな非日常。]
[お祭騒ぎのようだ、と碧は思った。 この目で見るまでは信じ難かったが、こうも続けば院内のあちこちで同じ事が起きているのだろう。 精神科医も看護師も大人たちは何も言わないが、昨日巡回した小児病棟では時折その名前を耳にした。]
(1) 2018/09/24(Mon) 09時頃
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[リ・ジアン様。願いを聞き入れて、と、唄うように呟きながら走って行く子供達。 どうか彼らが救われればいいと、僅かばかりそんなことを考えてしまい、表情のない顔に自重が浮かぶ]
誰かが誰かを救うなんて、馬鹿馬鹿しい
[ひとはひと、それ自体が己を救うしかない。他者ができるのは精々がその手助けだけ。 手紙が届いた彼女も、手紙が届けられた誰かも、せめて望むがままに生きられればいい]
[胸中で独り言ちながらデスクにマグを置く。 かさり、と指先が紙の質感を知覚した。]
(2) 2018/09/24(Mon) 09時頃
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[指先に触れたのは、飾り気の無い白い封筒だった。 院の関係者が使う封筒とは違い、病院名や所在地が記されているものではない。 中の文面からは、入院患者であろうことが察せられた。]
[青色の便箋を蛍光灯にかざし、目を眇める。 上から射す光に海にも似たブルー、 シャープペンシルの黒い文字は魚影めいて、 ソファに沈み込む背が海底に緩やかに落ちて行く錯覚をさせる]
あー…… 「さん」?「くん」?「ちゃん」?
[便箋を持つ手と反対の人差し指、 その第二関節を下唇に触れさせながら呻く。 考え込む時の、碧の癖だった]
(59) 2018/09/24(Mon) 18時半頃
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[小児科だろうとあたりはつけつつ、 わざわざ古馴染みの所へ尋ねに行く気にもならず。 結局無難に「さん」かな、と、胸ポケットから万年筆を取り出した。 ご丁寧にレターセットなど持ってはいない。 いや、もう少し可愛げのあるメモくらいはあったか? 引出しの中を物色しようと立ち上がり、そうしてまた見たデスクの上。]
[先ほど置いたマグの傍ら、さも初めからそこにいたと言わんばかりに鎮座する薄い紙。]
(60) 2018/09/24(Mon) 18時半頃
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[折り畳まれた裏側からなんとなく見覚えのある字が透けたような気がして、一度、二度、と手元の便箋と見比べる。]
……うん、後でな
[およそ数秒の熟考の末、後回しにした。 こういうところで、本人にバレない程度――と碧自身は思っている――に一期崎には甘えているのだ。 意識的に外面を良くしている分、一度身内と認識した相手にはペルソナを被らない。完全に何も考えていない時の顔も見られている仲だ。 そんな風に付き合いを持っていたら、いつのまにか“みゃお”なんて変なあだ名で呼ばれ始めたのだが]
(62) 2018/09/24(Mon) 18時半頃
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[結局、売店まで降りて便箋と封筒を買った。 店主は「近頃レターセットがよく売れる」なんて笑っていて、仕事用の愛想笑いで適当に応じる。 どこぞの何かの売れ行きよりも、今は開いたばかりの青い手紙と、未だコーヒーの横に並べてある薄い紙に思考のリソースが割かれている]
(そういえばあいつ、よく手遊びみたいに紙を丸めてなかったか)
[頭の中の二枚の紙の映像の横に、一期崎の顔と、くるくると紙を捻る手元が浮かぶ。 デスクの上に現れたそれは、折り目正しく平坦なままだった。だとしたら差出人は見知らぬ誰かか?]
[見知らぬ誰か氏に胸中で謝罪を述べ、買ったばかりの便箋に筆を走らせ始めた。]
(64) 2018/09/24(Mon) 19時頃
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[白い横位置の封筒は、三角の封の部分に薄く蔦模様の透かしが入っている。 対する便箋はシンプルなもので、白地に薄いグレーの罫線が引かれただけだ。]
[もとの送り主の書き方を真似したカタカナ2字は、偶然にもあなたが送った便箋と同じ音。 それもこれも、リ・ジアンさまの気まぐれかどうか。]
(-30) 2018/09/24(Mon) 19時半頃
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カイさん
こんにちは、はじめまして。 今きみは、病棟にいるのかな。 もしそうなら、退院したら好きなことをしてください。 全部が全部できるようになるには少し時間が必要かもしれないけれど、 きみが好きなことを、好きなときに、好きなようにできるため。 そのためのサポートは、この病院のものがきっとするから。
私の夢は、そうだな。新鮮な毎日を送ることかもしれない。 明日にも、明後日にも、きみが望むならきっと希望はあるよ。現にこうして、私は夢が叶ったんだから。
アオ
(-31) 2018/09/24(Mon) 19時半頃
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[よくよく見れば、“夢は、”の読点に少しのインク溜まり。その後には、一文字分の修正テープの跡。 白いばかりの紙だから、裏から透かせば反対向きになった「許」の一字が見つかったかもしれない]
(-32) 2018/09/24(Mon) 19時半頃
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[手紙の体を取るのなら洒落たインクペンでもあればよかったものの、そこは業務に必要のない私物は持ち込まない人間。面白味がないのは仕方がない。 黒いインクが乾くのを待ってから、便箋を半分に折りたたみ封筒に収めた。]
[ポストの代わりはデスクの上。カウンセリングルームの一角、パーテーションで区切られたその場所の机上を勝手に触る職員はいない。]
で、これだ
[躊躇いもせずに、2通目の白い紙を開く。 1行目に書かれたあだ名も、少しガタついた癖字も、最後の署名も、当初の想定通りの相手だった。謝り損である。]
(75) 2018/09/24(Mon) 19時半頃
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[ただひとつ、想定もしていなかったのは送った覚えも見せた覚えもないメモ書きの話。 文面を上から下まで何度か追って、同じ数だけ首を傾げて、最後にデスクの1番上の引き出しを開いたところでようやく気付いた。超能力。何ヶ月前のものだ。]
[僅かばかり恥ずかしいような、バツが悪いような気持ちになって、先と同じ綺麗な封筒を使いつつも表面にぐりぐりと落書きをしてからデスクに放った。]
(76) 2018/09/24(Mon) 19時半頃
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[白い横位置の封筒は、三角の封の部分に薄く蔦模様の透かしが入っている。 シンプルで一見洒落たものだったが、表には落書きのような顔をした猫らしき生き物が描かれていた。丸い吹き出しが並べられ、“Miao”と鳴いている。 対する便箋はシンプルなもので、白地に薄いグレーの罫線が引かれただけ。]
[相変わらずの癖字だが、今度はきちんと手紙のかたちをしている。あなたに宛てた、あなたのための手紙だ。]
(-34) 2018/09/24(Mon) 20時頃
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やあ、一期崎。 お前の狙い通りの場所に届いているよ。
精神状態が良くないなら、手遅れになる前にうちの科に来た方がいい。 俺も話を聞くだけなら力になれる。 保険適用でも50分\x,xxx頂くけどな。
冗談はさておき、こっちでも同じようなことが起こってる。お前のところにも、俺ですら忘れてたようなものが邪魔しに行ったらしい。 無理矢理こじつけるなら、集団ヒステリーないし記憶障害――例えば実際に手紙を運んでいるのは本人なのに、差出人も受取人もそれを健忘しているケース。物的現象を心的現象と思い込んでいる、とか。 結局何を考えてもナンセンスにしか感じられないがね。 これが届いて、お前がどう結論づけるのか楽しみだ。
祝宮
(-36) 2018/09/24(Mon) 20時頃
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[苗字由来のあだ名や下の名前で呼ぶ同期もいた中、頑なに「一期崎」と5音で呼んでいたのは文字の上でも変わらないまま。]
(-37) 2018/09/24(Mon) 20時頃
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/* >>100 SUKI TOTEMO KAWAII
(-48) 2018/09/24(Mon) 21時半頃
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/* 明日返信→メイさん メルさん 加賀さん
(-75) 2018/09/24(Mon) 23時半頃
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