103 宇宙の絆
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―――それは、…どうやって作るのですか。
[彼女が不意に見せる微笑。
柔らかなそれを自分に見るたびに処理遅延が起きた。 朗らかなそれを誰かに見せるたびに回路は相応しい言語を選び損ねた。
そっと、彼女の唇に指先で触れながら、微笑みの作り方を問う。]
………それは、―――…心なのですか。
[彼女に渡されるその安寧を、製造されて、初めて返したいと思った。 自分には、余りにも遠すぎる蜃気楼のような微笑。]
(-3) 2013/11/19(Tue) 23時頃
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[彼女の唇をなぞり、静かに腕を引いて、ボトルを再び開いた。]
グラスは必要ですか、このまま飲むと零しかねません。
[緩く頭を振りながら、切り替えて問いかけ]
(-4) 2013/11/19(Tue) 23時頃
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[彼女が差し出す全て。 それは熱に浮かされた一時の気紛れだろうか。 それとも、我が身には余る遥かなる心の在り処だろうか。
熱い指先の余韻を唇に残し、浅く頷いた。]
………ワレンチナ、教えてください。 ―――…貴女を、知りたいのです。
[断定的だった任務達成への語と一線を画し、彼女へと願いのように捧げた。]
(-19) 2013/11/19(Tue) 23時半頃
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[体調不良、接触不具合などと言う代物と縁遠い身ながら、彼女の傍を離れる足取りは何処か落ち着かない。 早々にグラスを手にして戻れば、彼女に誘われるまま寝台に乗り上げた]
……私は、貴女のその表情を好ましく感じています。 ワレンチナ、貴女の微笑みは、とても美しい。
[グラスに水を注ぐと、そっと彼女の手元へ。 両手で握らせるようにして、しっかりと持たせ]
(-20) 2013/11/19(Tue) 23時半頃
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貴女でなければ、意味がないのです。ワレンチナ。 貴方が、―――…良いのです。
[手を伸ばしても届かない宇宙を羽ばたくカモメ。 青い星の海を飛ぶ白い彼女。
唇から溢れた感謝の声と、放熱しきらぬ額に受けた唇に、ワレンチナ。と言葉にならぬ声が零れ。 彼女の指を手繰るようにして結ぶ。
彼女を決して放さぬように、星に手を伸ばすように。 どれほど指先に熱が灯っても、彼女の暖かさだけが紛れない。]
(-43) 2013/11/20(Wed) 00時頃
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― 個室 ―
[体内のナノマシン稼動を補助すべく、他の機能が低下し、スリープモードへ移行していく。 それは本来、ただのセーブモードに人らしい寝息や心拍数を足したものであるが、夢魔の領域>>5に突入したことにより、意味を変える。
―――センサが検出するのは65pps
彼女の隣で、深い眠りに落ちていくアンドロイドは、カモメの夢を見るのだろうか。**]
(15) 2013/11/20(Wed) 00時頃
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[そうして、掌を大切そうに引き寄せ、彼女を抱いて眠る。 星に、カモメに、手を伸ばしながら―――**]
(-46) 2013/11/20(Wed) 00時頃
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【夢】
[頭上には満天の星空、視線の先には摩天楼のように聳える大量の書架。 何処までも整然と並べられた書架の合間には地平線すら見える空間。 まるで、巨大な図書館を星の海に浮かべたような。
書架に大量に詰め込まれた本は一冊一冊が重く。 一冊、中身を開けば数式が並び、更に隣の本を開けば0と1のみで構成されたものに当たる。
普段、夢を見ないアンドロイドにとって、擬似的なパルスを受けて作られたのは大量のデータを保存する中枢機構。 生き物の気配がせず、進めども進めども同じ光景が広がるが、書棚をよくみれば僅かに角度を持っており、放射線状に整列されていると知れるだろうか。]
(-124) 2013/11/20(Wed) 20時頃
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[星の明かりだけにしては、視界はクリア。 風もない、音もない、ただ情報ばかりの世界。]
(-125) 2013/11/20(Wed) 20時頃
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[放射線状の中心に近づくほどに、情報は己の深い場所に関わるものとなる。
これまでのテストデータ、企業への特秘回線を開くコード、 ベポナ人の嗜好、数多のレシピ集、人間の味覚についての論文、 エンデミックの気象データ、重力及び磁場の観測記録、
――――そして、彼女の経歴、身体情報。
中には幾つか、表紙すら開けないものがあるが、それはまだ処理できていない感情を閉じ込めるファイル。 タイトルすら綴られておらず、まるで何処にしまうべきか迷うように各所に点在する。]
(-126) 2013/11/20(Wed) 20時頃
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[無機質な世界に、綺羅綺羅と泳ぐ流れ星がひとつ。
パルスが齎した外部干渉は、彼女の精神とリンクする。 外部からの接触について、強固なファイアウォールを有するが、地平線が微かに揺れただけで、彼女の意識を追い出すことはなかった。
元々、彼女に添うよう調整されている。 機密事項を抱える中心部に到達しても、イリーガル・アクセスとして検出出来ない。
流れ星が、秘匿すべき奥底へ落ちていく。]
(-133) 2013/11/20(Wed) 20時半頃
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[放射線の交差点。 もっとも深い中心地には、白い台座がひとつ。 その上に乗せられた黒い本がひとつ。
それは、JAMESが遂行中の最重要事項を綴ったファイル。
『スターウルフでの人格OSテスト
及び、
ワレンチナ・ローゼンフェルド中佐に対する人的諜報ヒューミントについて』
と題字に銀箔が打たれていた。]
(-134) 2013/11/20(Wed) 20時半頃
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/* 階級間違えたぁああああ!!! 少佐って打ったはずなのに…!
(-135) 2013/11/20(Wed) 20時半頃
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――――…ワレンチナ?
[驚きの混じる声が無音の世界に生まれた。
回路にアクセスする存在に、働かぬファイアウォール。 光の粒子が集まり、原因追求へと繰り出した青年の形を取る。
疑問の色を孕んだ声は、何故彼女がこの場所にいるのか。と言う意味と、普段よりもずっと長い金髪に確認を込めて]
(-153) 2013/11/20(Wed) 21時半頃
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[彼女の声には微かな幼さが混ざる。 自己を律し、研鑽に励む今の彼女より、若く見えた。
精神リンクが起こっているのだと察するまでにそう時間は掛からない。 トン、とリノリウムに似た大地を蹴り、彼女の傍へ―――自身がデータを貰うけるよりも過去の相手の傍へと距離を削る。
彼女の腕の中の黒き本は、最重要機密の記載された任務ファイル。 それを目の当たりにした途端、ふわりと彼女の金糸を揺らす風が僅かに生まれた。 まるで己の焦燥を表現するかのように。]
―――貴女に、そのファイルのアクセス権はありません。 開かないでください、読んではいけません。
(-170) 2013/11/20(Wed) 21時半頃
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貴女が読むべきではない。 ―――…これは、きっと貴女を傷付ける。
[満天を抱いていた空から星が失われていく。 それは、中枢にあって紛れもなくエラーを示すシグナル。
彼女に初めて吐いた嘘。
彼女を傷付けるために読ませたくないのではない。 まして、遂行すべき任務のためでもない。 他の誰でもない、自分のために吐いた嘘。]
(-174) 2013/11/20(Wed) 22時頃
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[彼女の微笑に、あんなにも求めていた微笑なのに、どうしようもなく胸が痛い。 今の自分はデータの集合体でしかなく、痛覚すら存在しないのに。
僅かに瞳を揺らすと、そっと彼女に掌を差し出した。 指先が黒い本の表紙をする、と撫で]
(-176) 2013/11/20(Wed) 22時頃
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―――…貴女が、これを知れば。
[彼女はきっと。
減った星は、周囲に薄闇を撒き、続く言葉を口にするのを躊躇う。 本の上で、自らの五指をきつく握りこんで、表紙を掻き]
………貴女はもう、私に笑ってくれない。
[顎を引き、双眸を伏せて、小さな声が白い床に落ちた。]
(-179) 2013/11/20(Wed) 22時頃
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[少女が泣いている。 悲しい時に溢れる人間だけが零す雫。
考える間もなく、咄嗟に腕が伸びた。 彼女の二の腕を捕まえ、力強く引き寄せる。 まるで電子が四散するように、彼女が消えてしまう気がした。
彼女を抱きしめる両腕。 己が秘密として抱えてきた本が足元に落ちた。]
―――何故、泣くのですか。 ―――…今の貴女の微笑みは、私に理解できない。
悲しいのに、如何して笑うのですか。 ……如何して、笑えるのですか。
(-195) 2013/11/20(Wed) 23時頃
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―――教えてください、ワレンチナ。
何故、貴女を抱いていると安定するのですか。 何故、貴女が泣いているとOSが軋むのですか。 何故、貴女の笑顔を、こんなにも身体が苦しいのですか。
[答えを持たぬアンドロイドが、立て続けに質問を繰り返し。 彼女を抱く腕から力を抜くことが出来ない。
ワレンチナ、と少女の名を繰り返し、吐息を漏らしながら]
―――……これが、心だと、言うのですか。
(-202) 2013/11/20(Wed) 23時頃
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貴女の微笑みは、好ましく感じます。 ……けれど、そんな笑い方を私は知らない。
[彼女の微笑が、こんなにも苦しくなるなんて、知りもしなかった。 誰かを抱きしめて、こんなにも安堵するなんて、知るはずもなかった。
相応しい言葉を探しきれずに抱擁の圧が増す。]
私は、―――…目的の為ではなく、任務のためではなく、貴女を、喜ばせたいのです。ワレンチナ。
(-217) 2013/11/20(Wed) 23時半頃
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[途切れがちの彼女の言葉を聞きながら、彼女が堪えきれぬように声を荒げれば、知らない言葉の代わりに、行動に出た。
この胸を、回路を、機械の身を軋ませる彼女の一挙一動。 切なさも、恋しさも、愛しさも知らなかった冷たいメインフレームに、初めて情動を自覚する。
彼女の顎を取り、突き動かされるままに口付けた。]
(-248) 2013/11/21(Thu) 00時頃
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[触れる唇から、彼女の体温が伝わる気がする。 もっと、と求めるように舌を閃かせ、彼女の唇を割った。
ささやかな声を口腔で聞いて、回路が急速に巡り出す。 まるで早鐘を打つ心臓のように。]
(-253) 2013/11/21(Thu) 00時頃
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[彼女を決して、この腕から零さぬように。 傍に留めるように。
彼女は、自分にとって、データより重く、任務より優先すべき、――――*大事な女性*]
(-256) 2013/11/21(Thu) 00時頃
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[彼女から今までずっと感じていた温もりは、体温に因るものだと考えていた。 火照るように熱を持つ電子の指先よりも、ずっと柔らかく温い。
もう少し触れていていたい、もっと彼女を知りたい。 そんな単純な願望がエラーコードと摩り替わり、彼女の名前が中枢回路を流れていく。]
―――…ワレンチナ、私は貴女に触れることが好きなようです。
[自分の行動にも関わらず、初めて知ったように口にして。 少しだけ首を傾ければ、彼女を伺い見る青の眼差しが微かに撓む。]
(-376) 2013/11/21(Thu) 21時頃
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[恭しく、彼女と視座を重ねながら、指先に唇で触れて、甘いノイズを立てた。]
これが、嬉しいという感情なのですか。 想像より、ずっと、――…ずっと、回路が早く回ります。
[彼女を抱きしめるように引き寄せる。 泡沫のように陽炎う姿に、何度も抱いた諦観を捨て、繋いだその手を手繰る。]
(-378) 2013/11/21(Thu) 21時頃
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[カモメが空をどれほど旋回しても、 巣へと間違いなく戻るように、自分は彼女の傍へと還る。]
―――…ワレンチナ、私もです。 貴女と居ると、とても嬉しく感じます。
[きっと、自分はその為に、産まれてきたのだ。]
(-379) 2013/11/21(Thu) 21時頃
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― 部屋 ―
[緩々と瞼を起こせば、目の前には寝起きの彼女。 スリープモードからの覚醒までに、数秒のタイムラグを費やし、暫しアンドロイドらしからず茫洋とした心地で微睡。 数度瞬きで双眸を洗浄し、おもむろに彼女の手を引いた。
折角、睡魔を払って起きた彼女の努力を意に介さず、広い寝台で傍らに寄り添わせようか]
―――おはよう、ございます。ワレンチナ。 よく眠れましたか?
[行動と矛盾した言葉を投げかけて、顔貌を寄せ]
(-382) 2013/11/21(Thu) 21時頃
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[五指を絡めて、体躯を横臥させたまま、彼女の声に耳を傾け。 しかし、その声色から夢で見た少女よりも硬い感を受け取ると、もう一度瞳を瞬いた。]
―――…はい、了解しました。ワレンチナ。
[相手の背中に腕を回し、己の胸の傍へとぽすりと寝かしつけ、その背を緩々と撫でる大きな掌。 一見すれば、寝物語のようにも見える風。 それらを真顔でやってのけるアンドロイドが一機。]
(-387) 2013/11/21(Thu) 22時頃
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[彼女に腕を払われて、シーツに落とすと、言語機能だけでなく身体機能にも覚醒を促して、ゆっくりと重い体を起こした。 寝台の上で相手と向き合いつつ]
いいえ、私が貴女を間違える筈はありません。
[微妙なニュアンスを理解しないアンドロイドが、はっきりと告げた。 この宇宙の何処に居ても、彼女だけは探し出せる。 断定的な口調で反論を返し、続いた言葉には首を左右に振ってみせた。]
―――…私の一存ではその機能を起動させることが出来ません。 何らかの障害によって、一時的に保持した記憶の再生に失敗することは起こりえますが、何一つ忘れず覚えています。
(-400) 2013/11/21(Thu) 22時半頃
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