228 吸血鬼の宴
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─ 墓守 ─
[私は忘却の虜だった。 それが何故なのかは偶に考えるが、取り戻したくはならなかった。 日常というものはそれなりに忙しいのだから]
[気付けば、土の下に居た。
ヨーランダという名と、首輪と、血の香り
私はしばらくはただぼんやりして過ごしていたが、 やがて、そこが新しい埋葬地なのだと知 ── ]
(10) 2017/10/06(Fri) 00時頃
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…、 、
[風が前髪を揺らす。 甘い、生命の匂いに誘われる。 誰かが私を誘っている、熱を孕んだ生者の声>>5]
[私の体はまだ、微かにも動かず見えるだろう。生きた者でないと知れるのは、呼吸していない冷たい体。 薄く開いた唇は乾いて、柔らかく綻ばせたまま。
そも、好戦的な性質は与えられていないもの。 無防備に横たわるだけに見える墓守が、「襲われる方が得意」と口にしたのは偽りならざる事実だけれど>>1:119]
(13) 2017/10/06(Fri) 00時頃
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[犬の遠吠えはいつしか途絶えていた*]
(14) 2017/10/06(Fri) 00時頃
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[およそ、酔っ払いなどというものは自分だけは幸せな気分なのだ。 私は、私の渇きを誘う気配から意識を背けて、記憶の泥濘を漁っていた]
──…
[酔漢を惰眠から醒ますのは、清凉な雫という。舌を喜ばせ、喉を伝い、胸に凝って死を癒す。
私はまず、眉間に皺を寄せた。 そして唇を閉じ、顔を背けようとして、]
……だれ
[瞼を開いた。 満月を逆光に背負う、薄く霜の張った藤の花のような光を見上げる>>29]
(40) 2017/10/06(Fri) 13時頃
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[手首に絡む鎖がシャラと鳴った。 私は眉を寄せたまま、唇に落ちた甘い雫を舐めとる]
何をしているの?
[露天風呂に行きたかった、ような、気がする。 これは宴だ。人間は享楽のために集められた贄。 私は墓守で、屍人で、銀に触れれば肌は爛れる。
男の双眸を見ていた私の視線は、彼の唇から首、血の珠を浮かべる腕へと動いた]
寝込みを襲うにしては、色も剣呑も聊か足りないこと それとも、ただ挨拶をするために起こしたのかな──おはよう、生ける君
(41) 2017/10/06(Fri) 13時頃
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そうだね、月が魔物を酔わす夜だ
[それが良い夢であったかどうか、私はとうに忘れていた。 私の眼に映るのは赤、朱、赫]
……
[臥して居たカウチから上体を起こし、笑む男を見上げる。 手首を灼く銀は苦痛であったけれど不快ではなかった。しかし美しさが損なわれたことには、エンバーマーの自尊心が不平を抱く。 月光を浴びた影、ベンチの足元に蟠る闇]
(82) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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面白いことを言うのだね
[待っている人間がいる── 強い言霊が魂へ触れてこようとするのを、私は拒みはしなかった]
(83) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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遺体がなければ、愛した者たちは喪失を受け入れられない 永遠に帰らぬ者の──墓を作れない人間は哀れだ
だけど、時にはそれよりもっと酷な仕打ちもあるだろう 彼らの心を引き裂くほどの
["飾り"の絡みつく両手を持ち上げ、差し伸べるようにして男の汚れたシャツへ手を伸ばした]
残念だけれど私は"ひととしての私"を知らない。生ける者
だから、攫われる気があるかどうか? ……考えておこう
[是とも非とも、まだ定めず]
(86) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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私は、ヨーランダ 貴方は私に名乗ったかな?
[手を差し伸べたまま、微笑した]
遺体は美しいものだ。だけど動く屍は悍ましいだろう 私を誘うならば貴方は、その命の欠片を分け与える覚悟がある?
[奪う者としての私、牙は唇の間にある*]
(89) 2017/10/06(Fri) 23時頃
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そう 思い出そうとする動機が出来てしまったよ
[私に会いたい誰か、という話 あるかないかもわからずにいた郷愁が、胸の中に立ち上る心地がした。 甘い、まるで幼子の夢見る砂糖菓子のように甘怠い誘いだ。 失われた者の魂に触れようとする言霊]
フィン だね
もしも私を探す者に逢うことがあるならば 貴方から聞いたのだと、その名を伝えよう
[報奨金の件は知らず、ただ、縁の証として]
(121) 2017/10/07(Sat) 01時頃
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[シャラ、と鎖が鳴った。 赤黒く変色した腕を束ねる戒めは、男の首へ腕を回すには少々邪魔で、敢えて付け足すなら身長差も加味]
死を貴方自身が引き寄せないならば、私は殺さないよ
[襟元の布を掴み、晒された顎を引き寄せる。 口付けのような甘さも遠い、なにせ抱擁をするには腕が足りない]
(122) 2017/10/07(Sat) 01時頃
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[それでも、牙に肌を破られる感触は恍惚 首筋から失われる温度は、痛みよりも愉楽に近しいものだ。だからこそ吸血鬼信者などという倒錯が成立しうる。
私は、 その新鮮な血の滋味に目を細めた。濃密で、濁り透き通った性質]
雑多で、ひどく猥雑で、 力強い精気の香り。 好きだよ
[囁きは睦言というよりは、素朴な賛辞の響きで]
(*12) 2017/10/07(Sat) 01時頃
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[量にすればグラスに2杯ほど。 欠片と呼んで差し支えないかどうかは、奪われる側の価値判断だろう]
……
[襲われる方が得意な魔物、 墓守の冷たい指は、墓地と我が身を損なう「墓荒らし」に応報する能力だった。
フィンと名乗った男がナイフを振るえば、全ては異なる経過を辿る。
だから、ひとつ。 些細な銀鎖、それ以上の。害意を見せないのは、細い綱を渡るような賭けの成功なのだろう]
服が破れているね、フィン 繕うのは得意だ。直そうか?
(123) 2017/10/07(Sat) 01時頃
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/* ゆがみねぇな!
(-49) 2017/10/07(Sat) 18時頃
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そう、死よ美くあれ 美しく哀しいから生者は死を想う
[死を想い、覗き込んだうえで美しく笑む男の唇を見上げた。 それは好ましいものだ。死から目を逸らせる者は幸運で、そして不幸だと思う。
私は腕を持ち上げて、あちこち切れ目や鉤裂きの出来たスーツへ掌で触れる]
今の私は墓守で、死化粧師 綺麗な格好をさせ、美しく死顔を装って腐敗を遠ざけ、埋葬地の静寂を守る …労働がご令嬢の除外条件ならば、私はやはりもう貴方の知るお嬢様などではないのかな?
[乱暴についてはまあコメントすまい。 私は新しい血精を得て機嫌がよくなる程度には、ひとに害為すものなのだし]
(149) 2017/10/07(Sat) 22時半頃
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[裁縫に興味があったなら、フィンは私の手が輪郭をぼやけさせ、黒い霧に変じるところを見ただろう。 霧は裂かれた布地に馴染み、引き寄せて断面同士の繊維を結びつけ直す。
手を離し、修復した箇所を目視で確かめてまた別のところへ触れる。 一見は魔法のようでありながら地味な作業をこなす時間。男とはまだ幾つかの言葉を交わしたか]
良いね、上等だ。 これならいま棺桶に入っても見映えがするだろう、フィン
[ジャラと鎖を慣らし、端正な金糸の先端を指先で揺らして戯れ言を投げたところで、ふと
背後を振り返った>>#0>>#1 6]
(150) 2017/10/07(Sat) 22時半頃
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……なにかな 賑やかな色だね。宴も佳境なのか
[蛍光色で不定形のモノを眺め、瞼を半分閉じた]
ああ、フィン。 この銀は高価なものだろう。宴の終える頃に返しに行こう
その時貴方がまだ生きていたならば、攫われるかどうかの答えもその時に
[肌に感じるのは迫るスライムの捕食欲、つまりは害意だった。
生きている人間を守ろうつもりなどはない。 けれどナイフも銃も効きそうにないモノに構うほどフィンが愚かでないのなら、今は犬を彼の背に放つことはしない*]
(151) 2017/10/07(Sat) 22時半頃
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[男が逃げ果せるかどうかはあまり考えなかった。 彼の体と振る舞いは、全て客人を喜ばせるために宴に供されたもの。
フィンが私の元へ着き、また私を起こそうとしたのも、きっと宴の一部。 去って行こうとするしなやかな背へ、私は取ってつけたような言葉を放った]
ごちそうさま、フィン 忘れ得ぬ夜を。
(172) 2017/10/08(Sun) 10時半頃
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[蛍光色の不定形生物は、庭園に融けた草花の筋を引きながら私の元へ来た。 靴を溶かしてくれるなと言ってみたけれど、耳目はないらしい。
或いは愛らしいと言えなくもないかもしれない……と思ったがそんなことはなかった。 纏わりつく害意、脚を這い登り腹のあたりまで呑み込まれた頃、私は目を閉じた]
(180) 2017/10/08(Sun) 13時半頃
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私の体を侵すもの この身は私の領地、私の領分だ ──私がお前を侵して殺してしまおう
[ドレスを溶かして這い回る不快な物質へ報いる。 私の体は黒い霧とほどけ、広がってスライムを逆に包み込んだ。
犬の遠吠え
死の気配濃い霧が晴れれば、庭園の一角、四阿は墓土の匂いと蛍光色の染みだけが汚していた*]
(181) 2017/10/08(Sun) 13時半頃
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─庭園─
花の君
[すれ違おうか、という方へにこりと微笑んだ。 とは言え私のまとうのは、溶けて不揃いに丈が短くなったドレス。苦笑めいたものへすぐに変わる。 それ以外にこちらの異変といえば、手首の縛と、血紅色に変色した虹彩か。私の視線はミルフィオリの体の上をさらりとなぞった]
余興で乱してしまい……湯浴みをして衣装替えをしにいくところ。 ご一緒に如何?
[問う声音は戯れ程度。 固辞されたならば柔く瞬いて
いずれにせよ私は露天の湯殿へ向かおうと**]
(186) 2017/10/08(Sun) 17時半頃
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─ 露天風呂 ─
ぬくい……
[鼻の上まで湯に浸かって、うっとり目を閉じた。 赤く燃えていた虹彩の色も薄れてくすんだ灰色へ戻る。かぽーん]
湯が苦手とは、あの方も惜しいことだね 星見の風呂がこれほど心地好いとは
[影色の召使いに残ったドレスを剥いて貰い。 流れる水を渡れない私のために、彼らは広い浴場の端、茂みに囲まれた湯溜まりへ抱え運んでもくれた]
ぁーーー………
(193) 2017/10/08(Sun) 19時半頃
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[ガサ、と 近くの茂みが大きく揺れる音がしたのは、私が湯浴みを満喫していた頃]
おや
[城の窓から降って来た白金>>190 私は湯の中で立ち上がってそちらを見た。 なるほど、窓枠から膨れ上がるように不定形生物が覗いている。あれはシーシャを追って落ちてくるつもりらしい]
あの色彩に呑まれる末路は、私はあまり好みではない情景なのだけれど……無色透明ならまだしも美しかろうが
[ミルフィオリの言った通り。 月の戯れは実に、気紛れで趣味が良いようだ**]
(194) 2017/10/08(Sun) 19時半頃
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シーシャ
[私は、彼に貸し与えた愛称を口にした]
ソレと闘い呑まれるか、私に手折られるか 選ぶかい
[眼を逸らす必要はない。私はこの体は美しく保たれていると感じていた。 手首に絡まる銀鎖が裸身に触れぬよう、胸の前に腕を持ち上げて注意も払っている]
(199) 2017/10/08(Sun) 22時頃
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