218 あした、ぼくはきみになる
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― 電車 ―
あ。トッキーだ!おっはよ〜!! あっついねー。
[ クラスメイトと目線が交われば。>>13 ぱちり。まつげバサバサの眸で瞬き一つ落とした後。 ひひひと笑顔で手を振ってから、扇を作って仰ぐ仕草。
アタシは基本知り合いをあだ名で呼ぶ。 愛称に紛れてしまえば アタシの“みるふぃ”も目立たないんじゃないかって。 そんなちょっとした、打算。 最も勝手に付けられる方は不本意だったかもしれない。
それ以上こちらから話を続けることはしなかったかな。 トッキーは真面目な生徒だから。 アタシみたいな騒がしい子に話しかけられたら、 困らせてしまうかもしれない。 ]*
(14) 2017/06/04(Sun) 10時半頃
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― 教室 ―
( あ。ライン着てる )
[ 気付いたのは、化粧を直し終えて席に着いた頃。 ちらり。視線と意識を傾ける。 私の斜め前の席。 不在なのはわかっている。 それを伝えるものだから。>>7 既読スルーなどもってのほか!すぐに返事を打つ。 ]
『 マジか〜!寝坊とか?しょこにしては珍しいね。 さては昨日夜更かししてイケナイことしてたな??? ………あとでこっそり教えてね💕💕 慌てないで気を付けて登校するんだよ〜 』
(15) 2017/06/04(Sun) 11時頃
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( ちょっとテンションうざかったかな? )
[ まあセーフにしておこう。 派手っ子演技も二年目ともなれば判定が甘くなる。 ]
『 流星群?かっこいいじゃん。 あ。そだそだ。夏祭りさー。一緒行こうよ! しょこが彼氏と行くならさ。 遠慮して物陰から見守るけど☆ 』 [ 最後に可愛いのか可愛くないのか?絶賛審議中。 柱の影からこちらを見詰めるモンスター。 いわゆるぶさかわキャラのスタンプをぽんっと一つ。]
(16) 2017/06/04(Sun) 11時頃
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………彼氏かぁ。
[ 口に出した途端、頬がかぁと朱に染まる。 大丈夫。同じ色のチークが覆い隠してくれているはず。 赤色が熱を持っていることに気付いているのは美風だけ。 それでも、ぶんぶん首を振って思考を散らした。
流石に彼氏の単語だけで顔を赤くするほど初心ではない。 今朝、下駄箱に入っていた、“ アレ ”のせいだ。]
( す、好きですって。書いてあったんだけど。 )
[ トイレの中で便箋を握りしめて。二度見、三度見した。 中学校時代なら悪戯だと思ったけど。 高校の“ アタシ ”はそう言うキャラではない…はず。]
(17) 2017/06/04(Sun) 11時頃
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( どうしよう? どうしよう?? )
[ 沸き立つ心。 どうしようって。 ――――――そんなの、決まっている。]
( ……その人が好きなのは。 “ 私 ”じゃないんだよね )
[ こころが、急激に冷えていくのがわかる。 告白されたのは、創り上げた偶像である“アタシ”だ。 その内面が内気で根暗な“私”だとバレたら。 そんなのさ、言うまでもないで、しょ? ]
(18) 2017/06/04(Sun) 11時頃
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[ 差出人の名は書かれていない。 直接会って名乗ると書いてある。 呼び出しの日を示す数字は、今日より少しだけ後。 ]
………。
[ ため息は落とさない。 “ みるふぃちゃん ”は、いつも明るく元気な女の子だ。 だから笑みを顔にのせて。
落ち込むのはいつものように、 誰の視線も届かない自分の部屋で。 ]*
(19) 2017/06/04(Sun) 11時頃
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/* 宿借りなれなかった、残念…!
初日以外日記書いてないよ!って設定を作ってしまったので。 とりあえず平和じゃないイベントを作らなければ。
(-6) 2017/06/04(Sun) 11時頃
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/* ば、バイト設定被ったった! 落としてもいいかな。 ごごごごごめんね!
(-13) 2017/06/04(Sun) 14時頃
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[ ―――ちりん。
軽やかな鈴の音。 それに負けないくらい可愛らしい音色が 背中の衝撃と同時に降って来る。 ]
ふ、ふおお――!!! しょこおっはよー。びっくりしたなァ、もう〜。
[ にひと笑って挨拶。 ( 本当にびっくり。まだ心臓がばくばくしてる ) ]
今日も可愛いねー。 そだそだ。今朝電車でトッキーと会ったよ。
[ 動揺を押し殺して。 確か二人は幼馴染だったと。 記憶の引き出しを引っ張り出す。 ]
(26) 2017/06/04(Sun) 14時半頃
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[ “可愛い”と、口にした言葉は嘘ではない。 しょこは可愛い。 ほっぺはぷにぷにで思わず突っつきたくなるし。 小動物のような大きなうるうるお目めも 見る人を惹きつける。
背中から伝わる感触からもわかるように。 ささやかなサイズのお胸も可愛い。 本人が気にしているのも、さらに可愛い。 ]
( うーうー )
[ 胸の内で唸り声を鳴らす。 可愛い衣装を身にまといながら、 慎ましやかな箇所を気にするしょこが見たい。 ――――つまり水着姿だ。 ]
(27) 2017/06/04(Sun) 14時半頃
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[ なのでプールとか、是非ともお誘いしたいんだけど。 プールとアタシは相性が悪い。 お化粧という魔法が解けてしまったら きっとアタシはアタシを保てないから。
ウォータープルーフタイプ試してみようかなと思うけど。 お値段もそれなりだし。 絶対に剝がれないメイクなんてものは無いのだ。]
そうそう。アタシさ。今日バイトの面接受けるんだ。 受かったらお祭りで奢ったげるね。 童顔のしょこの彼氏役もーらった!
[ ラインの分を引用しつつ、 じゃーんと求人雑誌を広げて見せる。 ……それとは別にして、やっぱりお化粧代は高いんだ。 お小遣いだけでやりくりするのは大変。 帰宅部なのを利用して、放課後働ける所を探してた。 ]
(28) 2017/06/04(Sun) 14時半頃
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[ 雑誌が示す場所は喫茶店。 制服が可愛いのが決め手。 ……スカート、ちょっと短いけど。 “アタシ”的にはきっと大丈夫―――――?
( ―――本当は、
私の知らない街に住んでいる。 私ではないどこかの女の子みたいに。 本屋さんで働いてみたかったんだけど。 …………それは言っても仕方のないこと。 )
(29) 2017/06/04(Sun) 14時半頃
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( ラブレターの件。しょこに相談してみようかな? )
[ バイトが無事受かるかどうか。 それとは別の、もう一つの考え事。 しょこはアタシの一番の友達。 普通だったらきっとそうする。 ( でも。アタシには言えないことがある。 )]
…………………。
[ 自分が作った壁のくせに。 なんだかしょこが遠くにいる気がして。 ちょっぴり寂しさ?を覚えているうちに。 朝の時間はゆるやかに過ぎていく。]*
(30) 2017/06/04(Sun) 14時半頃
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/* ふぅちゃんって呼んでくれてることいれそびれたぞ!?
(-14) 2017/06/04(Sun) 15時頃
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[ アタシの友達は。 アタシが思っているよりずっと大人なのかもしれない。
初めましての後の自己紹介は アタシにとっては慣れた憂鬱な時間。 でも今はそこに少し異なる記憶が混じり込む。 ふぅちゃんと呼んでくれた大きな瞳。>>21
貴女がアタシの視線の先に、瞳に映るものに。>>34 気付いてくれてるって、気付けたのなら。
―――……ね。 アタシも、勇気を出せるのかな? ]
(47) 2017/06/04(Sun) 17時半頃
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トッキーおはよう!にかいめっ そだそだ。今度花火大会あるじゃん? トッキーも一緒に行かない?
[ 視線を感じれば、くるり、ふわり。>>46 髪を揺らしながら振り返り。 じぃ…と見つめ返してから、にぱっと笑う。 その後は有無を言わせぬマシンガントーク。 ]
なななななな〜んと!!! 今ならこのしょこの! 可愛い浴衣姿が見れる特典が!付いてくるんやで!
[ はてな?しょこは浴衣にするって決めてたっけ? アタシは浴衣姿が見たいなぁって。>>21 遠回しに、お返事。 ]
(48) 2017/06/04(Sun) 17時半頃
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[ 二人は幼馴染だし。 男の子が増えても、きっと大丈夫。 だいじょーぶ? だいじょーぶ! ]
両手に花が恐れ多かったら。 トッキーも友達誘っていいからさ。 人数多い方が楽しいし!
[ 男子一人だとちょっと気まずいかな?と最後に付け加え そこでマシンガンの弾を撃ち尽くした。 あとは返事待ちの姿勢に入る。 ]
(49) 2017/06/04(Sun) 18時頃
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[ ……男の子に声をかけるなんて。 “私”じゃ絶対無理だった。
私なのに、アタシじゃない。 脳内で二人分の感覚がゆらゆら揺らめいて。 アンバランスさにくらくらする。
返事はどうだったかな? HPを知らせる鐘の音で有耶無耶になったかも。 ]**
(50) 2017/06/04(Sun) 18時頃
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/* >HPを知らせる鐘の音
サイトかな????(ヤケ)
(-19) 2017/06/04(Sun) 18時半頃
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/* PとRって似てるよね!!!うわーん。 タイピングは関係ない?知ってる!
(-20) 2017/06/04(Sun) 18時半頃
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[ ――――……たまに 感じる 幼馴染二人の間に流れる空気は、
まるで淡雪のように清廉で繊細で。>>64>>66 アタシが無遠慮に入り込んだら溶けて崩れてしまいそう。 だからそっと見守るだけ。 ]
ひひ。 んじゃ約束ね。
[ そう会話を打ち切って。 彼らの間で交わされた“感想”の約束。 良い結果をもたらすのを祈るにとどめる。 ]
(90) 2017/06/04(Sun) 22時半頃
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[ 改めて前に向き直れば。 チャイムの音に紛れて。 ――― “ ひらり ”
視界を横切る、宙を舞う、季節外れの白いもの。 咄嗟に手を伸ばして、掴み取り。 持ち主に向けて掲げて見せる。 ]
もしもし、そこのおにーさん。 あなたの未来。 落としましたよ?
[ 声におどけた調子を含ませ微笑んだ。 ]
(93) 2017/06/04(Sun) 22時半頃
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( ………進路希望調査、か )
[ ちらり。手の中の用紙を一瞥する。 美風は多分、自身の学力にあう大学名を。 一つ、二つ、三つ。 上から順に埋めて―――はいおしまい。
目の前の人はどうするんだろうね? もし映す眸が僅かでも憂いの色を滲ませていたのなら。]
お悩みならあれだよ。 「素敵なお嫁さん♡」 ―――って埋めておけば、OKOK!
[ そんなことを言って。 呆れさせてしまったかもしれない? ]
(95) 2017/06/04(Sun) 22時半頃
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( ………なぁんて。 )
[ 自嘲するように笑うのは。 アタシの中の私の役目。 ]
(96) 2017/06/04(Sun) 22時半頃
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[ ―――そんなわけ、ないよねぇ。 ]*
(97) 2017/06/04(Sun) 22時半頃
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そうそう。 おねーさんはね。今、キミの未来を救ったのさ。 めいっぱい感謝してくれてかまわないよ?
[ すくう?掬う?救う? 自分で言っておいて図々しいなとくつり、と笑う。 我ながらなんとも都合のいい漢字変換。 ]
なゆぽんのウェディングドレスは任せといて。 級友のよしみでバッチリかわいーやつ見立ててあげる。
[ 級友。口に出して頷く。 うん。なゆぽんはアタシの級友だ。 ………しょこと違って、アタシに幼馴染はいない。 仕方ない。自分で選んで自分で置いてきた。>>0:25 ]
(130) 2017/06/05(Mon) 10時半頃
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[ 後悔はしていない。 ただたまにキュッと胸の奥が縮むような錯覚。 まるでこの世界にアタシは一人ぼっちであるかのような そんな、なんとも自分勝手な孤独感を抱くだけで。]
やーん。 しょこはアタシが貰う〜! お嫁さんなって!幸せになろ!!
[ 甲高い声を響かせ、斜め前に手を振れば。>>99 そろそろ邦佳せんせに怒られてしまったかもね? ]
(131) 2017/06/05(Mon) 10時半頃
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[ いちじかんめ。えーご。 英語の授業は好きだった。 というか教科書を読むのが好き。
―――― 物語を辿るのが、好き。 辞書を片手に単語を調べて。 いつの間にか数ページ先を訳していることも珍しくない。
そこに広がる世界は。 アタシには見ることのできない、まるで夢みたいな世界。 その世界の片鱗を、主人公の瞳を通して ちょっぴり、分けてくれるようで。 だから。“ 私 ”は本を読むのが好き。 ( それは、もしかしたら。それだけじゃなくて ) ]
(132) 2017/06/05(Mon) 10時半頃
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[ ―――……反面、
現実世界を生きる、ここにいる私は。 内気で根暗で臆病者で。 嘘吐きで弱くて、造り物の自分しか見せられない。 とても物語の主人公になれる器ではない。 なんとも、ちっぽけな存在。 嗚呼。 私は、―――アタシ、は――― 自分以外の存在になりたいのかもしれない、ね? ( 自分が好きではないのかもしれない ) ]*
(133) 2017/06/05(Mon) 10時半頃
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― 昼休み ―
[ にぃ、さん、よん。と飛んで、―――昼休み。 たたたと、近付いてくる猫さんの姿。 自然と笑みが浮かぶ。]
いいよー。机くっつける? それとも三角屋根のところ行って、外を見ながら食べる?
[ 断る理由は一個もない。 アタシの今日のご飯は、サラダとパンと野菜ジュース。 来る途中で買ってきた。
しょこの望むところに移動して。 さて。女同士の話を咲かせようか。 ]
(134) 2017/06/05(Mon) 10時半頃
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