198 冷たい校舎村4
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―2F:食堂にて―
[不可解な出来事ばかりのこの場所で、私が至った結論は、 ここが夢の中である可能性が高いということ。
だって、そうじゃなければ説明がつかないことが、余りにも多すぎる。 ……痛覚や聴覚、五感が正常に作用していることばかりは、少しばかり説明がつかないのだけれど、それは追々考えることにしよう。
それに、万一、現実だとしても、緊急時だと言えばどうとでもなる。 そう自分を納得させて、私は彼の肩越し>>41に、 厨房に備え付けられた冷蔵庫の中を覗き込んだ。]
(95) 2016/09/17(Sat) 10時半頃
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[卵に、野菜。一通りの食材は揃っているらしい。 水屋の中の食器やら、調味料やらを確認していれば、 ぱちん、と、手が合わさる音がした。>>41]
作れないことはないけれど。
[念のため言えば、私がバイト先で料理を拵えているわけではない。 賄いの唐揚げも、揚げ豆腐も、全て料理上手の店長のお手製だ。
けれども、私だって、一人暮らしの身だ。 それなりに料理は出来る。
一番の気がかり、 彼の腹の虫のご機嫌を伺ってから、私は頷いたと思う。 私も、夜くらい、暖かい食事が食べたい。]
(96) 2016/09/17(Sat) 10時半頃
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すぐ作る。 ちょっと待ってて。
[棚の中から、使い込まれた調理器具を幾つか取り出して、 慣れた手つきで、野菜を切っていく。]
[30分もしないうちに、ふわふわの卵に包まれたオムライスが、二つ、完成しただろうか。 皿の隣に並ぶ味噌汁は、棚の中に仕舞ってあったインスタントのものだけれど、 それはまぁ、目をつぶっていただこう。
がらんどうとした食堂で、自分の料理を口に運ぶ。 味は悪くはないけれど、やっぱり、食堂のおばさんには敵わないな。 私に、おふくろの味は再現できない。知らないからね。
少しばかり悔しい気持ちになったけれど、向かいの席の反応が悪くなければ、 まぁ、良かったのではないかな、とか。そう思う。]
(97) 2016/09/17(Sat) 10時半頃
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[ひよこさんになれなかった卵に対して、同情を覚えるほどに、 可愛らしい女の子ではない私も、黙々と食事を終えて、 さて、皿を片付けようか。そう思った、その時。
チャイムが、鳴った。>>#0]
[掛け時計を見やる。8時50分。 朝と同じ時刻ではあれど、ここは夜間の学校ではない。 夜に、チャイムがなるわけがない。
それから、どん、と、何かが落ちたような、重い音。 遠くから聞こえたその音に、宍戸と顔を見合わせて、>>44 どちらからともなく、その場所に向かうことになっただろうか。]
(98) 2016/09/17(Sat) 10時半頃
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[酷く、奇妙な光景だった。 ブティックで見るような、白いマネキン。 制服を纏ったそれが、赤い血を流している。まるで、人間のように。
マネキンでしかないそれに、何となく見覚えを感じて、 困惑するクラスメイトの面々を見回す。何人か足りない。 力なく倒れるマネキンに、よく似たひとりが、見当たらない。]
(99) 2016/09/17(Sat) 10時半頃
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[けれど、私がそれを他者に問うことはなかっただろう。 その前に、冗談めいた―それでいて、真剣な響きの言葉>>47が、 呆然と立ちすくむ私たちに向かって飛んだからだ。
そういえば、まだ、食事の後片付けをしていなかった。]
……片付けてくる。
[自分のなすべきことを、無理矢理に見つけた私は、 踵を返して、再び食堂に向かっただろうか。
真面目な彼女のように、あの惨状を片付けること>>91が最善である、と。 分かっている。けれど、その時の私は、逃げるようにその場を後にした。]
(100) 2016/09/17(Sat) 10時半頃
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[あれが、トマトケチャップであるはずがない。 だって、さっき、口にしたばかりなんだから。
先ほど食べた暖かい食事と、無機質な廊下に広がった惨状が、 腹の中、ぐちゃぐちゃと混ざり合っていくような錯覚を覚えて、 食堂に駆け込んだ私は思わず、口元を抑えて蹲ってしまっただろう。**]
(101) 2016/09/17(Sat) 10時半頃
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―回想:ふたつの条件―
[高校に入る前、母は私に取引を持ち掛けた。
ひとつ、母に恥をかかせるようなことはしない。 これはそう難しくないと思った。 生来、素行は良かったし、成績も悪くはない。 規則や倫理を順守していればいいだけの話だ。
もうひとつ。これが厄介だった。 母に対して、毎月の仕送りを欠かさずにすること。
曰く、返済である、と。 母にとっては、気の遠くなるほどに長い時間だったらしい十五年に、 私が無条件に享受していた恩恵を、返してもらう時がきた、と。彼女はそう言った。]
(153) 2016/09/17(Sat) 18時頃
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[この二つの条件を飲め。さもなくば、親子の縁を切る。 そう言われれば、その話を一笑に伏すなど、私には出来なかった。
父の顔も知らない。頼れる親類もいない。 親子の縁を切られては、この社会で生きてはいけない。
金を得るにも、学ぶにも、病院に行くにも、 どこに行っても、私のような子供にとって、親の存在は必要になる。
だから、私は、母から持ち掛けられた取引を飲み込んだ。飲み込まざるを得なかった。]
(154) 2016/09/17(Sat) 18時頃
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[昼は学業に勤しみ、夜は居酒屋で働く。空いた時間で、課題をこなす。 この春までは、うまくやってきたつもりでいた。
けれども、無理をすれば、必ず皺寄せがくる。 保っていた筈の均衡は、傾き始めている。 短くなった睡眠時間、真っ白な参考書、明らかに下がった成績、迫ってくる受験。 隠しきれない隈、疲労。バイト先でも、心配される回数が増えた。
さて、崩れるのは、どちらが先か。*]
(155) 2016/09/17(Sat) 18時頃
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―回想:夜の街―
[夜の街は苦手だ。
倫理とか、規範とか、道徳とか、 私が好む単語を、蹴とばし、なじり、踏みつけている。 そんな顔を、時折、夜の街は見せることがある。
迷惑な客からも、耳を塞ぎたくなるような話>>66からも、逃れることが出来ない日は、 仮面のように、貼り付けた笑みを返せば、 大抵の客はご機嫌で酒を煽ってくれるのが幸いだろうか。今のところは。]
(178) 2016/09/17(Sat) 21時頃
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[こういう時は、父親譲りらしい、 チビで地味な自分の外見に感謝を覚えてしまう。 母は、私とは似ても似つかない、魅力的な外見をしているからね。 男を見る目はないけれど。
尤も、皮肉なことに、 私の生活を支えてくれているのもこの場所なので、 今日も、私は、耳を塞ぎたくなるような話に、 自分の常識を殺して、耐えている。*]
(179) 2016/09/17(Sat) 21時頃
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―回想:夕暮れの廊下にて―
心当たりはさっぱり。
[可能性から浮かんだらしい朝比奈の提案>>8に、私は小さく首を振る。 私はそこまで、友人関係に広くないし、 ましてや、死にたいなど漏らす人間、そうそういないだろう。 ないから、途方に暮れているのだ。
尤も、あったとしても、正しさやら正論が、さて、効き目があるものか。 もしかしたら、逆効果かもしれないね。]
(193) 2016/09/17(Sat) 21時半頃
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[そして、きゅーちゃん、という名前に、 あ、と思い出したように、小さく手を叩いた。
さて、ここが夢ならまだしも、 現実だとしたら、少々大変なことになる。 主に、ご近所さんとの騒音問題で、だが。]
早く帰って、餌、あげないと。 それから、朝の歌の話。今度、よろしくね。
[朝の会話を思い出して、私は少しだけ口角を上げた。 流行りの曲を口ずさむ家族のことを思い出して、少しだけ、沈んでいた気持ちが浮き上がったような気がした。*]
(194) 2016/09/17(Sat) 21時半頃
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―我が家の家族について―
[きゅーちゃん、もとい、きゅっきゅの話をしよう。
赤いオウム、もとい、コンゴウインコ。オス、年齢は不明。 我が家に来た初日から、「キューチャン!」とけたたましい自己紹介をぶっ放してくれたので、きゅっきゅと呼ぶことにした。 そのままでは芸がないからね、なんとなく。
彼が我が家に来た日。 知り合いの代わりに、彼の引き取り手を探していた。 そう、母は言ったけれど、彼―と便宜上呼ぶことにする―の高い知能は、その嘘を許さない。 母と、母の愛人の名前を呼んで、餌を催促するほどには、彼は母になついていたらしい。 けれども、彼女は、あっさりとそのペットを捨てた。]
(195) 2016/09/17(Sat) 21時半頃
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[私と同じ。そう思った。 鮮やかな羽に対して湧いた感情は、憐れみと同情と、 それから奇妙な仲間意識だったと思う。
彼の方はどう思ったか、それを知るすべはない。 けれど、母たちの名前を呼ばなくなるまで、 そう長い時間はかからなかった気がする。 やはり、オウムは賢い。
新たに増えた家族との生活に、問題がひとつあるとすれば、 お隣さんのギターと、それを真似る彼の声が、 郊外の安いアパートに響き渡るものだから、 それ以来、私は、シンガーソングライター志望の青年と、無言の睨み合いを続けている。それくらい。*]
(196) 2016/09/17(Sat) 22時頃
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―現在:2F食堂―
[胃をせりあがってきたものを、吐き出すことはなかった。 悲しきかな、食事を無駄にするなという自分の貧乏性が、それを許さなかったのだ。
それでも、吐き気は収まってはくれなかったものだから、 私は、厨房の隅で、縮こまるようにして蹲っていた。 だから、咄嗟に呼ばれた名前>>191で、ようやっと、彼女の存在に気付いたと思う。
あわあわと背中をさすってくれた手>>198には、小さく頭を下げて、 差し出されたグラスの水―中身に贅沢を言っている場合ではない―を飲み干して、 そこでようやく、私はまともに言葉を交わすことが出来るようになっただろうか。]
(208) 2016/09/17(Sat) 23時頃
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……ごめん、ありがとう。 助かった、本当に。
[頭を下げる。思えば、朝の靴下の件といい、彼女には世話になってばかりだ。 何だか自分がひどく情けなくなって、私は、彼女の顔をろくに見ることが出来ない。]
マネキンを見て、少し気分悪くなって。 けれど、大分マシになった。
[再度、小さく頭を下げてから、床に座り込んだままに、彼女を見上げる。 彼女も、さて、ここに用事があったのだろうか。それを問うように。*]
(209) 2016/09/17(Sat) 23時頃
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お茶を。 その、お願いします。
[冷蔵庫を開けた彼女の背>>213にそう頼めば、 彼女は、ペットボトルを持ってきてくれたか、グラスに注いだお茶を持ってきてくれたのか。 どちらにせよ、それを一口飲んでから、私は、ふう、と、息を吐いた。]
(233) 2016/09/18(Sun) 00時頃
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ここが、夢だとしたら。
[ぽつ、と、呟いた言葉に、彼女から反応はあったか。 或いは、ホストだのなんだの、突拍子もない例の話を聞いていないなら、 私の言葉は与太話にでも聞こえたかもしれない。
何にせよ、私は、お茶の水面を見つめたままに、言葉を紡ぐ。]
現実では、今、私たちはどうなってるんだろう。 それから、……須賀は、大丈夫かな。
[脳裏を過った、鮮やかな赤色と、彼によく似た出で立ちのマネキン。 再びこみ上げた嫌な感覚を下すように、私は冷たいお茶を胃に流し込んだ。]
(234) 2016/09/18(Sun) 00時頃
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[彼女は、弾けるような炭酸を飲んでいたのかな。 反応がどうあれ、それを横目に、私は立ち上がる。 大丈夫、足は震えてはいないし、吐き気も大分収まった。]
今日、学校に泊まることになるんだったら、 何か、毛布とか、探した方がいいかな。
[彼女に問うてみる。いいね、と同意でももらえたなら、 どこか、心当たりのある場所にでも、向かってみようか。*]
(235) 2016/09/18(Sun) 00時頃
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[夢の始まり>>241は、と、彼女の言葉に、私も考える。 朝は確かに、殆ど人と会うことはなかった。ここにいるクラスメイト以外の人間には。
なら、朝から?それとも、もしかしたら、もっと前から?
いや、分からない。憶測でものを言うのは、そこまで得意ではない。 現実だと思っていた自分がただの空想で、 もしかしたら、現実の私は違う道を歩いているかもしれない、なんて、 余りにも、空想小説めいている。
だから私は、小さく首を振るにとどめて、彼女の話に耳を傾ける。]
(316) 2016/09/18(Sun) 10時半頃
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[この世界における死の定義。 須賀そっくりなマネキンは、彼自身は、夢を見続けているのか、否か。]
死んだ後に、夢を見続けることは出来るのかな。
[ぽつ、と呟いた疑問は、二重の意味。 須賀と、それから、]
仮に、だけど。 死ねば、夢から覚めるとしても、 メールの主は、どうなるんだろう。
[夢から覚めれば、朝が、現実がやってくる。 委員長の話が全て真実だとすれば、メールの主は、一体どうなるのか。]
(317) 2016/09/18(Sun) 10時半頃
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[……これ以上はやめておこう。嫌な想像しかできない。 何より、全てただの憶測だ。むやみに振りまいて、不安にさせるわけにもいかない。
あぁ、それから。 グラスを放置>>244しておくのは、何となく気が引けるので、 もしかしたら、食堂を出る直前に、 田井さんを待たせて、グラスを濯ぐくらいはしたかもしれないね。
飛ぶ鳥跡を濁さず。自分の不始末くらいは、自分でするべきだ。]
(318) 2016/09/18(Sun) 10時半頃
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[道中、おずおずと尋ねられた質問>>244には、まぁ、少しだけ眉を顰めてしまったけれど、 ふるふる、私は首を横に振った。]
思ってない。
[即答。過去形であったなら、また答えは違ったかもしれないけれど。 少なくとも、今の私はそんなことを考えてはいない。 というより、考えてはいけない。そんな気がする。]
だって、私が死んだら、 きゅっきゅの世話をする人がいなくなるでしょ。
[少しばかり、問うた彼女がいたたまれないような表情>>284をしていたので、 ちょっとだけ冗談めかした調子で、そんなことを言ってみた。 全てではないけれど、理由の一つではある。間違ってはいない。
それより、と、話を切り替えるように、提案をひとつ。]
(319) 2016/09/18(Sun) 10時半頃
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男子と女子に分かれて、どっちかが保健室で、 どっちかが教室とか、どうかな。
あとは、3階の多目的室なら、 床が布地だったから、眠りやすいかも。
[男子諸君を警戒しているというわけではない。 けれども、男女が同じ空間で眠ることには、何となく気が引けたもので、 そんな提案をして、私は、どうかな、と彼女の顔を伺っただろう。
こういった時の舵取りには、 きっと、私より彼女の方が向いている。そう思った。
同意を得られるようなら、 教室、或いは多目的室辺りに運ぶための毛布探しの旅へ。 毛布を使うような場所で思い浮かぶのは、宿直室、それから、部室棟辺りだろうか?*]
(320) 2016/09/18(Sun) 11時頃
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―回想:夕暮れの教室にて―
[18時まで、という条件つきではあったけれど、 頼まれれば、断る理由はなかった。>>227 情けは人の為ならず。 ここのところ、頻繁に途切れていた集中を持続させる意味でも、丁度良かったのだ。
夕暮れの、橙に染まった教室の中で顔を突き合わせて、 黙々と数列を書き込むシャープペンシルの先を眺める。 間違いを見つければ指摘して、私も自分の参考書に目を落とす。 そんな時間、不意に放たれた問>>228に、 私は、首を縦に振った。]
(353) 2016/09/18(Sun) 15時半頃
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華美な化粧は、禁止されてる。 それに、あんまり困ったことがない。
[ばっさり、切り捨てたのち、 いつまでたっても埋まらないページをちらと見て、教科書をぱらと捲る。
床に固定された棒に突き刺してある、n枚の円盤の図。ハノイの塔。 それを示して説明を加えれば、こちらに向けられていた彼の視線は、 再びノートに落とされたと思う。]
(354) 2016/09/18(Sun) 15時半頃
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そういうのは、彼女にしてあげた方がいいと思う。
[御礼に対しても、ばっさり、切り捨てる。二回目。 アクセサリーには興味がない。
いや、あるけれども、 アクセサリーを手当たり次第に買いあさるうえ、 持ち前のセンスで使いこなす母親がいるもので、 どうも、装飾品の類が苦手だったのもある。
カラスの濡羽色に、きらびやかな装飾は似合うまい。
けれども、彼が食い下がるようなら、 女子力とは程遠い、近くのコンビニ名物、 からあげちゃんの限定味を頼むくらいはしたと思う。
色気はなくとも生きられる。 けれど、人間、空腹では生きられないものだ。]
(355) 2016/09/18(Sun) 15時半頃
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[その結果なのだろうか。 化学はさておいて、 数学で平均点をゆうに超えていた彼の答案>>229を見て、 私は小さく拍手を送ったっけ。
自分の答案―平均点を少し上回った程度の、 情けない答案を見せることは、決してしなかっただろうけれど。*]
(356) 2016/09/18(Sun) 15時半頃
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